2018年10月05日

本物の力。

 夜は、予想もしなかったクラシック音楽の演奏会に行ってきました。
 きちんとしたクラシック音楽会に行ったのは、この歳になって、昨夜が初めてのことでありました。私自身、音楽は嫌いではないのですが、根っからの音痴でありまして、未だに、和音の聴き分けが出来ない程であります。現役で仕事をやっているころは、カラオケを強要されて、"音楽嫌い"はますます大きくなると同時に、"何とか克服したいという気持ち"とが生じることになりました。それは、テナーサックスを買ってしまったり、ドラムのレッスンまで行くことになったのであります。でも、音楽に関しては、何の進歩もないままに終わりました。
 現在は、おじん趣味での昭和の演歌を聞くことのみが、音楽との繋がりであります。最近になって、折角練習したテナーサックスでありドラムなのだから、"もう一度、やってみようか!"と思う様になったのは、我ながら、苦笑いの気持ちなのであります。

 んな中での、昨夜のクラシックの演奏会です。本当に緊張しました。
 演奏会は世界的にも有名な四重奏団の演奏で、全9曲を、20分の休憩を挟んで、2時間程度で演奏するものでありました。
 なにせ、経験したこともない演奏会で、聞いたこともないような曲を聴くのであります。いろいろなマナーもあるのでしょうが、何をどうすれば良いのか分かりません。曲が終わって拍手をするのですが、いつ終わったのか分からないのであります。結局、皆が始めた時に、慌てて拍手すると言うことに終始したのであります。でも、私だけでは無かったようで、初めのころは、演奏者が"終わったのよ!"と言う顔をしていても、誰も拍手をせずに、演奏者が怪訝な顔をしていたように思うのですが、私の間違いなのでしょうかねぇ。


 盤からは、観客と演奏者との意思疎通も旨く行き始めたようで、最後にはアンコール要請が鳴りやみませんでした。アンコール3曲が終了後も鳴りやまず、何回もステージに現れ日本流のお辞儀でこたえておりました。
 これまで、どちらかというと避けてきたクラシック音楽ではありましたが、音楽を聴いている間は、"心和む"と言うか、"心が満たされる"ことを感じることが出来ました。
 矢張り、人間の本能なのですかねぇ・・・。例え人種が違っても、良い音・良い音楽ということには共通な部分と言うのはあるのだと実感しましたし、こういう音楽を、ゆったりとした気持ちで聴いたヨーロッパの王侯貴族は、快楽に近いものを感じていたのだろうと、納得致しました。
 ただ、私自身が初めての経験ですし、曲も初めて聞く曲です。"演奏者の表情は何を言いたいのだろう"とか、"何故、ここでこの楽器のソロがはいるのだろう"等、どうしても、頭や目で、音楽を理解しようとしてしまう自分に、無力感を感じました。もっと、体と心で感じることが出来たらなぁと思った次第です。楽器そのものの音色の魅力と力を感じることができましたし、クラシック音楽の楽しさ・楽しみ方が、少し、分かった様な気がします。

 身の濃い時間を過ごした様な気がしております。もっと若い時に経験しておれば、ひょっすると、私の趣味も変わっていたのかもしれませんねぇ・・・。この演奏会で感じたことは、やはり、"世界で活躍できるような音楽家の音楽は、美しいし、力があるものだ"ということでした。


sfree261jp at 12:03コメント(2) 
横浜 

コメント一覧

1. Posted by くうみ   2018年10月08日 01:14
5 クラッシックコンサートよかったのですね!

鼾かくのを心配することなかったですね!

みなとみらいは音がよく聞こえると有名なホールですよね。

羨ましいです!
2. Posted by nakakaruno kuma   2018年10月08日 09:55
コメントありがとうございました。
確かにねぇ・・・。羨ましいと言われて当然かもしれません。クラシック音楽を楽しめるということは、精神的に安定していないとできないと思います。あの時は、長旅から帰宅した直後で、心が、達成感以外は、空っぽでしたので、素直に音楽に浸れたのだと思います。勿論、多少の緊張はしましたがね。

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