●20日ほど前にツイッターに書いたんだけど、一応まとめておこう。

●まずは、中国5月までのCPI、PPI、H株指数。それぞれ、前年同期を100としたチャート。ただし、そのままだと、CPIやPPIの変動は小さくて埋もれてしまうので、CPIとPPIは増減を10倍に強調している。


●株価が半年ほど先行するというパターンがこれまであったんだけど、今回は株価上昇率が低下してから1年経過するのに一向にCPIやPPIは低下を始めない。
 PPIを見れば2つ目の山が来たことが分かる。この時期に人民元上げの積極的容認をすべきだったのではないかと思う。この通貨制度の足枷が2つ目の山の原因ではないかなあ。
 夏以降、前年株価はかなり高い位置にあるので、株価は今の水準を保っても、対前年割れに入る。株価がCPIやPPIに先行する指標であるならば、夏以降のある時期にCPIやPPIは下がり、今回の2つ目の山は終了するということも考えられる。あるいは、既に1年以上株価が先行してパターンは崩れているのだから、いつCPIやPPIが下がり始めてもおかしくないということも考えられる。

●2003年以降のCPIとHSCEの相関係数は0.47、PPIのそれは0.11、あまり高いとは言えない。2002年以前のHSCE指数は銘柄変更の関係でアテにならない。検討する期間が短いのが難点だけど、一応、どれぐらいHSCEを遅延させれば相関係数が高くなるかを計算してみた(このあたり、ツイッターで
@tsugamitさん
@piccolo_daimaouさんの指摘)。
 CPIとHSCE6ヶ月遅延との相関係数は0.69、PPIの方は0.63となり、かなり改善する。株価はインフレを6ヶ月先行するという俗言は、H株指数ではある程度正しそうだ。
 同様に、7ヶ月遅延でCPIが0.72、PPIが0.67、8ヶ月遅延でCPIが0.73、PPIが0.73、9ヶ月遅延でCPIが0.71、PPIが0.67となった。今のところ、8ヶ月遅延でCPIもPPIも相関係数は最大となった。
 遅延なし、6ヶ月遅延、8ヶ月遅延の散布図を描くと次のようになる。


●妄想爆裂式にバッサリやると、夏場に対前年株価上昇率はマイナスとなる(株価自体は今と同じぐらい)。年末頃にCPIやPPIは下がり始める。このあたりが長期投資の最大の狙い目となる(あくまで妄想ですんで)。