ジャパンC


今年のジャパンCの中心は間違いなくアーモンドアイ。馬券を買う上でアーモンドアイ「から買う」のか、他の馬からアーモンドアイを「絡めて買う」のか、それともアーモンドアイを「買わない」のか、いずれにせよこの馬の取捨選択が必要になってくる。

で、先に結論から申し上げると、

◉アーモンドアイ。

今回私は「アーモンドアイから人気妙味のある馬中心に流す」買い方をコンセプトとして馬券を買いたいと考えている。この馬を本命にする理由は単純明快。純粋に早くからこのレースを目標にしつつ、疑いようの無い絶対能力の高さがあるから。

特にこの東京芝2400mだから~とか、調教が良いから~とか(確かに攻め馬の動きは抜群だけど)、そういった局所的なことではなく、不安材料を挙げようと思っても「初の古馬との対戦がどうか」という、3歳馬が古馬と初めて一緒に走る時に良く言われる推測的な不安要素しかない。

この点も「過去のジャパンC、今回のメンバーを見ても通用する」と断言してしまえば、論破できてしまう。内枠?それは他のレースでインコースに入った差し馬も同じことが言えるのでは…。


ハッキリと言ってしまえば、アーモンドアイ以外の上位人気馬が頼りない、ということが更にアーモンドアイを本命に推したくなる所以でもある。


スワーヴリチャードは前走の天皇賞(秋)で10着と大敗。確かにスタート直後のタックルは致命的な不利だったが、直線で鞍上がステッキを連打した時のアクションを見ると…?正直、あの位置で進めたならもう少し伸びていなければならない競馬。

この中間はソフトな調整方法に変えてきているようだが、果たしてこの1ヶ月でどこまで馬が変わるのか?オッズを見ると巻き返し期待込みで人気になっているようで、自身の状態に不安がある中で人気の馬を買う必要性は薄いと判断。消し。

消スワーヴリチャード。


サトノダイヤモンドは前走の京都大賞典で復活V。ただ、この馬自身が休み明けだったとはいえ、条件上がりの牝馬レッドジェノヴァに半馬身差、タイムもキタサンブラックが逃げ切った16年に次いで近10年で2番目に遅いタイムで、2番手から抜け出したキタサンブラックとは中身が少し異なるだろう。正直物足りない内容だったと言わざるを得ない。

一時期のスランプを脱しつつあるのは間違いないが、より高いレベルでの走りが要求されるジャパンCで更に良いパフォーマンスが期待できるかと言われると…鞍上モレイラ補正でどこまでといったジャッジ。良馬場希望のタイプではあるが、究極の時計勝負が得意なイメージはあまりなく、真っ向勝負でアーモンドアイを逆転するのは厳しそう。押さえ。

△サトノダイヤモンド。


シュヴァルグランも叩き良化タイプなのは間違いないが、ゴール前までしっかりと脚を使って着差も小さかった昨年と比較して、今年は最後同じく叩きの舞台だった7歳馬アルバートに先着されている内容には少し疑問を覚える。少なくとも前走以上の状態で出てくるとは思うが、もう少しやれていいレースだったはず。上積みを考慮しても、逆転までは…押さえに留める。

△シュヴァルグラン。


キセキは菊花賞馬にも関わらず、今秋は1800mの毎日王冠から使い出したのがキモ。春は状態面もあろうが、天皇賞(春)を回避して宝塚記念に出走してきた辺り、本質的に中距離馬と陣営が判断しているのだろう。よって、今秋の最大目標は前走の天皇賞(秋)だったと判断。逃げて2000mを1.57.0はかなり立派な内容だが、正直あれ以上の走りをこの馬に求めるのは酷か。

1800mから使っての距離延長だけに、鞍上もできるだけ終いの脚を意識した逃げを打ちそう(スタミナ勝負とは言っているが、東京2400mをハイペースで逃げ切れるとは到底思えない)

好時計で2走続けて走っているため高速決着が続く今の東京芝は合っていそうだが、同時に秋3戦目で反動の可能性もある。判断が難しいところだが、前述3頭よりは上の評価を与えたいところ。

★キセキ。


ここからは今回馬券を買う上でカギとなる「アーモンドアイの相手本線に成り得る、人気妙味のある穴馬」を挙げていく。


◯ミッキースワロー。
昨年のセントライト記念ではアルアインを並ぶ間もなく差し切っているようにポテンシャルは間違いなくGⅠ級。スローペースで踏み遅れたAJCC、1枠から大外一気を余儀なくされた大阪杯、勝負どころで揉みくちゃになった札幌記念と今季3戦は全く力を発揮出来ていない。

この馬が走ったレースはスローペースばかりで、淀みないラップをキセキが刻んだ場合にどんな走りを見せてくれるかが焦点となるものの、3歳春の福島・ひめさゆり賞で2000m1.59.9をマークしているように、実は淀みない流れのほうが力を発揮出来るのではないか説を唱えたい。

父トーセンホマレボシは現役時代に京都新聞杯をレコード勝ちしてダービーでも早め2番手から2.23.9で走りきった。父の半兄には天皇賞(秋)をレコードVのトーセンジョーダン(父ジャングルポケット)もいるように、元々時計勝負に強い種馬なのでは?とずっと考えていた。ミッキースワローは母父がジャングルポケットなので、なんちゃってトーセンジョーダン(?)と考えて問題ないはず。高速決着になりそうで初の東京、馬柱もそう綺麗ではないため人気妙味もある。馬券を買うなら今回しかない。


▲ウインテンダネス。
緑風Sで2400mを逃げて2.22.9をマークしているので、純粋に時計勝負への対応力はある。その緑風Sは逃げてメンバー2位の上がりをマークしており、いわば「逃げて差す」競馬を披露したと言って良いだろう。そもそもこのレースで逃げるまでは後方から末脚を伸ばすタイプの馬だったので、最後にひと脚使えるように内田博騎手も配慮して騎乗するはず。

同じ逃げの戦法とはいえ、大逃げを打って最後に止まってしまうような京都大賞典の乗り方や、スローでも相手を待って仕掛けてしまったアルゼンチン共和国杯のような騎乗はこの馬の能力をフルで活かせない。前に行って後方から進めた時と遜色ないような末脚を使えるのがこの馬の武器なので、好位に控えて早めに動き出す競馬でも十分に力は発揮できるのでは。元々使い込んで良さが出てきたタイプだけに、秋3戦目で前進を。


馬券はこんな感じで買いました。

キャプチャ003


アーモンドアイ→ミッキースワロー⇔ウインテンダネス
で大体帯になる感じ。アーモンドアイで帯を夢見ましょう。