ミリオンダラー・ベイビー 2004年度・米・133分 Million Dollar Baby ■監督/製作/音楽:クリント・イーストウッド ■出演:クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク/モーガン・フリーマン |
『イーストウッド監督』、『アカデミー賞』とくれば、きっと重たい作品なのだろうと想像できるので、ずっと観るのをためらっていました。
観てみてやっぱり、私には重たすぎて駄目でした…。_| ̄|○
このところ、社会問題を続けざまに撮り続けるている監督の意図は、わからないでもないです。
けれど、私は映画は観終えてスッキリ、楽しかった〜!と思えるものが大好きなのです。誰一人として幸せになる者がおらず、後味が悪いまま終わるのは、気分が沈んでしまって、どうしても好きになれません…。
モーガン・フリーマンによる、淡々としたナレーションは素晴らしかった。
このナレーションが作品を引き立てていました。
それにしても、あの母親と姉弟は許せない!
フランキーとマギーは、お互いに疎遠な「家族」との隙間を埋めあおうとしているのが、観ていて辛い。
ラストの二人の決断は、誰も責めることはできないでしょう。。。
結局、誰もhappyになる人はいなかった。。。
もしかしたら、「デンジャー」がせめてもの救いなのでしょうか・・・。
クリント・イーストウッドは「荒野の用心棒」、「ダーティー・ハリー」みたいなスカッとする作品が大好きなのになぁ。
映画において、ストリーテラーを要するものはその語り手が重要だと僕は思います。 そういう意味で人生経験或いは役者キャリアの豊富なフリーマンは適役だったと思います。
最近ある邦画で感情の入らない棒読みをした某ジャニーズ系の映画を観てガッカリしました(笑)?!