ちょっと前の話になるが、モレイラが日本の通年免許取得に向けて準備している、というニュースが流れた。

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※競馬ラボから記事引用

自分も競馬SNS界隈は色々観察させているので、多くの人が色々な意見を述べているのを見た。当然、ウェルカムな意見もあれば、そうでない意見もある。個人的にはモレイラクラスの世界的トップジョッキーが極東の島国、日本に来たいって言っているんだから、ようこそジャポンへおいでませって感じなのだが、まあそれはさておき。どうしてモレイラほどのジョッキーがガラパゴス的要素の高い日本に来たいのか。ということを3秒だけマジメ(杉澤光雄オーナーの父エンパイアメーカーではない)に考えてみた。


・・・3秒考えた。わかったぞ。理由は一つ「良い馬に乗せてもらえて」かつ「日本の賞金が高い」からだ。間違いない。


昨年から今年にかけて香港で騎乗馬の選択をミスったとか、お手馬が居るわけでもないのにドバイに乗りに行ったからだ~とか色々言われているが、モレイラほどの技術があるジョッキーであれば、香港でなくとも世界中から引っ張りだこでもおかしくない。っていうか引っ張りだこだろう常識的に考えて。そんな彼が日本を選ぶということは、それだけ日本の競馬関係者がモレイラ騎手を高評価している、必要としていることをモレイラ騎手自身が自覚しているからだろう。


これも今更な話になるが、近年の日本競馬では外国人ジョッキーが非常に重用されている。春・秋シーズンになれば必ず誰かが短期免許で来日して、有力馬に騎乗し、タイトル並びに多くの勝ち鞍をさらっていく。これの是非はまた別の話として、それは認めざるを得ない事実だ。


それではなぜ、外国人ジョッキーを多用・重用するのだろうか。これもシンケン(吉田千津オーナーの父ホワイトマズルではない)に考えてみた。


・・・シンケンに考えた結果出た答えは「上手いから」だ。筆者は平然と武幸四郎のような顔をしているが(それはいつもそう)、そろそろ怒られそう、もしくはスマホの戻るボタンを連打されるのではないかと危機感を覚えている。話の本筋までまだたどり着いていないのにそれは避けたい。ということで「なぜ外国人ジョッキーは上手いと評されるのか」ということについて述べていく。


ものすごく手前味噌な話になるが、私は2年ほど前まで競走馬に乗っていた。実働としては4年ほど、1日4鞍を年間300日くらい乗るので、まあ鞍数としてはざっと見積もって4000鞍ぐらいだろうか。全く経験が無いわけでも、多いわけでもない。それなり、ほどほどって感じ。

とはいえさすがに4年間乗ると、ある程度のところは見えてくる。これ走るな~とか、走らんな~とか。Twitter界隈で一口馬主が多いのであまりアレなことは言えないが、クラブレポートに良いこと書いてあっても実際の評価は※※※※だったりする。この辺は実際に筆者とあった時に踏み込んで聞いて欲しい。

・・・何の話してたっけ。ああそうだ、外国人ジョッキーのどこが上手いのかって話だ。直ぐ話が脱線する。自分の悪い癖だ。昨日もTwitterでサッカーの話をしていたのに毎日合コンに行けって話にすり替わっていた。ツイッタランドは怖い。


改めて馬のはなし。競走馬の調教、もしくはレースに跨ったことのある人(数えるほどしかいないけど)は分かると思うが、馬は溜めないと伸びない。この「溜める」という言葉、簡単なようで意外に難しい。

追い込み馬なら割と想像しやすい。馬の後ろで手綱を絞って、脚を「溜める」。3、4コーナーを回って勝負どころで手綱を開放し「さあ、走っていいよ」と馬を伸ばす。これこそが俗にいう「末脚」であり、GOサインと呼ばれるものだ。


◯ャロップレーサーやらGⅠ◯ョッキーの影響で方向キーをあたたたたと愛で空が落ちてくるように連打すれば馬は進むと考えている人が大多数と思われるが、馬はそんな簡単には動かない。っていうかそれじゃ自転車や車・バイクと何ら変わらない。それらと競走馬が根本的に違うのは「操作すべきものが操作者の意志とは関係なく自ら進んでいく」という点だ。だから、私は良く「手綱をおっぱなした」という言い方をする。


馬は常に前に進んでいて(これ重要)、それに乗り手がブレーキを掛けて制御している状態を想像して欲しい。ガッチリ折り合っている状態というのは、馬が前に進む力=アクセル と乗り手が我慢させようと抑える力=ブレーキ が均衡に釣り合った状態のことを言う。(※あくまで個人の見解)


レース中にスーッと上がっていく様も良く見るが、あれは大体の場合ペースを読んで上がっていくんじゃなく、遅いペースで手綱をガッチリ持って抑えるのがしんどいから、手綱を離したケースがほとんどだ。だから最後の直線では溜めが道中利いていない分、伸びない。ペースが遅くてもジョッキーたちが必死こいて抑えているのは、そのためだ。


こと外国人ジョッキー、特に欧州のジョッキーはこの「抑える能力」が日本人ジョッキーとはケタ違いに高い(人が多い)。それは純粋な筋力も勿論のこと、行きたがっている馬に対する重心の取り方や、拳の使い方など、一つ一つ説明していくとキリがない(それを説明しろよって話だよね)


抑える能力に長けていると、スタートから出して行っても持っていかれることなく、好位でグッと我慢させることが出来る。最近TLでも見かけることが多くなった所謂「前付け」というモノだ。私は「前(手綱)を持つ乗り方」と表現したい。


馬は走る時に体を前後に収縮させる。馬のフットワークを比喩する際に「ゴムのような~」という言い方を目にするが、ゴムは伸びると同時に縮む。馬も同じで、末脚を伸ばすためには馬を縮めさせなければならない。伸び切ったゴムはゆるゆるになってしまうのと同じだ。この「馬を縮める」という行為が前を持つ乗り方であり、イコール脚を溜めることなのだ。


当たり前だが競馬は先行有利。枠順によるセパレートが無いのだから、基本的にはどんなコースでも内枠先行が有利になるのは自然なこと。後ろから行った時と同じような脚を前目で使うことができれば、そりゃ勝てるに決まっている。でもそれはゲームのように一筋縄では行かない。馬は生き物だから。


分かりやすい例が今年のダービーでの福永騎手。出して行った分ハミを噛んで抑えるのに苦労していたが、外枠でもしっかり溜めが利いたことでゴール前まで脚色が鈍ることなく走り切ることが出来た。色々な所で「神騎乗」と呼ばれていたし、私も素晴らしい騎乗だと思ったが、あれに近しいことを外国人ジョッキー(特に欧州系の)はいともたやすくどのレースでもやってしまう、やっているということ。


私はそこまで海外競馬に明るい方ではないが、欧州のレーススタイルと言うとスローペースで密集した競馬になり、激しく馬体をぶつけ合うような競馬が多いイメージ。馬と馬との距離が近ければ近いほど、手綱を緩ませることは出来ない。馬を自由な状態にさせてしまえば、行きたがった時に前の馬の脚に躓き、大事故になりかねない。そのため外国人ジョッキーというのは根本的に馬をコントロールする能力が高いと言える。


モレイラ騎手が所属している香港もスローの競馬が多く、そこでリーディングを獲っているのだから、馬を御す力にそもそも長けているのだろう。そこから先の勝負勘、レースプランの組み立て方に関しては、実は日本人ジョッキーの考えていることと大差ないと思っている。いや、逆に言えば日本人ジョッキーはそういうプランを描いていても実行するだけの技術が無かったりするケースも多いから、ある意味では大きな差なのかもしれない。自らが描いたプランをそのままレースで実行することが出来れば、誰でもリーディングジョッキーだ。


外国人ジョッキーと対等に勝負する、同等の馬質を確保するには、日本人ジョッキーのふわっとハミを抜きたがる意識を改善しないと永遠に詰まらない(最近は頑張って外国人のような乗り方をしようとしている人もいるけどね、川田騎手とか)と思う元乗り役なのでした。おしまい。



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