日蓮宗 法明教会

当教会の信徒さん向けの法話と時折やや専門的な小考を掲示いたします。

探せなかった

「念仏無間」との日蓮系の主張を取り上げ、「日蓮系が主張する念仏無間の根拠は成り立たない」と反論している講義がユーチューブに有ります。「幸せの学校」と云うコンテンツですが、三つぐらいの関連講義を公開しています。その内の「法華経ミステリー念仏無間は本当か」を視聴してみました。

首肯出来る論旨では無いですが、コメントの中には「納得出来た」旨の投稿も有ります。

このような論評に対する反論も一考しておく必要が有るかなと思いました。

講師が

【「大集経」にも「当今は末法にして、これ五濁悪世なり。唯浄土の一門有りて、通入すべき路なり」と説いて、聖道自力の仏教を止めている】旨を語っているので、検索したところ、「大集経」の文で無く、道綽禅師の「安楽集」の言葉でした。

 

「安楽集上」に

【是の故に「大集月蔵経」に云く「我が末法中の億億の衆生は行を起こし道を修せんに、未だ一人も得る者有らず」と。当今は末法、現に是れ五濁悪世なり。唯浄土の一門のみ有りて通入すべき路なり。是の故に大経に云く・・・】

と有って、「我が末法中の億億の衆生は行を起こし道を修せんに、未だ一人も得る者有らず」の部分が「大集月蔵経」の文でした。

しかし、「大正大蔵経テキストデータベース」で検索しても「大集月蔵経」に、この文が無いようなのです。

国訳一切経の「大集月蔵経」をめくっても見つかりません。

親鸞集や法然集の注記にも「大集月蔵経の文」と記しているだけで、「大集月蔵経」の何品にあるか記していません。

随分と時間を掛けて探したのですが、結局分からないので諦めました。

 

星祭り法話

妙見菩薩は北極星を神格化した神で、平安時代に妙見信仰が広がったそうです。

日蓮大聖人(50歳)が912日の夜、竜口の首の座を免れた後、現在の厚木に在った佐渡の代官屋敷に預けられた。

日蓮大聖人は、

十三日の夜、澄み輝いている月に向かって、自我偈を読誦し、諸宗の勝劣を述べて、「月天子は法華経の会座に列なり、法華経の行者を守護せよとの勅命を受けたではないか。どうして月天子は験をあらわさないのか」と責めたところ、「突如、天より明星のような大きな星が降り、前の庭の梅の木の枝にかかりました。警護の兵士たちはそれを見て驚き、みな縁より飛びおり、あるいは庭にひれ伏し、家の後ろに逃げ隠れました。」(日蓮宗電子聖典省略)

と、「種々御振舞御書」に書かれています。この「星降り」の奇跡が伝えられているので、日蓮宗では、法華経の守護神として妙見菩薩信仰が行われています。

『七仏八菩薩所説大陀羅尼神呪経』に、妙見菩薩の働きについて、

 「若し諸の人王にして正法を以て。臣下を任用せず、心に慚愧無く、暴虚濁亂にして諸の群臣を縱(ほしいまま)にし、百姓を酷虐せば、我れ能く之を退け、賢能を徴召して其の王位を代(かわら)しむ。若し能く慚愧し惡を改め善を修し、若し能く善を任じ諸の惡人を退け、 其の心弘廣にして普ねく一 切を慈(いつく)しみ、容受拯濟すること、なお橋船の如く、民物を包含すること猶し父母の如く、(中略)当に三徳を修すべし。  

一には、三尊を恭敬す。

二には貧窮を憐愍し國に孤老有らば当に之を撫恤(ぶじゅつ)すべし。

三には、怨親の中に於て心常に平等にして、理をもって怨枉を斷じ、民物を枉せず。

若し能く上來の諸徳を修行せば、(中略)。諸の善神一千七百。國界を邏衞し國土を守護せん。其の災患を除き、 其の姦惡を滅し、風雨時に順い穀米豐熟にして、疫氣消除し、諸の強敵無く、人民安樂にして王の徳を称えん。」

と説いて有ります。

要は、守護してやけれども、ただし「自らも徳を修すと云う条件つきだよ」と云う教説です。星祭り祈願と共に、三徳実践の意志を心の片隅に置いて生活することが大事なわけです。

法華経に「悪鬼其の身に入る」(勧持品)と有り、大聖人の「立正安国論」には「鬼神乱るるが故に万民乱る」(仁王経)との経文が引用してあります。

また、「陀羅尼品」には

夜叉、羅刹、餓鬼、富単那、吉蔗、毘陀羅、犍駄、烏摩勒伽、阿跋摩羅、夜叉吉蔗、人吉蔗、などと云う人を悩害する霊気の名を挙げています。富単那(ふたんな)、吉蔗(きしゃ)、毘陀羅(びだら)、犍駄(けんだ)などは,どのような悪霊気か、説明が有りませんが、

『正法念経』に三十六種の餓鬼について述べいて、その中で「故に呪術師も「鬼神は人に著きて、人の身中に入れば、人をして心乱れ、狂惑させる」と説明しています。

先日ニュースで80代の男性を刺し殺した犯人が「人を殺したかった。捕まらなければ、また人を殺していた」と語っていたと報じていましたが、犯人の異常心理を悪霊気が助長させたのだろうと思います。

善神が居ると同時に悪霊気が活動していることは間違いないと思います。

お題目の正しい信仰で罪障消滅・仏性顕現・積徳に努め、妙見様等の善神の御守護を頂いて行きましょう。

 

正木晃氏の講演

1212日開催された中山遠寿院の修法師研修会における正木亮氏の講演を「(株)唯」が、ZOOM中継をしてくれました。

講演内容は観心本尊抄の概説でした。

よい講演でした。

レジメに「仏法は王法を超越する」との項が有り、

「神孫としての天皇の権威を一応は承認していた顕密仏教徒とは異なり、日蓮には天皇の帯びる特別の権威についての配慮は全く見られない。(佐藤弘夫『神・仏・王権の中世』)

との記述が有りました。佐藤弘夫氏の所論を読む必要が有るなと思いました。


正木亮著「現代日本語訳日蓮の観心本尊抄」が発売されているとの事なので、セブンイレブンに注文しました。

本年の高齢者健診

食道ポリープの組織検査は「異形細胞は認められない」との結果。「ああ良かった!」との思いです。

腹囲は82で「メタボ判定」されませんでした。

「?ー」と思い、家に戻って測ってみたら、88センチで完全な「メタ」です。看護師さんが測ったとき、私が顔を下に向けて看護師さんの手元を見ていたので、お腹が少しへこんだ状態だったようです。心電図は常時「脚ブロック」が出ていました。

血液検査は薬でコントロール出来ているようでそれぞれ異常値は出ていませんでした。

諸行無常で明日のことは分かりませんが、もう少し頑張れそうです。

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