よく来たな。俺は雪菜帝督だ。


今回はおまえらに『ぐだぐだ看板娘』礼装の使い方を教えてやる。
いつも文体が違うのはこのブロゴのせいだ。


俺はこのブロゴを読んで強いしょうげきを受け、心がメキシコの荒野に旅立ってしまった。
なので、今回だけは俺はこの文体でブロゴを書くこととする。


俺のことを偽物扱いして指差して笑う奴もいるだろうが、おまえが賢明なら偽物が本物に敵わないなんて道理はないことを剣が林立する荒野で学んでいるはずだ。


偽物を馬鹿にする奴はどれだけ金ピカであろうと、できそこないの聖杯に押し寄せられてセリフを言い切ることもできないまま死ぬ。ニューメキシコ州とはそういうところだ。


次回からは文体はもとに戻る。安心しろ。





俺は今日までさまざまなきょうてきと戦ってきた。
俺の戦いぶりを見たおまえたちは、コージロLV100とかもうひとつの結末LV100とかナチョス屋の親父とかアンデルセンのはくいとか目立つものばかりに目が行くかもしれない。


しかし、ひ弱な俺がバンデラス溢れるFGOの荒野を生き抜いてこれたのには、コージロたちの他に隠し玉があったからだ。


そいつの活躍は地味だが、目立たないからと侮った相手を後ろから撃ち抜く…いわばギターケースに隠した銃のようなアイテムだ。


その銃がなければ、俺はとっくに「お腹減りたまえ…!」とかのフーリガンに殺され、無残な骸を放課後の路地裏にさらし、つまらない漫才に身を捧げる人生を送っていたことだろう。それを「計算通りです!」と言える強さがあるなら、おまえはここから先は読まなくていい。




話を戻す。
そのギターケースに隠した銃というのがこの礼装だ。






『ぐだぐだ看板娘』だ。


最近ピックアップが来たばかりだから持っているヤツも多いだろう。
この礼装のチョースゴイところは攻撃力アップ60%(3ターン)とかいうスゴイ数値に加えて、ターゲット集中3ターンというスゴイ持続効果を持っているところだ。
スゴイ効果が二つ合わさってチョースゴイことになっている有様は、筋肉と体格の両方に恵まれたアーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせる。


どうして看板娘がアーノルドをやっているのかについては諸説ある。


これは俺の推測だが、おそらくターゲット集中は当初デメリット効果としてもデザインされていた体と思われる。
じじつ、かつてターゲット集中スキルのエフェクトはデバフエフェクトだった。(しゅうせいされた)
なので、看板娘は「攻撃力がチョー上がる代わりに集中狙いされちゃうよお」というジレンマ的デザインの礼装だったとおもう。


だが、蓋を開けてみると予想外にターゲット集中の方もメリットの塊だったために、チョースゴイ礼装となった。そういうことだ。


もう一度言うが、これはあくまで俺の推測だ。
ずのう明晰な運営は、最初から二つの効果をメリット効果としてデザインしていた可能性もじゅうぶんにある。
だから、俺の推測に過ぎないということは頭のかたすみに置いておいてくれ。



このアーノルド礼装は残念ながらピックアップを終えていて、復刻ももういつ来るかわからない。


時代の流れに取り残されているおまえは「どうしてもっと早く教えてくれなかったのか」と怒りの矛先を俺に向けるかもしれないが、教えなかった理由はふたつある。


一番の理由は、俺はおまえのママではないからだが、もう一つの理由は高難度イベントをふつーにクリアするだけなら別にこの礼装はなくても問題ないからだ。


確かにアーノルドは強いが、髭の爺さん(ポートレート)や決めポーズかがく者のような汎用性はない。
高難度にうってつけの礼装は他にもたくさんあるので、アーノルドの有無が高難度クリアの成否をさゆうすることは恐らくないだろう。



では、アーノルドはどんな時に使うのか。
勘のいいおまえはもう気づいているかもしれない。


それはどうしても死なせたくないやつがいるときだ。


俺の場合はコージロだ。
俺は大体の強敵をコージロたちで倒すと決めているので、アーノルドにはちょーお世話になっている。
なんらかの理由で最初から最後まで立たせ続けたいサーヴァントがいるとき、アーノルドほど頼りになる礼装を俺は知らない。
俺はそういう使い方しかしたことがない。


アーノルドは、ちょっとこだわりを持ったプレイをしたいおまえ向けの礼装なのだ。


だが、いかにアーノルドとはいえ適当に装備させればいいわけではない。
こだわり初めのおまえは「これで俺のサーヴァントはみんなゲオルギウスだ」とひ弱な童話作家とかを聖人に祭り上げようとした挙句、並の精神力では決して拷問を耐えきることなどできはしないこと、つまり聖人が聖人たる所以である殉教者の魂を知り、憧れとは自分から遠ければ遠いほど強くなるのだと悟って死ぬことになるというのだからどうしようもない。


そこで、俺はアーノルドをつけるのにおすすめのサーヴァントを3人紹介してやる。
本当はもっとたくさんいるのだが、俺はあえて紹介しない。
その気になれば50体くらいしょうかいできるが、あまりの多さにおまえが泣き出してしまうのがわかりきっているのでやめておく。


まずアーノルドを使う際に絶対に意識すべきことをおまえに教えておこう。
装備したサーヴァントを最低2ターンは場に維持することだ。



高難度クエストでは1ターンでオーバーキル級のダメージを与えてくる奴もいるが、1ターンしか盾になれないのならば、星4にいくつか存在する「ターゲット集中1ターン」礼装を使えばいい。コストも安い。
2ターン以上は持たせたなければ、アーノルドを使う意味が薄い。(もっと言えば3ターン目に落ちれるとなおよい)





薄着マリ


こいつのスキルはとんでもない。
三回無敵持ちなので、1ターンはほぼ確実に凌げると言っていい。
さらに全体攻撃バフ&毎ターンスター獲得持ちだ。
看板娘を使うということは、場にはバンデラスに仕立て上げたい主役サーヴァントがいるだろう。
薄着マリはそういったやつらを強化しながら盾になって退場できる。
汎用性の高さという点で見れば、看板娘装備させるのに1番オススメなサーヴァントと言っていい。


弱点があるとすれば夏休み限定であることと、ぐだぐだ明治維新の土方などの高火力な敵と対峙する際は無敵を速攻で剥がされた上に無慈悲なクリティカルを受け、2ターンしか持たないということも稀にあるくらいだ。


あと、アーノルドにより攻撃60%アップするとはいえ、キャスターであることとカード構成の問題でアタッカーとしての役割はいささか持ちにくい。(殴れないことはない)
そういった薄着マリの弱点をカバーできるのが次にしょうかいするバンデラスだ。






ネッロだ。



こいつのとびきり強みは「三度落陽を迎えても」というガッツスキルだ。
これは5ターン持続のガッツを3回分張るというとんでもないスキルで、普通に使うと持続ターン内に3回死に切ることが難しいというよくわからないスキルだ。


死んでも死んでも蘇るネッロを見るうちに、おまえは「命は何にだってひとつではないのか」という疑問を抱き、じょじょに心のラビリュントスに迷い込み、命の重さについて考えこむようになる。
だが、そんなくだらない疑問は犬にでも食わせてしまえ。


大事なのは、全サーヴァントの中でもとびきり生き汚いネッロにアーノルドを装備させるとエクスペンダブルズするということだ。


もうおまえはわかっているだろうが、ネッロは3回ガッツのおかげで3ターンの集中砲火もまず耐え切ることができる。無敵潰しも回避潰しも関係ない。(強化解除には目をつぶれ。アレは今の人類の手に余る。)
特に現在開催中の高難度土方のような高火力バーサーカー戦では薄着マリですら持たないことがあるので、ネッロの特異性が輝く。


そう聞くとおまえは「3ターン耐えるだけなら他のサーヴァントにもできる」と早とちりし、すぐにクーフリーンにアーノルドを装備させる。
それも間違いではないが、人の話は最後まで聞け。人の話に耳を傾けない奴は命を救うために戦場に乗り出し、誰も彼も助けようと鋼の意思を貫いた挙句、最後には全ての記憶を失い監獄島へ幽閉される。


ネッロには耐久以外にも強みがある。
それは第2スキル、皇帝特権だ。
こいつはHPを回復させつつ60%の確率で自身の攻撃力と防御力をアップさせる。
確率効果だけあってその倍率は高く、最高で44%、これはナチョス屋の親父の『軍師の指揮』の約1.5倍で、ネッロヨッメの攻撃バフ40%すら凌駕する。
ここに看板娘の60%アップが加われば、44+60=104%。
要は攻撃力2倍だ。


uhuhuhu

コージロすら食いかねない大活躍ができる。


哀れなおまえは「60%バフを引けなかったらどうするの?」などと気弱なことを言うかもしれないが、俺は引けるので問題ない。


『皇帝特権』の凄さはまだ終わらない。
スキルレベルさえ上げているなら、おまえはターゲット集中が切れた後にこのスキルを使うこともできる。


さっきも言った通り『皇帝特権』には回復効果があり、これは確定発動なので心配性なおまえも後ろから撃たれる心配をしなくていい。(最大3400)
さらにネッロ
は『頭痛持ち』というスキルで重ねて回復できる。(最大2000)



ターゲット集中時の集中放火は大抵『落陽』だけで凌げるので、ボロボロの体力から最大5400回復してそこから戦線を張ることもできるのだ。(さらに運が良ければ攻防バブ付く。)
どっちの運用をするかはおまえが考えろ。


弱点は味方にバフをはったりはできないことと、生存能力が高すぎて落ちてほしい時に落ちてくれないことがあること。
そして何よりストーリーガチャ限定だ。
ストーリーガチャ限定はそもそも引く機会が少ないので当てづらい。




ここまで俺が期間限定サーヴァントやらストーリー限定サーヴァントやらを勧めたのを見て、俺が商業主義に屈したとか、六本木HILLSに引っ越したのかとか、そういうけんとう違いな難癖を付けるヤツも居るだろう。


そんなおまえのために誰でも持っているサーヴァントを最後に紹介しておこう。





それがコージロだ。


こいつは回避スキルで1ターンは確実に凌げる上に、星を出してサポートもできる。
さらに自分のカードがたくさん回ってきたときは心眼でまあまあな火力を出すことができる。
そして何よりコストが安い。


上記の二人はバンデラスなのでコストが12と重いが、コージロはブシェミめいたしもべなので僅か3しかない。4分の1だ。


盾としての性能は上記の二人に及ぶべくもないが、欲張りなおまえが征くFGOの大地はいつだってコストがカツカツなので、コストパフォーマンスを考えると決して悪い選択肢ではないのだ。



最後に薄着マリとネッロにアーノルドをつけた動画をアップしておく。
ぐだぐだ明治維新の高難度土方戦だ。一応特攻鯖と礼装は使ってないが、見所はそこではない。
土方は攻撃力がえげつない&脆いバーサーカーなので、アーノルド・ネッロの格好のカモなのだ。








何度でも挑戦できるから暇人なおまえは俺の動画を見た後にアーノルド・ネッロで大暴れしてみてもよいだろう。
しかし、やりすぎてはならない。
それは運営の甘い罠だ。


いい気になったおまえはネッロの楽しさに夢中になって永遠に土方戦を繰り返しそうになるが、ふとカルデア医務室に置いてある誰も袖を通すことのない医療服を目にして、永遠なんてどこにもないということを思い出すだろう。