●下げ場面だけ金価格をトレースしてる紫金にお嘆きの貴兄と、反転はいつなんやと目つきをギラギラさせてるアンチャンに送る、簡単な分析っす。

●まずは下のチャートをご覧あれ。
金鉱株チャート


●まず、上のチャートのGLD(StreetTRACKS gold sharesという金ETF)に注目。このETFは100%金価格に連動する。だから、これが基準線。次に注目すべきは、ABXという世界最大の金鉱株であるバリック・ゴールドのチャート。金価格上昇過程では、金鉱株は、コスト分が分母分子から差し引かれるので、一種のレバレッジが働いた形で上昇する。下落過程では逆のレバレッジが働くので、トレンドの変わり目を警戒し始めると、たとえ金価格が上昇しても金鉱株価はそれに対して乖離した動きとなる。昨年8月、11〜12月にこのような乖離した動きがあったことが分かる。金鉱株と言えども、信用収縮や米リセッションと無縁ではなく、それがトレンドの変わり目を暗示する程であった場合には、寧ろ他のセクターよりも大きな下落に繋がる可能性のあることは容易に想像できよう。金鉱株のうち、もっとも指標として信頼すべき株がABXであることは言うまでもない。金鉱株投資をするならば、グラフに於けるABX株価がGLDに接近した時、それにも関わらず、金の今後の見通しを確信できる時、というように考えることができる。

●次にBVNという黒色グラフに注目。ブエナヴェンチュラというペルーの金鉱株。なんでBVNを選んだかというと、GLDのトレンド通りに動きながらも高いレバレッジが利いた値動きをしているからです。どんな企業なんか、実は中味をよく知らないで書いてます(^^;;; 上のABXで書いた同じ理由で、ABXにBVNが接近した時が、金鉱株投資へのチャンスということも成り立つのではないでしょうか。このように考えると、昨年8月が大きなチャンスであったことが分かります。現在は未だBVNの接近が足らないようにも見えます。

●さて、目的の紫金2899.hkのグラフ。昨年の直通車騒ぎのときに異常な熱狂上がりが目に付く。その後、今年の1月にBVNと交差、ABXに急接近中となってる。ABXがGLDに接近している中、2899.hkはBVNを下回り、さらにABXに接近。ゴールドに強気ならば、絶好の買い場と言えよう。しかし、買い逃してもええという立場ならば、BVNがABXに接近するまで待ってみるのも安全策だろう。もし、各金鉱株がGLDに対して一種のレバレッジ効果を失った時が来れば、即ち、グラフ上でほぼ同一水準に一致するような時が来れば、ローリスクハイリターンの絶好機となるだろう。