2006年05月10日

子どもと話をしていますか?

家庭訪問をしていて保護者の言葉で気になった言葉がある。
それは
「私は夜遅くまで仕事をしているので、普段はこどもの面倒は全部祖母(こ(自分もしくは夫の母親)に任せています」という言葉。

家庭訪問では、普段の家庭での様子を聞くことがあるんだけれど、その時に保護者から返ってくる言葉に上のような言葉があった。

子どもに聞いても「連休中はお父さんは仕事だから一日も一緒にいなかったよ」「連休はお父さんはゴルフに行っていたから、お父さんとはどこにも出かけなかったよ」「お母さんは、仕事でいなかったからおばあちゃんの所に遊びに行っていたよ(つまりお泊まりです)」という言葉がちらほらと聞かれた。

家庭でのこどもの様子を聞かれて困惑顔の保護者もいらした。
これって全国的な傾向なんだろうか。
「子どもとは話をしないので、友達の名前もわかりません」と言う方もいらした。

みんな仕事が忙しいんですね。家族が一緒に生活するってのは難しい時代になっちゃったんですよね?
ちょっと昔「ハタラキバチ」なんてお父さん達が家庭にいない状況を揶揄する動きがあったけれど、「ゆとり」を推進している現在は「共稼ぎ、共ハタラキバチ」になっているのでしょうか。

祖父や祖母が健在で近くに住んでいれば、その協力を得て…ということも多いようです。でも、家族らしくないなぁと思ってしまいます。
同じ家に住んでいるから家族なのではなくて、同じ食事をしたり、話をしたりしてお互いのことが分かっていくから家族になっていくんじゃないのかな?と思っている。

そう、私は「家族は自分たちで育てていくもの」と思っている。
でも、それが今は難しくなっているような気がする。
この国は本当に「ゆとり」を持とうとしているのだろうか。
「仕事」に追われて、家族を振り返る余裕がないほど「貧しい国」になっているのではないだろうか。

そう思うと哀しい。いくら物質的には恵まれていようとも、本当にそれで良いのかな?
でも、「共稼ぎ・フルタイム」しないと家計が崩壊してしまう家もあるんでしょうね。(まぁ、うちも給料が随分と減らされて、似たようなものですけれど)

家族で「ゆとり」をもって生活できる。家族で会話ができる国。
政治家のみなさん、そんな国を目指してもらうことはできませんか?
残業・休日出勤そんなことしなくても、家族で生活できる国。
そんな豊かな国を目指してもらえませんか?

想像してください。小学生の子が一人でテレビの前で食事をしているんですよ。それが普通になったら「豊かな国」って思えないではありませんか。

政治家のみなさん。よろしくお願いします。

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トラックバック一覧

1. 親と子供が接する時間はなるべく確保したいものです  [ THE義務教育- 日本の子供がもっと楽しく学べるように♪ ]   2006年05月12日 08:04
なんとなく、ほっとしたニュースです。 「生活塾」モデル試行 利用者少なく想定外 地域住民参加型の新たな子育て支援制度として小泉首相の肝いりで今秋スタート予定だった“仕事で保護者の帰宅が遅い小学生を地域住民が有償で預かる仕組み”の「生活塾」が厚生労働省の....

コメント一欄

1. Posted by hirarin   2006年05月11日 05:22
忙しいご家庭・・・・たくさん見られますよね。
我が家もその中にはいるかもしれません。できるだけ早く帰って友達関係や先生との話を子どもたちと話すようにしてはいるのですが、厳しいところもありますね。

「小学生の子が一人でテレビの前で食事をしている」想像してしまいました。
そんな家庭ばかりになったら、日本は終わりのような気がします。
2. Posted by やま   2006年05月11日 06:12
そういう家庭は多いですね。共働きではない家庭を数える方が簡単ですので。
一緒に食事をとることがない,ほとんど家に保護者がいないという家庭の生徒は,私たちから見るとすぐ分かりますよね。
やっぱりその状況は悪影響を与えているとしか思えません。そうしないと生活できないのは分かりますが,もう少し何とかならないでしょうか。この国の未来が心配です。
3. Posted by ミノハハ   2006年05月11日 10:47
全く同感です。家で会話してこそ「家族」ですよね。

私は特に、自分の両親や祖父母から教わったこと、彼らのしてきたことや人となりなどを子供に伝えるのは親にしかできないと思っています。父が亡くなった時「父から多くのことを教えてもらったけれど、これを私の代で途切れさせてはいけない」と思い、子供達にそれを伝えていくのが私の役目だと決心しました。
自分の学んだ生きる知恵や技術を子供達そして孫達へ伝えていくというのは、人間の大事な営みではないかと思っています。
4. Posted by 教員パパの妻   2006年05月11日 15:30
本当に本当にその通りだと思います。
責任感の強い人ほど家庭を犠牲にして、働きすぎてしまうと思うので、やっぱり国として何とかしていかないといけないと思います。今のままだと、お父さんもお母さんも子どももつらい世の中ですよね。
5. Posted by 光秀ママ(?)   2006年05月11日 18:24
“普段は○○な子なのに、今日はなぜか☆☆だなぁ”
…と気づくことは、親として大事なことなんだそうです。

普段静かな子が今日は妙にはしゃいでいる。
普段よくしゃべる子が今日は妙におとなしい。
普段少食な子が今日は妙によく食べる。

私の友人も「共稼ぎ・フルタイム」です。
子供が熱を出したので小児科に連れて行ったら、お医者さんに「“普段○○な子なのに、今日は●●なので心配なんですが…”という点はどこかを聞いておくのが診察をするうえで大事なことなのに、親に“普段のことは知らない”と言われちゃ診察出来んっ!」と怒られたそうです。
6. Posted by namiママ   2006年05月11日 21:06
その通りです!
ご飯だけは 家族で一緒に食べないとダメですよ!
フルタイム共働きでも 一緒にご飯食べて… 行事には参加して… 一緒の時間を大事にして…
ということができれば 子どもと同じクラス(保育園の時からずっと)の子どもたちの名前とキャラぐらいわかります。
保護者間のつながりだって 作れます。

でも だんな転勤後 夕飯を一緒に食べることすらできません。
教員自体がこんな生活送ってるんだから
一般家庭に強くいえないと思うのですが…
ここからかえてくださ〜い。
7. Posted by うるとらまる   2006年05月11日 21:57
私も同感です。家庭訪問をして感じます。

外山滋彦古さんの本によく「母乳語」という言葉が出てきます。

親にゆとりがなく、満足に言葉をかけられずに育った子は、やはり「絶対語感」に乏しい。

そして「テメェ」「バカヤロー」など乱暴な言葉を使うし、自分を肯定しない。

そんな雰囲気を感じ取った親御さんには、「ぜひ、話しかけてください。できるだけで結構ですから。温かい言葉をね。」とお願いする私。

やはり、お金を稼ぐことが一番大事とされ、未来のために子を育てることを大事にしなくなってきたのだと思います。

このツケは実は国の借金より、大きくなるのではないかと私は思います。

では。

追 4年生の授業、参考になります。
8. Posted by kumama   2006年05月11日 22:24
わたしは子供とよく話をしてきたつもりです。それでもいじめから守ってやれなかった事は残念ですが・・・今、学校に行き始めましたが行けなかった時、もし、働いていたらこの子はどうしていたんだろうと思います。でも、お友達の名前も顔も判っていたのでわたしもその子達には安心して対応ができたのがよかったと思います。

いじめを最後まで認めなかった子供のお宅は共働き。帰りはご両親とも遅いそうです。子供との話もうまく行かないらしく子共自身がいじめを認めて謝りたいと言っているのに親が頑として認めずに話がこじれて先生も困っています。働くことが悪いとは思いませんが、せめて自分のお子さんともう少し話し合って下さったら・・・。そう願わずにはいられません。自分の子供のためだけでなく、ご自分のお子さんのためにも。
9. Posted by 七星 来人   2006年05月12日 00:09
hirarinさん>
人が人として育つためには「生の人間」と接することが不可欠だという思いが最近特に強くなりました。バーチャル体験は、所詮ニセモノで、本物との差は歴然としているように思います。だから、学校・教師の役割はとても大切なのだと思っています。そういう意味で私は自分の仕事に誇りを持っています。
その一方で、自分の子どもに対しての責任も感じています。
だから、朝食はいつも一緒に作り、夕食はできる限り全員揃って食べるようにしています。もちろん、その時の会話がとても大切な「ごちそう」なのだと思っています。
10. Posted by 七星 来人   2006年05月12日 00:13
やまさん>
共稼ぎは多いですが、接点の少ない家庭が多くなっていることが気になっています。どちらも残業しないと家庭が維持できない事情があるのだと思います。
それは、今私たちが「何かを失おうとしている」のではないかと思えているのです。
教員パパの妻さん>
よく考えると、この状態は誰にとっても理想とは異なっている気がしますね。これを変えるのは政治の力だと思っています。個人で対応できる問題にしてはあまりにも巨大です。
11. Posted by 七星 来人   2006年05月12日 00:19
ミノハハさん>
「先祖から伝わることを次の世代に伝える」こうして文化・文明は発展したのですよね。それは商業・産業ではなく、ホントは市井の人々が伝えてきたものですよね。
namiママさん>
保護者と子どもが繋がることで、保護者同士の理解も深くなり、繋がりも生まれていきますね。でも、ここから始めたいという思いはあっても難しい状態になってきていることも事実ですね。
うるとらまるさん>
感謝されると感謝する子に育つなど、その言葉に影響されて人は育つのですね。
だからこそ、会話と言葉にこだわりたいのです。それが子どもの心を健全に育む最も大切で、最も近道なのだと思います。
12. Posted by 七星 来人   2006年05月12日 00:22
kumamaさん>
理解し、許し合えるには心の繋がりが大切だと思います。そして、心の繋がりができるためには、やはり言葉の問題が大きいと感じています。
お子さんが登校できるようになって良かったですね。家族の後押しがきっと良かったのですよ。「僕は一人じゃない。家族がついているんだ」という安心感は、何物にも代え難いその子自信の財産だと思えます。
13. Posted by 光秀ママ(?)   2006年05月12日 08:54
kumamaさん。がんばってくださいね。
kumamaさんのこれからが、また新たな正念場であることは想像できます。
お子さんの学力面の対策もとらなくてはいけませんよね。現在、お子さんの絵はどうですか?字はどうですか?精神的に傷ついていた当時は、痛々しい絵や字をかいてたりしてたんじゃないですか??これは、絵画教室に行けばいいとか、ペン習字を習えばいいとかじゃないですからね。また精神的に立ち直ったとしても、あっさりもとのような生き生きした絵が描けるようになるものでもないです。
やっぱりまだまだこれからもkumamaさんが家庭で頑張らなきゃいけないんだと思います…。kumamaさんにかかっているんだと思います。がんばってー!!

七星先生の記事へのコメントじゃなくなっちゃいました。
先生、申し訳ありません!
14. Posted by 七星 来人   2006年05月13日 00:19
光秀ママ(?)さん>
温かいコメントありがとうございます。
私のブログを仲介役として保護者同士の交流ができたということで私自身も嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
15. Posted by kumama   2006年05月13日 05:37
 光秀ママ(?)さん、本当に温かい応援ありがとうございます。確かに子供の状態はまだまだこれからです。親として何がしてやれるか手探りですが、僅かずつでも笑顔が戻るように頑張ります。幸い、家の中では以前のよう屈託の無い笑顔を見せる様になってきているのでほっとしています。

 今年の担任の先生は、七星先生のように本当に子供のこと、親のことまで心配してくださる信頼のできる方で、親子共々、安心して相談に乗っていただいています。僅かな時間しか登校できないときでも、クラスの子供たちのすべてに気を配って穏やかな時間を過ごせるように配慮してくださいます。
 経験の豊富な先生方のアドバイスは、親にとってもかけがえの無いものです。七星先生の仰る『協育・共育』をまさにいま、実践していただいていると感謝しています。
16. Posted by 光秀ママ(?)   2006年05月13日 17:23
kumamaさんはほんとうに文章の上手なおかあさんだな…って思います。私は拙い文章しか書けないのでうらやましいです。
でも、今までのさまざまな経験が、kumamaさんを文章の上手なおかあさんにさせてしまったのかもしれないですね…。

15番のkumamaさんのコメント、素晴らしいと思います!あふれるようなメッセージを感じます。行間からも…。
kumamaさん。いつか…、(今年の)担任の先生にもこの15番のコメントは読んでもらってくださいね。今すぐじゃなくていいですから。
それと、わたしもkumamaさんの(今年の)担任の先生にお会いしてみたくなりました。kumamaさんから、そうよろしくお伝えください???

七星先生。私達、kumamaさんが「信長ママ」じゃないことくらい、最初からちゃんとわかってましたよね〜!
17. Posted by 七星 来人   2006年05月14日 01:26
kumamaさん>
私も実際に上手くいっているのか?と言われると…ですよ。
まぁ、一応今のところ去年不登校気味だった二人は登校しているので(座席は私の近くにしています)良いかなぁと思っている程度です。
不登校からの脱出ってのは結構いろんな要素があって難しいなぁとは思っています。でも、保護者と担任(先生達)との間で力を合わせることができれば、必ず乗り越えられるものだと私は信じています。
光秀ママ(?)さん>
kumamaさんへの温かい励ましありがとうございます。拙い私のブログを通じて、こういった人間関係が育ったこと(広がったこと)が私は嬉しいです。
18. Posted by kumama   2006年05月16日 01:49
光秀ママ(?)さん、七星先生、本当にありがとうございます。
子供の様子を見ていると、まだまだ先は長そうですが、頑張る勇気をたくさんいただきました。

 光秀ママ(?)さん、仰るとおり担任の先生は皆さんに紹介してまわりたいぐらい素敵な先生です。いつか、光秀ママ(?)さんと言うファンがいることをお話したいと思います。

 コメント欄を掲示板のように使わせていただき、それを温かく見守ってくださった七星先生、本当にありがとうございました。
19. Posted by 七星 来人   2006年05月16日 23:33
kumamaさん>
素敵な担任との出会い良かったですね。その後の様子などもよかったら、他のエントリーに関連づけてコメントしてくださいね。
20. Posted by 光秀ママ   2006年05月17日 13:17
素敵な先生とも、いつか別れがやってきます。素敵な先生からこの一年間でたくさんのことを学んでくださいね。
私には、今年3月、“素敵な先生”との別れの日がありました。遠くの学校に異動をされて寂しいけれど、他の子供達を可愛がる先生の姿を、ウチの子に見せずにすんだことは有難いことだと…思いたいです。
恐らくもう二度と会えないであろう先生に、もっともっと感謝の言葉を言っておきたかったと、今頃になってそんなことばかり考えています。先生はもうとっくに新しい生活を始めていらっしゃるというのに。
kumamaさんは後悔のないように。(今年の)担任の先生との出会いという、神様からの贈り物を大切にしてください。

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