B001AIRW70ダーク・ナイト
2008年度・米・152分 The Dark Knight

■監督:クリストファー・ノーラン
■出演:クリスチャン・ベール/ヒース・レジャー/アーロン・エッカート/マギー・ギレンホール/ゲイリー・オールドマン/モーガン・フリーマン/マイケル・ケイン/ウィリアム・フィクトナー

実写版バットマンの6作目で、クリストファー・ノーラン監督作「バットマン ビギンズ」の続編。
レイチェル役がケイティ・ホームズからマギー・ギレンホールへと変更されたものの、それ以外の配役は前作と同じというのが嬉しい。

「バットマン」作品の中では、この監督の作品が一番好きだ。
マンガチックではなく現実味があり、俳優、脚本、撮影、音楽と、どれをとっても超一流で、素晴しい。

クリスチャン・ベールは、相変わらずカッコイイっすバットマンになっているときのが、たまらない。
ダークナイト・ジョーカーしかし今回、そのバットマンよりもひときわ異彩を放っていたのは、ジョーカー役のヒース・レジャーだ。
狂気と哀愁を帯びたその表情、佇まいのすべてが完璧だった。
本作の撮影後に薬物の過剰摂取により急逝したそうだが、それほどまでに彼はこの役にのめりこんでいたのだろうか。
撮影中に亡くなった特殊効果技師のコンウェイ・ウィックリフとともに、ご冥福をお祈りする。




ダークナイト

「光の騎士」として尊敬される正義漢の検事ハービー・デントが、ジョーカーによって悪役トゥーフェイスへと変貌してしまう。
ブルースと同様にデントも大切な人を失ったことは同じであるのに、善と悪に分かれてしまうとは。ブルースがどれだけ強靭な人間なのかということが証明される。

自分の正体を見破った会計士を、“地味な”ランボルギーニで助けるシーン、ラストの悲しくも潔い決断は、観る者の心をギュッと鷲掴みにする。

最後の決断は「暗黒の騎士」となってしまうにもかかわらず、だ。

暗くて救いようの無いエンディングだが、バットマンのその意志の強さが清清しい。
私の今年のベスト・ワンになりそうだ。