2009年06月25日

自然環境

10年以上にわたって、2つの場所で蛍を観察しています。
最近、その2つの場所に異変が起きています。
1箇所目は、3年ほど前に近くに生活道路が整備されました。それに伴って、観察していた川の支流も河川工事が行われました。
もう1箇所も昨年、近くに幹線道路が整備され、それに伴い支流も河川改修工事が一部行われました。

今年、例年のごとく蛍の乱舞を楽しみに数回ずつ訪れましたが、いずれも期待はずれに終わりました。ひょっとして、今年は時期がずれているのかもと、何度もいきましたが、結局はごく一部の蛍の生息が確認できただけでした。

地元の人と話をしましたが、道路工事や河川改修工事の影響は非常に大きかったようです。それ以降蛍が半減というより壊滅的な打撃を受けたようです。
ある所では、『今年が見納めになるかもしれないなぁ』というショックな一言も聞かれました。

カワニナのためにわずかながらも募金をして支えてきたつもりでしたが、そんなことも一本の道路ですべてが無になってしまいました。
土地の古老は、『道路ができて、この辺りの川にいた魚もいなくなってしまった』と寂しそうに語ってくれました。

一度壊した自然を取り戻すのは容易ではない。
そんなことは、すでに知っていたはずなのに、目の前の現実(蛍が激減したこと)を受け入れることが、なかなかできませんでした。

水質は、その場所だけではなく、そこに流れ込む地域すべての環境が影響しているということを強く感じました。
今まで、お気に入りの場所として有意義な時間を提供してくれた2つの場所がここ数年の間に消えていこうとしています。その前には、何もできないなさけない自分がいました。

生活が便利になるというのは、一方でそれまで面々と続いていたものを断ち切る側面があるということを痛感しています。
世の中は、便利になれば良い。文化は無条件に素晴らしいと思っているようですが、それに敢て抗い、反論したい気持ちが沸々とわいているのを感じています。

自然保護ってのは、本当に難しいものですね。
そして、目の前の快適さよりも、自然を大切にしたいというのはおそらく自分が年を重ね、老齢に近づいたという証でもあるのでしょうね。

それでも、自然を取り戻し、一体となる経験を子々孫々まで伝えたいと思うのでした。

sevenstarslight at 01:04コメント(1)トラックバック(0) 
つれづれ日記 

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コメント一欄

1. Posted by egao   2009年06月28日 21:06
失ってしまって初めて、その大切さに気づくことがあります。頭では分かっていても、本当にその時が来ないと、わからない。小さな失敗のうちに、そのうち起こる大きな損失に気がついて行動を起こすことができれがいいのですが・・(;_;)それができない・・・。

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