Radio & Music - There Will Be Magic

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2017年1月10日(水)の夜のプレイリスト (夏まゆみ Day 2)


夜のプレイリスト ホウム・ペイジ
 
Barbra Streisand 「Guilty」 (1980)
ギルティ
 
Side One
1. "Guilty" (Duet with Barry Gibb)
2. "Woman In Love"
3. "Run Wild"
4. "Promises"
5. "The Love Inside"
 
Side Two
1. "What Kind Of Fool" (Duet with Barry Gibb)
2. "Life Story"
3. "Never Give Up"
4. "Make It Like A Memory"
 
日本国内盤タイトル
"ギルティ"
"ウーマン・イン・ラヴ"
"ラン・ワイルド"
"恋のプロミス"
"ラヴ・インサイド"
"別離"
"ライフ・ストーリー"
"ネバー・ギブ・アップ"
"想い出のように"

みなさんこんばんは。ダンス・プロデューサーの夏まゆみです。今夜の〈夜のプレイリスト〉はBarbra Streiandの『Guilty』をお送りいたします。

このアルバムとの出会いは1980年、わたしが18歳の時、半年間留学していたイギリスでした。毎日のように彼女の歌声が耳に入ってきて、すべての曲がイギリスの風景をおもいださせる音楽です。

ここでBarbra Streisandを簡単に紹介しておきましょう。Barbraは1942年4月24日生まれ。アメリカ ニュー・ヨーク州出身です。1942年ですからわたしよりちょうど20歳年上。10代からショー・ビジネスの世界へ飛び込み、62年のブロードウェイの舞台へ。

そうなんです、わたしが生まれた年にはすでにブロードウェイの舞台に立っていたんですね。

"追憶"、"スター誕生"、"愛のテーマ"、"ノー・モア・ティアーズ"、"ウーマン・イン・ラヴ"などたくさんのヒット曲を放ち、70年代末には〈アメリカで最も成功した女性歌手〉とも言われ、Academy賞、Golden Globe賞、Grammy賞など多数の受賞歴を誇り、女優、歌手、作曲家、映画監督など、さまざまなジャンルで成功した女性です。

そんなBarbra Streisandの『Guilty』に出会わせてくれたのはイギリス語学留学でお世話になったホーム・ステイ先の奥さんでした。

ホスト・ファミリーの奥様、そのすてきな優しい旦那さんデイヴィッドと、4歳のダニエル。そんな3人家族のみんながわたしを4人目の家族として迎えてくれたほど優しいご家族でした。

奥さんの名前はジュリアンという名前で、「Oh, don't call me Mrs. Call me Jill」、「ジルと呼んで。あなたの友達よ!!」なんてういうふうに言ってくれました。

そのジルがありがたいのは、わたしのディスコ通いを知りなら黙認していてくれたこと。朝から夕方まで学校。夕方はお家のお手伝いや4歳の娘のベビー・シッター。夜はディスコ。朝はギリギリまで寝かせてくれる優しい奥さんだった。

たとえばダニエルがわたしのことを「Mayu~mi~!!」って起こしに来ると「She's exhausted. Don't wake up」なんていうふうに寝かせてくれてたんですね。

実はこのジル、旦那様以外に恋をしていた様子なんです。そんなジルが毎日のように泣きながらリビングで聴いていたのが、今回の曲、Barbra Streisandの"ギルティ"です。

窓からさす木漏れ日、風に揺れるカーテン、きれいに磨かれたティー・カップ。ほのかにミルク・ティーのかおりがしてくるような気分がします。

さぁ、それでは今でもイギリスのさまざまな風景をおもいだすBarbra Streisandの『Guilty』より前半を聴いていただきましょう。

曲は、
"ギルティ"、
"ウーマン・イン・ラヴ"、
"ラン・ワイルド"、
"恋のプロミス"。
4曲続けてお聴きください。どうぞ。


今夜の〈夜のプレイリスト〉は夏まゆみがBarbra Streisandの『Guilty』をお送りしています。

なんだかセンチメンタル、切ない気持ちになりますね。すべてが愛の歌。優しいBarbraの歌声が哀愁で誘い込むような、美しい世界観をかもしだしています。イギリスの当時の風景と生活がおもいきりおもいだされます。

このアルバムとの出会いは1980年。わたいが18歳の時、半年間語学留学していたイギリスのホーム・ステイ先のジル家族なのですが、このホスト・ファミリー、実は2軒目だったんです。

最初にホーム・ステイした先はとっても裕福なご家庭で、本当に召使のようにこき使われました。トイレの便器掃除だったり、毎日トーストの上にグリンピースが載っただけのごはん。

英語を勉強しに行ってるっていうのにフランス語を喋る13歳の双子だったり、10歳の女の子はなんと体重が40キロもあって、わたしの上に飛び跳ねたりして、本当にいじめられました。

そこで耐えられずに、ホストである奥様にお話をしようと試みます。どうゆうことかというと、「奥様、申し訳ありません、わたしこの家庭の環境は少々合わないようなので」と言って、そのお家を出る決心をするわけです。

そこでわたしはまだまだ英語が喋れないから、まずそうやって一生懸命「このご家族は大変いいご家族なんですけども、環境が合わないので」なんていうことを一生懸命日本語にして、その日本語を一生懸命辞書で調べて英訳して、さらにはお話をしなければいけないので、英訳したあとにそれを暗記するわけです。

そして「ようやくできた」とおもって、奥様に「(※おごそかな調子で)May I have a word with you」なんて言って「少々お話があります」って言って話しかけたところ、「(※軽い調子で)OK. Go away」って、最初の一文を言っただけでそんなふうに言われちゃったんです。

そしてわたしは重いスーツ・ケースをゴロゴロ転がしながら次のホスト・ファミリーを探したんですけれども、その次に出会った家族がジル家族で、ここでは本当に優しく、わたしのことを4人目の家族の一員として迎え入れてくれたんです。

なんか屈辱と親愛とでもいうのかな、その差がすごく自分にとっては大きくて、切なくて、だけど嬉しくって、それをおもいだして涙がこぼれちゃうこの曲なんですけども。ホントに周りの日本人を嫌う隣人たちからも守ってくれた、国籍とか関係なく人として見てくれたこのジル家族、元気かな。

びっくりするのはこのアルバムの曲全部おぼえていること。振り付けをした曲なら当然なんですけども、毎日のように流れていたので全部おぼえてました。

わたしにとってはすべての曲がイギリスの風景。ところが、残念なことに実は誰の曲かはわからなかったんです。

日本に帰ってきて「あのジルがいつも聴いてた曲は誰が歌っててなんていう曲なんだろう」と必死に探していたんだけれども、ある時、それは帰国して何年も経ったころ、ある中華料理屋さんでこの曲が流れていたんです。

すごく嬉しくなって、店員さんやその場にいるお客さんたちみんなに「この曲なんですか」「この曲知ってますか」なんていうふうにみんなに訊いて回ったことをおぼえています。

そんなBarbra Streisandのアルバム『Guilty』、ようやく手にしたわたしはまたイギリスの風景に入り込んでいくわけです。それではBarbra Streisandの『Guilty』、後半をお楽しみください。

曲は、
"ラヴ・インサイド"、
"別離(わかれ)"、
"ライフ・ストーリー"、
"ネバー・ギブ・アップ"、
"想い出のように"。
4曲続けてお聴きください。どうぞ。

"The Love Inside"

今夜の〈夜のプレイリスト〉は、夏まゆみがBarbra Streisandの『Guilty』をお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。

もうホントにわたしはいま「イギリスに行ってきました」ってゆう気分なんですけど、ジルは元気かな。きっともう40年近く前だもんね。あの時4歳だったダニエルももうすでにおばさんになってるんだろうな。会いたいなぁ。

初めての海外、18歳で人間としての視野を大きく広げてくれた、わたしにとってはイギリスの風景、生活をおもいだすこのアルバム、ぜひみなさんの音楽ライブラリに加えていただければ嬉しいです。

なお、この番組は番組ホーム・ページからNHKラジオ〈らじるらじる〉を利用してパソコンやスマートフォンなどの端末でもお聴きいただくことができます。「NHK-FM 夜のプレイリスト」で検索してみてください。みなさんのご意見、ご感想などお待ちしております。

では、今夜はこのへんで。お相手は夏まゆみでした。

 

2017年1月9日(火)の夜のプレイリスト (夏まゆみ Day 1)


夜のプレイリスト ホウム・ペイジ
 
Various Artists 「ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ」 (1992)
ソウル・トレイン~70’sディスコ・ヒッツ
 
01. ソウル・トレインのテーマ
02. 裏切者のテーマ
03. 宇宙のファンタジー
04. 恋はノン・ストップ
05. プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック
06. シャウト
07. ベスト・オブ・マイ・ラヴ
08. ガット・トゥ・ビー・リアル
09. バッド・ラック
10. ラブ・トレイン
11. レディー・マーマレイド
12. ファイト・ザ・パワー
13. スパイ大作戦No.1
14. 荒野のならず者
15. ディスコ天国
16. セプテンバー
 
01. The Three Degrees "TSOP (The Sound Of Philadelphia)"
02. O'Jays "Back Stabbers"
03. Earth, Wind & Fire "Fantasy"
04. McFadden & Whitehead "Ain't No Stoppin' Us Now"
05. Wild Cherry "Play That Funky Music"
06. Trammps "Shout"
07. The Emotions "Best Of My Love"
08. Cheryl Lynn "Got To Be Real"
09. Harold Melvin & The Blue Notes "Bad Luck"
10. O'Jays "Love Train"
11. LaBelle "Lady Marmalade"
12. The Isley Brothers "Fight The Power (Part 1&2)"
13. Miracles "Spy For Brotherhood (Part 1)"
14. The Three Degrees "Dirty Ol' Man"
15. People's Choice "Do It Any Way You Wanna"
16. Earth, Wind & Fire "September"

みなさんこんばんは。ダンス・プロデューサーの夏まゆみです。今夜の〈夜のプレイリスト〉は『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』です。ズバリ70年代のディスコ・サウンドです。

その前に簡単に自己紹介をさせてください。わたくし夏まゆみは1962年 神奈川県生まれ。3分も歩けば湘南の海といった環境に生まれました。

1980年イギリス留学以降、2年間はその語学力をいかしてある貿易商社でOLを経験し、そのご世界各国を訪れてさまざまなジャンルのダンスを学びました。そして、役者、ダンサー、コレオグラファーとして活動を始めます。

1993年にはニュー・ヨーク Apollo Theaterにソロ・ダンサーとして出演。なんとスタンディング・オベーションもいただいてしまいました。

1998年には冬季長野オリンピック閉会式で数万人が踊るための振り付けを考案し、NHK紅白歌合戦のステージングはかれこれ20年以上続けております。

ナインティナイン、雨上がり決死隊、FUJΙWΑRΑなどが所属していた吉本印天然素材、ジャニーズJr.、モーニング娘。、宝塚歌劇団、AKB48など、コレオグラファーとして手掛けたアーティストはおかげさまで300組を超えております。

現在はダンス・プロデューサーとしての活動を始め、大手企業様や官公庁、学校などのご依頼を受けて講演なども行っております。

さて、今回お送りする『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』、このアルバムに収録されているディスコ・サウンドとの出会いはズバリあの伝説的なダンス音楽番組〈Soul Train〉でした。

当時のわたしはまだ9歳ぐらいで、確か1971年ごろから週末の深夜に放送していて、わたしの家庭では唯一夜更かしして見ることが許されていたテレビ番組。この番組を見てわたしはダンスに目覚めました。まさにダンス原点。あのMCのDon Corneliusの低くて渋い声にひかれました。

この番組にはJackson 5やChaka Khan、Marvin Gaye、Stevie Wonder、James Brownといった、いま名前を聞いたらひっくり返っちゃうほどの人たちが普通に生で出演してライブを行っていたんです。

最初におぼえたダンスはロボット・ダンス。このロボット・ダンスはもちろんだけど、いまのいわゆるストリート系のダンス、ブレイク・ダンスだったり、中にウェイビング、ポップ・ロック、ロック・ダンスなんていうたくさんのダンスがすでにこの時代に踊られていたという感じです。わたしは必死にまねして踊ってたなぁ。

当時お母さんに、わたし〈まみちゃん〉て呼ばれてたんですけど、「まみちゃんは大きくなったらダンサーになるのね」なんて言われてました。実は母親は預言者だったみたいだね。「早く海外に行きたい。この人たちの中に入って一緒に踊りたい。絶対大きくなったらこの国に行く」っておもってました。

さぁ、それではわたくし夏まゆみのダンスの原点となる名曲が詰まった『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』より前半を聴いていただきましょう。

曲は、
"ソウル・トレインのテーマ"、
"裏切者のテーマ"、
"宇宙のファンタジー"、
"プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック"、
"ベスト・オブ・マイ・ラヴ"。

一緒に踊りたくなっちゃった人は1曲目で充分準備運動をして踊ってくださいね。それでは5曲続けてお聴きください。どうぞ。


今夜の〈夜のプレイリスト〉は夏まゆみが『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』をお送りしています。

もうたまらないですね。Earth, Wind & Fireの"宇宙のファンタジー"などはみなさんもきっと聴きおぼえがあるんじゃないかなとおもいますけど、わたしは"プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック"がたまらなく大好きで、この曲が流れ始めたら座ってはいられない。立ち上がって踊りだすといった感じです。

さてここで、なぜ9歳の小学生が深夜に放送していたダンス音楽番組〈Soul Train〉を見ることができたのか。また、母親が「まみちゃんは大きくなったらダンサーになるのね」なんて、あの時代に言えたのか。

そう、当時はダンサーという職業も存在するかもわからず、「大人になったら絶対にこの国に行く!! この人たちに会う!!」っておもっていただけなんですけども、実は父と母はダンス・パーティで出会ったふたりらしいんです。

当時はダンス・パーティのことをダンパなんて言ってたらしいんですけど、そもそも母には父と出会う前に長くおつきあいしていた人がいて、なのにダンスが上手な父と出会って、その魅力にひかれて結婚に出会ったっていうことなんですね。もうずいぶんわたしがおっきくなってから聞かされたお話です。

幼少のころ、夜になるとテレビやラジオからよい音楽が流れて、わたしたちは兄もいたんですけど、ごはん食べてるあとに少しくつろいでるとお父さんが急に立ち上がって、「お母さん」て言って右手を差し伸べるんです。

わたしたちは「なにをするんだろう」っておもってると、お母さんが「やだお父さんたら」って言いながら、さらに右手を伸ばしてなにをするかというと、両親はいきなりジルバなんかを踊りだしていました。

また、兄はバンドを組んでいてドラマーだったので、わたしの周りには音楽とダンスが普通に周りに存在していた。そんな家庭環境でした。

そんな家庭環境に育った9歳のわたしが〈Soul Train〉を見てダンスに興味を持ち、海外に興味をもち、さらに外国に興味を持って、高校卒業後、外国語専門学校に入学し、その専門学校のシステムで、なんと一生懸命勉強してイギリス留学できるチャンスに恵まれました。

当然のように夜な夜なディスコに通いました。イギリスのディスコって、日本の暗い危険なイメージと違って、もうホントに健康的な体育館みたいな感じです。そこでおもいっきり水を得た魚のように踊りまくってました。

そんなある日、男性が近寄ってきて「きみとなら優勝できる。一緒にダンス・コンテストのパートナーになってくれないか」なんて突然言われました。

その時わたしはその彼を見て、「わぁ!! あの〈Soul Train〉に出ていた黒人ダンサーだ!!」なんていうふうにおもって。でも「ちょっとナンパだといけないから」とおもって、とりあえず朝5時ぐらいまで踊って表に出るんですね。

するとロンドンです。霧のロンドン、朝もやの中をその彼はトンベ、パドブレ、ターン、ターン、ジュッテ、ジャンプなんていうふうに、クラシック・バレエのステップを踏んでどんどん進んでいくんです。

わたしはそれを一生懸命走って追いかけてって、それを見たわたしは「やります!! 一緒に踊ります!!」っていう決意をするわけです。そして翌日待ち合わせした場所に行くと、なんとそこはクラシック・バレエのスタジオだったんです。

西欧人のスタイルのよさに愕然としたわたしは「ダメだ。わたしのこんなずんぐりむくりじゃ一緒に踊ってられない」と言って、ダンスを始めたのに即挫折。

そんな屈辱を感じちゃった、即挫折の想い出もあるけれど、わたしをダンスの世界に導いてくれた原点『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』、後半をお楽しみください。

曲は、
"ガット・トゥ・ビー・リアル"、
"レイディ・マーマレイド"、
"荒野のならず者"、
"ディスコ天国"、
"セプテンバー"。
5曲続けてお聴きください。どうぞ。

Cheryl Lynn "Got To Be Real"
People's Choice "Do It Any Way You Wanna"

今夜の〈夜のプレイリスト〉は夏まゆみが『ソウル・トレイン~70'sディスコ・ヒッツ』をお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。

この"レイディ・マーマレード"、アメリカのコーラス・グループLaBelleがやっぱりいいですね。この曲ホントに今でいろんなアーテイストがアレンジを変えて歌ってるんですけども、実はわたしも『FUN-KEY DANCING DIET』というDVDの中でこの"レイディ・マーマレード"を振り付けして自ら踊ってます。やっぱり1974年のLaBelleの原曲は大好きです。

そんなわけでこのアルバム、ぜひみなさんの音楽ライブラリに加えていただければ嬉しいです。

なお、この番組は番組ホーム・ページからNHKラジオ〈らじるらじる〉を利用してパソコンやスマートフォンなどの端末でもお聴きいただくことができます。「NHK-FM 夜のプレイリスト」で検索してみてください。みなさんのご意見、ご感想などお待ちしております。

では、今夜はこのへんで。お相手は夏まゆみでした。




 
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