こんにちは。海外事業担当の吉森です。
先日2週間ほど東ティモールに出張に行ってきました。

東ティモールは南半球にあるため、梅雨空の日本とは違い、からっとした乾季でした。
毎年、年3回ほど出張しますが、行くたびに驚くのが首都ディリの街の発展ぶりです。
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【上空から見た、首都ディリの街。乾季で緑が減っています】

「あれ?なんだかいつもより整備された街に見える気がする・・・」
空港からホテルへ向かう車の中で不思議に思っていたら、道路に白線が引いてある!ということに気づきました。日本に暮らす私たちには見慣れている、あの白線です。
道路の端や真ん中だけでなく、横断歩道の線も引いてありました。速度規制の表示や通りの名前を示す看板などもありました。以前は、道路の白線はおろか、首都の大きな通りの道路でも、アスファルトには避けて通るくらいの大きな穴がたくさん開いていましたが、今では立派な道路です。
そのほか、ディリ市内初の25mプールができたり、日本のシュークリーム店が初出店していたり初のメータータクシーができていたり。国連のヘリコプターが飛び交い、ライフル銃を持った国連軍の兵士が街中を歩いているような、独立間もない2003年に初めて東ティモールを訪れた私にとっては、今回はいっそう驚きの連続でした。

新しい学校保健研修に向けて
東ティモール事務所は、6月には新現地代表の福山が着任し、新しいチームでスタートしています。
今回の出張の主目的は、長年地域保健活動に携わり、シェアで専門的なアドバイスを工藤芙実子専門家による、シェアスタッフへの保健研修があります。シェアではこのように、毎年専門家派遣などを通じて、シェアスタッフの能力向上や活動の改善を図っています。

昨年12月から第3フェーズに入った学校保健プロジェクトで目指しているのが、これまでよりもさらに「東ティモールの人たちによって、学校での保健教育が継続できる仕組みづくり」です。そのため、2007年から行っている学校保健プロジェクトで、毎年行ってきた学校の先生たちへの学校保健研修の見直しを図っています。
今年8月に予定している、ディリ県内98校の学校の先生を対象とした、学校保健研修の準備に向けて、どうしたら研修を受けた先生たちが子どもたちにわかりやすい保健の授業ができるか、研修の内容や教材について、皆で話し合いをしたり、工藤専門家からも様々な助言をいただきました。

研修の様子

特に、今年1月から新しくシェアに入った2名の東ティモール人スタッフを中心に、東ティモールに多い感染症についての原因や症状や予防法などについて、詳しい復習研修を行いました。マラリアやデング熱との違いを再確認したり、これまで教員対象研修でよく出る質問など、スタッフからも多くの質問が出て、白熱した研修になりました。

工藤さん
【目的をいつも大事に、と説明してくださった手書きのバスの絵を持つ工藤専門家】

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【学校保健活動をしている小学校も訪れました。女の子たちはゴムだんをして遊んでいます】

たくさん頭をつかって疲れたところで、最近オープンしたばかりの日本のビアードパパのシュークリームをスタッフに差し入れをして、おやつタイム♪
私が意気揚々と12個入った箱を開けて配っていると、生まれて初めてシュークリームを手にしたスタッフは、興味深々の様子。でも食べ方がわからず、シュークリームの皮をむこうとしているスタッフも。
中から出てきたたっぷりのカスタードクリームにも驚きながらも、美味しい!!と喜んでくれました。
(写真を撮り忘れたのが残念です・・・)

2013年に終了したアイレウ県の活動のその後は・・・
出張の最後には、2013年11月まで保健ボランティア養成プロジェクトを行っていた、アイレウ県にも訪れました。プロジェクトの終了後に、支援していた全31か村での巡回型健診がどのようになっているかを見に行きました。今、国ではこれまでキューバで養成していた医学生が医師となって帰国し、たくさんの村の診療所での配置が始まっています。それに伴い、巡回型健診SISCaも縮小傾向にあり、以前は最優先保健政策であった村の保健ボランティアプログラムも重視されなくなってきています。
しかし実際にはいくら医師が村の診療所に配置されても、山間の集落に暮らす住民、特に子育てや妊娠している女性たちには、保健の情報が行き渡ることは困難です。僻地の住民と病院をつなぐ存在である保健ボランティアは今でも重要な存在です。

今回の訪問では、シェアが6年間保健ボランティアの育成と巡回型健診SISCaのサービス改善を一緒に取り組んできたアイレウ県の県保健局長にもお会いしてきました。支援開始当初は保健ボランティアの育成やSISCaの改善も他人任せだった方でした。
県保健局長はいま、国からの支援が減る中でも、住民のニーズを考え、なんとか保健ボランティアとSISCaの活動の継続に頑張っていることを話してくれました。元シェアアイレウスタッフも、プロジェクトの終了と共に自分たちで立ち上げたローカルNGOで、アイレウ県保健局に協力し、保健ボランティアへの研修を実施することもあるようです。

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【ローカルNGOとして、アイレウ県で保健教育活動を続ける元スタッフが集まってくれました】

また山間の村にあるSISCaにも行くことができました。そこでは2013年までのプロジェクトで育成してきた保健ボランティアさん2名が。今も変わらず、健診に来た子どもたちの体重を測ったり、お母さんたちの相談を受けている様子に、とてもうれしくなりました。この日のSISCaには100名近い母子が山道を歩いてやってきました。これだけのお母さんたちが集まるのは、保健ボランティアさんたちが日ごろ、住民にも健診の重要性を伝えているからだと思います。

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【わき目も降らず、体重測定や母子手帳を記入する保健ボランティアさんたち】

シェアからの支援が終了した数年後も、こうしてプロジェクトで関わってきた東ティモールの人々が自分たちの力で頑張っている様子を見ることができたのは、大きな励みになりました。

今取り組んでいる学校保健プロジェクトも、県の行政官や学校の先生たちだけで継続していけるような支援を、これからも続けていきます。

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東ティモール事業担当 吉森悠



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6月10日にゴールドマン・サックスの方々が、6月14日に株式会社ジェーシービーの方々が、うさぎのぬいぐるみ(しぇーちゃんあーちゃん)作りワークショップに参加してくださいました。

まずは6/10「ゴールドマン・サックス」の皆さんの様子です。

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真剣にぬいぐるみを作ってくださっています。(ゴールドマン・サックスのみなさん)


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みなさんお上手なので、苦もなく作っているように見えますが、実は意外と難しいのです。(ゴールドマン・サックスのみなさん)


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個性あふれるしぇーちゃん・あーちゃんたちの完成です!


次は6/14「株式会社ジェーシービー」の皆さんの様子です。

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みなさん、集中をしてもくもくとぬいぐるみを作ってくださっています。(ジェーシービーのみなさん)


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手先の器用な人が多く、今回も個性豊かなしぇーちゃん・あーちゃんが出来そうです。(ジェーシービーのみなさん)


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たくさんの個性的なしぇーちゃん・あーちゃんたちの完成です!


できあがったぬいぐるみはカンボジアに届けられ、乳幼児健診に参加してくださったカンボジアの子どもたちにプレゼントします。また、健診の際に子どもをあやすために使ったりもします。うさぎのしっぽには鈴が入っていて、降るとカラカラと可愛らしい音がします。おもちゃの少ない農村で暮らす子供たちにとって、うさぎのぬいぐるみはとても素敵な遊び相手になるでしょう。

ワークショップの最中には、カンボジアの現状と、シェアが行っている母子保健のプロジェクトについてお話をさせていただきました。ぬいぐるみ作りの時と同様、みなさんとても真剣に聞いてくださいました。企業の方々のこうした活動は、私達にとって大変貴重な活動報告の場でもありますが、何よりカンボジアの子どもの健康を守る活動につながります!

最後に、参加した方からのコメントを紹介させていただきます。
「実際に現地で活動をしていた方のお話を聞いて 、カンボジアの農村地域の置かれている状況が分かった」。

「去年製作したぬいぐるみがどのように手渡されるのか 説明もあり、 親子に渡った人形の写真を見て感慨深いものがあった。(2回目の参加、という方より)」

最後に集合写真
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ゴールドマン・サックスのみなさん


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株式会社ジェーシービーのみなさん


みなさん、ご参加ありがとうございました!


海外事業アシスタント
末永 明日香



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久しぶりに登場しました、在日外国人支援事業を担当しています、山本裕子です。私のふるさと、熊本で地震が起きたときには多くの皆様からお声かけいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。


移住連の医療と生活ネットワーク定例会議に参加
シェアは、特定非営利活動法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の団体会員です。一般的には「移住連」と呼ばれています。移住連には、いろいろな分野の“分科会”が存在し、各分科会で日本に住む移住者の生活の中で起きているさまざまな課題に対して議論を深め、学びあい、毎年、各分科会のテーマに直結する省庁(厚労省、文科省、等)に現状の解決に向けた交渉を行っています。
私達は、「医療と生活ネットワーク」という分科会に参加しています。この会議には、外国人支援団体のスタッフや相談員、弁護士、行政書士、自治体職員、医師など、外国人の保健医療、福祉に関わっている方々が参加しています。
この会議の調整役を務めているのは、以前シェア機関紙「ボン・パルタージュ」No.155で、当会の副代表沢田との対談に協力くださった、移住連運営委員の大川昭博さんです。

2016-06-30移住連Mtg

さまざまな分野の参加者と共に議論している様子(左端 大川さん、右から2番目 シェア廣野)


参加者のみなさんの経験や知恵で対応困難な外国人医療の“道”を開く
この会議では、様々な困難を抱えながらも日本でなんとか生活している外国人の住民が“病気”という更なる困難に遭遇してしまい、さて、どうしよう、という、対応策を見つけることが難しい事例の検討も行っています。この会議に集まってくる人たちは、それぞれ違う地域で、違う役目で、外国人の医療に関する相談に対応している、「外国人医療支援の専門家」と呼んでも過言ではない人たちです。その専門家が対応に困ってしまう“ケース”を出し合い、メンバーで解決策を話し合うことは、新たな情報を得る機会にもなり、日々の外国人医療電話相談対応の更なるスキルアップにつながっています。今回は、4月からシェアの外国人医療電話相談の相談員として中心的役割を担っている廣野も参加しました。
最近の会議で話題にあがるのは、たくさん存在する在留資格の種類の解釈についてです。
在留資格に付随して健康保険加入申し込みができるかどうかが影響してくるのですが、自治体や入国管理局、厚労省などに会議参加者が問い合わせた際に、それぞれの解釈が違っており、誤った認識のままで業務を遂行することもあったようです。外国人住民にとって不利とならないよう、日々の支援活動の中で対応を徹底していきたいと考えています。



在日外国人支援事業担当
山本 裕子





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こんにちは!シェア広報の比田井(ひだい)です。
天気の心配をせずに洗濯物を外に干したい今日この頃。ジメジメした梅雨明けが待ち遠しいです!

先日、7/3(日)中目黒ビオキッチンスタジオにて開催されました「Over the Wall 〜世界壁画プロジェクト〜」のイベントに参加させて頂きました。暑い中訪れてくださった多くの皆様、本当にありがとうございました。東ティモールコーヒーも販売をさせて頂き、皆様に大変好評で私としても嬉しい限りです。

Over the Wallとは?
アーティストミヤザキケンスケはこれまでケニアのスラム街など、世界各地に壁画を残してきました。
「 Over the Wall 」は、毎年新しい地域に壁画を残すとともに日本の子供たちと現地の子供たちの交流やワークショップなど、絵を通して世界を繋げる活動を行うプロジェクトです。

そして、今回のプロジェクトは東ティモールで行われるということになりました。

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主催者のミヤザキケンスケさん


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シェア東ティモールコーヒー販売ブース


こちらのイベントでは、ゲストでソプラノ歌手の宮良多鶴子さんのお話と歌がとにかく素晴らしく、歌の合間での話では東ティモールという国、そしてそこに住む子供たちと宮良さんの繋がりの話を聞き、感動で涙を流す参加者もいました。
また、東ティモールからの日本の防衛大学への留学生が語ってくれた、インドネシアからの独立を果たし、自分たちで国を作っていくという使命感には心を打たれました。東ティモールの留学生は日本語を憶え、知らない日本の土地で生活をしている逞しさも感じました。


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ソプラノ歌手の宮良多鶴子さん


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ミヤザキケンスケさんが東ティモールを描いた壁画


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ミヤザキケンスケさんがライブペイントで描いた絵画


イベントの最後には東ティモールの伝統に習ってみんなで手をつないで輪を作り、踊りました。その瞬間笑顔が生まれ、会場が一つになりました。素晴らしい機会ををご提供頂きましたスタッフの皆さま、そして参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

シェアの東ティモール事務所では、現地代表の福山、プロジェクトコーディネーターの秋山が7人の東ティモール人スタッフと共に活動をしております。今後の東ティモール学校保健プロジェクトの進展にも、どうぞご期待ください!



シェア広報担当 比田井 純也

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じめじめした梅雨の日本とは反対に、雲一つない乾季の東ティモールに出張中の吉森です。東ティモール事務所は、6月より新体制で動き出しました。新しく着任した福山からのご挨拶をお届けします。

これまで複数の国で国際協力の仕事に携わってきた福山。
「東ティモールに来てびっくりしたことは?」と聞いてみたら「ふつうのスーパーで、日本のマヨネーズやふりかけが買えること。」輸入なので安くはありませんが、想像より首都ディリの物資の豊富さに驚いたようです。昨日は事務所のトイレの内鍵が閉まってしまったドアをこじ開けたり、今日は突然の停電にもめげず、頼もしく業務に励んでいます。労務や総務・会計などのアドミニ業務でプロジェクトを支えます。

また、赴任して半年になるプロジェクトコーディネーターの秋山も、流暢に通訳ができるほどテトゥン語が上達していました。7人の東ティモール人スタッフと共に学校保健プロジェクトの進展をどうぞご期待ください。

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はじめまして。この度、東ティモール現地代表として赴任しました福山と申します。日本のNGOとして歴史の長いSHAREの活動に参加できることを、大変うれしく思うとともに、この歴史ある東ティモールでの活動を引き継ぐことに大きな責任を感じています。

赴任して1ヶ月余りで、スタッフに助けられてばかりですが、早くテトゥン語を習得し毎日の業務に励みたいと考えています。また、これまでの途上国での経験を活かし、よりよい運営を行っていきたいと思います。


テトゥン語のテキスト
業務に不可欠なテトゥン後のテキスト


午前も午後も停電
今日はなぜか午前も午後も停電が続いています


東ティモールでは現在、学校保健のプロジェクトが進行中ですが、現状を見ると各学校での学校保健に対する取り組みには、格差が生じてきています。指導者の意欲や知識の格差が、子供たちの保健衛生環境に直結してしまいます。このような課題をシェアの活動を通じて、改善していけたらと思っています。また、現在シェアは学校保健のシステム作りを、国と県と共に行っています。これは東ティモールの国づくりに、大きな影響を与えていきます。この国づくりという視点を大事にするとともに、各家庭や地域においても健康問題に関する知識や意欲を高められるように、学校保健が中心となり波及効果を出していけたらと考えています。

東ティモールでは、経済的格差の増加ともに、健康に対する意識にも差が現れてくることが予測できます。しかし、学校保健のシステムが整い、健康に対する意識や知識を持った子供たちが育てば、経済格差以上の差にはつながらないでしょう。このことからも、将来の東ティモールを担っていく子供たちの学校保健の重要性を感じております。


新東ティモールチーム
新しいシェア東ティモールチームはこちら


車の調子を確認する福山
洗浄中の運転手と車の調子を確認する福山


これからも、伝統あるシェアの活動を維持するとともに、より良いものにしていけるようにスタッフ一同、頑張って行きたいと思います。シェアが活動していくにあたり、皆様のご支援ご協力は必要不可欠です。支援者の皆様には、引き続きご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


東ティモール現地代表 福山 修次

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こんにちは。海外事業インターンの山影と申します。1年間どうぞよろしくお願い致します。
6月17日(金)に上智大学四谷キャンパスで行われた、前東ティモール事務所現地代表中山の帰国報告会、「NGO職員が語る、東ティモール初の学校保健制度構築への挑戦〜5年間の駐在を終えて〜」の様子を皆さまにお伝えしたいと思います。
当日は27名の参加者にご来場いただきました。医療系の学生やシェアの支援者、2年前に行われた東ティモールスタディツアー参加者も来てくださり、再会の場ともなっていました。
まずは中山より東ティモールの紹介・課題・シェアの活動について話し、その後会場のみなさんより質問して頂きました。
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会場の様子

東ティモールのきれいな海、雨季で崩れてしまった道路、家屋など写真から現地の生活をイメージすることができました。そしてツール・ド・ティモールが行われ、世界中から参加があることやディリマラソンも行われていることに少し驚きました。
教室不足、トイレ不足、栄養不良、結核、病院不足、産業が少ないなど多くの課題があることが話されていました。
学校保健プロジェクトの活動をわかりやすく説明していました。人口の約50%が15歳以下の東ティモールでは5歳から14歳までの死因が肺炎、下痢、マラリア、結核と予防可能な病気であること、病気になっても病院が少ない、学校に保健室がないといった問題があります。そこで小中学校の子供たちに予防方法を身に付けてもらうため保健の授業に取り組みその内容が説明されました。
会場の参加者の方たちはメモを取り組んでおり、とても熱心に聞いていらっしゃいました。
写真ではイベント、活動、研修の様子が紹介され、簡易水道(4〜5Lの油のポリタンク、木の枝など使用)を実際に使っている様子がよくわかりました。
活動なかで大変だったことの一つとして、会議ではインドネシア語、ポルトガル語、テトゥン語と使われる言語がバラバラと、言語の難しさを語っていました。日本では考えられないので想像がつきませんね。
なにより現地スタッフとの良好な人間関係、信頼関係づくりが大切と言われていました。
ここは世界共通なんですね。

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中山の活動報告の様子

質疑応答では沢山の質問があり、時間が足りないほどでした。なぜ女性が子供を多く出産するのか、看護師の役割は?休日は何をしているのか?など幅広い内容の質問でした。参加者の様子から、現地の学校保健や健康への関心の高さ、そして東ティモールへの関心の高さを改めて感じました。

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参加者からの質問の様子

質疑応答から、東ティモールではストリートチルドレン、路上生活者がいないことを知りました。それは、「困っていれば助け合う。みんな家族だから」という気持ちをもっているからこその表れと。とても素晴らしいですね。自分はどうかな、とふり返って考える時間でした。
報告会が終わっても個人的に中山さんに質問される方もおり、予定2時間を超えて帰国報告会を終了致しました。多くの方々に参加して頂きありがとうございました。
そして、参加者のみなさんより、
「東ティモールでの保健・衛生の現状を知ることができ、学ぶことが多い貴重な時間を過ごすことができました。東ティモールにとても興味が湧きました。」
「写真をみてぜひ行ってみたいと思った。」
「現地責任者を務めた方ならではの貴重なお話を聞くことができた。」
など、参加者の皆さんより感想をいただきました。東ティモールの現状、シェアの学校保健活動について知っていただきスタッフ一同、嬉しく感じております。
最後に、中山さん、5年間の東ティモールでの活動本当にお疲れ様でした。

シェア東ティモールでは、継続して学校保健プロジェクトを行っております。引き続き皆様のご支援どうぞよろしくお願いいたします。

海外事業インターン 山影美和


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皆さま、こんにちは。
シェア東京事務所 海外事業でインターンをつとめています、乗上と申します。
4月より1年間の勤務をはじめております、どうぞよろしくお願いします。

さて、今日はカンボジア・東ティモールの合同報告会の様子を皆さまにお伝えしたいと思います。

シェアでは、カンボジアで母子保健事業、東ティモールで学校保健教育活動を行っています。
「シェアは海外でどのようなことを行っているの?」「実際のプロジェクトはどう行われているの?」
普段から支援してくださっている方から保健医療分野に興味関心を抱いている方まで多岐に渡る約25名の参加者に当日はご来場いただきました。

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中山のプレゼンの様子

中山のプレゼンテーションでは、まず東ティモールの歴史そして現状が紹介されました。アジアで一番新しい国である東ティモールでは、人口のなんと約半分が15歳未満の人口!その一方で、これらの子供の基礎を作る保健分野に関しては、カリキュラムに組み込まれているにも関わらずその中身は形骸化しているという事実も紹介されました。

学校の保健教育を実施できる教員養成、さらにはその教員を指導できる指導員の養成を行っているとのこと。その中で、水道水を利用できる設備の建設や子供の成長をデータとして記録できる様式の作成等が行われてきました。

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モーガンのプレゼンの様子

その次は、カンボジア駐在員のモーガンよりカンボジアの母子保健事業を報告が開始。、インフラが整備されていないこと、施設建設が不十分であることがカンボジアの問題であると指摘されました。また、プノンペン自体も、人の流入により当初想定されていた人口以上の人口が居住することになっており、都市としての設計・発展が課題となっているということが紹介されました。

そんなカンボジアでは、離乳食の作り方を教えることをはじめとする、母子保健のサポートをシェアは行っています。既に事業実施して長いということもあり、2016年度は現地の人に事業を受け渡す年度と位置づけ、本格的に現地の人が事業を回す体制へと準備が整ってきています。現地のための支援を最優先に、そのような思いがプレゼンテーションから強く伝わってきました。

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東ティモールの学校でやっている寄生虫ゲームの様子

後半は海外事業担当の吉森をパネラーに、中山・モーガンとのパネルトークが行われました。
複数のステークホルダーとのやり取りが必要な事業の実施では、東ティモール・カンボジアともに、その手続きの煩雑さを実感しているとのこと。東ティモールでは各省庁が縦割りであることゆえに、コミュニケーションのむずかしさも実感したとの話がありました。
中山は、現地と人々や省庁との一緒に事業を実施していることで最も信頼関係の構築を意識していたとのことで、とくに用事がなくても数日顔を見合わせていないと感じたらすぐ会いに行っていたそうです。支援のベースには人と人との関係があることを改めて意識させれました。

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パネルトークの様子

その一方で、カンボジアでは女性省という、日本にはない省庁があり、シェアからの提案に快諾したとのエピソードも紹介されました。また、現地の村人のネットワークの広さがあり、保険に関する情報は口コミで収集できるものも多かったとのこと。省庁だけでなく、現地の人を巻き込みながらの支援のいあり方が垣間見えました。
そのほかにも、現地で支援したからこそわかる様々な興味深い話を聞くことができ、参加者もよりシェアの取り組みに対する理解を深めていただけたと思っています。

「側面からの支援」―報告会で何度も言及されたこの支援形態に、シェアとしての事業の在り方が体現されていると強く感じました。決して自分たちの考え方を押し付けるのではなく、現地を思い、現地のための支援を実施する。その思いが、シェアの確実な支援につながり、子供たちの健康につながっているだと思います。

このような現地でしか、しかもシェアでしか体験できないことを、より多くの方々に知っていただきたく、
カンボジア・スタディツアー2016を開催いたします!
普通の旅行では絶対に見れない、絶対に体験できないことをぜひこのスタディツアーを通して体感してみませんか?
詳細はシェアHPへ!

申し込みは7月11日(月)までとなっています、皆さまとともにカンボジアでより保健医療の現場を知れること、楽しみにしています。

そして改めて、今回の報告会にご参加いただいた皆さま含め、普段から支援をしてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
今後とも、シェア海外事業をどうぞよろしくお願いいたします。

シェアインターン
乗上美沙
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