2点ほど。
「岡崎とGKの接触で、復帰方法はそれでいいのか」
と書いてた部分、3級審判員さんも同じ疑問を呈しておられました。
ザンビア戦(2014/06/07)の公式記録ほか
そうなのです。通常、選手の怪我の処置は、ピッチの外で行われますが、怪我をしたのがGKの場合、GKとフィールドプレーヤー(以下、FPと表記)が衝突し、即座な対応が必要な場合や、同じチームの競技者が衝突した場合については適用されません。(過去記事 「フィールド内で治療を受けられるのは「原則GK」だけ」 参照。)
相手GKが負傷して、ピッチ内で処置を受けていて、どうせ試合が停止する状況だったため、岡崎選手もそのままピッチ内で処置を受けることができました。(通常なら、チームドクターによる状況確認と、簡単な止血処置だけが行われ、本格的な処置はピッチの外で行われます。)
出血した選手は主審による止血の確認がなければピッチ内に復帰できないので、通常、岡崎選手は、プレー再開後のアウトオブプレーのタイミング(最近 は、できるだけ素早く選手をピッチに復帰させることを目的に、主審から権限を委譲された第四の審判員による止血の確認を受ければ、インプレー中でも復帰す ることができるようなのですが。)でしか復帰できないのですが、相手GKの処置が長引いていたことなどもあり、再開時にそのままピッチ内にいました ねぇ・・・。
競技規則的には、第5条のガイドラインで、主審が遵守すべき手続きとして、「負傷した競技者は、試合が再開されたのちにのみフィールドに復帰できる。」と規定されているので、岡崎選手は一旦ピッチの外に出て、試合再開後にしかピッチに戻れないはずなんですけどねぇ・・・。
もちろん、負傷者がGKの場合は、試合再開時にピッチ内にGKがいない状況となってしまい、競技規則の第3条の競技者の数(各チームの競技者のうちの1人はゴールキーパーである。)を満たさなくなってしまうので、必然的に「ピッチ外からの復帰は免除」されるのですが。
怪我人が出た場合、特に出血があった場合、選手は一度外に出させられます。
そして「プレー再開後」、主審の許可を得て復帰するわけです。
ガイドライン 第5条 主審 負傷した競技者しかし岡崎は、「プレー再開前」にすでにピッチに復帰していまして、「あれ?これええんかな?」と思ったのです。
負傷した競技者は、試合が再開されたのち、フィールドに復帰することができる。
で、その点を2級審判の方に聞いてみたところ、
「GKとFPが衝突という例外の状況なので、第5条『負傷した競技者』の項目全体に例外が適用され、FPが試合再開前に復帰することを妨げない」
というお話。
なるほどねー。ガイドライン 第5条 主審 負傷した競技者この規定の例外は、次の場合にのみ適用される。・ゴールキーパーが負傷したとき。・ゴールキーパーとフィールドプレーヤーが衝突し、即座の対応が必要なとき。・同じチームの競技者が衝突し、即座の対応が必要なとき。・重篤な負傷が発生したとき(例えば、舌が気道を塞ぐ、脳や心臓の震盪、脚の骨折)。
GKは例外的に「再開前に復帰」が認められるわけですから、それと接触したFPの方も認めてやらんと不公平になりますわな。
当然と言えば当然の話でした。
これは、例外の適用を受ける他のパターンが「同じチームの競技者が衝突」ということからも考えられますね。
「相手競技者との衝突」であれば、両チームとも1人ずつが欠けている状態ですから、その状態で再開して、その後で復帰させることに不公平はない。
しかし、同じチームの選手が2人欠けた状態で再開させると、欠けた方が非常に不利となるので、その場合も治療が終わった選手を復帰させてから再開で良いですよと。
そういう考え方なんでしょう。
と言うことで、この時の主審の判断に問題は無かったということです。
追記。
3級審判員さんもコメント欄での指摘を受けて記事を修正されていました。
負傷した選手がピッチの外で処置を受けなければならないのは、「円滑な運営」のためであり、今回のようにゴールキーパーの処置のほうが時間がかかっていて、他の競技者の処置のほうが先に終了した場合は、あえてピッチの外に出る必要はないそうです。(上級審判員の方に教えていただきました。2014.06.08 追記。)
続いて。
ハンドの件なんですが、やっぱハンドだったなとw

このシーン、キャプチャ作るのに必死でこの瞬間ばかりフォーカスしてましたが、流れを通して見直したら、クロスの瞬間手を後方に引いて、そこに当たっていることが分かりました。
これが、「クロスが来る!避けなきゃ!」で、背中側に避けたところに当たったのか、それとも「背中を通される!」と故意にそちらに出したのかまでは判断できませんが。
いずれにせよ「ボール方向への移動」があったわけですから、未必の故意と取られてハンド認定されるのも致し方ないかなと。
そしてその場合、「意図的にボールを手または腕で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを阻止する」に該当するので、警告が出て然るべきだったんじゃないかというのが今の考えです。
と言うことで2点ほど修正いたします。
しかしうーん。
リアルタイムで書こうとすると、後から間違いや書き直したいことが多数発見されるなあw
これは記事公開のタイミングをもうちょい考えねば。。。

