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Pun moo of HSF
HSRのマスコット、水牛の親子「パン・モー」



1.水牛の親子(パン・モー)に託すHSFの願いと行動
 
2012年にシェア・タイから独立しタイの財団となったHealth and SHARE Foundation (HSF)は、ちょうどシェアが「うさぎ」のシェーちゃんアーちゃんをマスコットとしているように、水牛の親子、あだなは「パン・モー」をマスコットにしています。この親子がまた、シェーちゃん、アーちゃんに負けないくらいかわいいのです。なぜバッファローをマスコットにしたかというと、代表のチェリーさん(看護師)の説明によるとこうです。「パン・モー(Pun Moo)は東北タイ(イサーン)の言葉で、パンが分かち合うこと、モーは友だちという意味です。パン・モーはだから「シェア・ウイズ・フレンズ」ということになります。水牛は、働き者で、正直であり、あくまで平和の志をもって歩み続ける、素晴らしいスピリットの持主です。ちょうどHSFが目指している理想と価値観を、パン・モー親子は体現してくれているのです。」

この11月に私は1週間ほど、東北タイとバンコックを旅しました。HSFのスタッフにぴったり同行して活動現場を見学し、ロイ・クラトーン祭り(精霊流し)の、68年ぶりという名月をモン河の川岸で眺め、HSFの理事さんたちと意見交換を行い、確かに彼らは地に足の着いた、すばらしい「パン・モー」として働いているな、と改めて深い感銘を受けました。


シェアタイ活動 小学生のサマーキャンプ
シェア・タイのエイズ教育 子供たちのサマーキャンプ2002年



2.20年以上にわたる地域でのHIV活動を通して培った参加型教育(PRA)

HSFの中核を担っている、チェリーさん、ノイさん、トムさんらは、皆、工藤芙美子さんが、1994年に東北タイのウボン県とアムナッチャラン県でHIV・エイズの予防・啓発活動を開始してから以降、シェア・タイのスタッフになった人たちです。一方、彼らの活動対象・パートナーだった方がたは、普通の村人であり、HIV陽性者であり、患者さんであり、障害をもった子どもであり、ラオスから移住してきたセックスワークを生業とする女性とその家族であり、男性同性愛者(MSMs)であり、また地域のさまざまな機関(病院、保健所、行政)の職員であったりしました。これらのカラフルな人たちとともに、差別のない暮らしを創り、共存していき、困っている人や仲間を助けるために、HSFのスタッフは、コミュニケーションやファシリテーションの技を磨くことを、工藤さんをはじめいろいろな専門家(タイ人、日本人)から学んできました。その有力なツールが、PRA(参加型農村調査法:Participatory Rural Appraisal)という手法でした。

理論としては、英国サセックス大学のロバート・チェンバースという先生たちのグループが、長年の途上国での実践を通して創り出してきたものと言われていますが、工藤さんは必ずしも初めから、PRAを意識して使ったというよりも、村で保健ボランティアと対話したり、デビッド・ワーナーの「医者のいないところで」(Where There Is No Doctor)といった本を参照・活用する中で、自然にPRAを身につけていったようです。チェリーさんらHSFの活動者は、工藤さんやシェアの日本人たちと働いた20年にわたる修練と経験の中で、少しずつ、自らの技と心を磨き、東北タイ式のPRAを創りあげ、いまそれがよく花開いてきたのだということを、ワークショップなどの見学を通して私は感じ取ることができました。


Buddy home care training 2
バディ(VHVと子どものペア)で楽しいゲームに興じる:ケマラート市内郡保健所で



3.高齢社会へのタイの取り組みとFCT(ファミリー・ケア・チーム)そしてバディ・ホームケア(Buddy Homecare)

タイでは、いま、日本に迫るようなスピードで高齢社会への歩みが始まっています。これは、第二次大戦後アジアでもっとも早くから家族計画に成功した国であったという、タイ国の輝かしいコインの裏面という性格を持っています。いずれにしても、高齢とともに、さまざまな慢性疾患や認知症を発症した方がたを、地域で支え、人としての尊厳をもった暮らしを、最後まで続けていただく、という取り組みがとても重要になってきています。

そこで生かされているのが、タイ独自に発達してきた、プライマリ・ヘルス・ケア(PHC)の仕組みです。とくに郡病院から、タンボン(Sub-district)にあるヘルス・センター(現在は、Community Supporting Hospitalという呼称に変わってきているようですが)、村の保健ボランティア(VHVs)に至る、地域のリソース(資源)を十全に活用するという考え方と政策です。2015年から本格的に全国で始まったFCT(Family Care Team)では、保健ボランティアのうち選ばれた人たちを、村のケアギバー(介護者)として養成し、ヘルス・センターの看護師らとチームで地域の高齢者宅を回り、必要なケアを在宅で提供していくという体制を組むようになっています。こうしたFCTがタイ全土で1万5000組以上、すでに活躍していると聞きます。また去年くらいから、Primary Health Clusterという、FCTなどの活動を支える診療拠点が都市部を中心に展開するようになり、ウボン市でもそうしたクラスターの一つを見学することができました。

私が今回の滞在中とくに瞠目したのは、ケマラートの市部でHSFが保健所と協力して始めた、バディ・ホームケアのトレーニングでした。これはVHVと10−15歳の子どもが2人一組のペアを組んで、高齢者宅や支援を必要とする障害者宅などを回り、ケアを提供するという試みで、まだ始まったばかりとは言え、非常に独創性の高い、有望な取り組みという印象を受けました。この子どもたち自身、経済的に困窮していたり、ラオスからの移民の家庭など、恵まれない環境で育った子が多く、自尊心や将来への目的意識を培っていくことがむずかしくなっている場合も多いと言います。そうした子が、保健ボランティアのおじさん、おばさんと一緒に家庭を訪問する中で、生きがいや勉学への意欲を取り戻してくれるようになり、またVHVにとってもモチベーションを高めるきっかけになることが期待されます。高齢者自身にとっても、子どもが家に来て話し相手になってくれることは、とても嬉しいことでしょう。

こうしたFCTやBuddy Homecareのタイならではの独自性は、日本のように、高齢者ケア、障害者ケア、小児ケアなど、地域の端々まで、縦割りが貫かれ、「水平の連携」を欠いたシステムに対して、大きな示唆を与えてくれるものと思われます。

最近、慶應義塾大学・看護医療学部/大学院健康マネジメント研究科教授の小池智子さんから教えていただいた言葉に、’Reverse Innovation’という概念があります。つまり、途上国「発」で、先進国にとっても大きな学びとなるような技術・考え方で、普通は先進国から途上国の向きにしか起こらないと私たちが思い込んでいるイノベーションが、「逆向き」に起きることが大いにあり得ることを教えてくれています。バディ・ホームケアは、ある意味で、長年、HIV孤児や村の障害児や保健ボランティアと接し、協働してきたHSFのスタッフだからこそ、考えついたり、取り組もうと思ったスキームで、これもリバース・イノベーションの一つとして、日本の私たちが、謙虚に学んでいかねばならないことなのでしょう。


Buddy home care training
バディ・ホームケア・トレーニングで見事なファシリテーションをするHSFのPoo Payさん
(シェアのT-shirtと着た人)11月17日



4.マヒドン大学訪問とHSFの今後 − デビッド・ワーナーをイサーンに招きたい(Buddy Homecare)

旅の締めくくりに11月17日、私はチェリーさん、ノイさんと一緒に、バンコック市内のマヒドン大学公衆衛生学部(Faculty of Public Health, Mahidol University)を訪問しました。HSF理事長で、長年の友人でもあり、今年ウボン県保健局長の要職に就いたDr. Jinn Choopanyaが、HSFスタッフとの同行訪問を強く勧めてくださったこともあり、私たち二人が異なる時期にAIHDで勉強したときお世話になり、今はFacultyの先生をされているDr. Nawarat Suwannapongの親切な仲介もあり、この訪問が実現しました。

当日は、副学部長のKwanjai Amnatsatsue先生はじめ、様々な先生方、日本人やパキスタン人の留学生も参加され、2時間以上に及ぶ、有意義で楽しい意見交換となりました。HSFにとっても、ケマラートという国境の町での多文化共生を目指す、東北タイのユニークな財団の活動をアピールする良い機会となったことでしょう。

この席で、デビッド・ワーナーさんを、HSFとシェアの有志で、来年5月ころ、ケマラート病院に日本大使館の資金援助で建設されるHIV陽性者やLGBTの人たちのためのセンターの落成式の機会にお招きし、現地で講演やワークショップを開く計画のあることをお話しました。Kwanjai先生たち大学側は、強い関心をもたれ、ぜひFacultyでそのころ開かれるInternational Forumでもデビッドさんに講演していただきたいという要請をされました。高齢で病気回復後のデビッドさんにあまり負担はかけたくないですが、今後慎重に準備を進め、計画を実現したいと願っています。

空港に向かう前に、私たちは、元シェアタイ代表で、今もHSFの素晴らしいアドバイザーとして、様々な支援をしてくださっている岩城岳央(たけひろ)さんとタイ人の奥様にも再会し、旧交を温めました。
 
今後につながるさまざまな出会いと学びをさせていただいた、今回の旅行でした。
以下、HSFのホームページのご案内です。まだまだ財政的には厳しい状況が続く、生まれて間もない若いNPOですので、日本の皆さんからの支援をぜひよろしくお願いしたいと思います。

下記、HSFのホームページを訪ねてみてください。
http://healthandshare.org/en/

Faculty of Public Health Mahidol にて Nov 18,2016
Kwanjai先生、Facultyのスタッフ、留学生、Cherry、Noiらとの集合写真



2016年12月2日
シェア代表 本田 徹
honda




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在日外国人のテーマでは、なかなか目標達成は厳しいと思うよ

この挑戦を始めるための戦略会議で、クラウドファンディングについてアドバイスしてくださった方から、そしてシェアスタッフからも出た言葉でした。

“在日外国人”を対象とした活動は、決して風当たりがよいとはいえません。シェアが活動を開始して25年以上経過していますが、その間ヘイトスピーチがひどくなったり、奴隷労働とも呼ばれる技能実習生の活用は縮小どころか対象国・人を変えながらどんどん拡大されています。ちょっとしたことで「じゃあ帰国してしまえばいい」「外国人の支援なんて必要ない」などと、未だに心無い言葉が飛び交う世の中なのです。


でも、多くの方に知ってもらい、共感を得る機会にはできる!

一方で、“在日外国人”の医療の場面でおきている現状についての情報に興味を持っている方は多く、グローバルフェスタでは、毎年質問に訪れる人が結構います。そして最近は、在日外国人の医療現場での現状を伝えるブログは、シェアブログの中で一番といっていいほど多くの人が見てくれている、という状況があります。

“クラウドファンディング”の良さは、今までつながったことのない日本中、世界中の人たちにメッセージを伝えることができることです。そして、共感してもらえたら、理解者を増やすことができ、シェアとのつながりも増やすことができる、という可能性のあるツールです。

このテーマだからこそ、クラウドファンディングでチャレンジする意義があるのではないか”。私達は、数カ月打合せを重ね準備しました。


2016年11月ブログ クラウド切り取り写真


クラウドファンディングのシェアのページ(ジャパンギビング)


のべ160名を超す皆さんからの応援メッセージに毎日感動

医療通訳を利用しない日はないと言ってよいほど、日々の診療に欠かせません。
医療通訳は、「あった方が良い」というレベルのものではなく、日本語の不自由な人に医療を提供するのに、必要不可欠な仕組みだと思います。

このアメリカで働いている医師からの応援メッセージのように、国内外から、様々な国籍や背景を持つ方々から、ご寄付とともに温かくて励まされるメッセージが届きました。クラウドファンディングとしてのインターネット経由での寄付ではなく、直接シェアに寄付を届けてくださる方もいました。

正直、160名を超すみなさんに応援していただけるとは、思っていませんでした。
そして、毎日のように、シェアのFacebookをチェックして、情報を拡散してくれるサポーターもたくさんいました。全てのみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです!

今回の挑戦を通して、諦めずに「積極的に現状や想い、活動を発信すること」で共感の輪を広げられれば、応援してくださるみなさんと共に、様々な課題に対して取り組んでいけるのではないか、と明るい未来を思い描くことができました。

そのためには、「分かりやすい、伝わるメッセージ」に心がけて発信することがとても大事であることも、今回改めて学ぶことができました。私が今回の挑戦のために書いた最初のメッセージは、「漢字ばかりで、文章が長い!」と指摘を受け、ハッとさせられたことを思い出します。


活動は少しずつ動き始めました

今回、ギフトとして、当会の副代表沢田貴志を派遣するミニセミナーを用意していました。このギフト付きでご寄付くださった方のうち1人と打合せが済み、今月、医療通訳関係者を対象としたミニセミナー開催の準備が進んでいます。目標達成後に行う予定でいる医療従事者向けセミナーについても、これから詳細な内容を詰めていくところです。

定期的に、ブログやFacebook、クラウドファンディングでご寄付くださったみなさんに届く活動報告を通して、活動の進捗をご報告してまいります。


代表理事 本田徹よりメッセージ

在日外国人健康支援のためのクラウドファンディングにご協力いただいた方々、お一人おひとりに心より御礼申し上げます。お蔭さまで、目標の200万円を超えるご支援をいただき、スタッフ一同、改めて感謝の念を深くしています。
 
 いま私はタイ東北部のウボン県に来ていますが、メコン河をはさんで東にラオスを望み、南はカンボジアと国境を接しているこの地域は、以前から合法、非合法を問わず、移住外国人の課題に向き合ってきた歴史があります。とりあえず、彼らのいのちに脅威が迫っているときは、医療機関もNGOも率先・協力して、患者を救う行動を取っています。Border Health Sharing と言う考え方も今回学んだことでした。
 
 皆さまからの温かいお志をいただいたことを機に、タイなどの経験からも学びながら、在日外国人の健康増進のために、一層の努力を市民社会の中で続けていきたいと存じます。重ねて有難うございました。

本田さん写真1




在日外国人支援事業担当
山本 裕子




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こんにちは。海外事業アシスタントの末永です。

先日、レビュー&プラン会議のためカンボジアに出張してきましたので、
今回は、そのお話を書こうと思います。


レビュー&プラン会議

カンボジアでは現在、子どもの健康をまもるためのプロジェクトを実施しています。
レビュー&プラン会議とは、今年度評価・次年度計画会議のことです。
その名の通り、この一年間のプロジェクトの実施状況を振り返り、また来年度の計画を立てます。

私は現場の視察と会議資料作成のため、会議の1週前にカンボジアに行き、
会議に向けてナショナルスタッフと共に資料作成に取り組みました。

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資料作成の様子

他の団体では日本人のみでこのレビュー&プラン会議を行うところもあるようですが、
シェアでは人材育成の観点からも、ナショナルスタッフと共にこの会議を実施します。


PDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)

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プロジェクトの振り返りには、こちらのPDMを使用します。

PDMとは、プロジェクトの設計書のようなもので、プロジェクトのゴールや目標、期待される成果、
それらが達成されたかどうかをチェックするための指標や目標値などが、事細かに書かれています。

準備の段階では、PDMの内容を一つ一つチェックし、プロジェクトの進捗具合や
目標の達成度などを全員で確認しました。

1週間後には日本から、アドバイザーである仲佐理事が到着し、会議がスタートしました。
ナショナルスタッフがこの1年の評価に関してプレゼンを行ない、仲佐理事からコメントをいただきます。
うまくいった点や計画通りいかなかった点を振り返り、そしてその理由や原因は何かを探ります。

振り返った内容をもとにPDM(プロジェクトの設計図)を見直し、さらにこのPDMをもとに、
週単位で次年度の活動計画を立てました。


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レビュー&プラン会議の様子

こういうときにいつも思うのは、ナショナルスタッフの記憶力のよさと、人を見る能力です。
シェアが得意とする「人材育成」とは、その成果を数値で現すことが難しく、時間もかかります。

関わっている人の成長に気がつきにくいことも多いと思うのですが、シェアのナショナルスタッフは、
「母子保健担当官の〇〇さんは、会議のときに△△と発言していたので、これは彼にとって成長だし私たちの成果だと思う」などと、カウンターパートの変化を細かく観察・記憶しています。

そういう発言を聞くたび、「あぁすごいな」と感心してしまうのです。


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レビュー&プラン会議


彼らの発言を引き出すアドバイザーの仲佐理事や、現地代表のモーガン、
東京事務所の虎頭のファシリテーションからも、学ぶべき点がたくさんありました。
私にとって、大変勉強になったレビュー&プラン会議でした。

この会議で評価した内容は、年次報告書などでみなさんにお伝えしますので楽しみにしていてください!


おまけ

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中央がインターンの佐々

今年の5月から半年間、シェアカンボジア事務所にてインターンを務めた佐々の任期が終了しました。
あっという間の半年間でしたが、ナショナルスタッフとしっかり関係を築き、スタディツアーのコーディネートなど、たくさんの仕事をこなしてくれました。お疲れ様でした。

そして本当にありがとうございました。これからもシェアをよろしくお願いします。

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アドバイザーの仲佐理事が、会議の休み時間をぬって作ってくださった紅茶豚!

送別会にて、スタッフ一同美味しくいただきました。


海外事業アシスタント  末永 明日香




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みなさん、こんにちは。シェアで支援者サービスインターンをさせていただいております、吉岡光子です。現在大学4年生で、国際法を専攻しています。

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グローバルフェスタでの様子(左端が私、吉岡です。)


さて、現在シェアでは、支援者サービス部門で働くインターンを募集しています!ご存知でしたか?

今回は、「インターンってどんなことするの?」「どんなことが学べるの?」という疑問にお答えできればなと思います。

支援者サービスの仕事内容

大きく二つあります。.如璽心浜のお手伝い、と▲椒薀鵐謄アさんのコーディネーション、です。

データ管理のお手伝い

「支援者サービス」という部門名の通り、ここでは、シェアの支援者さんとの関係を築くことがお仕事です。具体的には、支援してくださる方のデータを管理し、その情報を基に、シェアを応援してくださる方への対応をし、また、シェアの活動に共感していただく方を増やし、巻き込んでいく方法を考えます。データベースを使った「マーケティング」ということですね!インターンでは、このデータを入力するお手伝いをします。このお仕事の基礎となる大事な業務となります。

ボランティアのコーディネーション

シェアでは、毎週火曜日に火曜(通う)ボランティアさんが事務所で作業のお手伝いをしてくださっています。インターンは、この作業を進行する準備やお手伝いをします。ボランティアさんたちは、それぞれに豊かなバックグラウンドを持っており、毎回、人生の大先輩に学ばせていただいています。また、彼らのシェアを通じた社会貢献への想いを聞き、シェアの活動を支援者の方々の視点で見る貴重な機会となっています。

インターンを通じた学び


➊NGOがどのように回っているのかを学べる!

「マーケティング」と述べたように、支援者サービスのお仕事は、NGOの経営基盤を支えることに繋がるものです。そして、NGOの活動を支える資金や活動をしてくださるのが支援者さん、となります。支援者サービスでインターンをすることにより、NGOがどのよう

に運営できているのか、また今後どのような活動が必要になるのか、というNGO運営の仕組みを見ることができます。

➋どのように社会に貢献していくかを考える機会を得られる!

ボランティアさんはもちろん、シェアの職員さん、インターンさんも個性豊かな方々です。シェアは、国際保健分野のNGOですので、看護師さんや保健士さん、助産師さんもおりますが、元々一般企業に勤めていた方々もいます。様々な方と関わり、社会を知ることで、自分の進路も見えてきました。どのように「国際協力」していくのか、方法はたくさんあると思います。その中から、自分のしたいこと、自分にできること、自分らしいことを考える機会になったと思っています。

どうでしたでしょうか?少しでも支援者サービスインターンをするイメージの助けとなっていれば嬉しいです。

シェアでのインターンを視野に入れていても、全く保健・医療知識がない、または難しいパソコン作業は出来ないと悩んでいる方もいるかもしれません。パソコン作業に関しては、WordやExcel等の基本的な作業が出来れば大丈夫です。知識に関しては、私も法学部ですので、保健分野に関しては全くの素人です。ですが、シェアは「人材育成」を大切にしている団体です。これは実際の活動内容にも反映されています。インターンに対しても、学べる環境、方法をしっかり整えてくださっています。(私、吉岡も来年の3月までインターンさせていただく予定ですので、引継ぎもちゃんとしますよ。)安心してください!

学ぶ意欲のある方は、ぜひぜひこの機会に挑戦していただきたいです。

詳細を知りたい方は、下記のページをご覧ください。

http://share.or.jp/share/news/20161021.html


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みなさんこんにちは。シェア東京事務所インターンの野瀬と申します。

今回は10月1、2日にお台場で開催された、グローバルフェスタJAPANでのシェアテントの舞台裏についてレポートしたいと思います。


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グローバルフェスタの会場様子


Q、グローバルフェスタJAPANって?

A,1年に一回行われる国際協力のお祭りで、政府レベルからNGOなどの草の根レベルまで、様々な分野で国際協力に関わる団体が集まります。今年は10月1、2日に開催され、240以上の団体が出展し、来場者は10万人を達したそうです。会場では各団体の国や支援先のクラフトやローカルフードの販売や歌やトークショーなどの催し物が行われ、とても盛り上がります。

シェアはこのグローバルフェスタに毎年出展して、活動をみなさんに知って頂く場にしています。そして何と言ってもこのテント内の展示や出し物など、シェアでは毎年インターンがメインで企画、運営をすることにしています。

一人でも多くの人にシェアの活動を知ってもらい、シェアのファンを増やしたい。
そして各活動地での人々の健康を守る役に立ちたい。そんな思いを皆さまへお伝えしています。


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シェアテント


今年のシェア企画

インターンで相談して、今年の企画の相談をするも、あれこれと意見はでるもののまとまらない!
あれもやりたい、これもいい、これはできない・・・。
結局一番みんなが関心を持っていた、以下を出し物としてやることになりました。
・ 在日外国人の診療現場の保健劇
・ 東ティモール手洗い衛生教育の保健劇
・ 東ティモール寄生虫、栄養クイズ大会
・ 2016年度夏、カンボジアスタディーツアーの報告

テント内の展示では実際に見て触ってシェアの活動を身近に感じてもらえるように東ティモールの手洗いステーションやカンボジアの乳幼児検診で使う体重計と健康教育教材を展示し、それに合わせて解説用のパネルを設置することにしました。

各出し物の担当を決めてそれぞれ資料や問題を揃えたり、保健劇では毎年“シェア劇団”として女優ボランティアを務めて下さっている、パワフルなベテランさん達と共に劇の稽古をしたり、瞬く間に時間は過ぎていきました。


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東ティモール手洗い衛生教育の保健劇

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東ティモール寄生虫、栄養クイズ大会

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カンボジアスタディーツアーの報告


そして当日

頼もしい助っ人、当日ボランティアさんも来て下さりイベントスタート。

さすが1年に1度の国際協力のお祭りとあって、大勢の人!2日間、共に多くの方がテントに来て下さり、ボランティアの方々も呼び込みからパネルの説明まで一生懸命頑張ってくださいました。

通りかかった人が手洗いステーションに関心を持ったことをきっかけに、現地での活動に興味を示してくださったました。そして劇やクイズ大会の出し物ではでは多くの人が集まって下さり、拍手や笑顔を頂き、その後シェアの活動をさらに尋ねて来てくださる方もいました。特設テントのスタディーツアー報告では、実際にツアーに参加して下さった方に経験談をお話して頂くこともでき、満席・大盛況のうちに終えることができました。

一人でも多くの人にシェアの活動を知ってもらい、共感してもらい、少しでも活動に繋げることができたかなと思っています。


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グローバルフェスタ当日の集合写真


シェアのスタッフさん、インターンさん、そしてボランティアさん、
来場者の皆さん、ありがとうございました!


シェア インターン
野瀬 友望


現在、シェアではクラウドファンディングに挑戦しています!

クラウドファンディング終了で残り僅か!応援宜しくお願いします。

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こんにちは!
SHARE Cambodiaインターンの佐々です。
今回はカンボジアの一大行事、お盆についてお伝えします。

カンボジアのお盆:プチュンバン
 
 カンボジアは国民の90%以上が仏教徒。9月の下旬から10月の初旬までお盆を迎えます。お盆は会社も学校も全てがお休みで、国全体がプチュンバン(カンボジアのお盆)モード。故郷に帰省して家族で過ごします。そして毎日のようにパゴダ(お寺)にお参りに行きます。

プチュンバンを目前にして、プチュンバンの準備のため現地スタッフと市場へ。普段決して無駄遣いをしない現地スタッフが、プチュンバンに向けてたくさんお買い物をしているのをみて、カンボジアの人々にとって、プチュンバンが一大行事だと実感しました。


プチュンバンへ向けての買い物
プチュンバンに向けて買い物をした現地スタッフのチャンティーさん
(普段決して無駄遣いをしません)


 私もプチュンバン休みを利用して、元シェア現地スタッフのペアさんの家に滞在させてもらいました。電気も水道もない村での生活と、プチュンバンの過ごし方を初体験しました!


村での生活

 シェアの活動地プレイベンのオフィスから村の家まではバイクで片道1時間と少し。途中で雨が降ってきたため、カッパを購入しつつ村へ。泥跳ねでズボンは泥まみれ… それくらいオッパニハー(問題ない)です!

 村の家に到着すると、ペアさんの家族が温かくお出迎えしてくれました。ペアさんは4人兄弟の末っ子。長女と次男の家族は隣の家に住んでおり、ごはんはいつもみんなで一緒に食べます。シェムリアップに住む長男家族も帰省してきており、一家勢揃い!終始賑やかで、笑いが耐えませんでした。

 お家は電気・水道は通っておらず、電気はバッテリー、水は井戸水と雨水で生活しています。お家は高床式の作りで、夜は扇風機を回さなくても十分涼しく快適でした。日が沈むとあたり一面真っ暗に!男性陣はご近所さんも交えて酒盛り。女性と子供は家の中でおしゃべりをしたりテレビを見た後、8時頃就寝(笑)。早すぎでしょう!と思いましたが、虫とカエルの声を聞きながらいつのまにか心地よい眠りにつきました。


高床式の家
ペアさんの家。村の一般的な高床式のつくり

バッテリー
バッテリーを買って家で家電製品を使います

スープ&プラホック
魚のスープとプラホック。おいしい!


 翌朝、ニワトリの鳴き声とこどもの遊ぶ声で目が覚めました。早朝に家族全員でお寺参りへ。お寺へは正装をしていきます。女性は伝統的なサンポットという巻きスカートに白のトップス。男性はシャツにスラックス。各家庭で僧侶のための食事を調理して持参します。お参りをして、皆でお経を唱えます。お経の後、僧侶が食事を終えたら家族みんなで持参した食事を食べます。


パゴダへお参り
正装を着てパゴダへお参り

僧侶へ食事を献上
僧侶へ食事を献上します


 お参りを終えて帰宅すると、子供たちが家の裏にある田んぼで釣りを始めました。もちろんお父さんお手製の釣竿で、餌はプラホックというカンボジアの魚を発酵させた伝統的な料理を使いました。その後はハンモックでお昼寝をしたり、読書をしたり、おしゃべりをしたりと各々自由にゆったりと過ごしました。


魚釣り
こどもたちと家の裏で魚釣り。2匹連れました!


 翌日は、子供達を連れて水浴びに遊びに行きました。地元では有名なレジャースポットのようで、雨にも関わらず大にぎわい。屋台も沢山でており、日本の海の家を連想させる休憩所も設けられていました。カンボジアでは水着を着る文化はなく、大人も子供も私服のまま水浴びをします。トラックの荷台(カンボジアではよくみかける光景で、やってみたかった!)に乗せてもらい、帰りました。

 村の生活は私にとって全てが初めてで刺激的でした!幸せそうな家族、子供が元気に遊ぶ声、自然に囲まれて穏やかに過ごす時間。温かく受け入れてくれたペア一家に心から感謝。いつの日かまた行きたい!


SHARE Cambodia インターン
佐々 美保


現在、シェアではクラウドファンディングに挑戦しています!

引き続き応援よろしくお願いいたします

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(以下は、シェアのクラウドファンディングの内容を英訳して掲載しています)

Imagine being sick in a foreign country where you cannot understand the language.
How difficult it must be to communicate your symptoms in a language that is not your own while enduring the pain and sickness.
Did the Doctor understand what I said? Are there any misunderstandings? What is this shot for? How much money will this cost? What happens if I don’t have medical insurance?


I am a nurse that provides health support to foreign migrants living in Japan.
I am Yuko Yamamoto, working at a Non-Governmental Organization called Services for the Health in Asian & African Regions (SHARE). While I was studying to be a nurse, I volunteered to teach Japanese to foreign migrants. From my new foreign migrant friends, I heard many stories about the difficulties they faced when they became sick. In one story, a migrant went to the hospital suffering from back pain. While not understating anything the healthcare service provider was saying, the migrant took many medical tests, and ended up with a JPY 500,000 (approximately USD 5,000) medical bill. In another story, a migrant asked the son attending a Japanese Evening High School to provide translation at the numerous hospital visits, as the migrant could not afford to hire a translator. The son, who missed too many school days in order to support his migrant parent at hospital visits, could not graduate.


From that experience, I realized I wanted to do something to help migrants facing barriers to healthcare.
While working at the hospital, I began to volunteer at place that provides free medical consultation to foreign migrants. Furthermore, as a Japan Overseas Cooperation Volunteer, I went to Honduras to work at a health center. In Honduras, I became ‘sick patient in a foreign country’. That experience hit home for me as for the first time, I understood the fear of being sick in a country where I could not understand the language. Through this experience, I decided on my lifework to help foreign migrants facing healthcare barriers.
YAMAMOTA07a



With your support, we would like to carry out the following to help foreign migrants:
1) Dispatch Medical Translators in Emergency Cases.
In countries such as the US and Australia, the provision of medical translators is guaranteed by law.* However, we have yet to realize the same in Japan. Beginning with Tokyo and surrounding prefectures, we set out on a challenge to dispatch medical translators as soon as we receive contact from a health service provider. We would like to use the know-how we gained from this challenge to help us when we eventually bring the medical translator system nationwide.
*laws may vary by state
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2)Improve Health Telephone Consultation Services
I currently provide health consultation as a staff of the Migrant Health Program at SHARE. Consultation phone line opens 3 days a week from 10:00-17:00. Majority of the calls comes from healthcare service providers nationwide, facing difficulties with foreign migrant patients. Although the number of calls continue to rapidly increase, we only have two staffs that can provide health consultation. SHARE would like to increase the number of staff,
医療電話相談(イメージ画像)



3) Provide Seminars for Healthcare Service Providers
Where can we ask for translators? What are the differences among residency status? Can a migrant patient register for health insurance if he/she currently do not have one? How can we be culturally sensitive?
Healthcare service providers encounter a variety of problems and questions with a foreign migrant patient. They consult with SHARE to get information and find measures to overcome the problems. At the seminar, health care service providers will learn about the problems faced by migrant patients and learn the know-how to support the migrant patient. Furthermore, the seminars are a good opportunity for them to learn about medical translators. SHARE would like to hold two seminars a year to increase the number of healthcare service providers to understand migrant health.
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I Want to Be Proud of a Country that is Kind to Foreigners!
I decided on Crowdfunding because I want as many people as possible to learn about the problems faced by migrants in accessing quality health care in Japan. I hope that by sharing this problem with many people, we can come together to create a solution. The Tokyo Olympics takes place in less than 4 years. Many people from all over the world will come to Japan, and some will need healthcare support. Until that time comes, we need to build up our ability to support the health of foreigners. Even a small amount will make a difference. Please provide your support!


Message from the Dr. Toru Honda, Chair of SHARE
The National Migrant Health Program of SHARE began in 1991. SHARE provides face-to-face consultations and support activities with health care providers and migrants; free health consultations in Tokyo, Chiba and Kanagawa Prefecture; telephone consultations in multiple languages; and dispatch of medical translators. For over 25 years, throughout all our activities, we have always continued to emphasize quality, and understanding of the rights, needs and unique situation of each migrant living in Japan.

With agreement by the United Nations and international society, Universal Health Coverage (UHC) is seen as a pillar of healthcare provision. The Japanese Government has been championing UHC worldwide as Japan has a proud historical legacy of providing national health insurance coverage for all its citizens after World War II. (However, the national health insurance does not necessarily include non-citizens depending on residency status.) SHARE is working for Universal Coverage that includes migrants so that Japan can be a more generous and prosperous society that can live together with people of different ethnicities. Please provide your support!

本田さん写真1

Toru Honda
Chair of SHARE. Doctor at Taito-Ku Asakusa Hospital. Volunteer at Sanya Sanyu Clinic.

Thoughts of Dr. Toru Honda
http://blog.livedoor.jp/share_jp/archives/cat_342979.html
Appearance on NHK Professional: Sanya o Sasaeru, Iryou no Magokoro
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0617/

Services for the Health in Asian & African Regions (SHARE)
SHARE is an international health NGO founded by doctors, nurses and students in 1983. SHARE strives to create a society where everyone has access to healthcare. SHARE currently works in Cambodia, East Timor and Japan.
http://share.or.jp

Breakdown of Expenses
1) Dispatch of medical translators: interpreter fee and transportation
2) Health telephone consultation: personnel and communication
3) Convene seminars for healthcare service providers: venue, transportation, speaker's fee and print materials


We, SHARE, are challenging "CROWDFUNDING", since we started it from Oct. 1, 2016.
Your kind donation is most appreciated to enable us to start the activities introduced here.
Please click the following Link for donation.





Yuko Yamamoto
Program officer, Migrant health program in Japan

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