適当、気分屋、刹那主義。

タイトルそのままに書きたいことを書いて自己完結します。 主に写真と及川光博な日々になるかと。

ラグナロク:Re 1巻


はい、5千年待つ必要もなくついに復活。
「小説家になろう」に投稿を始めている時点でこの結果が来ることは感じていました。
なので途中から読むのやめて、文庫が出るまで我慢ガマン。


過去の感想


やっぱり小説って文庫で読むほうが楽しい。
そして軽妙でありつつ血なまぐさい文章は、指でページをめくることで面白さを加速させる。

「黒き獣」をベースにリビルドされた本作は、やっぱり次々と鮮血が飛び散り骨が砕ける展開へ流れ込んでいく。そのスピード感はかつてのラグナロクらしさを持っていた。
一方で会話劇のほうも洋画のウィットさがそこかしこに漂っていて、僕なんかはこういうのだけでも十分に楽しい。

そしてリビルドであることの面白さとして、旧作の登場人物たちが1巻からどんどん登場してくる。旧作では核となるキャラクターはほぼ登場していたので、リビルド版でどうリロイに関わってくるのかが旧来のファンにとっての楽しみとなる。

その点で言うと、リロイと初めて接触したヴァルハラの社員がカレンなのは意外であった。旧作では目立たないわけではないものの、周りがぶっ飛んだ女性だらけだったせいでイマイチ印象に残りづらい惜しいキャラだったが、リビルド版では面倒見のある大人の女性として良い雰囲気を出している。

さらに登場してきたリゼルはやっぱり飄々とした掴みどころのない人物。でもリロイと初接触したヴァルハラ社員のイメージが強く、2巻までのラグナロクの印象を大きく変えた衝撃も含めて思い出深い。それだけにちょっとファーストコンタクトは弱く感じた。
だがその悪意ないだけに厄介なセリフの数々は健在で、廃人間違いなしの自白剤を自慢げに話すなど、リロイをもってして「――おまえら本当にえげつないな」と辟易させるのはさすがだ。
旧作だと主にSS級が人格的にも規格外な連中が多かったせいで、中間管理職の哀愁を漂わせがちだっただけに、この無邪気な邪気をもっと発揮してほしい。

そしてここで登場するとは思わなかったSS級のアグナル。旧作では4巻で登場し、即退場してしまっただけにやや影が薄いのだが、「シンプルに強い」というSS級の凄みを体現しているので結構好きなキャラだ。
リビルド版ではやはりリロイと1戦交えるが、そこには別格の達人が稽古をつける余裕さを漂わせている。

さらに鋼糸使いのレニーまで出てきて、最初からヴァルハラ関係者が4人も登場。当時の世相でガン黒系女子のレニーだったが、リビルド版ではもともと褐色肌の民族出身となっていた。こちらは旧作と性格などが変わらないようだ。


そして重要人物であるアシュガン。旧作同様、己の出自への消えない疑問を抱え、哲学者じみた静かさに獣の獰猛さを内包する良いキャラだ。
自分が何者かという答えの見出だせない自問自答に惑うアシュガンと、答えをすでに見出しているリロイとの対比が面白い。
なにしろリロイは見た目こそ人間だが、一度目覚めた獣性の凄まじさは常軌を逸している。異形であるアシュガンよりもさらに得体の知れない何かと共存しなくてはいけないのだから、迷っていられるほどの余裕もないだろう。
だからアシュガンが「おまえは、何を選んだ」と問うても、「決まってるだろ。――リロイ・シュヴァルツァーだ!」とシンプルに断言できる。


本作は非常にシンプルだと感じる。
「黒き獣」の時点でその面白さは当時のライトノベルになかったアクション映画の要素に起因するものだった。
面白いアクション映画は、ベースとなる物語を小難しくする必要はなく、アクションを楽しむためのエッセンスとして物語があれば良い。そしてアクションが面白いから物語も面白くなるという循環効果を生む。

ラグナロクも同様に、アクションのための物語があり、そのためのギミックとしてキャラクターが配置されている。リロイの不死性はその最たるものだし、ヴァルハラとリロイの関係性は時と場合によってコロコロと変わるからこそスリリングだ。

もう一度、自分が本当に面白いと思えるものを書きたいという原点に立ち返った本作には、旧作の末期にあった閉塞感から解放された力強さと、経験値を得たからこその描写力で見事に再構築された。
現在「小説家になろう」では2巻収録予定分の一部まで読めるが、やはりここは文庫まで待ちたい。



年内に3巻までは行きたいという発言からも、モチベーションの高さが伺える。



さて、文庫化したということは当然イラストもつくということになる。
おそらくほとんどの旧作ファンは、やはりイラストならTASAしかいない!と思っていただろう。僕も思っている。
だがリビルドを強調するならビジュアルを刷新する必要があるのもわかる話だ。今回イラスト担当になった巖本英利氏はリロイをシャープにカッコよく描いている。
もちろんTASA版リロイと比べて2枚目成分が増しているので、そこに違和感を持つこともあるだろうが、挿絵を見た感じでは粗雑さも出しているので十分慣れるし、リビルド版の魅力のひとつにもなるはずだ。
なにより旧作のデザインをかなり取り入れてくれているのが嬉しい。こういうところに編集者の気遣いが見える。

正直に言えば、ラグナロク自体が今どき売れる作品になるとは思えない。それでも「あなたと仕事がしたい」と言った編集者は、今だからこそこの作品に再びスポットを当てたかったのだろうし、当然20年前のラグナロクを好きだったに違いないと勝手に思っている。



こっちの少年っぽさが残る(つまりヤンチャそうな)リロイもカッコいい。




一応、この感想書くにあたって新旧リロイを描いてみようと思ったけど、2週間悩んで結局描けなかったんでやめました。へたくそ。
  • Posted by セセラギさん
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  • 18:15 | Edit

4月の桜だった話。

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桜でした。

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名所よりも、地元のちょっと良いスポットくらいの桜が好きかもしれない。
と、ここ数年思う。


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千代保稲荷。


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墨俣城。


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桜でしたね。
  • Posted by セセラギさん
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  • 14:06 | Edit

3月の梅だった話。

もうすっかり、写真撮ったら1ヶ月は寝かせるスタイル。

梅の時期にずいぶん前から気になってた月ヶ瀬梅渓に行ってきた。雨が続いたので花の盛りにはちょっと遅いかな、と思ったらこれからが見頃を迎えるときだったらしい。


K_5_0206
見頃前。
満開ならさぞきれいでしょうなあ。


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まるで桜のごとくそこらじゅうに梅。
満開ならさぞ。


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一面に梅園。
満開なら。


のんびり歩けるほどよいサイズの良い場所でしたが、満開の時期はけっこう手狭になってしまうのかもしれない。



消化不良だったのでなんとなく奈良公園に行った。

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5~6年ぶりくらい?


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鹿はあいかわらずの我が物顔で。


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天気の良い日だったので、鹿も木陰でのんびり。


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流し目。


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正対。


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春日大社は改修がすっかり終わって鮮やかになっていた。


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ここにも梅。


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出待ち鹿。


K_5_0305
創建千二百五十周年。桁が違う。


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親子。



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若草の季節、みんなはむはむ。



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鹿のお尻ってなんかいいよね。


そんな3月でした。
  • Posted by セセラギさん
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  • 20:53 | Edit
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