2007年03月

2007年03月09日

満点30人への挑戦

授業日数もわずかとなり、3学期の目標の一つ「30人漢字ミニテストで満点」の達成が危なくなってきました。27人のところで壁があったのです。記録がそれ以上伸びなくなりました。
先日その壁をほんの少しだけ(1人)超えました。

さて、今日は…。

早朝hirarinさんからコメントをいただいた。
『「友だちがやっているからやる」「友だちから教えてもらえるからやる」という方が学力は向上するんですよね』
よし、これを使ってみよう。そう思って教室に向かった。

そして「今日こそ目標を達成しよう!」と子どもたちに呼びかけた。
まず、下準備として「なぞり書き」を中心とした練習プリントを行った。これだけでは27,8人が達成できたのだけれど、目標までは届かなかった。

そこで、各自に答え合わせをさせた後、各グループで採点のチェックを行わせた。間違っているのに○をつけているところをグループの子に指摘させたのです。
そして、その子が満点を取れるようにフォローさせました。(正しい字をなぞらせたり、指書きをさせているグループがありました。どうやって覚えると良いかを教えているグループもありました。)

さて、いよいよテスト用紙を配布し、テストの開始です。


教室に鉛筆の音だけが響く時間が続きました。

コトリ。     コトリ。
 書き終わって鉛筆を置く音がし始めました。
書き終わった子も、必死に解答用紙を見直しています。

さて、いよいよ自己採点です。先に配布してある解答と見比べながら自分の漢字があっているかどうかをチェックしていきます。

ヤッター   あちこちで小さな声が聞こえます。

「ハイ、それじゃあ満点の人は前に出してください。」
私の声を合図に満点だった子が嬉しそうにテスト用紙を持ってくる。
一人、二人…。

二十六!
二十七!!
 … … 前に持ってくる子の列が途切れます。
(だめかぁ…)というささやき声が聞こえてきました。

ある男君がゆっくりと私の前にテスト用紙を置きました。
「満点だ!やった!!二十八!!」 
その後にある子さんがもったいぶってテスト用紙を置きました。
二十九!!!
すると、近くにいたいる男君が素早くテスト用紙を出しました。
三十!!!!
三十の声を聞いたところでどっと続けてテスト用紙が私の前に置かれました。
満点だった喜びをかみ殺し、自分が30人目になろうと思っていたのでした。

結局、クラス全員が自己採点では満点でした。

(でも、まだわからんぞ!間違っているかもしれないから…)
後ろから声が聞こえてきました。

そうです。私のチェックが待っているのです。
今までのミニテストでも私のチェックで満点を取り消された子が毎回たくさんいたからです。

私もはやる気持ちを抑えながら、一人ひとりの解答用紙に目を通していきます。

合格の子には点数に○をつけます。




コトリ
私の採点の手が止まりました。

1人の子が恐る恐るたずねました。
「先生、ある男君は何点でしたか?」

ある男君はね…


             満点!
「ヤッター!」
ある男君のグループではハイタッチをしたり、抱き合ったりと大騒ぎです。
他のグループの子どもたちからも自然と拍手が沸き起こりました。

「先生、いる男君は何点でしたか?」

いる男君はね…



             満点!
「ウォー!」
先ほどにもまして喜びの輪が広がりました。
あちこちから「おめでとう!」「やったね!」の声が聞こえます。
拍手も一段と大きくなりました。

「先生、うる男君はどうでした?」
小さな声が聞こえました。

うる男君か…    


うる男君はねぇ…






            満点でした!
満点は全部で32人!!!
「ヤッター!」
クラス全体が達成感でいっぱいになりました。
(ちなみに、満点でなかった子も9点でした)

テストをしているときの静けさが信じられないほどの騒ぎになりました。
3学期にクラスの目標としていた2つが、2つとも達成された瞬間でした。

子どもたちの満足そうな顔。顔。顔。

これがあると教師は辞められません。

笑顔は確実に伝染するんです。
喜びは、人に力を与えてくれるんです。
喜びは、人に元気を与えてくれるんです。

追伸…この日の昼休み、クラス全員で長縄をやりました。1分間で何回跳べるかに挑戦していたのですが、今までの最高記録(63回)も出ました。
一つのことをきっかけに、いろんな壁が打ち崩されていくものですね。
子どもってのは、時々こういう成長を見せてくれます。
教師をやっていて良かったなぁ。と思うひと時です。

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謝辞:目標達成できたのは、hirarinさんの適切なアドバイスがあったためだと思っています。hirarinさんありがとう。

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つれづれ日記 

2007年03月07日

あとちょい!

3学期のクラスの目標を2つ立てました。
1つは宿題全員提出でもう一つは漢字ミニテストで30人の満点。
2学期までの最高記録は27人の満点。
あと少しなんだけれどこの3人の上乗せが難しいのは想像していただければ分かると思う。

少しやり方(練習方法)を変更してから一時停滞していた達成率(満点率?)が上向きになってきた。そして本日のミニテストでは28人が満点。
ジワリと達成に近づいたように思う。

残りの日数を考えると焦るのだけれど、こればかりは焦っても仕方ない。
四月に『漢字なんて苦手だぁ』『漢字なんて書けない』って3点、4点をとっていたある男君やある子さんが今では満点の常連さんになってきている。
一人でも多くの子に『漢字だってちゃんとやれば覚えられるし、書けるようになる』って思ってもらいたい。
だからこそ本当は『全員満点』を目標にしたい。けれど、どうしてもミスをする子がいるから30人を目標にしている。(ちなみに、今まで一度も満点を取ったことがない子はいません)

最後に、自分たちが「学級目標に向かって努力して達成した」という思いで進級して欲しいと思っている。

それは、あんたの自己満足じゃないの?って言われるとそうかもしれないけれど、「やり遂げた」という思い出を最後にプラスしてあげたいと思っているのです。

あと少し、あと少し。いろんな子がいるけれど、そんな雑多な集団だからこそ、達成したときは大げさに喜びたい。そう思っているのです。

追伸…「道草学習のすすめ」のブログのコメントのやりとりをついつい読んでしまいました。ブログのコメントって何なんでしょうね。
このブログからリンクしていることでもわかるように、私自身が時々訪問して読んでいるブログでしたので、いろいろと考えさせられました。
まぁ、それによって今すぐどうするというものでもありませんけれどね。

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sevenstarslight at 07:23コメント(2)トラックバック(0) 
つれづれ日記 

2007年03月04日

あの子はどうしているのだろう

成績をつけていたら、ふとある男の子のことを思い出した。
成績処理も何とかひと段落したので、思い出話を書こうと思う。

もう、何年も前のことある男の子がいた。ここではある男君としておこう。
ある男君は、いろんなことで友達とヨクけんかをしていた。原因はいつもある男君だった。

というのも、ある男君は人と適切に関わることができなかった。
人に話しかけることはほとんど無かった。大抵は後ろから蹴っ飛ばしたり、背中を叩いたりしていた。話しかけられるとにやにやして答えないばかりか、「バーカ」なんて憎まれ口を叩いて逃げていった。

友達はいなかった。
勉強はそこそこ出来たと思うのだけれど、他の人とは全くうまく付き合えなかった。

ある男君は今はもう、大人になっていると思うのだけれど、いったいどんな大人になっているんだろう。友達ができるようにとあれこれと当時の自分として関わってきたのだけれど、虚しく時は流れある男君を変えることはできなかった。
もちろん、今「その時のある男君を担任したら変えられるのか?」と言われても「変えられます」なんて自信を持って答えられるわけじゃない。

どんな大人になっているんだろう。ふと思い出して、気になってしまった。

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思い出ばなし 
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こめんと