青によし奈良の都は・・・

個人的な備忘録と徒然に毎日のことを・・・

HP200LX

ATOKの導入3

(ATOK8の導入)

ジャストシステムの"ATOK8 For DOS/V R.2"を導入する。
これまでに、Vz-Editorを導入し、LX使いとして、ようやく体裁が整ってきて、LXをカスタマイズしていくことが一人前になるためにとても重要なことに思えてきた。特別にJkitに組み込まれているWXII+に不満があったわけではなく、ヘビーユーザーの方々がATOKを利用している、だから私もATOKにしなければ一人前になれないというきわめて単純な動機だった。

まず、この"ATOK8 For DOS/V R.2"というのが、大阪の日本橋のパソコンショップをのぞいてみてもまったくないというのが実状だった。ジャストシステムのHPものぞいてみたが、私の探し方が悪いのか見つからず、結局若松通商から通販で仕入れることとした。

本来ATOK8は一太郎5に組み込まれているFEPで、このDOSV版をLXでは使用する。

辞書の大きさは約2.7MBと大きいが、他のFEPと比較すると変換効率は良いとされている。EMSで12ページ分ATOKが使用することから、EMSの十分な確保が必要となる。

ATOK8をインストールする際に気をつけなければならないのは、辞書が独特の形で圧縮されてフロッピーに入っていることから、一旦母艦にインストールしてからLXへ転送しなければならない。
母艦にファイルを展開して、次のファイルを必要に応じてLXへコピーする。

ATOK8a.sys(必須)
ATOK8b.sys(必須)
ATOK8ex.sys(必須)
ATOK8.ucf(必須)
ATOK8.dic(必須)

もうひとつ、必須のものがある。ATOK8をLXで使用すると、入力ミスなどによりビープ音が鳴った時、ハングしてしまうようだ。そのために、いちいちリセットするのも大変で、この不具合を改善するドライバをBIBLEの筆者、関谷博之さんが用意してくださった。感謝です。
BIBLEに付属のフロッピーに収納されているのだが、BIBLE自体が現在となっては入手困難となっており、現在、関谷氏の好意によりNIFTYのFHPPCのライブラリからダウンロードできるようだ。

ATOK8fix.exe(必須)・・・BIBLEまたはFHPPC

まず、LXのコンパクトフラッシュ(Aドライブ)に、ATOK8というディレクトリを作成。次に、上記ファイルをディレクトリATOK8にコピー。
Vz導入の際にEMSを確保した要領で、ATOK分の12ページ分を追加。
そして、CONFIG.SYSを変更する。

buffers=5
files=20
device=a:\bin\clkup31m.sys
device=A:\jkit\lxjex.sys
device=A:\jkit\lxemm.exe
device=A:\jkit\lxfont.exe
device=A:\jkit\lxdspd.exe
device=A:\jkit\lxansi.exe
---------<以下変更、追加>-----------------------------------------
;device=A:\jkit\lxkkc.sys
device=A:\ATOK8\ATOK8a.sys /UCF=A:\ATOK8\ATOK8.ucf /D=A:\ATOK8\ATOK8.dic
device=A:\ATOK8\ATOK8b.sys
device=A:\ATOK8\ATOK8ex.sys
device=A:\bin\ATOK8fix.exe

以上インストールが済んだらリセットをかける。これで、ATOKがインストールできた。リセット後、起動してくる途中に何かエラーコメントが出てくるようだったら、何かが手順どおりできていないと思う。見直す必要がある。

さて、以上でATOKのインストールは完了したが、これだけでは有効にATOKを利用できない。というのは、インストールしたままの状態ではLX用にキーアサインがなっていないからだ。最低でもATOKの起動キーをJKITと同じALT+スペースに変更する必要がある。

ATOK8.ucfを生DOSから起動させる。
ATOK ON/OFFをALT+スペースと書き換える。これで、再度リセットして立ち上げ、ALT+スペースでATOKが起動できればOK。

LXを使用するにあたって、問題点も多々ある。
何らかの拍子にATOKのメニューバーが文字化けしていたりするが、これで何の問題もない。正常である。
また、単語登録がFiler上でできないので、Vzで立ち上げて、登録をするという方法で回避しなければならない。

BUDDYをインストールしてある場合、ATOKを組み込むとBUDDYが常駐できなくなってしまう。これを回避するため、clr60をSM.BATへ組み込ませる必要がある。
clr60はFHPPCのライブラリにアップされている。
SM.BATを以下のように書き換える。

lxime
fepio
lxdsps /\-
------------------------
clr60
buddy
clr 60 -r
------------------------
100
lxdsps -r
fepio -r
lxime -r

以上、これでATOKがLXにインストール完了。

*すでにニフティーのフォーラムもなくなっており、今後ますますLXの財産は消失していくのだろう。寂しいかぎりである。

SMMx、Vzエディタの導入3

(SMMxの導入)
200LXにはAppManagerに登録できるEXMソフトの数に制限がある。Herts&Bones、cc:ADEの登録してある状態で6個までで、それ以上登録してもソフトを起動できない。そこで、関谷博之氏がMoreEXMというソフトを開発され、事実上登録件数は無制限となった。ところが、このMoreEXMはアイコンで表示されるわけではないため、起動キーを覚えなければならなかった。登録ソフトが少ない間はそれでも覚えていたので、何の苦労もしなかったわけだが、あれやこれやとソフトを登録しているうちに、どれがどれだかわからなくなってきた。そんなとき、出会ったのがこのSMMxだった。SMMxは旅黒氏が開発されたノコウエアです。プログラムが気に入った人は必ず谷山浩子さんの曲を何らかのかたちで聴かなければならないというカンパウエアといえるだろうか。SMMxを導入する前にMoreEXMを常駐させなければならない。以下のソフトをA:\binにコピーする。

-----A:\bin------------------------------------
moreexm.com
refresh.com
moreinfo.com
chkkey.com
-----------------------------------------------
以上の4つのソフトを導入する。moreexm.comのみで実行できるが、あとで登録することになるSMMxがいろいろな面で不安定な点があるので、その他のソフトが役立つ。これらも忘れずに導入。つぎのようにsm.batを変更させて組み込む。
-----A:\jkit\sm.bat-------------------------------
lxdsps
moreexm
100
moreexm -r
lxdps -r
-----------------------------------------------
これでリセットせたらOK。
次に、SMMxの以下のソフトを同じようにA:\binにコピー。

-----A:\bin-------------------------------------
smmx.exm
smmx.com
smmlx.com
smmx.icon
------------------------------------------------
smmx.exmをAppManagerに登録。起動キーは何でもOK。
以上で、際限なくメモリがあるかぎりソフトを登録できるようになったのだが、Key assignmentに割り当てるキーがなくなってくる。smmxにはメニューから実行のみできる方法もあり、
「CFFF」--->Buddyが組み込まれている場合
「FFFF」--->Buddyが組み込まれていない場合
と登録。いずれの場合も、"to MoreEXM.ini"にチェックを入れてはいけない。

(Vzエディタの導入)
200LX関連の本を見ていると必ずといってよいほど高性能エディタとしてVzは紹介されている。DOSの時代から使用されてきた方にとっては使い慣れた操作性が200LXでも実現できるということで、秀逸のようだ。
特に私が昔からVzに使い慣れているわけではないのだが、それだけ多くの方が利用されているのなら、ということで早速購入した。ところが、すぐにVzを組み込めるわけではなく、またまた組み込むための準備が必要になった。


200LXではシスマネが起動しているため、日本語環境が整った後Freeメモリを確認致すると、350kほどのメモリしか残っていない。Bible で確認しても400k前後。これでは大きなアプリケーションを実行することはできない。
maxdosはシスマネやEXMソフトが占拠しているメモリをディスクやEMSにスワップしてDOS窓で使用できるメモリを最大限に確保してくれるみゅう氏の開発されたソフト。
maxdos.comをA:\binへコピー。
次にA:\jkitのsm.batの該当部分を次のように書き込む。
-----sm.bat-----------------------------------------
maxdos -l -wa:\tmp
lxime
lxdsps
moreexm
100
moreexm -r
lxdsps -r
lxime -r
maxdos -r
-----------------------------------------------------
maxdosについている「-l」は「L」の小文字。また、ドライブAに[tmp]というディレクトリをつくっておく必要がある。


VzはEMSが使えない状況では、少し大きなファイルを開いただけでメモリ不足となってしまう。そこで、EMSメモリを十分に確保しておく必要がある。

1.ctrl+alt+delでソフトリセットを行いすぐに[alt]を押す。
2.4を選び、英語モードで再起動。
3.EMSを確保。
(1)A>a:\jkit\emsinst
(2)are you ready? [y] enter
(3)60 enter
(4)ctrl+alt+del

*(3)ではEMSに確保するページ数を入力。60というのは私の設定が単にそうなっているだけのこと。
これでようやくVzを登録する準備が整った。


Vzのフロッピーの中には色々なファイルがはいっているが、最低限必要となるのは次のファイル。
----------------------------------------------
vzibmj.com
vzibmj.def
vzfl.def
bw.def
----------------------------------------------
これら4つのファイルをA:\vzとというディレクトリを作成して、その中にコピー。
次にautoexec.batを書き換える。
----------------------------------------------
prompt $p$g
path c:\;d:\;d:\bin;d:\dos
path A:\vz;%path% --->このあたりに書き込む
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
path c:\bin;a:\bin;A:\jkit;%path%;
set comspec=d:\dos\command.com
----------------------------------------------
このあたりで一度リセット。(リセットしなければならないことはないが。。。)
次にシスマネに登録するにあたり、Vz.batを作成する。
-----A:\vz\vz.bat-----------------------------
@echo off
chktsr 2F vwx
if errorlevel 1 goto next
set vzpath=a:\ a:\_doc
set vzlog=c:\www\mail.in
set vzbak=\trash
vwx -z3 -x1 -v3
:next
vzibmj %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
chktsr 21 vz
if errorlevel 1 goto end
vwx -r
set vzdef=
set vzpath=
set vzlog=
set vzbak=
:end
---------------------------------------------
このvz.batはvz goodies HP200LX special package に紹介されているものを少しだけ変更してある。このバッチの本当の意味は実はよくわかっていないのだが、支障なく動作致しますのでなんの疑いもなく使用している。

以上のような設定後、シスマネに前述したmaxdos経由でvz.batを登録する。
---------------------------------------------
a:\bin\maxdos.com a:\vz\vz.bat|200
---------------------------------------------
これでやっとvzが起動できるようになった。

次はvzibmj.defのカスタマイズだ。
Vzを使用してみたらわかることだが、Windowsを使い慣れている、特に私のようにWindows95くらいからパソコンをいじっているものにとっては結構使いづらいものがある。どうしても、毎日使用している時間の長いWindowsのキーに慣れてしまっているからだ。
私もはじめは、FHPPCのドキュメントファイルからVz導入についてのマニュアルを見ながら設定していたが、もう一つなじめず、前述したspecial packageのおまけについていたy.mikome氏の作られた「LXWIN.DEF」というものを「vzibmj.def」にリネームして使用している。WINライクに使用できるので、私のように後からLXerになったものにはぴったりとくる。これを利用することで、vzibmj.defをカスタマイズする必要はなくなる。モード型マクロなのでWD.def等とは一緒に設定できない。
FGALあたりにひょっとすると置いてあるかもしれない。

Bible シリーズ3

8b49604b.jpg前述のような状況であった私は、「日本語化」を実行することよりも何よりも、何とか"DOS"についての知識を身につけようと本をまず探した。ところが今頃(1999年晩秋)"DOS"についてそれを中心に解説している新刊書は皆無で、仕方なく古本屋まわりもしたが、その時ふと思ったのはHP200LXについての知識を必要としているわけで、何も"DOS"を習得するのが目的ではないと。それから200LXについての本をあさった。
大阪難波のジュンク堂へ行ったら、「Hardware Bible」「Internet Bible」が書棚にあった。すぐに内容もろくろく確認せずに購入致した。まず、「Hardware Bible」のマニアックさに驚き(乾電池の特性までメーカーごとに比較してあったことなどビックリでした!)、「Internet Bible」いずれはこの本も使うだろうとながめておいた。その中で、このBibleシリーズには既刊があり、「HP100LX/200LXBible」「Software Bible」というものがあり、簡単な説明を読んでみるといわゆる「How To本」を探している私にとって何としてでもこれを手に入れなければならないと思った。何かの指針がなければ、クロックアップのドライバ組み込みにさえ前述したようなトラブルに見舞われ、とても日本語化など無理だからである。
では、これをいかに取得すべきか?
まず、Yahooのオークションをみた。数点あるにはあるものの、取得するまでの期間が1週間以上も先のものばかりで、これは待ちきれないし、確実に取得できるかもわからない。Yahooは今回は切り捨てることにした。
次に考えたのがISIZEの掲示板。ここに私は上記2冊を「定価購入」という掲示を出した。半日ほど待っただろうか、3人からアプローチがあり、結局京都の大学生が自宅までその日に届けてくれるという条件にて決定した。
いよいよ、Bible4部作を手に入れ、「HP100LX/200LXBible」を参考に日本語化に取り組むことにした。

(日本語化)
いよいよ日本語化をするため、Bibleではフリーで日本語化する方法についても解説してあったが、安全を考えオカヤ・システムウエア(*1)の日本語化キットver1.1(\15,800-)を購入して日本語化することにした。
(*1)オカヤ・システムウエアは2000年末をもって会社精算手続きに入っており、現在、流通在庫を除いては新品購入はできない状況になっている。
ところが、このソフトがなかなか見つからない。たしか以前に日本橋のT-ZONEで見た記憶があったのだが、いざ問い合わせてみると在庫切れ。日本橋の行脚がはじまった。そしてようやくJ&Pで在庫を見つけ購入に至る。
かなり構えて日本語化に取りかかったのだが、これがいとも簡単に日本語化できてしまった。母艦にコンパクトフラッシュをさし込み、フロッピー全体をコピーして、ALT+CTRL+DELLでリセットを実施したら勝手にインストールが完了。拍子抜けだった。

(Buddyの導入)
Bibleを精読しているとかなりのページ数をさいて"Buddy"の紹介があるのに気づく。「インテリジェントなキーボードマクロ」という紹介があるのだが、何が便利かも理解できないまま、とにかくインストールしたくなった。
Jeffery Mattoxという人が作ったようだが、シェアウエアなので、レジストが結果的には必要だが、ほとんどの機能はレジストすることなく使用することができる。
http//:www.buddy.com というJeff(あえて、ジェフと呼ばせてもらおう)のHPをいろいろな検索エンジンを利用して探し出した。ところが、このページが複雑な階層化がなされていて、一体どこからレジストして送金していいのかわからない。仕方なくJeffに連絡して、compuserveのURLを教えてもらった。送金して2時間後にはレジストコードが手元に届いていた。
-----Buddy3.0b.lzh--------------------------------------------
buddy.com
buddy.exm
buddy.icn
buddy.hlp
buddy.txt
-----END---------------------------------------------------
以上のファイルを「A:\BIN」にコピー。
次にJKITの「SM.bat」(*2)に次の行を追加。
-----A:\Jkit\sm.bat-------------------------------------------
buddy a:\bin\buddy.env
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
100
-----END---------------------------------------------------
(*2)Bibleには「autoexec.bat」に記入と書いてありますが、JKITを導入している場合、「SM.bat」になる。

使い込んでいる今になってもBuddyは、とても一言では言い表せないほど多くの機能を備えており、LXerならば一度は使用したことがあるほどのキラーソフトといえる。説明は難しい。無責任だが一度ご使用してみる価値はある。NiftyのFHPPCのフォーラムライブラリには日本語のマニュアルがある。(FHPPC LIB7)
ただ、Buddyは後述する「EXKey」(*3)「ATOK」と相性のよくないところもあるので、工夫が必要になる。
(*3)BuddyのKeyboard Preferencesの"Sticky CTRL"のチェックをはずす必要があるそうだ。EXKeyのSticky機能を利用するようにした方がよいとのこと。

(EXKeyの導入)
EXKeyは、まるはさんのお作りになられたソフトで、キー配列が変更できたり、キーマクロ機能を実行してくれるすばらしいもの。私はこのEXKeyの本当のすばらしさがわかってきたのは1年ほど使用した後のことだった。わからないうちは、先輩たちの作られたexkey.iniをとにかく真似して使ってみよう。
-----EXKey-------------------------------------------------
A:\bin\exkey.com
A:\bin\exkey.ini(*4)
-----END---------------------------------------------------
(*4)マクロを作る段階で作成。

次にautoexec.batへの組み込みだが、私はEXKeyを常駐させているので、Bibleとは違い最後のsmの前に組み込んでいる。また、マクロバッファを多めに確保するため、"-b"オプションを付けている。
-----autoexec.bat--------------------------------------------
(略)
mode con:rate=32 delay=1
exkey -fa:\bin\exkey.ini -b100 -t+
sm
----END----------------------------------------------------

とりあえず、わたしのexkey.iniを掲示する。
-----EXKey.ini-----------------------------------------------
{Ctrl+Esc}={Alt+4}{Ctrl}

[VZIBMJ]
{Menu}={Alt+F10}
{F3}={Alt+s}

<1-2-3>
{Menu}={Alt+F9}
<123gj>
{q}={NoWait}{F1}{Menu}q
{.}={NoWait}{F1}{Menu}.


{Fn+c}={Alt+m}{Copy}{Alt+F6}/{Database}{Tab}{Copy}{Alt+F6}{Tab}{Paste}
{Alt+F1}={F5}l{F10}{Ctrl+F5}{F5}{Paste}{Enter}t{Database}{F5}n{F10}{Ctrl+F5}f{Paste}{Enter}


[HV]
{Ctrl+Up}={Ctrl+Up}
{Ctrl+Down}={Ctrl+Down}
-----END---------------------------------------------------
[ ]はそのファイルを実行している時のみに有効となる。
内蔵アプリケーションを使用する場合には、< >を使用する。

新しいソフトを導入するたびにすこしづつ増えていっている。

そして、200LXへ3

4ac3574c.jpegこれまで、記述してきました電卓の発展型として200LXは誕生することになる。(前身に95LX、100LXがあったことは事実だが、日本でユーザーの手により開花したのは200LXからであったとさせてほしい(^_^;))
皮肉なことに、200LXよりも早く生まれた電卓(たとえば12C)がまだ細々とはいえ製造されているのに比べ、200LXは1999年11月をもって製造は中止された。
かといって、この機種を超えるPDAが誕生しているかというと、これを書いている21世紀になっても存在していないと言い切れる。(LXerの皆さん、そうですよネ)もちろん、カラー画像が処理できたり、音楽を持ち歩けたりはできない。ただ、強力なユーザーに支えられているこの機種は、そのユーザーの力により、工夫を重ね、先進のハイパワーなPDAにできるほとんどのことに、似たようなことを成し遂げてくれるのである。
--追記(2008年)何だかんだといっても、私の200LXは現役だ。いろいろと浮気はしたが、本妻は捨てられない。

(HP 200LX仕様)
CPU :Intel 80186(8MHz)
電源    :単三乾電池2本
ディスプレイ:CGA(640*200)モノクロ液晶
ROM     :2M/4M

上記のスペック通り、今のWindowsCE系統のマシンと比較するとおそろしいほど陳腐なものだ。この陳腐なスペックで、おそろしいほど様々なことができるのが驚く。このマシンをここまで育てた先人の皆さんに陰ながら感謝致している。
以下は、現在私が使用している環境ができあがる過程を記したもの。おかしなところも多々あると思う、200LXの歴史として残しておきたい。

(電卓使用)
私が、この200LXを購入したのは1996年頃だったと思う。今から考えると発売当初からのユーザーだったことになる。ただ、私が200LXを購入した動機がPDA(当時はこんな言葉なんかなかったと思うが、、、)のように使用したかったためではなく、金融電卓のHP12C、HP17BIIを愛用しており、計算過程がかなり広く見られるという理由が主だった。
その状態で、1999年の夏に至った。この間PDAはPalmを使用していた(どうなったんだPalmっ〜!!)。。。
そんなある日、ネットのフリマに私がDoCoMoのNM207というIrDA付きの携帯を出品したのをI氏にお譲りすることとなり、この方がたまたまLXerだったのだ。
当然のことながら、電卓としてしか考えていなかった私にとって、このI氏から200LXでできることをお聞きし、まさに青天の霹靂、そこから本当の200LXの世界へ入っていった。

(クロックアップ)
関連書によれば、「”禁断の”クロックアップ」(文化系ユーザーのためのHP100LX/200LX活用ハンドブック)と称されているものもあった。
とんでもないことに、200LXは8MHzのCPUしか搭載していない。200LXを知れば知るほど、改めてスペックの貧弱さを知ることとなった。
前述のI氏にまず、日本語化することから始めることを勧められた。すでに3年ほど使用していた私の200LXはヒンジ折れ(200LXの持つ特性のようだ)を起こし、傷だらけで1Mのモデルだったため、思い切って買い換えることにした。そんな時、日本HPから製造中止のアナウンスがあり、これから始めようと思っている矢先にと愕然たる思いの中、若松通商へ4M倍速モデルを注文した。倍速モデルにより少しでも使用環境が改善できればという思いもあった。
注文のFAXを流し、銀行振込をして2日後には自宅に届いていた。

私は、簡単に考えていた。今、発売されているPDAと同じように、電池を入れればすぐに使用できると。確かに電卓はOKでした。同じ計算をするにも体感速度が違っていた。電卓としては、標準でも12Cや17BIIと比べれば十分ストレスもなく使用できていた。
3年も使っていたわけだから、見慣れているということもあったし、取り扱い説明書も読むことはなく(私の当初持っていたものは英語の取説だった)、色々といじっているうちに、これがフリーズしてしまった。ALT+CTRL+DELでリセットをかけてみたのですが、これがウンともスンともいかない。仕方がないので、SHIFT+CTRL+ONでリセットし、このとき何を思ったか若松がクロックアップモデルに添付してくれた初期化の説明を読み違え、「Y」を押してしまった。ここで、「Y」と答えたため、すべてが購入当時の状態になってしまった。
購入したばかりなんだから、OKだとお思うかもしれないが、私の購入したのは「倍速モデル」立ち上がった画面にずれが生じており、これを改善するためには、若松から添付されてきた「世田谷廃人サロン」のフロッピーを組み込み、config.sysにデバイスドライバとして、
DEVICE=C:\CLKUP31M.SYS
と記入しなければいけないようで、ところが、何を言っているのかさっぱりわからない。
config.sysって???、DEVICEって???、どうやって記入するの???
DOSなんてまったくわからない私は、この状態で1日止まってしまった。
I氏にすがる思いでメールした、メールをいつ見てくれるか、悶々としていましたがすぐに返答があり、私のconfig.sysを添付してメールで送り、若松から私の元に送られてきた時の状態に戻して返送してくれた。
不幸中の幸いだったのは、私の母艦がノートでありCFのスロットルがついていたことだった。もし、デスクトップであったら、config.sysすらコピーできなかったと思う。
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