とりあえず

サッカーのレフェリング雑感ブログ。 の予定。。。

日本対タイ
主審:キム・ドンジン(韓国)
副審:パク・サンジュン(韓国)、パク・インスン(韓国)
四審:キム・デヨン(韓国)

割当がAFC公式に表示された時、「まーたAFCが間違ってるよ」と思ってしまいました。
なぜならキムさん、第3節で日本に当たってる方だからです。
2016ロシアW杯アジア最終予選第3節 日本対イラク - とりあえず 

とは言え、W杯予選の同一ステージで2回同じ主審に当たることは、ないわけではありません。
ブラジル予選で考えると、日本はすべて別の主審でしたが、レバノンが家本さん2回、韓国がベンジャミンさん2回、イランは譚海さんとマリクさん2回ずつなど、かぶってるパターンもあります。
しかし、キムさんが前回裁いた日本対イラクでは、オフサイド誤審による日本の得点、後半ラストプレーで負傷者の復帰を認めなかった点など、日本有利な判定があり、イラクが抗議文を提出しているはずです。
そういう方を再度当該国である日本に当てるというのは、ちょっと不可解な気がいたします。

まあ、明確な誤審したA1のチェ・ミンビョンさんが入れ替わってますので、対応はしてきたわけですが。
これがもし、初戦で誤審を含めて日本不利な判定を下したアルジャシムのチームだったら……
日本は大騒ぎになって、AFCの判断に非難轟々だったでしょうね。



ともあれ試合。
まず、いきなり気になるのが両GKの用具……
川島がユニと別色のインナーを着ていたこと。
タイGKがネックウォーマーを着けていたこと。
突っ込みたいけど本論からずれるのでスルーで。

それ以外では、試合を通して大きな問題はありませんでしたね。
タイが非常にクリーンな守備をしてくるチームだったこと。
日本も早々と2点をリードして、無理をしなかったこと。
審判的には楽な展開だったでしょう。
ボールアウトやファウルの判定は何一つ不満を感じるものはありませんでした。
先日のイルマトフを「完璧」と評するなら、今日のドンジンさんはどのように語られるべきでしょうか。



ただ、その中で発生した最後のPK。
これがファウルであることは異論ないでしょうが、カードなしで良かったのかという疑問はあります。
無題
ファウル発生時の位置関係を見ると、倒された10番の前にゴールマウスがガラ空きで、「得点機会」と見る人もいるのでは。
とは言え、その後すぐDFと川島がカバーに入ってること。
また、10番の足の外側にボールがあり、コントロールが難しい(少なくともシュートにはターンが必要)と考えると、「得点機会」とまでは見れないかなという印象です。
仮に得点機会と見た場合でも、このファウルをトリッピングかファウルタックルと見てくれれば三重罰軽減になるかと。
ただ、相手を抑えてにいってるホールディングと取られれば赤。
なお、三級さんのおっしゃるように、「(接触を伴う)自らの身体を危険に晒す方法でのプレー」と見た場合はどっちになるのかな。。。。
ま、いずれにせよ、レッドカードを出すレフェリーはあまりいないだろうなと思います。

しかし、チャンスを潰してるのは確実なので、やはりここは警告が必要だったんじゃないかな~というのが個人的な見解。
なんで出さなかったんでしょうかね。

まあ、終盤4点リードですから、この試合の中では影響の少ないカードでした。
しかし、今後の3試合を考えると、長友が1枚もってるのと0枚なのは大違い。
またしてもドンジンさんに助けられたと言えそうです。



また、PK時に侵入違反がありました。
無題
日本、タイともに選手が入り込んでますので、競技規則的には蹴り直しが正解のはずです。
ただ、最近JでもUCLでも、「両者が入り込んでも、押し込んだりクリアしたり、結果に影響しなけりゃスルー」ってPKが多発してますね。
その考え方自体はいいと思うんですが、それならやはり競技規則の方を変えなきゃいけない。
また、その考え方が行き過ぎると、選手が殺到して怪我につながります。
変えるなら、「最初のキックの結果が外れた瞬間にアウトオブプレーとし、GKで再開」みたいな形がいいですねえ。

なんにせよ、この場面でも、またしても日本は有利な判断をしてもらえたなという印象です。



とは言え、ホントにガッツリ日本びいきなら、そもそもPK取らないこともできたわけで。
普通に裁いてるのは間違いないんですよ。
でも、試合前の時点で懸念のある人材が、一部を切り取れば日本に加担する形になっている。
後々難癖つけられることになりかねないので、やはり避けてもらいたかった割当だなというのが結論です。

ただ、私はBSの録画を見てましたが、審判団については名前の紹介くらい。
イラク戦で当たったことも、その中で有利な判定をしてくれたことも触れていません。
これがアルジャシムだったら、試合を通じて必要以上にその情報を出してきたでしょうに。
そういう余計な情報を出さないというなら、それはそれで正しい姿勢です。
しかしそうであるなら、今後アルジャシムや中東のレフェリーが当たった時にも同様の姿勢を貫くこと。
それが出来るか、マスコミやファンは試されていますね。

UAE対日本
主審:ラフシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)
副審:アブドゥハミドゥロ・ラスロフ(ウズベキスタン)、ヤコンギル・サイドフ(ウズベキスタン)
四審:ドミトリー・ピスレギン(ウズベキスタン)

寝ぐずりするお子さんをあやしながらの観戦なのでメモはなし。
まあ、イルマトフってことで、皆さん安心して見てたんじゃないでしょうか。
実際、特に問題になる判定もありませんでしたし。
松木さんもマトフの肩書を知ってかおとなしいものでした。
いつもこれくらいレフェリーを信頼したいものです。

中東の笛は鳴り響かず! UAE戦でアジア最高のウズベク人主審が完璧なレフェリングを披露(Football ZONE web)
 

で、こんな記事もありますけど、これはこれでレフェリーの名前だけしか見ておらず、結局この先も同じことを繰り返す気だなと頭を抱えてしまいます。
実際、マトフ基準で見たら、昨日の試合は微妙な出来。
コンタクトは寛容に、でもお手ては厳しくというのはいつもどおりながら、流石に取るべき接触、注意を入れるべきプレーってのを放置して、その瞬間の意図だけで判断してたかなという印象です。 
5試合に1試合くらいはこんな雑な日がありますよね彼。

なお、ポジショニング的に日本の選手とかぶりそうな場面が多発してましたけど、この試合は日本の動きが予測不可能すぎでしょうw
あれはトップレフェリーほど厳しいのでは。
逆に日本人レフェリーの方がうまく対応できるのかもなーという気がします。



警告については3級さんが後ほど詳細書かれると思いますが、記憶にある分だけ僕も。

34分の21番オマルはC2(ラフプレー)。
ボールキャッチ川島に足をむけて突っ込みました。
足裏がっつり向けて接触してるわけで、赤でもおかしくはないプレー。
この時間帯オマルは相当イライラしていて、その直後にもハイキックかましてましたし、日本としてはうまく退場に追い込みたかったですね。

54分の8番ハマダンと60分の9番ハイカルはどっちがどっちだっけ。
片方がラグビータックルでのC1(反スポ)。
敵陣入ってるのでのチャンス潰しで文句なしですけど、自陣でもあの形なら出てたかもしれませんね。
もう片方は大迫キープにいらん当たり方してのもので、これはC2になるのかC1になるのか(国際試合なんで区別はないけど)。
この辺もイライラを感じさせるプレーでした。

55分の久保もどちらとも取れますが、チャンス潰しでしょうかね。
松木さんは例によって「ボールにいってるのに!」と言ってましたが、あの深さでは相手への影響もやむなく、ファウル取られるでしょう。

81分の16番アルラキのは記憶にない。



ともあれ、出たカードについては、マトフだろうと「中東」のレフェリーだろうと確実に出したものばかりでしょうから、これだけで「流石イルマトフ!」などとのたまうのはいかがなものか。
むしろ、これ以外にUAE側のハイキックが目立ったり、大迫の負傷もありまして、もう少し細かい注意があっても良かったんじゃないかなーという印象です。

ただ日本側も、久保がダイブ気味の倒れ方2回あったり、交代時にもたもたしてたり、1枚もらっててヒヤヒヤもののところも……
せっかく良い形で代表キャリアスタートさせたんですから、○久保さんにはならないようにしたいものです。

あと、欲を言えばマヤが1枚もらって終わりたかった……
次のホームタイ戦、累積消化するとしたらこの試合がベストでしたからねー。
逆に、これで最終戦までノーカードで言ってもらわないと大変つらいことになります。
とりあえずタイ戦はマヤおやすみで、昌子と植田をテストしておきたいですねえ。



それにしても、物議をかもしたメンバー選考に、異論噴出のスタメン発表からのこの内容と結果。
ハリルさんお見事ですなあ。
でも、僕も川島先発を推してたからね!
そのことは声を大にして言っておきたいものです(小声だったけど)。

先日のアンケート、結果はこうなりましたが、自分の想定とちょっと違うことになっておりました。
というのも、「ファウルチャージで直接FK」が1位になったんですが、これ数合わせで入れたつもりだったんですよねw
私の想定した答えは「ホールディングで直接FK(この場合はPA内なのでPK)」であり、それに対して「間接FK」と感じる人がどれくらいいるのか、またその中で「オブストラクション」と「インピード」を使う人がそれぞれどれくらいいるのかを見てみたかったのです。

これがなんで「ファウルチャージ」ではなく「ホールディング」とすべきものか、そしてその違いによって何が変わるか、についてはまた後日まとめます。

今日は、「ボールを持ってる相手に犯したファウルじゃなくて、持ってない相手の進行を妨げる反則なんだから『オブストラクション』もしくは『インピード』で間接FKなんじゃないか」と思われた2割弱の方用のエントリです。



で。
まず「オブストラクション」と「インピード」とわざわざ2つ分けて項目用意しましたが、どちらも同じ反則を意味します。
現行の日本語版ではこんな感じ。
2. 間接フリーキック
競技者が次のことを行った場合、間接フリーキックが与えられる:
• 危険な方法でプレーする。
• 身体的接触を伴わずに、相手競技者の進行を妨げる。
• ゴールキーパーがボールを放そうとしているときに、ゴールキーパーがボールを手から放す、キックする、または、キックしようと試みるのを妨げる。
• 第12 条に規定されていないもので、競技者を警告する、または、退場させるためにプレーを停止することになる反則を犯す。

身体的接触なしで相手競技者の進行を妨げる
相手競技者の進行を妨げるとは、ボールが両競技者のプレーできる範囲内にもないとき、相手競技者の進路に入り込み、その進行を妨げる、ブロックする、スピードを落とさせる、進行方向の変更を余儀なくさせることである。
すべての競技者は、フィールド上においてそれぞれ自分のポジションをとることができる。相手競技者の進路上にいることは、相手競技者の進路に入り込むこととは同じでない。
競技者が、相手競技者とボールの間に自らを置くことは、ボールがプレーできる範囲にあり、相手競技者を手や体で押さえていない限り、反則ではない。ボールがプレーできる範囲にある場合、その競技者は正しい方法で相手競技者によりチャージされることがある。
「身体的接触を伴わずに相手競技者を妨げる」ということで、実は「インピード」とも「オブストラクション」とも書かれてるわけじゃないんですよね。
ただ、英語版の方では「impedes the progress of an opponent without any contact being made」とありまして、これが以前のだと「obstruction」って書かれてたんですかね。
正確に何年から変わったのか不明なんですが、とりあえず「オブストラクション」って呼び方は古いですよということです。
とは言え、「キーパーチャージ」のように、ファウルの要件そのものが変わったわけじゃありません。
今も昔も「相手競技者を妨げる」という行為は間接FKであります。

ただし!
現在の競技規則で明記されたのが「身体的接触を伴わずに(without any contact being made)」という部分。
これ、実は書かれていない時からそのように扱われてはいました。
しかし、そのままだと勘違いする人もいるということで、今回から明記。
また変更点としてまとめられている箇所にも、
12.3 直接フリーキックの対象となる接触
追加の文章
身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。
説明
身体的接触を伴う反則があったときは、直接フリーキックを与えなければならないことを明確にした。
12.7 身体的接触を伴わない妨害は間接フリーキックとなる
これまでの文章
競技者が相手競技者の進行を妨げた(中略)場合も、間接フリーキックが相手チームに与えられる。
新しい文章
競技者が次のことを行った場合、間接フリーキックが与えられる:(中略)
• 身体的接触を伴わずに、相手競技者の進行を妨げる。
説明
身体的接触を伴わずに相手競技者を妨げる行為は、間接フリーキックの対象となることを確認した。
とあるように、「身体的接触」があればすべて「直接FK(PK)」で、「間接FK」になるのは接触がない時だけですよ。
と強調されています。

ということで、最初の反則シーンをもう一度見てみましょう。

がっつり接触することで「相手競技者を妨げる」しておりますので、この場合は直接FK(PK)となります。
なお、この動画「Impeding an opponent 」という英語タイトルが着けられてますけど、コメントで、
「This is holding, not impeding. Impeding does not involve contact, if contact is made, it is a DKF, like holding, charging, etc. impeding is a IDK foul.(これはインピードじゃなくてホールディングだよ。接触があったらインピードにならない。ホールディングやファウルチャージのように接触があったら直接FK。インピードだったら間接FK)」
ときっちり指摘されてる方がいますね。

ということで、間接FKと思われた2割程度の方には、「接触があったら直接FKなんだな~」という認識を改めて持っていただければと思います。



さて。
じゃあ「接触のない妨害ってどんなやねん」という疑問が湧いてきます。
それを調べるために動画を探したのですが……
これが見当たらない。
(そもそもそんな動画を探していて上記のものにぶち当たったのですが)
実際の試合ではまず登場しない反則と言えそうです。

ではなんであるかって言うと、おそらくこれ封じのため。
サッカーって全員でボール囲んでゴールまで運べば良くね?:Men's 2ch 
AAつくったぞ! 
こうじゃね? 
俺職人になれね? 

  ○○ 
 ○  ○   ワー 
○ ● ○    ワー 
 ○  ○ 
  ○○
こうやって守りきるような形を禁止するためのルールと言えますかねー。
実際それに近い動画はこちら。

これ、最終的に審判が直接FKを示してますので、インピードで反則を取ったわけではなく、キープしてる側のホールディングかなにかを普通に取ったんだと思いますが。
味方同士ががっつり肩でも組んで、ボールを完全に取り囲んでしまい、相手側はお手上げってなってたら、その瞬間にインピード取られてたんじゃないですかね。

ということで。
まず起きないだろうインピード、Jリーグの試合でいつか登場するのか、気を長くして待っていたいと思います。

このページのトップヘ