2020年09月
2020年09月24日
昨日記載した未同定ヒメナガカメムシの正体がわかりました。「革質部後端の赤っぽい斑ら模様とスリムな体型」にふさわしいツマベニヒメナガカメムシでした。
ネットでナガカメムシの専門家を探すと、雑誌「遺伝」に「ナガカメムシ研究を巡る近年の話題ー分類および生態を中心に」という伴光哲さんの記事を見つけました。昨年発行の雑誌でしたから、新しい知見があるのではないかと思い、早速オンライン購入で別刷りをダウンロードしました。
そこにツマベニナガカメムシ Neortholomus scolopax (Say, 1831) が掲載されていました(写真なし)。ネットで検索すると、ツマベニヒメナガカメムシになっていましたが、写真を見ると小楯板のTとYの中間のような白い筋と、革質部後端の赤い模様が一致しました。バックの白布の横線の間隔は3本で1mmです。
このツマベニヒメナガカメムシは、2018年夏に埼玉で採集されたことから始まり、関東全域に広がっていることが確認されています。北米原産の外来種で急速に分布を広げており、関西では初記録かもしれません(ブログは記録になりませんが)。どうりで図鑑に載っていないわけです。相模川河川敷でメマツヨイグサの枯れた果実から大量に得られたという報告があります(相馬純さん)。
<追記>
ネット上で 本種の日本での分布を記載したNakatani et al., Rostria 63, 2019 (87-90) が見られたので読みました。体長が長い方のメスでも 5.1-5.9 mm と記載されているので、もしかするとツマベニヒメナガカメムシではないのかもしれません。ただ、最後には「本種は大きさと色彩が変異に富み」と書いてありましたので、+1mmの個体もあるのかもしれません。
ネットでナガカメムシの専門家を探すと、雑誌「遺伝」に「ナガカメムシ研究を巡る近年の話題ー分類および生態を中心に」という伴光哲さんの記事を見つけました。昨年発行の雑誌でしたから、新しい知見があるのではないかと思い、早速オンライン購入で別刷りをダウンロードしました。
そこにツマベニナガカメムシ Neortholomus scolopax (Say, 1831) が掲載されていました(写真なし)。ネットで検索すると、ツマベニヒメナガカメムシになっていましたが、写真を見ると小楯板のTとYの中間のような白い筋と、革質部後端の赤い模様が一致しました。バックの白布の横線の間隔は3本で1mmです。
このツマベニヒメナガカメムシは、2018年夏に埼玉で採集されたことから始まり、関東全域に広がっていることが確認されています。北米原産の外来種で急速に分布を広げており、関西では初記録かもしれません(ブログは記録になりませんが)。どうりで図鑑に載っていないわけです。相模川河川敷でメマツヨイグサの枯れた果実から大量に得られたという報告があります(相馬純さん)。
<追記>
ネット上で 本種の日本での分布を記載したNakatani et al., Rostria 63, 2019 (87-90) が見られたので読みました。体長が長い方のメスでも 5.1-5.9 mm と記載されているので、もしかするとツマベニヒメナガカメムシではないのかもしれません。ただ、最後には「本種は大きさと色彩が変異に富み」と書いてありましたので、+1mmの個体もあるのかもしれません。
2020年09月23日
辺りはすっかり秋の空気に変わっていますが、まだ昆虫は活動しています。昨夜は我が家では珍しくベランダに水生昆虫が何頭か飛来しました。ヒメイトアメンボは初めてですが、一度に3頭飛来しました。そのうちの2頭がメスで1頭がオス(尾第7節に突起がある)でした。イトアメンボ は絶滅危惧種ですが、ヒメイトアメンボはまだたくさんいるそうです。
これは体長が10mm以上ありますが、11mmには届かないのでイトアメンボではなくヒメイトアメンボだと思います。尾部第7節に突起がないのでメスです。
これは10mmに満たない、尾部第7節に突起を持つヒメイトアメンボのオスです。
遅くなって飛んできたこの個体は尾部第7節に突起がないのでヒメイトアメンボのメスです。
コマツモムシも3頭飛来しました。こちらは今までに何度も来ています。小さなチビヒラタガムシらしき甲虫は初めて見ました。
いままでに見たことがないナガカメムシの一種が来ました。ヒメナガカメムシの仲間のエチゴヒメナガカメムシに一番似ていますが、この個体は体長が6.8mm前後ですから体長5mm前後のエチゴヒメナガカメムシとは異なります。小楯板の白い筋、革質部後端の赤っぽい斑ら模様とヒメナガカメムシにしてはスリムな体型が特徴です。
スケバチビカスミカメの一種は何度も来ていますが、種名は不明のままです。右のケブカアカツヤカスミカメは何度か来ています。
アイシマトビケラは前にも見たことがあります。滋賀県の昆虫目録にはありません。右は滋賀県の昆虫目録にはないキノカワハゴロモです。我が家ではよく見かける普通種です。
<追記:9月30日>
カメムシ目のヨコバイの仲間も非常に種類が多い。このところよく来ている4種を紹介します。左はヤマトヨコバイ、右はカシヒメヨコバイです。
左はクロスジホソサジヨコバイ、右はホシヒメヨコバイです。
トビケラ目の中で、小さくて黒地に白い点のあるものはヒメトビケラの仲間です。左はマツイヒメトビケラ、右はミギヒメトビケラです。
<追記:10月1日> サジクヌギカメムシ
クヌギカメムシの一種が来ました。クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシの3種類は非常によく似ているので、カメムシがいるうちに見分け方を調べて、必要な写真を撮りました。
まず、クヌギカメムシは気門が黒く縁取られており、他の2種は縁取られないということなので、横から写真を撮ったところ、気門の周囲が黒くないのでクヌギカメムシ ではないことがわかりました。次に、残りの2種は生殖節の形状が異なるということですので、腹部の写真も撮りました。写真のように腹部末端に1対の大きなトゲ状突起があるのがサジクヌギカメムシのメスということですので、同定できました。サジクヌギカメムシは滋賀県の昆虫目録に記載がありません。
おまけは、ヒメトビケラの一種です。触角の黒い模様はヌマヒメトビケラに似ていますが、ネット上にはきれいな写真がありませんので同定できません。
<追記:10月4日>
昨夜はサジクヌギカメムシとヘラクヌギカメムシの両方が来ていました。確かに成体の背面写真では区別が難しいのですが、腹側から見ると区別ができます。左がサジクヌギカメムシのメスで、右がヘラクヌギカメムシのメスです。もう一度見直すと、メスの場合には背面写真でも右のヘラクヌギカメムシの方が後部が角ばっていることで区別ができそうです。
<追記:10月6日>
秋はバッタの季節、庭にもさまざまなバッタが住んでいます。左はヒメツユムシ、右はセスジツユムシです。
ウスバツヤカスミカメにはいくつかの似ている種がいますが、これは体長が約4.6mmと小さいのでウスバツヤカスミカメ。メダカの子供を育てています。飼育用のコンテナが手狭になりましたので、ヤゴがたくさん入っているトロ舟を洗って別のコンテナに移し、空いたトロ舟にメダカを入れました。その間、ずっと2匹の小さめのツチガエルがそのトロ舟の上に乗っていました。ツチガエルを育てた覚えはないので、どこかから来たものと思われますが、近くには池はありません。カエル達は一時待避中で、翌日にはトロ舟の中の水草の上に戻っていました。
これは体長が10mm以上ありますが、11mmには届かないのでイトアメンボではなくヒメイトアメンボだと思います。尾部第7節に突起がないのでメスです。
これは10mmに満たない、尾部第7節に突起を持つヒメイトアメンボのオスです。
遅くなって飛んできたこの個体は尾部第7節に突起がないのでヒメイトアメンボのメスです。
コマツモムシも3頭飛来しました。こちらは今までに何度も来ています。小さなチビヒラタガムシらしき甲虫は初めて見ました。
いままでに見たことがないナガカメムシの一種が来ました。ヒメナガカメムシの仲間のエチゴヒメナガカメムシに一番似ていますが、この個体は体長が6.8mm前後ですから体長5mm前後のエチゴヒメナガカメムシとは異なります。小楯板の白い筋、革質部後端の赤っぽい斑ら模様とヒメナガカメムシにしてはスリムな体型が特徴です。
スケバチビカスミカメの一種は何度も来ていますが、種名は不明のままです。右のケブカアカツヤカスミカメは何度か来ています。
アイシマトビケラは前にも見たことがあります。滋賀県の昆虫目録にはありません。右は滋賀県の昆虫目録にはないキノカワハゴロモです。我が家ではよく見かける普通種です。
<追記:9月30日>
カメムシ目のヨコバイの仲間も非常に種類が多い。このところよく来ている4種を紹介します。左はヤマトヨコバイ、右はカシヒメヨコバイです。
左はクロスジホソサジヨコバイ、右はホシヒメヨコバイです。
トビケラ目の中で、小さくて黒地に白い点のあるものはヒメトビケラの仲間です。左はマツイヒメトビケラ、右はミギヒメトビケラです。
<追記:10月1日> サジクヌギカメムシ
クヌギカメムシの一種が来ました。クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシの3種類は非常によく似ているので、カメムシがいるうちに見分け方を調べて、必要な写真を撮りました。
まず、クヌギカメムシは気門が黒く縁取られており、他の2種は縁取られないということなので、横から写真を撮ったところ、気門の周囲が黒くないのでクヌギカメムシ ではないことがわかりました。次に、残りの2種は生殖節の形状が異なるということですので、腹部の写真も撮りました。写真のように腹部末端に1対の大きなトゲ状突起があるのがサジクヌギカメムシのメスということですので、同定できました。サジクヌギカメムシは滋賀県の昆虫目録に記載がありません。
おまけは、ヒメトビケラの一種です。触角の黒い模様はヌマヒメトビケラに似ていますが、ネット上にはきれいな写真がありませんので同定できません。
<追記:10月4日>
昨夜はサジクヌギカメムシとヘラクヌギカメムシの両方が来ていました。確かに成体の背面写真では区別が難しいのですが、腹側から見ると区別ができます。左がサジクヌギカメムシのメスで、右がヘラクヌギカメムシのメスです。もう一度見直すと、メスの場合には背面写真でも右のヘラクヌギカメムシの方が後部が角ばっていることで区別ができそうです。
<追記:10月6日>
秋はバッタの季節、庭にもさまざまなバッタが住んでいます。左はヒメツユムシ、右はセスジツユムシです。
ウスバツヤカスミカメにはいくつかの似ている種がいますが、これは体長が約4.6mmと小さいのでウスバツヤカスミカメ。メダカの子供を育てています。飼育用のコンテナが手狭になりましたので、ヤゴがたくさん入っているトロ舟を洗って別のコンテナに移し、空いたトロ舟にメダカを入れました。その間、ずっと2匹の小さめのツチガエルがそのトロ舟の上に乗っていました。ツチガエルを育てた覚えはないので、どこかから来たものと思われますが、近くには池はありません。カエル達は一時待避中で、翌日にはトロ舟の中の水草の上に戻っていました。
2020年09月15日
新型コロナの感染は終息していませんが、現状では高齢者講習で感染するリスクはほとんどないようなので、8月下旬に高齢者講習を受けて本日警察署で免許の更新を行いました。その手続きの最初に8桁の暗証番号(4桁を2つ)を入力するように求められました。前回の記憶がありませんが、2009年から暗証番号の設定はしているということでした。この5年間、暗証番号を使ったことは一度もありませんので、いったい何のために必要なのだろうと疑問に思いました。
係の方に聞いてみると、免許証の表示に本籍地の記載がないのでどうこうという説明でしたがよくわかりません。また、暗証番号をどこかで使うことがあるのかと聞いても、警察署にある機械に暗証番号を入力したら、自分の情報を見ることができるという説明でした。これもよくわからない説明です。
そこで帰ってからネットで調べてみました。要するに免許証の偽造対策のために必要であるようです。また、ICチップの中身を読み取り機で勝手に見られないように暗証番号がその鍵となっているということでした。
実際に使うことがあるかといえば、米軍基地や自衛隊基地に入る時には暗証番号の入力を求められるそうです。別のサイト(高知県警)には、自治体や銀行で免許証の本人確認をするときに必要なこともあると書いてあります。免許証偽造対策でしょうけれども、入力を要求されるのはよっぽど怪しまれた場合や、数億円以上の取引をする時に限られるでしょう。どこの自治体や銀行でもみんなに8桁の暗証番号を求めていたら、業務に支障がでるでしょうから、これからも普通の人は使うことはないでしょう。暗証番号は忘れることにしました。
係の方に聞いてみると、免許証の表示に本籍地の記載がないのでどうこうという説明でしたがよくわかりません。また、暗証番号をどこかで使うことがあるのかと聞いても、警察署にある機械に暗証番号を入力したら、自分の情報を見ることができるという説明でした。これもよくわからない説明です。
そこで帰ってからネットで調べてみました。要するに免許証の偽造対策のために必要であるようです。また、ICチップの中身を読み取り機で勝手に見られないように暗証番号がその鍵となっているということでした。
実際に使うことがあるかといえば、米軍基地や自衛隊基地に入る時には暗証番号の入力を求められるそうです。別のサイト(高知県警)には、自治体や銀行で免許証の本人確認をするときに必要なこともあると書いてあります。免許証偽造対策でしょうけれども、入力を要求されるのはよっぽど怪しまれた場合や、数億円以上の取引をする時に限られるでしょう。どこの自治体や銀行でもみんなに8桁の暗証番号を求めていたら、業務に支障がでるでしょうから、これからも普通の人は使うことはないでしょう。暗証番号は忘れることにしました。
2020年09月11日
昨日行われた9月の学区自主防災会定例役員会では避難所の開設について検討しました。
これは大津市の避難所運営マニュアルの第3章の初動期の冒頭の記述です。
初動期の避難所の開設の責任者は「市担当者」で、不在の場合は「施設管理者」が、その人も不在の場合には「避難所リーダー」が業務を実施する。大地震などで指示の伝達が遅れた場合は、避難の状況に応じて自主的に活動を開始すると書いてあります。当然のことがよく書かれています。
ここで、「市担当者」は山中比叡平学区の場合には近隣の学区の人が担当するということですから、山の下の学区の方ということになります。小学校ややまのこひろば(幼保一体化施設)の施設管理者は校長と園長ですが、どこにお住まいかわかりませんが、やはり学区外の方です。
大地震が平日の昼間(約50時間/週)に起これば、施設管理者が避難所を開設することができますが、平日の夜間や土日祝日(約118時間/週)だと、施設管理者は地域にいません。
山中比叡平学区は他の学区とは森林で隔てられており、直接接している学区というのはありません。大地震が起こると、数少ない道路への崖崩れや道路自体の崩落などで学区は孤立します。余震が頻発する中で施設管理者が道路がないところを歩いて上がってくることは命がけのことです。
そういう学区ですから、大地震が夜間や休日に起こった場合には「避難所リーダー」(この学区ではまちづくり協議会の会長)と地域居住の大津市職員である初動支所班員が自主的に避難所を開設することになります。ここまではマニュアルに書いてある通りです。
山中比叡平の大地震時の指定避難所は比叡平小学校の体育館と市民センターであり、主たる避難所は体育館です。ところがこの体育館は老朽化が進み雨漏りが起こっており、現在でも使えない部分があります。さらに屋根全体が老朽化していますから、地震の強振動ではさらに破壊が進みます。地域在住の大規模施設の構造設計の専門家の方は、屋根を支える構造を見て、大地震には耐えられないと指摘しています。おまけに体育館の裏は急傾斜地ですから、大地震では主要な避難所である体育館が使えない可能性が高いと言わざるをえません。
体育館以外の広い避難所は福祉避難所に指定されているやまのこひろばと、避難所には指定されていませんがコロナ禍の下では使うように推奨されている小学校の教室です。実際のところ体育館が使えない状況で100人を超えるような避難者が出てしまった場合にはこの2箇所を初めから使うしか方法はありません。
ところが、夜間や休日の場合には鍵を開ける役割を持っている両施設管理者がいない上に、支所にも両施設の鍵を置いていないので、避難所リーダーと初動支所班員は避難者を受け入れる場所がなくて困ることになります。
そこで、大津市の危機・防災対策課には支所に両施設の鍵を置くように何度も要請しているのですが、福祉避難所は一次避難所としては使えないとか管轄が異なるのでできないという返事しか返ってきません。縦割り行政の弊害か危機・防災対策課の調整能力の問題なのかわかりませんが、マニュアルに書いてあることを現場では実施できないようにしているという現状の改善は大津市の責任で行わなければなりません。
学区自主防災会やまちづくり協議会に鍵を渡せと要求しているわけではありません。大津市の職員である初動支所班員が大津市立小学校や大津市立やまのこひろばを開けるために大津市役所の支所に鍵を置くだけの話ですから、大津市役所の中でいくらでも調整が可能な問題です。早急にこの問題を解決してもらわないと、学区の避難所マニュアルの議論ができません。いつまで放置するつもりなのでしょう。
これは大津市の避難所運営マニュアルの第3章の初動期の冒頭の記述です。
初動期の避難所の開設の責任者は「市担当者」で、不在の場合は「施設管理者」が、その人も不在の場合には「避難所リーダー」が業務を実施する。大地震などで指示の伝達が遅れた場合は、避難の状況に応じて自主的に活動を開始すると書いてあります。当然のことがよく書かれています。
ここで、「市担当者」は山中比叡平学区の場合には近隣の学区の人が担当するということですから、山の下の学区の方ということになります。小学校ややまのこひろば(幼保一体化施設)の施設管理者は校長と園長ですが、どこにお住まいかわかりませんが、やはり学区外の方です。
大地震が平日の昼間(約50時間/週)に起これば、施設管理者が避難所を開設することができますが、平日の夜間や土日祝日(約118時間/週)だと、施設管理者は地域にいません。
山中比叡平学区は他の学区とは森林で隔てられており、直接接している学区というのはありません。大地震が起こると、数少ない道路への崖崩れや道路自体の崩落などで学区は孤立します。余震が頻発する中で施設管理者が道路がないところを歩いて上がってくることは命がけのことです。
そういう学区ですから、大地震が夜間や休日に起こった場合には「避難所リーダー」(この学区ではまちづくり協議会の会長)と地域居住の大津市職員である初動支所班員が自主的に避難所を開設することになります。ここまではマニュアルに書いてある通りです。
山中比叡平の大地震時の指定避難所は比叡平小学校の体育館と市民センターであり、主たる避難所は体育館です。ところがこの体育館は老朽化が進み雨漏りが起こっており、現在でも使えない部分があります。さらに屋根全体が老朽化していますから、地震の強振動ではさらに破壊が進みます。地域在住の大規模施設の構造設計の専門家の方は、屋根を支える構造を見て、大地震には耐えられないと指摘しています。おまけに体育館の裏は急傾斜地ですから、大地震では主要な避難所である体育館が使えない可能性が高いと言わざるをえません。
体育館以外の広い避難所は福祉避難所に指定されているやまのこひろばと、避難所には指定されていませんがコロナ禍の下では使うように推奨されている小学校の教室です。実際のところ体育館が使えない状況で100人を超えるような避難者が出てしまった場合にはこの2箇所を初めから使うしか方法はありません。
ところが、夜間や休日の場合には鍵を開ける役割を持っている両施設管理者がいない上に、支所にも両施設の鍵を置いていないので、避難所リーダーと初動支所班員は避難者を受け入れる場所がなくて困ることになります。
そこで、大津市の危機・防災対策課には支所に両施設の鍵を置くように何度も要請しているのですが、福祉避難所は一次避難所としては使えないとか管轄が異なるのでできないという返事しか返ってきません。縦割り行政の弊害か危機・防災対策課の調整能力の問題なのかわかりませんが、マニュアルに書いてあることを現場では実施できないようにしているという現状の改善は大津市の責任で行わなければなりません。
学区自主防災会やまちづくり協議会に鍵を渡せと要求しているわけではありません。大津市の職員である初動支所班員が大津市立小学校や大津市立やまのこひろばを開けるために大津市役所の支所に鍵を置くだけの話ですから、大津市役所の中でいくらでも調整が可能な問題です。早急にこの問題を解決してもらわないと、学区の避難所マニュアルの議論ができません。いつまで放置するつもりなのでしょう。
2020年09月08日
比叡平小学校の校庭にある「だいらっこの池」は、昨年度(2019年度)に公益財団法人イオン環境財団の支援を受けて、古い池を撤去して作った少し大きめの新しい池です。同じ敷地内にやまのこひろば(保育園・幼稚園)もありますので、危険を避けるために周囲にロープを張り、水深は20cmとし、一部の浅い部分は10cm、ごく一部の最深部は30cmとしています。池の中の観察は橋の上からが便利です。その橋は4mの檜の丸太を渡したもので、手すりは単管とアルミフェンスで作られています。
昨年も本年もモリアオガエルが産卵し、子蛙が育ちました。現在、池の底には枯れ葉が積もっていますが、池の水は透明になっており、水質は安定しています。
9月8日、比叡平小学校の5年生23人が枯れ葉の掃除と池の生き物調査を行いました。比叡平には池や川がありませんので、子供たちは新しい体験で楽しかったようで、予定の時間を超過しました。
見つかった動物は、メダカ、モリアオガエルのおたまじゃくし、各種ヤゴ、アメンボが主たるものですが、コシマゲンゴロウ、マメゲンゴロウの一種、スジゲンゴロウセスジゲンゴロウの一種なども見つかりました。
池の水が腐らないのはなぜか?メダカの雌雄の区別の仕方は?アメンボの前脚は?アメンボ はオレンジジュースでは沈む?など、さまざまな疑問を出しながら、水環境の学習を楽しみました。
池の掃除前の状態です。池の水面には飛んできた枯れ葉が浮き、底にも大量の枯れ葉がたまっています。
校庭の端にあるだいらっこの池:木々に囲まれているので夏でも水が冷たいが、枯れ葉が大量に入るのはちょっと困る。
昨年も本年もモリアオガエルが産卵し、子蛙が育ちました。現在、池の底には枯れ葉が積もっていますが、池の水は透明になっており、水質は安定しています。
9月8日、比叡平小学校の5年生23人が枯れ葉の掃除と池の生き物調査を行いました。比叡平には池や川がありませんので、子供たちは新しい体験で楽しかったようで、予定の時間を超過しました。
見つかった動物は、メダカ、モリアオガエルのおたまじゃくし、各種ヤゴ、アメンボが主たるものですが、コシマゲンゴロウ、マメゲンゴロウの一種、
池の水が腐らないのはなぜか?メダカの雌雄の区別の仕方は?アメンボの前脚は?アメンボ はオレンジジュースでは沈む?など、さまざまな疑問を出しながら、水環境の学習を楽しみました。
池の掃除前の状態です。池の水面には飛んできた枯れ葉が浮き、底にも大量の枯れ葉がたまっています。
校庭の端にあるだいらっこの池:木々に囲まれているので夏でも水が冷たいが、枯れ葉が大量に入るのはちょっと困る。
コガネムシによって汚されたライトトラップ の白布を新しいもの(180×280cm)に交換しました。まだコガネムシは来ていますので、これからも汚されますが仕方がありません。布の繊維列の幅がスケールになりそうです。→計測したら、3列で1mm(30.5列で10mm)でしたので、1列あたり0.33mmでした。(古くなると伸びるかも)
タバコカスミカメは初めて来ました。コナジラミやアザミウマの天敵ということで、一部では生物農薬として使われています。しかしタバコと同じ仲間のナスには被害を与えるようです。滋賀県の昆虫目録にはありません。カスミカメだけでも滋賀県の昆虫目録に含まれていない種が約40種あります。イチゴチビナガカメムシはよく来ます。4mm程度の小さいカメムシです。
ホソヘリカメムシはヘリカメムシの仲間です。右のクロトビイロサシガメはサシガメの仲間で、刺されると強烈な痛みがでます。
ちょっと変わった形のキノカワハゴロモはその名の通り、木の幹にとまっていると見つけられません。右のヒメホソアシナガバチはムモンホソアシナガバチに似ていますが、より茶色が濃いので感じが違っています。
カラカネは青銅のことで光沢がありません。カラカネゴモクムシはやはり光沢がありません。右のニッポンヨツボシゴミムシは何度か来たことがあります。
カサハラハムシの仲間は何種類か来ますが、これは少し赤っぽくて前翅の後半部の色が濃いクロオビカサハラハムシ。右のカシワツツハムシは胸部は無紋で光沢があり、前翅には茶色の点刻の列が見られる。
<追記:9月9日>
オオホコリタケシバンムシはキノコを食べる小さいシバンムシ。長さが2〜2.5mmという記載があるが、布の繊維の列で6.4列なので、0.33を掛けると2.1mmくらいで一致する。右のウスモンミドリカスミカメは黒い線状の模様に特徴がある。
左は黄色が強すぎるが、ホソサジヨコバイらしい。右のゴモクムシの一種は上翅の赤色が非常に目立つが、テネラル(羽化したばかりの成虫)では赤いことがあるらしい。
<追記:9月12日>
昨日来たクスベニヒラタカスミカメは中国から日本に侵入した外来種で、クスノキの害虫です。2015年に東大阪市で確認されて、その後、急速な勢いで九州から関東地方まで分布を拡大しています。比叡平では昨年の10月3日にも撮影されています。右のシロコナカゲロウは一見するとカゲロウというよりは蛾の仲間に見えますが、アミメカゲロウ目に含まれます。小さな虫で、写真のものはちょうど3mmの長さです。
アカスジカスミカメも赤みのあるカスミカメで、イネの害虫です。右の写真を見ると長い口吻があるのがわかりますが、これを生育中のイネの実に差し込むと斑点米になります。
今日、メダカを殖やすためにビニールシート池の水草を別のメダカのいないコンテナに移し替えていたら、その水草の上にツチガエルの子供がいました。我が家では初めての記録です。今までに我が家で撮影したカエルは、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ヤマアカガエル、ニホンアカガエル、タゴガエル、ニホンヒキガエル、トノサマガエルでしたから、8種目です。有尾類ではアカハライモリもいます。いそうでまだ見ていないのはニホンアマガエルです。この地域にはいないのかも。
<追記:9月13日>
9月12日は蒸し暑い曇りの日でしたので、多種多様な虫がベランダに集まりました。
左は図鑑に載っていないカスミカメで、以前はミナミスケバチビカスミカメとしておきましたが、明らかに違います。Moissoniaで画像検索すると、ネパール産のMoissoniaの一種に似ています。 「カスミカメの国籍について」という専門家の記事によると、ミナミスケバチビカスミカメは西日本に上陸しているということですので、それで合っているようです。右はハナダカカスミカメとしますが、大きさが3.2mmくらいですから、3.6〜4.5mmとされているハナダカカスミカメより小さいコハナダカカスミカメ(3.1〜3.9mm)に近いです。しかし、その分布は石垣島と西表島になっていますので、滋賀県では考えにくい。これも西日本に上陸したコハナダカカスミカメなのかもしれません。
ミイロカスミカメは赤から黒まで色彩の幅があるが、これは赤っぽい。右は未同定のカスミカメ。
相変わらずセトトビケラ類はよく来ます。右のチビゲンゴロウは我が家では初記録です。
真っ黒なヒゲナガゾウムシは何かわかりませんでしたが、全体の体型と触角の特徴からシリジロヒゲナガゾウムシとしました。アオヘリホソゴミムシは何度か来ています。
トリバガの仲間は10種類くらい来ています。昨夜のトリバガはヒルガオトリバ。これも何度か来ています。今年はヤママユとシンジュサンがよく来ます。
<追記:9月14日>
ナミクシヒゲハネカクシは21mm以上の大型のハネカクシで、埼玉県と長野県では準絶滅危惧種に指定されています。滋賀県の昆虫目録にはクシヒゲツヤムネハネカクシ Velleius dilatatus として記載されています。右のカタグロミドリカスミカメはトビイロウンカなどウンカ類を捕食します。
フリッツェホウジャクは滋賀県では珍しいスズメガの一種です。この個体はかなり擦り減っていますが、新しい個体はもっときれいです。ツバメエダシャクの仲間には似たものが何種かいますが、これはシロツバメエダシャク。
<追記:9月17日>
見慣れない蛾が来ました。ヤガの仲間だと思いましたがなかなか見つかりません。蛾は見た目では何の仲間かわかりません。お手上げでしたので、新・蛾像掲示板に問い合わせたところ、即座にオオトウウスグロクチバと教えていただきました。上翅にある腎状紋が目のように見えて何か面白い蛾です。オオトウは紀伊半島の大塔山にちなむそうです。右はエゾギクトリバ。時々来るトリバガです。
ヒゲナガモモブトカミキリは我が家に来た82種目のカミキリムシです。右のシギゾウムシの一種はクリシギゾウムシ、シイシギゾウムシ、クヌギシギゾウムシに似ていますが、区別がつきません。
上の2種はよく似ていますが、左はコメツキムシの一種(コメツキムシ科)で右はキイロホソナガクチキ(ナガクチキムシ科)で、科が違います。
<追記:9月18日>
昨日ベランダに来たこのカスミカメは図鑑に載っていません。オオマダラカスミカメの一種と考えられます。→日本原色カメムシ図鑑第2巻に載っていました。図鑑の写真は生態写真ではなく標本写真であり、標本の状態もよくなかったので見落としていました。イッカクカスミカメという種名で、頭部先端に突き出している突起がイッカクの語源のようです。太くて長い触角も特徴の一つですが、標本写真ではよくわかりませんでした。
右はヒメナガカメムシに似ているが、小楯板の中心が線状に黒いのでセスジヒメナガカメムシ。
ゴマフウンカは毎晩現れています。右のヨコバイは稲妻模様があるので、イナズマヨコバイ。
ムーアキシタクチバは以前にも来ていますが、目立つので再掲。アシベニカギバは色や模様の個体差が大きいが、上翅にL字模様があるのが特徴とされている。
<追記:9月19日>
カスミカメムシ科の中でもキノコカスミカメ亜科は種の数が少ない。滋賀県の昆虫目録には3種記載されている。我が家のキノコカスミカメ亜科はツシマキノコカスミカメと今回のコモンキノコカスミカメです。名前の通りキノコを食べます。右はハナカメムシ科のユミアシハナカメムシ。どちらも我が家で初記録。
左はシロコナカゲロウよりもやや小さいキバラコナカゲロウ。コナカゲロウの仲間は翅脈で区別するらしい。上翅の後半が茶色いのはコナが剥がれた跡か?右はオオクロセダカカスミカメ。以前にも記録されています。
キスジハネビロウンカは愛嬌のある顔に特徴があります。右はムスジシロナミシャク。ヒメシャクの一種と思い調べましたが見つかりませんでした。そこでまた新・蛾像掲示板に同定をお願いしたところ、瞬時にムスジシロナミシャクと教えていただきました。蛾の分類は科や亜科が見た目ではわかりにくいので難しいです。
タバコカスミカメは初めて来ました。コナジラミやアザミウマの天敵ということで、一部では生物農薬として使われています。しかしタバコと同じ仲間のナスには被害を与えるようです。滋賀県の昆虫目録にはありません。カスミカメだけでも滋賀県の昆虫目録に含まれていない種が約40種あります。イチゴチビナガカメムシはよく来ます。4mm程度の小さいカメムシです。
ホソヘリカメムシはヘリカメムシの仲間です。右のクロトビイロサシガメはサシガメの仲間で、刺されると強烈な痛みがでます。
ちょっと変わった形のキノカワハゴロモはその名の通り、木の幹にとまっていると見つけられません。右のヒメホソアシナガバチはムモンホソアシナガバチに似ていますが、より茶色が濃いので感じが違っています。
カラカネは青銅のことで光沢がありません。カラカネゴモクムシはやはり光沢がありません。右のニッポンヨツボシゴミムシは何度か来たことがあります。
カサハラハムシの仲間は何種類か来ますが、これは少し赤っぽくて前翅の後半部の色が濃いクロオビカサハラハムシ。右のカシワツツハムシは胸部は無紋で光沢があり、前翅には茶色の点刻の列が見られる。
<追記:9月9日>
オオホコリタケシバンムシはキノコを食べる小さいシバンムシ。長さが2〜2.5mmという記載があるが、布の繊維の列で6.4列なので、0.33を掛けると2.1mmくらいで一致する。右のウスモンミドリカスミカメは黒い線状の模様に特徴がある。
左は黄色が強すぎるが、ホソサジヨコバイらしい。右のゴモクムシの一種は上翅の赤色が非常に目立つが、テネラル(羽化したばかりの成虫)では赤いことがあるらしい。
<追記:9月12日>
昨日来たクスベニヒラタカスミカメは中国から日本に侵入した外来種で、クスノキの害虫です。2015年に東大阪市で確認されて、その後、急速な勢いで九州から関東地方まで分布を拡大しています。比叡平では昨年の10月3日にも撮影されています。右のシロコナカゲロウは一見するとカゲロウというよりは蛾の仲間に見えますが、アミメカゲロウ目に含まれます。小さな虫で、写真のものはちょうど3mmの長さです。
アカスジカスミカメも赤みのあるカスミカメで、イネの害虫です。右の写真を見ると長い口吻があるのがわかりますが、これを生育中のイネの実に差し込むと斑点米になります。
今日、メダカを殖やすためにビニールシート池の水草を別のメダカのいないコンテナに移し替えていたら、その水草の上にツチガエルの子供がいました。我が家では初めての記録です。今までに我が家で撮影したカエルは、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ヤマアカガエル、ニホンアカガエル、タゴガエル、ニホンヒキガエル、トノサマガエルでしたから、8種目です。有尾類ではアカハライモリもいます。いそうでまだ見ていないのはニホンアマガエルです。この地域にはいないのかも。
<追記:9月13日>
9月12日は蒸し暑い曇りの日でしたので、多種多様な虫がベランダに集まりました。
ミイロカスミカメは赤から黒まで色彩の幅があるが、これは赤っぽい。右は未同定のカスミカメ。
相変わらずセトトビケラ類はよく来ます。右のチビゲンゴロウは我が家では初記録です。
真っ黒なヒゲナガゾウムシは何かわかりませんでしたが、全体の体型と触角の特徴からシリジロヒゲナガゾウムシとしました。アオヘリホソゴミムシは何度か来ています。
トリバガの仲間は10種類くらい来ています。昨夜のトリバガはヒルガオトリバ。これも何度か来ています。今年はヤママユとシンジュサンがよく来ます。
<追記:9月14日>
ナミクシヒゲハネカクシは21mm以上の大型のハネカクシで、埼玉県と長野県では準絶滅危惧種に指定されています。滋賀県の昆虫目録にはクシヒゲツヤムネハネカクシ Velleius dilatatus として記載されています。右のカタグロミドリカスミカメはトビイロウンカなどウンカ類を捕食します。
フリッツェホウジャクは滋賀県では珍しいスズメガの一種です。この個体はかなり擦り減っていますが、新しい個体はもっときれいです。ツバメエダシャクの仲間には似たものが何種かいますが、これはシロツバメエダシャク。
<追記:9月17日>
見慣れない蛾が来ました。ヤガの仲間だと思いましたがなかなか見つかりません。蛾は見た目では何の仲間かわかりません。お手上げでしたので、新・蛾像掲示板に問い合わせたところ、即座にオオトウウスグロクチバと教えていただきました。上翅にある腎状紋が目のように見えて何か面白い蛾です。オオトウは紀伊半島の大塔山にちなむそうです。右はエゾギクトリバ。時々来るトリバガです。
ヒゲナガモモブトカミキリは我が家に来た82種目のカミキリムシです。右のシギゾウムシの一種はクリシギゾウムシ、シイシギゾウムシ、クヌギシギゾウムシに似ていますが、区別がつきません。
上の2種はよく似ていますが、左はコメツキムシの一種(コメツキムシ科)で右はキイロホソナガクチキ(ナガクチキムシ科)で、科が違います。
<追記:9月18日>
昨日ベランダに来たこのカスミカメは
右はヒメナガカメムシに似ているが、小楯板の中心が線状に黒いのでセスジヒメナガカメムシ。
ゴマフウンカは毎晩現れています。右のヨコバイは稲妻模様があるので、イナズマヨコバイ。
ムーアキシタクチバは以前にも来ていますが、目立つので再掲。アシベニカギバは色や模様の個体差が大きいが、上翅にL字模様があるのが特徴とされている。
<追記:9月19日>
カスミカメムシ科の中でもキノコカスミカメ亜科は種の数が少ない。滋賀県の昆虫目録には3種記載されている。我が家のキノコカスミカメ亜科はツシマキノコカスミカメと今回のコモンキノコカスミカメです。名前の通りキノコを食べます。右はハナカメムシ科のユミアシハナカメムシ。どちらも我が家で初記録。
左はシロコナカゲロウよりもやや小さいキバラコナカゲロウ。コナカゲロウの仲間は翅脈で区別するらしい。上翅の後半が茶色いのはコナが剥がれた跡か?右はオオクロセダカカスミカメ。以前にも記録されています。
キスジハネビロウンカは愛嬌のある顔に特徴があります。右はムスジシロナミシャク。ヒメシャクの一種と思い調べましたが見つかりませんでした。そこでまた新・蛾像掲示板に同定をお願いしたところ、瞬時にムスジシロナミシャクと教えていただきました。蛾の分類は科や亜科が見た目ではわかりにくいので難しいです。