2009年11月16日

2348 東瑞製薬について

●東瑞製薬の中間決算を参照。

●中間決算によれば、原料薬、注射薬、経口薬を販売しており、そのうち、原料薬が売上の60%弱を占める。しかし、売上に占める輸出の割合は僅かに6%と低い。


同社のHPに掲載されている原料薬は次のものである。
セファロスポリン系抗生物質
  セフォペラゾン Cefoperazone Sodium Sterile (Crystallization)
  セフトリアキソン Ceftriaxone Sodium Sterile
  セフォタキシム Cefotaxime Sodium Sterile
  セフタジジム Ceftazidime Sterile
  セフタジジム Ceftazidime Sterile (with Sodium Carbonate)
  セフェピム Cefepime Sterile
  セフロキシム Cefuroxime Sodium Sterile
  セフィキシム Cefixme
βラクタマーゼ阻害剤
  スルバクタム Sulbactam Sodium Sterile
フルオロキノロン系抗菌薬
  Sparfloxacin Lactate
抗ヒスタミン薬
  Cetirizine Hydrochloride
Ca 拮抗薬
  Amlodipine Besylate
無水炭酸ナトリウム
  Anhydrous Sodium Carbonate Sterile

●2008年から継続的に生産拡大のための改変に入ってる。2008年は大して売上が増えていないので、今期からその効果が出るのだろうか。どのぐらいの生産拡大になるのか不明ですが、中間決算では売上前年同期比10%増ぐらいでした。

●HPに掲載されている原料薬のうち最初に出てくる3つの中国での市況(価格推移、生産推移、輸出状況)を見てみます。

●まず、セフォペラゾン。1つ目のグラフは四半期毎の生産量、2つ目のグラフは月毎の輸出状況を示します。国内価格推移は入手できませんでした。06年〜07年に価格が大きく変動しているのはジェネリック大国であるインドへの反ダンピング政策があった影響のようです。



●セフトリアキソン。1つ目のグラフは四半期毎の生産量、2つ目のグラフが国内価格推移、3つ目のグラフが月毎の輸出状況を示します。




●セフォタキシム。グラフは上と同様っす。




●今回市況を調べてみて、分かったんですが、輸出価格より国内価格の方が高いんですね。例えば、セフトリアキソンの09年9月の国内価格は970元/kg(およそ142米ドル)ですが、輸出価格は104.5米ドル/kgとなってます。また、セフォタキシムは国内875元/kg(およそ128米ドル)に対して輸出は112.1米ドル。このあたり中国内での薬価が未だ高すぎる影響が出てるんじゃないかと想像してます。今度実施される基本なんたら目録の薬価表を見たんですが(本当かどうか不明(^^;)、セファロ系抗生剤は軒並み25%減などとなってました。内外価格差を見るとそれぐらいでも良さそうに見えます。

●不安要素としては将にそれで、薬価引き下げの影響を受けそうだということ。強調材料としては、原料薬出荷分を製品として供給可能と思われるんで、今度の基本なんたらに対して大量供給できる素地があること。原料薬としてよりも製品薬として出荷した方が利幅は大きいに違いありません。この株の狙いとしては、そのあたり(への思惑)とちゃうかなあと思います。原料薬比率の大きい銘柄だけに、それを逆手に取った思惑が可能だということですわ。あくまで今回の政策による思惑狙いで、長期的に狙える銘柄かどうかは疑問です。

shanghai_ii at 22:20コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
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