2022年度・米・139分 Everything Everywhere All at Once
監督・脚本:ダニエル・シャイナート、ダン・クワン
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティス、ジェームズ・ホン
配給:ギャガ

カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を掛け合わせ、生活に追われるごく普通の中年女性が、マルチバースを行き来し、カンフーマスターとなって世界を救うことになる姿を描いた異色アクションエンタテインメント。
経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン。いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。(映画.comより)


第95回アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優、編集の7部門を受賞した本作。20年ぶりに映画出演を果たしたキー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞したとあって、期待に胸を膨らませて観に行ってきました。

むむぅ・・・。
カオスなこの世界観。
残念なことに理解不能、性に合わなかった。_| ̄|○

目まぐるしく変わる画面。
マルチバースってなんだ?
それは一体いくつあるんだ??
敵は誰??
ベーグルって、パンじゃないのか??
と頭の中をいろんなことがぐるぐる廻り、睡魔に襲われること度々・・・。

税務署でカラオケの領収書に黒いペンでグルグルと丸を書かれたけど、
後半に出てくる「黒いベーグル」とリンクしていたり、
結構な下ネタもあったりして

わけわからん映画ではあったものの伝えたかったのは、「家族愛」とか「多様性」だったのかな。
映画でもSDGsの取り組みをということか。
あと何度か観ればもう少しうまく感想が書けたのかも。

アカデミー賞授賞式・作品賞のプレゼンテーターがハリソン・フォードで、
舞台上でキー・ホイ・クァンとハグした場面は感動しました。
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説から39年ぶりの公的な場所での再会!
ハリソン80歳、キー・ホイ・クァン51歳。
あの頃と変わらない二人の関係に目頭が熱くなりました。