2016年12月23日

悲しいこと(1)

教えていた子が亡くなって1週間以上過ぎて、少し落ち着いてきました。
実名が分かる場所では、相手のことが特定されかねないのでここに書きます。

亡くなったA君は、2年前に教えた子です。離婚して父親と姉の3人で転居してきました。
父親がA君について初めて語ったのは
「こいつは、いろいろと難しいやつですが、よろしくお願いします。」
という言葉でした。
過去に、いろいろとあったようで、他の子を傷つけることもよくあったようです。

そんなA君でしたが、転校してきてからほとんど問題行動はありませんでした。
学習意欲も高く、計算や漢字を書く能力は学年トップクラスでした。
他の子ともめることもありましたが、その都度落ち着いて話をすればよく分かり、自分が悪かったと思えば素直に謝れる子でした。

時々、父親から電話が入り
「今日は、学校へ行かせられる状態ではないので休ませます」
ということが何度かあったことが、気になりましたが、次の日に学校で見る姿は、いつもの元気なA君でした。

次の年、異動になりA君とは別れてしまいました。
その年の夏休み、新しい学校にA君は遊びに来ました。父親と喧嘩して飛び出してきたのかと心配しましたが、そうではありませんでした。年賀状も届きました。
その次の年の夏にも、A君は手紙を持って遊びに来ました。私がいるかどうか分からないから、会えなかったときに渡してもらおうと思ったのでしょう。

別れる時、何度も何度も振り返り丁寧にお辞儀を繰り返しつつ、A君は自転車に乗って帰っていきました。
それが、最後でした。

2学期も終わりに近づいたころ、前任校の校長より電話がありました。
A君が亡くなったという知らせでした。
死因は、父親との無理心中でした。

sevenstarslight at 15:57コメント(0)トラックバック(0) 
つれづれ日記 

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