運命のダイヤル


2023年度・米・154分 INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ハリソン・フォード、マッツ・ミケルセン、ジョン・リス=デイヴィス、ボイド・ホルブルック、フィービー・ウォーラー・ブリッジ、アントニオ・バンデラス、トビー・ジョーンズ、トーマス・クレッチマン、オリヴィエ・リヒタース、ジル・ヴィンターニッツ

前作『クリスタルスカルの王国』から15年の時を経て製作された本作、ハリソン・フォードは撮影当時80歳。劇中では70歳を迎えたジョーンズ博士を演じています。
インディ・ジョーンズを演じて40年。
ここまでルックスと体形を保ってきたことは本当に素晴らしいの一言。

以下ネタバレ注意!
とにかく長すぎる。
これまでの過去4作品は120分程度に仕上げられていたのに対して、
本作は150分を超えている。
アクションシーンが多く、高齢のインディに無理をさせすぎではないだろうか。
走る、殴る、飛び降りる、さらには海に潜る。
撮影中筋肉を傷めてドクターストップがかかったのだとか。
インディパパのように落ち着いたインディを期待していたのですが…。

最初の若いインディには驚いたけど、映像に違和感を覚えた。
容赦なく殺されてしまったインディの同僚たち。
車より早いトゥクトゥク、
あっけなく退場してしまうバンデラス。
いくらなんでも時空を超えてしまうのも無理がありすぎる。
これまでのシリーズと違って、クスリと笑わされるユーモアの部分も無く・・・。
長すぎるアクションシーンに加えて、ずっとこれらの事柄が気になり集中できなかった。

最後にサラとマリオンが登場したのは嬉しかった。
まだまだ冒険は続くことを匂わせる帽子のラストも良い。

残念すぎてずっとレビューが書けなかったけれど、
ほんとにこれでインディシリーズが終わってしまったんだなぁ、という寂しい思いと、
無理に作らなくてもよかったのではという思いが入り混じり複雑な心境となってしまった。

ハリソン・フォードはカンヌ国際映画祭で名誉パルム・ドール(生涯功労賞)授与
これまで大きな賞と無縁だったハリソン、彼の功績が認められとことは本当に嬉しい。
お疲れさまでした。