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出帆の時は今だ!新たに築く大州間新秩序 ■第百二十三号■

-本号の主な掲載内容-
[総合] ・INIOCS成立 出帆の時は今だ!新たに築く大州間新秩序
    ・西芝新OS発表 劣勢のカイバー地域で挽回図る 
    ・洸祥、アレイスター両国と国交成る
[国内]・経済移民との衝突各地で相次ぐ 反矢集会も活発化
[国際]・プラム公国問題 外相「リルバーンと認識共有」

【INIOCS成立 出帆の時は今だ!新たに築く大州間新秩序】
 
15日、臨時首都の城久市で大州間新国際秩序共栄圏(=INIOCS)設立条約(INIOCの設立並びにその加入国による共同防衛と相互援助に関する城久条約)の調印式典が行われ、INIOCSの原加盟国である三洲、リルバーン両国の全権委員が臨席した。

[祖国・世界百年の繁栄を―INIOCS調印式典

INIOCS本部 調印式典は城久旧市街地の泰平護国院肇国記念広場で盛大に執り行われた。三洲神教の総本山であり、英霊が今も眠るこの地にあって、資本主義諸国の結集を目的とするINIOCSが、祖国・世界百年の繁栄の礎となる事を誓ったのである。

 INIOCS本部=写真=は設立条約調印都市である城久市郊外に置かれ、三洲、リルバーン両国の代表部が常駐する。

[過度の“反共同盟”化を否定]
 INIOCS設立にあたり唐智国家行政委員会最高委員長補佐官が記者会見に臨み、今後、INIOCSが過度の“反共産主義”政策を採用するのではないか、とする一部の憶測を否定した。INIOCSは我が国を除いて加入国が事実上消滅したフェイルディラシア諸国共同体(=FCC)を事実上、発展させたものであるが、FCCが地域協力機構であるのに対し、INIOCSは大州間の軍事同盟である。その点から実態は西京独立国家連合(SISA)に近いものと考えられるが、反共至上主義路線を掲げ共産圏と対立したSISAは、オーファン戦争後の共産圏の縮小や、加入国間の利害衝突などがら解体された。INIOCSが政策方針として反共至上主義路線を掲げないのは、こうした経緯からの反省であると思われ、同時に、資本主義諸国からの幅広い支持を集めたいとする思惑もある様である。
 一方で、INIOCSがこの程再建されたディルタニア連邦との融和・協調に向かうかと言えば、必ずしもそうとは言えない。唐智補佐官は、アレイスターやモリヴァニアで活発化している、武装闘争路線の共産勢力の存在を指摘。「彼等を擁護するディルタニア共産党や、彼等と一部連動した動きを見せるディルタニア連邦は、資本主義諸国にとって歓迎されるべき存在ではない」とした。

[外相“INIOCS緊急展開軍”構想を披露 海外駐留統合軍の今後は] 
海外駐留統合軍の歩兵部隊 淡海外務長官は、総合雑誌“払暁”(西京文教出版)の中で、INIOCS常設軍事委員会が戦時に作戦統制権を持つ“INIOCS緊急展開軍”の構想を披露。今日の記者会見で、この構想を近日中にもINIOCS理事会に提案する予定である事を明らかにした。
 この緊急展開軍は、加入各国の国防組織が一定の兵力を提供し、平時は加入各国の国防組織が指揮権を持つが、INIOCSが軍事力の行使を決定した場合には、自動的にINIOCS常設軍事委員会に作戦統制権が移譲されると言うもの。淡海外相は、「我が国の海外駐留統合軍こそがこの緊急展開軍の中核を構成すべき」と主張している。

【西芝新OS 劣勢のカイバーで挽回図る】 
 西京芝崎グループ連合の西京芝崎電子社が発表したパソコン向けの最新型OS“SE-BOS+”が、先日から三洲とカイバー地域で先行販売されている。一時期、獅子奮迅の勢いでカイバー地域を席巻し、同地域でOS販売の首位に躍り出たOmena社を猛撃している。

[高い汎用性と破格の価格設定 一部ではダンピングとの批判も]
 西芝電子が開発・販売する“SE-OS”シリーズは航空・宇宙・国防の分野で広く使用され、その信頼性には定評がある。同社初のパソコン向けOSである“SE-BOS”も、資本主義圏を中心に支持を集めてきたが、ハードからソフト面までもが一貫してデザインされたOmena社の“Omena OS Kissa”が次第に肉薄し、遂にヴァレフォール暦十九年度にはカイバー地域でトップシェアの地位を奪われる結果となった。
 “SE-BOS+”は組み込み型OSの利点と“SE-OS”シリーズの信頼性を活かし、高い汎用性・拡張性を最大の売りにする。更に、大手電子機器メーカーの北武電子産業と行政の支援を背景に、期間限定ながら破格の価格設定で販売を実施しており、Omena社を同地域での販売拠点の一つであるシェイフェナリアから撤退させる事に成功している。一方で、この西芝電子の攻勢には「不当廉売(=ダンピング)だ」との批判も強く、Omena社三洲法人の労働組合は、昨日から西芝電子本社や経済企画省前で座り込みを行って抗議行動を展開しているが、西芝電子側は今後もあくまで従来通りの販売方針を貫くとしている。

【洸祥、アレイスター両国と国交成る】
三洲-アレイスター 通商交渉 洸祥皇国、アレイスター諸島共和国両国と相次いで国交が樹立された。既に両国には特命全権大使が派遣され、国営三洲国際航空の定期便が就航するなど、人的往来も開始されている。

[アレイスターとの交易協定 陸軍装備を提供]
 アレイスターとは国交樹立と同時に、交易協定が樹立された。我が国はアレイスター油田掘削事業への出資に挙げられるように、同国を主要な天然資源供給元としたい意向で、アレイスター側は、我が国から陸軍装備などの兵器類を既に購入している。小火器から装甲車までもが提供されていて、同国は共産ゲリラ掃討の効率化に期待を寄せている。

【経済移民との衝突相次ぐ 反矢集会も各地で相次ぐ】
 
ロスト・アルテミスを契機に、我が国での定住を希望する外国人経済移民が増加傾向にある。都市やインフラの復興で出来るだけ多くの人手が必要な現状にあって、彼等を安価な労働力として期待する一方、三洲民族との混血児の増大を懸念する声もある様だ。三洲内戦時のヤードゴニエ連邦による不当な軍事介入“矢寇”の影響で頂点に達した反矢感情も加わって、彼等との衝突事件が各地で頻発している。

[当局は隔離政策を強行の構え 大都市では連日連夜の反矢集会] 
 これに対して、内務省は外国人経済移民の隔離政策を既に発表していて、彼等を住まわせる人工島の造成計画を進めている。一部の団体からは「人権弾圧」との批判が上がっているが、内務省はこの隔離政策を強行する構えだ。
警官隊 また、城久市や皇嘉市の大都市では“矢寇”の横暴とそれに続く矢国政府の不誠実な外交姿勢に抗議する反矢集会が連日連夜開催されている。矢国国旗や矢国指導者を模した人形を踏みつけ、燃やす等する行為が公然と行われている。警察当局は「非道徳的な行為であり自制を求める」としているが、集会を監視する警官隊はこれらの行為を傍観しており、取り締まりには消極的だ。

【プラム公国問題 外相「リルバーンと認識共有」】
 
プラム公国の成立経緯を巡って、同国への駐兵権を有するリルバーン帝国と、プラムをリルバーンの傀儡国家と非難するシュパイヤーマルク=ヴィンツェンツ二重帝国との間で主張が対立している問題について、淡海外務長官は、「我が国は同盟国であるリルバーンと基本的な認識を共有している」との見方を示した。また、我が国は先日、プラムを主権国家として承認し国交樹立に踏み切った。

<政府広報・企業宣伝>
今日も決戦明日も決戦 勤労報国、祖国の為に -社会労働省-
国債購入の勧め 国家百年の繁栄に貢献しよう -財 務 省-
護国の勇士 国家防衛総軍兵士募集      -国防統制省-

ヴァレフォール暦十九年八月掲載・国民協和党機関紙「興国」電子版


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