2021年05月07日

 1ヶ月前の4月18日に学区総合防災訓練の相談会が行われ、本年度は新型コロナ感染症の流行下ですので規模を縮小して、自治会の組長/班長を中心に「感染症流行下での避難所の設営」をテーマとして学区総合防災訓練を行うという方針が決まりました。

 ただし、総合防災訓練ができるかどうかは、1週間前の5月23日時点で、大津市の新規感染者数が30人以下、かつ(学区が接している)京都市の新規感染者数が100人以下であるという条件を満たすかどうかで判断するとしていました。

 ところが、この1ヶ月の間に新型コロナ感染症の状況が大きく変わってきました。

  1)感染力が強い変異型コロナウイルス株の割合が増え、重症化率も上がった
  2)重症化しても入院できない人が増えている
  3)京都市では4月24日と25日に新規感染者が100人を超えた
  4)京都府は緊急事態宣言下にあり、5月31日まで続く
  5)大津市も5月5日に休日であるにも関わらず感染者が20人になっている
  6)現在が感染のピークでこれから感染者が減るという状況にはなっていない
  7)大津市の80歳未満の人への新型コロナワクチン接種の予定が立っていない

 このように、訓練を中止した昨年よりも状況が悪く、多人数が集まる訓練を行うことは危険であるということで、5月7日のまちづくり協議会の運営委員会で5月30日の学区総合防災訓練の中止が決まりました。

 5月15日の自治会のビラ等配布日に、住民全体に総合防災訓練の中止をお知らせします。
 また後日、学区の防災対策について印刷物で住民全体にお知らせします。


shagalshagal at 23:11│コメント(0)学区総合防災訓練 | お知らせ

2021年05月05日

 5月5日(水)、自治会館やまびこで感染症対策用に購入した様々な資機材の点検整備を行いました。

 大津市の学区自主防災組織活動補助金の対象物品を含む今回購入したものは以下の通りです。

1)5人用ドームテント(大津市が購入したものと同じテント)
   大津市が購入したテントは学区に10張届いただけでしたので、感染症対策のためにさらに10張購入しました。これは感染症対策避難所や福祉避難所で使用する予定です。

2)2人用ドームテント
   学区には5人用大型ドームテント が15張+大津市の5人用ドームテントが10張、今回購入した5人用ドームテントが10張、さらに3人用ドームテント が17張ありますが、一人で使用するためのテントがありませんでしたので、冬用に10張購入しました。これで、テントの数は62張になりました。定員通りならば246人収容できることになりますが、家族に一張だと150人程度でしょうか。

ドームテント 2種

3)救護所テント(3m×3m、3面幕付)
   体育館の中に設置し、医者が診察するためのテントです。

4)診療用ベッド
   学区にはサマーベッドが38台とGIコットが13台ありますが、これらは小さくて高さも変えられませんので、診療用ベッドとしては適していません。そこで、今回エステ用のマッサージベッド(185W×70D×50〜71H)を購入しました。たたむとコンパクトになり、一人で運ぶことができます。使用時にはこれに使い捨ての防水不織布シーツを掛けます。

医療用テントとマッサージベッド

5)個人用防護具(PPE)
    サージカルマスク、防護衣、手袋、フェイスシールド、キャップ、シューカバー等。

6)アルコールディスペンサーとアルコール10リットル

5)、6)やポリ袋、不織布マスク、非接触型体温計等は災害時にすぐに用意できるように、ポリケース5個に分けて入れ、自治会館1階の防災倉庫に入れておきました。その分類は、総合受付用、一般避難所受付用、感染症対策避難所受付用、福祉避難所受付用、帰宅困難者避難所受付用の5種類です。


shagalshagal at 20:27│コメント(0)防災資機材 | 活動報告2021年

2021年05月01日

 桜が咲くと同時に庭の虫の数が増え始め、ヤマブキ、ハナズオウ、フジなどに続きコデマリが咲くと一気に虫の数が増えてきました。

クロナガカメムシa20210501タマカメムシc20210501

 この時期に多くのカメムシが見られますが、クロナガカメムシも毎年現れます。今回は藤棚の下のシャガの葉の上を歩いていました。クロナガカメムシはクロホシカメムシやフタモンホシカメムシと間違われることがありますが(クロナガカメムシで検索するとクロホシカメムシが出てくる)、前胸の前半のふくらみや上翅の質感が全く異なりますので容易に区別できます。
 タマカメムシは小枝や枯れ葉、雑草を集めた小山の付近でいくつか見られました。昨年は別の場所のヤエムグラの上にいましたが、今年は庭全体に広がっています。

クビアカモモブトホソカミキリa20210501クマダギンナガゴミグモ?20210501

 本日(5月1日)、滋賀県のレッドデータブック2020「滋賀県で大切にすべき野生生物」が届きました。そこに要注目種として掲載されているクビアカモモブトホソカミキリは庭のコデマリの花にたくさん集まります。昆虫ではありませんが、ギンナガゴミグモに似ているクマダギンナガゴミグモらしきものが庭の通り道に巣を張っていました。

ケシキスイの一種20210503シマバエの一種?20210503

 ケシキスイの仲間ですが種名は調査中です。上翅後方にある2つの円形紋が特徴です。右は翅のそれぞれに5つの黒紋があるシマバエの一種のようです。庭にはハエの仲間は100種以上いますが、撮影しても種名がわからないものの方が多いので、深入りはしないようにしています。

ムモンホソアシナガバチ20210503ヤマトヤブカ20210503

 柿の葉の間で休んでいる蜂がいました。この顔はムモンホソアシナガバチのようです。刺されると痛いそうですが、攻撃性のある蜂ではありませんので、心配はいりません。いかにも刺しそうな蚊がいました。胸の模様からヤマトヤブカのようです。庭の池などにはメダカを入れていますので蚊が増えることはなく、5月中は安全です。

クルミハムシ20210503ヒメナガサビカミキリ20210503

 クルミハムシは初めて見ました。なかなかしっかりとした作りのハムシです。枝を積んだ場所では様々なサビカミキリの仲間が歩いています。ひときわ小さいのがこのヒメナガサビカミキリです。

ヤスマツチビナガカメムシ20210503セスジヒメナガカメムシ20210503

 ヤスマツチビナガカメムシは庭でよく見られます。セスジヒメナガカメムシは家の壁にいました。これから家の壁には様々な虫が止まりますので、昼間はなるべくチェックするようにしています。

オオバコトビハムシ20210504タマカメムシ20210504

 オオバコトビハムシは一度見つけると、庭のオオバコの葉の上でたくさん見つけることができます。タマカメムシも昨年と同じ場所にいました。

クビアカモモブトホソカミキリ20210504ベニカミキリ20210504

 天気が良かったので昼間にクビアカモモブトホソカミキリがたくさん集まりました。そのコデマリにはベニカミキリも3匹来ていました。

モンクチビルテントウ20210504オオツマグロハバチa20180504

 オオデマリの花びらの間に小さなテントウムシがいました。この毛深い虫はモンクチビルテントウのようです。今日は庭でオオツマグロハバチを何度か見かけました。

ハムシの一種20210504ゾウムシの一種20210504

 このハムシは似ている種が多いので同定には少し時間がかかります。ゾウムシも種類が多いので、調査中です(ゴボウゾウムシの一種)。

イボヒラタカメムシ20210506クロツヤトビカスミカメ?20210506

 イボヒラタカメムシは我が家では初記録です。滋賀県の昆虫目録には記載されています。クロツヤトビカスミカメは触角の第一節全体と第二節の付け根が黒いということです。

アカクビナガハムシ20210506アトキリゴミムシの一種20210506

 前胸背が滑らかなのでアカクビナガハムシとしましたが、赤くなくてオレンジ色。アトキリゴミムシの一種は調査中。→アトキリゴミムシの仲間ではなくヒラタゴミムシの仲間のベーツヒラタゴミムシでした。

クロトラカミキリ20210506ナカアカヒゲブトハネカクシ20210506

 エグリトラカミキリに似ているクロトラカミキリは我が家では初記録かも。昼間はコデマリの花に多くのカミキリムシ、ハナムグリ、ハエなどが集まります。大型のシダ植物のオシダの葉の上にいたのはナカアカヒゲブトハネカクシです。


 



shagalshagal at 18:45│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年04月29日

 2021年4月28日、雨の中、庭でモリアオガエルの今年1個目の産卵が見られました。昨年は5月5日でしたから、1週間早い初産卵でした。昨年は7月9日の136個目の産卵が最後でしたが、今年はどうでしょう。シマヘビ、ヤマカガシ、イタチ、ネコ、フクロウ、カラスなど天敵が多いので、産卵数は天敵からどれだれ守れるかにかかっています。

モリアオガエル卵塊20210430

<追記:5月1日>

 今日は雨なのでモリアオガエルが庭のあちこちで鳴いています。夕方には大きな雌も来ましたので、今夜産卵します。

モリアオガエル♂20210501モリアオガエル♀20210501

 20時頃から産卵を開始して、21時40頃には終了間近です。

モリアオ産卵20210501


shagalshagal at 00:33│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年04月10日

  日時:2021年5月30日(日) 9:00〜12:00
  場所:比叡平小学校の校庭と体育館
  内容:感染症流行下での避難所の設営
  主催:山中比叡平まちづくり協議会 防犯・防災部会

 2021年4月8日、第16回学区総合防災訓練の相談会が行われ、訓練計画の概要が決まりました。

本年度は規模を縮小して実施

 昨年度は新型コロナの非常事態宣言下でしたので、訓練は中止になりました。本年も5月30日にどうなっているか予測できませんが、計画は進めることにしました。

 本年度は新型コロナの流行下での訓練ということで、従来のように全住民に参加を呼びかけるのではなく、安全のために規模を縮小して行うことになりました。具体的には、参加者を自主防災会、各自治会の組長/班長、学区公認団体の代表者、まちづくり協議会の職員等に絞って100人以下で行います。

 総合防災訓練を実施できるかどうかは、1週間前の日曜日(5月23日)の新型コロナ新規感染者が以下の条件に当てはまるかどうかで判断します。「京都市の新規感染者が100人以下で、大津市の新規感染者が30人以下であること」。判断の結果は、まちづくり協議会のホームページとこのブログに記載します。

→変異型ウイルスの感染力が強く、一密での感染例も出てきたということで、状況が変化してきました。
 加えて大津市のワクチンの接種は80歳未満はまだいつからになるかわかりません。
今年も学区総合防災訓練の実施は難しそうです。これから相談しますが、今は取りやめの方向です(5月4日)。


訓練は5つに分けて実施

 「感染症流行下での避難所の設営」訓練の内容は5つ設定しました。本来であれば、一般避難所、福祉避難所、感染症対策避難所、車中泊避難場所、持ち込みテント避難場所等を設営しなければならないのですが(図1、図2参照)、新型コロナ感染症流行下では全てを行うことはできません。そこで今回は5つのテーマに分けて訓練を行います。

 1)総合受付(屋外)と発熱者受付:担当者に参加者は含まない
   受付担当者(K防災士とまちづくり協議会職員、医療関係者も必要か?)
   内容:屋外のテントに総合受付と発熱者受付を設置(強風時はどうする?)
      総合受付と発熱者受付は厳密に分ける必要がある(テントが2つか、発熱者受付は校舎内に設置?)
      →発熱者は総合受付を通さない方が安全(医療関係者が対応?)
       発熱者本人が受付に来ることは推奨しない(家族など)
      (発熱者受付は特別装備が必要、記入した用紙の取り扱いも要注意)
   手順:間隔をあけて並ぶ→手指のアルコール消毒→検温→受付用紙に記入
      →記載内容と聞き取り調査によって避難所を割り振る。

  *大津市のマニュアルによると、事前受付(屋外)→総合受付(屋外?)または直接専用スペースへ、となって
   いますが、発熱者と健常者が同じ事前受付で接するのは危険であるというご意見をうかがっていますので、こ
   の学区では発熱者の受付は事前受付とは分離することにしました。また、大津市の事前受付は大勢の人が避難
   した場合には時間がかかりますので、学区では屋外に設置する総合受付を事前受付に相当するものとして短時
   間で避難所の割り振りのみを行い、より詳しい受付は各避難所(一般避難所、福祉避難所、帰宅困難者避難所
   等)で行うことにしました。

 2)一般避難所の設営(小学校体育館):参加者約30人
   一般避難所設営担当者(Te防災士)
   内容:屋外テントの総合受付と発熱者受付で受付を実施
      比叡平自治会館やまびこのロフトから必要数のドームテントを運ぶ
      (30人の参加者なら3人用6張と5人用4張くらいか?)
      小学校体育館の中に3人用テントと5人用テントを並べる(図3参照)
      (設置したテント内には同居の家族以外は入れない)
      テントの片付け

 3)避難所の照明訓練:参加者約10人
   照明訓練担当者(H防災士)
   内容:防災コンテナから以下の機材を体育館に運び照明を行う
     (2.8kWインバーター発電機1、32W電球型蛍光灯投光器10、
      50WのLED投光器8、コードリール10、バルーンライト1、等)
 
 4)避難所の給水訓練:参加者約10人
   担当者(O防災士)
   防災コンテナの300リットルのローリータンクを軽トラに乗せて住民交流
   センター横の緊急給水口に運び、給水した後に避難所に行き、防災コンテ
   ナの4連蛇口を取り付けて手洗い場を設置する

 5)避難所のトイレ設営訓練:参加者約20人
   担当者(Ts防災士)
   内容:大津市防災倉庫にある仮設トイレを汚水枡付近に設置
       自治会館ロフトのマンホールトイレを汚水枡の上に設置
       小学校のプールからトイレ付近のビニールプールに消防ポンプを用いて給水
       (プールからの給水はトイレとは別グループにしないと時間的に無理)

当日のスケジュール
 
9:00 各自治会指定の一時避難場所に集合(対象者のみ)
9:30 開会式(まちづくり協議会会長挨拶、学区自主防災会長による説明)
    参加者がどの訓練に参加するかはあらかじめ各自治会で決めておく
9:45 5種類の訓練を開始
11:45 5種類の訓練を終了
11:50 閉会式(消防署講評、他)
12:00 終了

なお、今回の訓練には滋賀県の地震体験車も来るので、参加者は随時体験する。


参考

図1:避難者受付の流れ

避難所フロー2

 避難所訓練は最大の被害を想定して行うので、花折断層帯中南部の地震(山中比叡平では震度6強)を対象とします。震度6強では谷埋め盛土の変動や土砂災害(特別)警戒区域の地盤災害が想定されるため、避難せざるをえない世帯が相当数になります。

 主たる避難所である小学校体育館は老朽化による雨漏りと構造的な問題により大地震では使えなくなる可能性が高いのですが、今回の訓練では体育館が使えると仮定して行うことにします。

 それでも、感染症対策を行うと体育館には30世帯程度しか入れないので、福祉避難所に指定されているやまのこひろば(幼保一体化施設)や感染症対策避難所として推奨されている小学校の教室を初めから使用せざるをえません。この点については大津市危機・防災対策課の理解が得られず、「福祉避難所は二次的避難所であるので災害直後から使用することはできない」という態度を取り続けています。

 福祉避難所の鍵も感染症対策避難所の鍵も山中比叡平支所にすら置いていないという現状では、平日の夜間や休日に災害が起こった場合には大きな支障が生じます。地域が孤立し、主たる避難所である体育館が危険で使えず、福祉避難所であるやまのこひろばが鍵がなくて使えず、感染症対策避難所である小学校の教室も鍵がなくて使えないという三重苦の状態は早急に改善されなければなりません。こんな現状では、そもそもこの訓練自体が成り立ちません。

図2:学区避難所の配置

避難所配置図

 今回の案は、山中比叡平学区の避難所を小学校周辺に集中させることを前提に考えています。それでも、遠くの避難所には避難できないという高齢者や、山中町から出ることは考えられないなど、様々な状況が考えられますので、実際には市民センター、住民交流センターこもれび、山中会館、比叡平自治会館やまびこ、南自治会館、その他などを状況に応じて柔軟に使うことになります。

図3:一般避難所(小学校体育館)の内部配置図

コロナ避難所2

 感染症対策のために体育館の中には初めから避難者が30張のテントを設置して、30世帯が避難することになります。現在、テントは5人用が15張、3人用が17張、大津市支給の5人用テントが10張あります。体育館で30張使用すると、福祉避難所や感染症対策避難所でのテントが不足しますので、今年はもう少し買い足す予定です。外で使うものではありませんので、質よりは数を重視します。


shagalshagal at 21:18│コメント(0)学区総合防災訓練 │

2021年03月29日

かみなり山の桜が満開になり、天気も4日間は安定するようですので本日29日(月)ライトアップを始めました。

使用した防災機材は、2.8kWのインバーター発電機、246W/481Wのバルーンライト、50WのLED投光器11個、13Wの提灯灯30個、入り口付近に32Wの電球型蛍光灯10個などです。

3丁目中央公園の1本の桜もカセットガス発電機と50WのLED投光器4個でライトアップを行っています。

どちらも木曜日までの4日間、日没から21時まで行います。宴会は禁止です。

ライトアップ1

ライトアップ3

ライトアップ2


<追記>ライトアップ2日目

 今日は発電機のトラブルでライトアップの開始時間が30分遅れてしまいました。原因はエンジンオイルの不足でした。発電機が少し傾いていたこともあり、安全装置が働き発電機が止まりました。別の発電機を運ぶ時間分遅れました。

 2日目は多くの人々が夜桜を楽しみました。今年は夜でも暖かいので快適です。今日はスマホの写真です。昨年大津市の防災補助金を受けて購入したバルーンライトが「ぼんぼり」のようと好評です。明るすぎるのでLOWで使用しています(毎晩、片付けています)。

ライトアップ20210330−1ライトアップ20210330−2

ライトアップ20210330−3ライトアップ20210330−4

<追記>ライトアップ3日目

 今朝は快晴で、満開の桜が青空に映えています。今日はスマホのワイド写真です。

かみなり山20210331−3
    背景の中央の山は比叡山の最高峰の大比叡です。右は比叡平3丁目の街並み。

かみなり山20210331−1
    通称かみなり山公園は比叡平3丁目第4公園です。標高は約375m。

かみなり山20210331−2
    提灯灯は20mのコードに10個のライト付きが3本繋がれています(手作り)。





shagalshagal at 22:10│コメント(0)
桜の開花とともに庭でも虫の数が増えてきました。

昨年は家の壁でケナガグンバイ、チャイログンバイ、クロナガカメムシ、ケシナガカメムシなど様々な虫を見つけました。今年も壁からは目が離せません。

本日(29日)、家の壁に見かけない虫が付いていました。クチブトキクイゾウムシの仲間に見えますが、前胸背に明確な筋があります。キクイゾウムシやキクイムシの仲間を調べても、背にスジのある種は見つかりませんでした。引き続き調査します。

キクイゾウムシの一種?20210329

→種名がわからなかったので、日本昆虫協会の昆虫質問箱に問い合わせました。すると、すぐにキクイムシ科の Hylastes opacus に似ていると教えていただきました。

 Hylastes属は日本ではマツノホソキクイムシ H. attenuatus、マツノホソスジキクイムシ H. parallelus、マツノヒロスジキクイムシ H.plumbeus等 が知られていますが、いずれも違うようです。H. opacus にマツノコクロキクイムシの和名が付いていて、九州に分布するという文献がありました。

 教えていただいた Hylastes opacus とはよく似ていますが、H. cunicularius にも似ていますので、写真だけでは判断できません。それでも Hylastes 属の一種であることは間違い無いようです。



<追記>

エゾヨツメ20210404エグリイチモンジエダシャク20210404

毎年の春の使者エゾヨツメと、形が少し変わっているエグリイチモンジエダシャク。

テングアツバ20210404コギンボシハマキ20210404

先端が天狗の鼻のように長いテングアツバと、今年も来た小さめのコギンボシハマキ。

フクラスズメ20210404マイコトラガ20210403

大きめで目立つフクラスズメと、模様が美しいマイコトラガ。

クロヒラタケシキスイ20210401ヒメヒラタホソカタムシの一種20210403

クロヒラタケシキスイは朽木の皮の下にいました。ヒメヒラタホソカタムシは灯火に来ました。

サビマダラオオホソカタムシ20210401オオクチキムシダマシ?20210324

サビマダラオオホソカタムシはかみなり山の松の枯れ木の表面にいました。オオクチキムシダマシ?は灯火に来ました。

ニイシマコガシラウンカ20210403ナワコガシラウンカ20210404

ニイシマコガシラウンカの文献が見つけられません。右は普通のナワコガシラウンカ。

タカハシトゲゾウムシa20210408コバネヒョウタンナガカメムシ20210408

変わった形のタカハシトゲゾウムシ(滋賀県RDBの要注目種)は昨年に続き今年もいました。今回はオオデマリの葉の上です。その上にはソメイヨシノの枝があります。右はコバネヒョウタンナガカメムシ。

キバネヒメカゲロウ20210411アムールシロヘリナガカメムシ20210411

キバネヒメカゲロウは少し赤くて模様のないヒメカゲロウ。アムールシロヘリナガカメムシは池の周囲の石の裏にいました。早足で歩きます。

イトカメムシ20210412イトカメムシ横20210412

今年もイトカメムシがシャガの葉の上にいました。小楯板には細いトゲが見えます。

カバノキハムシ20210418クロボシツツハムシ20210418

我が家では初めてのカバノキハムシが家の壁に付いていました。クロボシツツハムシは庭でよく見かけます。

フタホシチビオオキノコ20210421オオバコトビハムシ20210420

ハムシかと思って写真を撮ったら、フタホシチビオオキノコでした。プールライナー池のライナーの上に2mmくらいの小さな虫がいました。直射日光が当たっていたので、きれいな写真が撮れません。オオバコトビハムシのようです。

ヒナルリハナカミキリ20210420ツヤカブトショウジョウバエ20210420

ヒナルリハナカミキリは我が家では久しぶりの自宅未記録カミキリムシです(83種目)。ツヤカブトショウジョウバエは翅が巻いているちょっと変わったハエです。

ホソメダカナガカメムシ20210422マダラメバエa20210422

ホソメダカナガカメムシは初めて見ました。庭のシャガの葉の上にいました。撮影を始めて4年を過ぎてもなお新顔が毎日見られます。マダラメバエはシャガの花びらの上にいました。

アシブトチズモンアオシャク20210423ユリクビナガハムシ20210423

アシブトチズモンアオシャクは地図の紋様のあるアオシャク。玄関のタカサゴユリに毎年住み着いているユリクビナガハムシが今年も現れました。これから約2ヶ月間、毎日赤い虫を見ることができます。

クロヒラタヨコバイの幼虫a20210427クロヒラタヨコバイ20210427

小さな虫が足を伸ばしてゆっくりと体を左右に揺らしていました。カメムシの幼虫かと思いましたが、触角がカメムシのものではなく、ヨコバイのものに似ています。庭のあちこちにクロヒラタヨコバイがいますので調べてみたら、その幼虫でした。

アリに似たカメムシの幼虫アリに似たカメムシの幼虫a20210427

シャガの葉の上をアリ のように歩き回る虫がいました。ホソヘリカメムシの幼虫がアリに擬態しているのは有名ですが、これは何カメムシの幼虫でしょうか?ちょっと調べてもわかりませんでしたので、調査継続中です。
→ヘリカメムシの仲間の幼虫には該当するものがいなかったので、カスミカメムシの仲間を調べたら、アカスジオオカスミカメの幼虫という記載がありました。我が家でアカスジオオカスミカメを何度も撮影していますので間違いないようです。

ヤマアカガエルのオタマ20210405

桜の花びらが降りかかるビニールシート池では大きくなったヤマアカガエルのオタマジャクシが順調に生育中です。

ヤマアカガエル20210421カナヘビ20210419

4月21日、ヤマアカガエルがまだ池に残っています。モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルの鳴き声も庭で聞こえます。枯れ枝の山の付近にはカナヘビがいました。


shagalshagal at 19:38│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年03月21日

 生憎の雨ですが、かみなり山で最も早く咲く桜の花が本日(日曜日)開花しました。他の桜の木では明日か明後日から咲き始めます。昨年は3月25日に開花しましたので、今年は昨年より4日早い開花でした。写真は昨日(土曜日)撮影したもので、開花1日前のものです。

 今年も満開に合わせてライトアップを計画しています。大切な防災機材を濡らすことはできませんので、今週の木曜日と次の日曜日の雨の予報が問題です。ライトアップ の実施は来週の月曜日(29日)からになりそうです。

桜開花1日前20210320

<追記>

2021年3月25日のかみなり山です。
最も早く咲いた桜は8分咲きですが、大半は2分咲き程度です。明日と明後日の気温が高い予報ですので、一気に咲き揃います。日曜日に雨が降る予報が出ていますので、ライトアップ は月曜日からになります。

かみなり山20210325b


 

shagalshagal at 14:29│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年02月14日

 昨日(2月13日)、庭のヤマアカガエルが今年初めて産卵しました。ビニールシート池には底の枯葉の中で冬眠していた約30匹のオスがいます(他に瓢箪池やコンテナ内にも多数)。1月下旬から雨の日などにはビニールシート池でヤマアカガエルのオスが多数浮いていましたが、ようやくメスが来たようで、1個目が生まれました。防犯カメラで確認すると13日14時38分9秒に奥から来た赤いメスが池に飛び込みました。昨年は1月末に産卵が始まりましたので、2週間遅れです。

 池は終日防犯カメラと赤外線センサーで見張っており、池の上にはテグスを張ってフクロウの襲撃にも備えています。フクロウ以外にはこの地域のノラネコがカエルを食べますので、赤外線センサーが反応したら追い払っています。

 最も危険なのは門の下を潜って侵入するイタチです。ヤマアカガエルの産卵に合わせて庭に侵入し、カエルをくわえて逃げてしまいます。そのため、庭に侵入するイタチは箱罠で捕獲して駆除しています。今も箱罠の中には1匹のイタチ がいますが、土日をはさんでいますので、鳥獣保護課には連絡がとれていません。

 今は暖かい日差しの下でヤマアカガエルの鳴き声が聞こえています。今夜は気温が高く雨が降るかもしれないということですので、メスが来る可能性があります。

ヤマアカガエル20210213
             昨日の池の様子です。オスが10数匹浮いているのが見えます。

ヤマアカガエル初卵20210214
           昨日生まれた卵塊です。本日の正午頃に中期胞胚期まで進んでいました。

ヤマアカガエル20210214−1ヤマアカガエル20210214−2
                        これが中期胞胚。

<追記>

 2月15日もいくつか産卵しました。カエルの邪魔をしないように、寒くなる明後日に卵塊を回収する予定です。

 2月16日、寒くてカエルが潜っているので、ビニールシート池から卵塊を回収しました。見える範囲で6個(合計7個)ありました。

ヤマアカ卵塊2個20210216ヤマアカ卵塊3個20210216



<追記:3月3日>

 3月1日から2日にかけて暖かかったので、ビニールプール池で新たに2個の卵塊が産まれました。(合計9個)


shagalshagal at 13:46│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年02月09日

 ヨコバイの写真を整理をしていてホソサジヨコバイによく似ているが頭部が尖っていないヨコバイ を調べていたら、シロヒメヨコバイであることがわかりました。

 そこで、シロヒメヨコバイで検索をかけると、ウメシロヒメヨコバイ(仮称)が最初に出てきました。いままで不明だった緑色で頭部前端に黒点があるヒメヨコバイの名前が偶然このウメシロヒメヨコバイ であったことがわかりました。

 昨年12月4日付けで、滋賀県の県政eしんぶんにも、「令和2年度病害虫発生予察特殊報第3号(ヨコバイ科の一種 Singapora shinshana)の発表について」という記事が載っていました。滋賀県では今まで見られなかった害虫だそうです。比叡平では2019年にも撮影されています。

ウメシロヒメヨコバイ20190902ウメシロヒメヨコバイ20200814

ウメシロヒメヨコバイ20200907ウメシロヒメヨコバイ?20200913

ウメシロヒメヨコバイ20200919ウメシロヒメヨコバイ20201004
                     ウメシロヒメヨコバイ



ホソサジヨコバイ20200908シロヒメヨコバイ20200822
          ホソサジヨコバイ                  シロヒメヨコバイ


<追記>

 まだまだよくわからないヨコバイ がたくさんいます。とりあえず下記の6種を調査中です。アクセスできない論文が多く苦戦中です。

未同定ヨコバイ20200922ヨコバイ2020922
     やたらと模様が細かい(体長約4mm)                不明

ヨコバイ20200903ヨコバイb20201004
       ハトムネヨコバイの一種?                   不明

ヨコバイa20201013ヨコバイ20201013
      サツマヒロズクサビヨコバイ?       Linnavuoriana decempunctata に似ているが微妙に違う。



shagalshagal at 22:39│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年02月04日

 大津市のホームページによれば、市は避難所における新型コロナウイルス感染症防止対策として、テントを2000張購入しました。(京都新聞によれば予算は900万円:新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金?)

P1040883P1040867

 今後、3月末日までに各小中学校の防災倉庫に配備する予定だそうです。写真を見ると5人用(六角)のテントのようです。大津市36学区の人口比で配備するものと思われますが、山中比叡平学区には何張配備されるのか情報がありません。大災害時には孤立し、土砂災害警戒区域が多い山中比叡平学区には少なくとも20張程度は配備されることを期待します。(人口比なら16張?:2,742/344,218)

→(実際に配備されたのは10張でした。これでは不足ですので、2021年度の予算で買い足すことにしました。)

 学区では約10年前から避難所用に3人用テントを17張と5人用テントを15張備蓄していますが、これを体育館で使ってしまうと、小学校の教室や、やまのこひろばの部屋で使うものがありません。そのため、大災害時には体育館では衝立(1800×1200)50枚を使いテントは教室で使おうかとか、テントを買い増そうかとか、感染症対策のために教室をどのように仕切ろうかとか色々考えていました。今回、配備されるものはまさに教室内での感染者用や、やまのこひろばでの要支援者用として使えますので助かります。

山中比叡平の防災資機材

 山中比叡平学区では、主として避難所の寒さ対策の目的で32張のテントを備蓄してきました。そのため、インナーとアウターのある完全二重張のものをテントの要件としています。二重にすることにより、内部の熱が逃げにくくなります。

 逆に、夏季の場合には暑すぎないように、インナーテントのみを使用します。そのインナーテントは前後に大きなメッシュがあり、上部の2箇所にもメッシュがある風通しのよいもの(出入り口や換気窓はアウターも含めて三重)を採用しています。夏季のテントは蚊避けにもなります。

 底面が四角形で前後に出入り口があるテントなら、サイドはぴったりとくっつけても感染症対策上問題がありませんので、狭い体育館に多くのテントを設置することができます。今回、大津市が採用した底面が六角形のテントは、省スペースという点ではどうでしょう?ちょっと並べにくい。


 大津市への要望:大災害で孤立した時に、小学校の教室(感染者避難所)ややまのこひろば(福祉避難所)が使えるように、山中比叡平支所にそれぞれの鍵を配備してください。そして地域が孤立して施設管理者が学区に来られない時には、地域在住の初動支所班員が避難所の鍵を開けられるように指導してください。そもそも主たる避難所である小学校の体育館は耐震構造的にも耐久性(屋根が雨漏り)でも大地震では使えなくなる可能性の方が高いので、小学校の教室ややまのこひろばの鍵がなければ、大変なことになります。



 備蓄のテント30張を下図のように体育館で使っても、小学校の教室ややまのこひろばの部屋に新たに配備されるテントを設置することができるようになります。

コロナ避難所2


<追記> 5人用として使うわけではないのでどうでもよいけど、5人用の六角形のテントってどうしたら大人が5人も寝られるのだろう?学区で備蓄している5人用テントや3人用テントと比べてみました。

テントの比較

こんな感じかな?

名称未設定 4 名称未設定 3 名称未設定 5

shagalshagal at 14:45│コメント(0)お知らせ | 防災資機材

2021年01月30日

 我が家で撮影したヨコバイの仲間から、似ているヨコバイを集めました。どれも翅脈が網目として認められます。

クロミャクイチモンジヨコバイは複眼を結ぶ太くて黒い線が特徴です。
ウスアカイチモンジヨコバイは複眼を結ぶ赤い線が特徴です。
次の未同定ヨコバイは丸で囲んだ小さな部屋が特徴です。
マダラヨコバイは上翅中央部で前後に並ぶ3つの部屋が特徴です。
トバヨコバイは上記と同じ部屋が2つです。
モジヨコバイは翅脈の色が茶色です。

 以上は誤りがあるかもしれません。ウスアカがシロミャクで未同定がウスアカの可能性も。信頼できる写真が見つかりません。難しいです。

翅脈の目立つヨコバイ集


<追記>2021年3月3日

 上記のトバヨコバイは頭部の模様が異なっているので、もう一度詳細に検討しました。その結果、トバヨコバイよりも、近縁のRecilia coroniferの方がよく似ていることがわかりました。でも少し違います。ヨコバイの同定は難しいです。

shagalshagal at 20:42│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年01月29日

 自宅で撮影したヨコバイの種名調べを始めました。ヨコバイは個体変異も多く同定が難しい科の一つのようです。今回調べたのは写真の種ですが、ネットの写真を調べると「あおもり昆虫記」に一致する写真がありました。種名はシロセスジヨコバイでした。ところがシロセスジヨコバイで検索すると、出てくる写真はどれも異なるものでした。

 そこで、シロセスジヨコバイScaphoideus albovittatus Matsumuraの属名のScaphoideusで検索すると、この論文に一致する写真がありました。 Scaphoideus rubroguttatusです。今度は Scaphoideus rubroguttatusで検索すると、ようやく石垣市と愛知県の昆虫リストにウスイロスカシヨコバイの和名が出てきました。そのウスイロスカシヨコバイで画像検索を行うと、一致する写真が出てきません。合っているのだろうか?同定作業は大変です。

 上記論文(紙谷聡志・林正美、2013)によれば、日本での分布は、山梨県、静岡県、広島県、沖縄本島、沖永良部島、与那国島、西表島、久米島、宮古島、石垣島となっています(青森県と愛知県も)。滋賀県では未記録です。自宅では他にも滋賀県未記録ヨコバイが10種以上見られます。

ウスイロスカシヨコバイ 20200904ウスイロスカシヨコバイ20190716




shagalshagal at 11:31│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年01月20日

 ハエ、アブ、ガガンボ、カの仲間の整理を始めました。ところが、時間をかけても数種しかわかりません。双翅目の種は多く、ネットの図鑑では少ししかわかりません。

 今日、時間をかけても結局わからなかったのは下の写真の虫。平均棍がありますから双翅目であることは間違いありません。触角の特徴からカの仲間と思われます。こんなに綺麗で特徴があるのですぐにわかると思ったのですが、いくら調べても出てきません。先が思いやられます。

→その後、タマバエの仲間で形の似たものを見つけましたので、タマバエで検索したら出てきました。
 和名のないHaplusia属の一種だそうです。このように双翅目の仲間には和名がないものが多く、種名調べは大変です。

Haplusiaの一種20200626

Haplusia属の一種20190707青い鳥の谷Haplusia属の一種20190723

Haplusia属の一種20190712

 Haplusia属の一種の横にもタマバエの仲間らしき虫がいます。まさか雌雄?

 

shagalshagal at 00:05│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年01月10日

 この4年間に自宅で撮影したゾウムシは70種を超えていますが、種名のわからないものがたくさんいます。わかりやすいものとしてヒゲナガゾウムシを集めると12種いました。そのうちの一種は、ネブトヒゲナガゾウムシとしましたが、キスジヒゲナガゾウムシやコモンマダラヒゲナガゾウムシにも似ていてよくわかりません。図鑑を調べなければなりません。

ヒゲナガゾウムシ一覧



shagalshagal at 21:01│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年01月08日

 年明けから全国的に新型コロナ感染者が激増し、関東の一都三県で緊急事態宣言が発せられました。関西の大阪、兵庫、京都も緊急事態宣言を政府に要請しています。滋賀県も例外ではなく、2日続きで感染者が50人を超えています。

 そのような現状ですから、飲食は伴いませんが屋内での集会は控えなければなりません。1月17日に予定していました講演会「我が家は地震に大丈夫?!」と1月20日に予定していました出前講座「孤立想定地域の防災対策」は、どちらも延期することになりました。

 学区自主防災会の1月の定例役員会も中止といたします。皆様、コロナに感染しないようにお気をつけください。

shagalshagal at 19:37│コメント(0)お知らせ │

2021年01月04日

 虫の写真の整理を行っていますが、ほとんど進んでいません。特に、蛾、蜂、蠅、虻は種類が多く、種名どころかどの科に属する虫かもわかりません。

 わかりやすいところで、ハエではデガシラバエ科を集めてみました。滋賀県の昆虫目録には、フトハチモドキバエとミツモンハチモドキバエの2種が記載されています。

 1段目はコマダラハチモドキバエ属のコマダラハチモドキバエで、左から雄、雌、ペアの順です。
 2段目はコモンハチモドキバエ属のParageloemyia quadrisetaで、左から雄、雌、不明の順です。
 3段目はオオハチモドキバエ属の左から、オオハチモドキバエ、フトハチモドキバエの雄、雌の順です。
 4段目はミツモンハチモドキバエ属のミツモンハチモドキバエで、左から順に前胸背の模様が次第に濃くなります。

*市毛(2014)の「はなあぶ」33の訂正された図38の前翅の図と2段目の左はよく一致するので、Parageloemyia quadrisetaではなく、Parageloemyia nigrofasciataの可能性が高いようです。ところが、Korneyev(2015)によれば、Parageloemyia nigrofasciataParageloemyia quadrisetaのjunior synonymとしていますので、個体変異のうちか?そういうわけで、2段目は全てスギモトコモンハチモドキバエとしておきます。

 ハチモドキバエは一見、蜂に見えますが、蠅ですから刺しません。蠅は虻も含めて極めて種類が多く、この先整理が大変です。

デガシラバエ科一覧



shagalshagal at 22:54│コメント(0)自然誌2021年 │

2021年01月01日

2020年の日本の災害

 新年おめでとうございます。

 2020年は新型コロナで明けて新型コロナで暮れました。世界では現在約8000万人が感染し、178万人が死亡しました。日本では23.6万人が感染し3500人が死亡しています。高齢者が罹患した場合には死亡のリスクが高くなります。ワクチンの投与が始まっている国もありますが、今なお感染拡大の最中であり、終息の目処は立っていません。

 どこの国でも経済を優先するか命を優先するかが問われ、感染を抑えながら経済活動を維持する方法を探っていますが、成功している国は少ないのが現状です。2020年のオリンピックは延期され、今年開催の予定です。しかし、感染力の強い新型変異ウイルスが次々と発見されるなど、オリンピックが予定されている7月までに世界で感染が下火になるという保証は何もありません。世界中から大勢の人を迎え入れるイベントは無理でしょう。

 2020年は台風が一つも本州に上陸しない珍しい年でしたが、梅雨の大雨(令和2年7月豪雨)で熊本県では大洪水となり多くの方が亡くなられました。2020年は震度6弱以上の大きな地震も発生しませんでした。

 南海トラフの大地震は年毎にその発生確率が上がっていきます。1944年の東南海地震と1946年の南海地震は規模がやや小さかったのでエネルギーが十分には解放されませんでした。そのため、政府の地震調査委員会の試算では次の地震までの周期は短めの88.2年と計算されています。1946年からは既に74年が経過していますので、あと10数年で発生する恐れがあります。東海、東南海、南海地震が同時に発生すると2011年東北地方太平洋沖地震に並ぶ規模になり、しかも震源が陸地に近いため、強振動と短時間で襲来する大津波でより大きな被害が生じます。

 南海トラフの大地震では山中比叡平学区の震度は5強から6弱とされていますので、強振動による被害は大きくはありません。しかし太平洋岸ではライフラインに加えて生産と物流が直ちに止まりますので、全国的に物不足が長期間続くことになります。山中比叡平も例外ではありません。コロナ禍でも経験しましたが、大地震ではより多くの商品の買い占めが起こります。各家庭では南海トラフの大地震に備えて、日用品、食料、水、カセットガスなどを十分に備蓄しておきましょう。

地域防災対策

 今年は感染症の蔓延下での避難所運営について考えさせられました。大きな災害では避難者が多く出ますので、狭い避難所にたくさんの人が集まると感染症のリスクが高まります。できるだけ避難せずに自宅で過ごすことが基本ですが、家が危険で住めない状態でしたら避難せざるをえません。

 山中比叡平では約10年前から避難所である体育館の中に設置するテントを30張備蓄しています。これは寒さ対策とプライバシー確保の目的で備えたものでしたが、コロナ対策にも有効です。

 3丁目46/47番付近の急傾斜地の安全対策工事は斜面の地権者が複雑で工事が始められませんでしたが、いつまでも待つことはできませんので大規模工事ではなくネットの設置の方向で動き始めました。

 2020年度に山中比叡平まちづくり協議会が発足し、公民館はコミュニティーセンターに変わりました。コロナの影響で、餅つき、学区総合防災訓練、夏祭り、グラウンドフェスティバル、文化祭など、全ての行事が中止になりました。

 昨年、大津市がコミュニティーセンターにAEDを設置しました。平日の昼間であれば、支所の職員やコミセンの職員が常駐していますので、緊急時にはコミセンに電話をかけて持ってくるようにお願いできますが、夜間の場合の対応には課題が残っています。

 学区自主防災会では2020年度の大津市地域防災組織活動補助金を受けて、バルーンライトを購入しました。明るい光が災害時の不安を解消するために役立つと思います。

 大地震時に孤立することを想定して、大津市には福祉避難所であるやまのこひろばと、コロナ対応で使用する小学校の教室の鍵を支所に置くようにずっと要望してきましたが、いまだに実現していません。今後も粘り強く要望を重ねていきます。

防災連続講演会

 26年前に阪神淡路大震災をもたらした兵庫県南部地震が起こった1月17日午前10時に、まちづくり協議会の防犯・防災部会の主催で講演会が開かれます。テーマは「我が家は大地震に大丈夫か」で、まちづくり協議会役員で構造設計一級建築士の最上さんが話をします。

 その3日後の1月20日午後1時30分から、同主催で「孤立想定地域の防災対策」の講演会が行われます。講師は大津市社会福祉協議会 防災ボランティアセンター長の丸山忠司さんです。丸山さんは2008年3月13日に、当時の大津市総合防災課長であった時に、防災懇談会に来ていただいています。その後、大津市消防局長や大津市危機・防災対策課長を務められている防災の専門家です。

 どちらの講演会も役に立つと思いますので、是非参加して質問をしてください。間隔をあけて椅子を置き、全員がマスクをつけ、換気を行うことでコロナ対策を行います。ただし、コロナの感染状況によっては開催できないことも考えられますので、まちづくり協議会のホームページやこのブログで確認してください。

 新型コロナ感染者の急増を受けて、防災連続講演会はどちらも延期になりました(1月8日)。


shagalshagal at 00:19│コメント(0)新年の挨拶 │

2020年12月11日

 3日前の朝に楽天モバイルのASUSスマホが立ち上がらなくなりました。ネットで対応を探りましたが、うまくいきません。年寄りにはネットではなく対面での相談が必要と感じましたので、店舗がほとんどない楽天モバイルはあきらめて、別のキャリアを探すことにしました。

 今までYahooBBのADSLを使い続けていたのですが、ADSLサービスの提供が近々終了するということで、ソフトバンク Airへの切り替えの手続きを行なっていました。ソフトバンクAirを使うなら、おうち割 光セットでソフトバンクのスマホの料金が毎月550円割引になると聞いていましたので、楽天モバイル(2GB)からソフトバンクのワイモバイルSプラン(3GB)に変更することにしました。7〜8年前にはDOCOMOから楽天に乗り換えると安くなるので楽天にしましたが、今は価格差はなくなってきました。

 楽天の電話番号引き継ぎのMNP番号の発行に1日かかるということでしたので、発行の時間に合わせて、昨日ワイモバイルの店舗に行って全ての手続きを行なってきました。

 その場でソフトバンクAirのターミナルと「おうちのでんわ」のターミナルを受け取ったので、帰ってすぐにAirがつながりました。電話の切り替えは1週間後になりますが、電話番号は変わりません。

 壊れたスマホが立ち上がらないので、データの移行ができなくなりました。何も準備していなかったので、電話帳は1から作り直しです。それは大した問題ではないのですが、LINEがつながらないのは問題です。

 息子に相談したところ、電話番号でLINEにアクセスしたらLINEの復旧はできるということでした。試したら、トークの内容は消えていましたが、グループも友だちも(写真も含めて)繋がりは全て復旧できました。一安心です。

 今回のADSLからAirへの乗り換えでは、機材費は全て無料でしたし、ADSLに必要だったNTTとの契約もなくなりましたので、負担増はありませんでした。

 電気代の請求も関西電力から「おうちのでんき」への切り替えを勧められました。「おうちのでんき」でも割引があるというので、これも切り替えることにしました。高くなるか安くなるか、その結果はこの2年間の実績(CSVでダウンロード済み)と比べることでいずれわかります。

 スマホのキャリア変更でも、スマホ本体は無料で月々の経費もほとんど変わりませんでしたので、楽天のスマホ本体を購入するよりも安くつきました。やはり年寄りには店舗での対面による手続きが必要です。Air、スマホ、おうちのでんわ、おうちのでんきなど2時間近くてきぱきと対応してくれたお姉さんが女神にみえました。


食器洗い機も壊れました

 我が家では1978年から食器洗い機を使っています。今回壊れたのは2台目の1996年製のナショナルNP-810ですから、24年間も夕食後に毎日動いていたことになります。朝昼は蓋を開けたまま食器や鍋を置き自然乾燥の場所としても使えるので便利です。壊れたと言ってもまだ動いてはいるのですが、底から錆びた水が少し漏れるようになりました。食器洗い機の寿命は7年程度とされていますので、24年ではさすがに寿命ですので、修理ではなく買い換えることになります。

 私が夕食を作る時には大量の食器を使いますので、買い替えでも小型の機種ではなく同程度の大きさの機種を選ぶことにしました。据置型ではあまり選択肢はなく、パナソニックのNP-TH4にしました。設置する方向を変えたこともあり1.2mの付属の給水ホースでは届かず、1.5mのホースを買い足すことになりました。これから20年使えるとすれば、もう買い換えることはないでしょう。

食器洗い機を使ってみて

 機種の確認のためにNP-TH4を店頭でみた時に食器の入れ方で不安を持っていましたが、やはり食器がうまく入りません。NP−810はうまくできていて、大皿、中皿、小皿、スープ皿、深皿、カレー皿、丼、コーヒーカップ、碗、コップなど何でも考えることなく並べられました。ところがNP-TH4では、皿によっては倒れてしまい置けませんし、丼を入れたら他の皿は少ししか入らなくなります。コーヒーカップは斜めに保持できないので、底に水が残ってしまいます。設置面積を減らして2段にしたことによる弊害ですけど、もう少ししっかりと保持できるように工夫が必要です。例えば、ラックをカセット式にして目的によって取り替えられるようにするなど。今ある皿を洗えず、食器洗い機に合う皿を購入するなどは本末転倒です。

 




shagalshagal at 17:55│コメント(0)私事 │

2020年12月09日

 自宅で今年撮影されたクロツヤチビカスミカメ属Seanusです。これらのうち、ヒメクロツヤチビカスミカメとフタモンクロツヤチビカスミカメは南方系の種で本州にはいないことになっていますので、同定については再検討が必要です。下記の説明は図鑑を引用。

ニセクロツヤチビカスミカメ20200702フタモンクロツヤチビカスミカメ20200628

ニセクロツヤチビカスミカメ Sejanus juglandis(北海道、本州、四国)
 「触角第2節は明らかに長い。」「半翅鞘楔状部基部には白斑を備える。」

フタモンクロツヤチビカスミカメ Seanus neofinereus(沖縄本島、石垣島、西表島)
 「楔状部基部の白帯はしばしば中央で分断され一対の白斑となる。」

 フタモンクロツヤチビカスミカメは本州にはいないはずですが、上段右の写真では楔状部基部の白帯は明らかに中央で分断されており、上段左のニセクロツヤチビカスミカメの白帯とは明確に異なるように見えます。触角も比べてみると、フタモンクロツヤチビカスミカメの第2節は茶色から黒に次第に変化するのに比べて、ニセクロツヤチビカスミカメは中央付近で明確に切り替わります。両者の触角の第2節の長さを比較すると、長いはずのニセクロツヤチビカスミカメよりもフタモンクロツヤチビカスミカメの方が長く見え、前胸背の幅よりも長い。以上を考慮するとどちらもニセクロツヤチビカスミカメである可能性もあります。


ヒメクロツヤチビカスミカメ20200627クロツヤチビカスミカメ20200807

ヒメクロツヤチビカスミカメ Sejanus breviniger(四国、九州、沖縄本島)
 「背面に白色斑はない。」「後腿節も全体が暗化する。」

クロツヤチビカスミカメ? Sejanus potanini(北海道、本州、四国)
 「ヒメクロツヤチビカスミカメと似るが、後腿節先端は淡褐色となる。」

 本州にはいないはずのヒメクロツヤチビカスミカメですが、後腿節は全体が暗化しているように見えるので、合っているように思えます。逆にクロツヤチビカスミカメ?は後腿節先端が淡褐色かどうかが微妙。両者の触角を比べてみると、やはり少し違うように見えます。どうもよくわかりません。


<追記>2021年2月7日

 クロツヤチビカスミカメ属 Sejanus も発展途上であり、古い図鑑(2001初版、2011第2版)を見ているだけではわからないことがわかりました。

 長崎県で採れたSejanus vivaricolusと東大駒場キャンパスで見つかったエドクロツヤチビカスミカメSejanus komabanusが2013年に報告され(1)、2020年には韓国でSejanus yasunagaiが報告される(2)など、種数は増えつつあります。

 我が家で撮影した上記の写真の個体も新たな知見を加えて検討しなければなりません。とりあえず、写真だけでは同定できませんが、上段右の写真「フタモンクロチビカスミカメ」はSejanus yasunagaiである可能性がありそうです。少なくとも外面的特徴はフタモンクロチビカスミカメよりもSejanus yasunagaiによく似ています(腿節の先端が薄茶色、触角の第2節は第3節の2倍以上)。上段の左はニセクロツヤチビカスミカメ Sejanus juglandisでよさそうです。

 下段の写真の2頭は後腿節の先端まで黒いのでヒメクロツヤチビカスミカメの雌雄でよさそうです。

(1)Tomohide Yasunaga, Tadashi Ishikawa & Motomi Ito  Tijdschrift voor Entomologie 156 (2013) 151–160
(2)Minsuk Oha,b, Ram Keshari Duwalc, Seunghwan Lee  Journal of Asia-Pacific Entomology 23(1), 2020, 196-203


shagalshagal at 18:40│コメント(0)自然誌2020年 │