日本生まれ、日本育ちの外国人住民の子、Aちゃん。Aちゃんの家は生活に困窮しています。それは、大黒柱であったお父さんが重い病気にかかってしまい、働けなくなったからです。お母さんは日本語がほとんどできないので職がみつからず、Aちゃんが学校に通いながらアルバイトをして家計の足しにしています。
お父さんは、病気の治療のために通院が必要ですが、病院の医師から「受診の際は通訳を必ずつれて来るように。連れて来ないと診療ができない」と言われました。通訳をお願いするお金はないので、毎回このAちゃんが学校を休んで通訳として付き添って受診しました。お父さんは重病だったので月に何度も受診が必要で、Aちゃんは、とうとう出席日数が足りなくなってしまいました。

こんにちは。在日外国人支援事業を担当しています、山本裕子です。
この事例を読んで、どのような感想を持たれましたでしょうか。一番感じられた問題は、“子どもの学ぶ権利が侵害されている”ということではないでしょうか。

私が初めて日本に住む外国人と出会い、関わるようになった学生時代から約20年が経過したのですが、このような事例は今もなお、起こっています。

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親子で健康相談会に来て、通訳のサポートを得て受付をしている様子(Aちゃんとは関係ありません)


子どもの教育を受ける権利が守られていない現実
このAちゃんのような子ども達は、お父さんを助けたいあまり、医師がお父さんの診療を続けてくれるように、学校で学びたくても諦めて「通訳者」として協力します。それは、家族の中で“一番日本語を話せる人”になっていることが多いからです。
未成熟な子どもには責任が重すぎる役目で、“通訳の訓練を受けたこともない”のに、です。

世界中の全ての子どもたちには学ぶ権利があります。日本政府は1994年に国連の子どもの権利条約に批准しています。

第28条 教育を受ける権利
「子どもには教育を受ける権利があります。国はすべての子どもが小学校に行けるようにしなければなりません。さらに上の学校に進みたいときには、みんなにそのチャンスが与えられなければなりません。学校のきまりは、人はだれでも人間として大切にされるという考え方からはずれるものであってはなりません」*

“日本の学校”での学習環境で学んでいくには、これらの子ども達は言葉のハンディを抱えていることがあります。その上、学校に通う機会も奪っているという現実を“社会が抱える課題”として、みんなで解決のために取り組んでいく必要があると考えています。

シェアは、10月1日から1ヵ月、“病気になっても、安心して医療を受けられない外国人を助けてください!”というメッセージを掲げて、私たちに共感してweb上でご寄付いただく「クラウドファンディング」にチャレンジします。
ジャパンギビングでシェアを検索して、応援してください!

どうぞよろしくお願いいたします。


*ユニセフ協会Webページより
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig_all.html




在日外国人支援事業担当
山本 裕子





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9月12日、2年ぶりに気仙沼を訪れ、はしかみ交流広場・プロジェクトKのスタッフ、西城さんや大森さんたちとの再会を喜び合いました。

今回の訪問で、楽しみにしていたことの一つは、気仙沼に住む若いお母さんたちが自主的に、去年から始めた「ママの心と身体の健康サロン」というグループと、プロジェクトKが協力して、階上公民館で9月12日に開くという、母と子の健康相談会を見学させてもらうことでした。当日、気仙沼の幅広い地域から集まってくれた、計12組の母親や子どもたちで、公民館はとてもにぎやかで和やかな雰囲気に包まれました。


階上 母と子の健康相談会 受付と測定
健康相談の受付、問診と簡単な検査(血圧、BMI、体脂肪率測定など)の風景


グループのコンセプト
このグループのコンセプトは、「ママと子が気軽に集まり、子は楽しく遊ぶ!
ママは生活に役立ち、また、リフレッシュできる学びを得る!
親子の心と身体の健康を維持することを目的とした気仙沼地域の団体です。」というところにあります。

このママたちが、子育てや介護の大先輩の西城さんや、自身助産師でもあり、子育て真っ最中の大森さんのようなエキスパートから助言をもらいながら、ジョイントでこうした催しを実行するというのは、本当に素晴らしいことだと思いました。

まだ2〜3歳の子どもたちが、階上(はしかみ)公民館の2階の畳の広間で元気に声を出し、走り回っているさまを見ていて、私は「アッ、そうだこの子たちは3.11のときはまだ生まれてもいなかったのだ」という当たり前のことに気づかされ、そして目がしらが自然に熱くなるのを感じました。ぜひ、この小さな新しいグループが、さまざまな困難をのりこえ、気仙沼の若い母親たちや子どもたちの交流と連帯の輪を広げ、発展していってほしいと、切に思いました。またプロジェクトKにとっても、母親グループとの連携は、活動の質的な新展開になるのではないでしょうか。


お母さんの読み聞かせ
お母さんによるアンパンマンなどの絵本の読み聞かせ


記録集「永遠に〜杉の下の記憶」の出版
あの大震災のとき、階上公民館の下の、海よりの「杉の下」の集落では、93名もの方がたが津波に呑まれ、亡くなられたのでした。それらかけがえのない、一人ひとりの方がたを、追憶し、生き残った家族の語りという形で記録し、彼らを偲ぶとともに、二度とこのような悲劇を繰り返すまいと言う祈願から、この記録集「永遠に〜杉の下の記憶」は、今年2016年3月に編まれ、出版されたのでした。


永遠に 杉の下追悼集
記録集「永遠に〜杉の下の記憶」の表紙

 
50人以上の生存者からの聞き書きをほとんど一人でされたのが、小野寺敬子さんで、ご自身お父さまが津波の犠牲になっています。 この聞き書きの凄さと感動の源は、やはり土地のことば、気仙沼方言の生む語りの力強さ、飾り気のなさに、由来するように思いました。波間の向うに永遠に去ってしまった家族に、無限の愛を寄せながら、でも証言者自身の、人としてのユーモアや温かさが自然と出てしまうところに、大きな魅力を私は感じるのでした。


座談会
たとえば、冒頭に収められた座談会の中で、斎藤民子さんは、息子・満(みつる)さんのことを思い出しながらこう語ります。

「うん。神社のお供え餅とりんごでね、みんなでお腹の足しにしたの。別な避難リュックに食べ物や通帳いれてだんだけんと、それは満にもたせでだがら、全部海に持ってがれでしまった。満はあっちで、おやつ食べてこづかいも使ってるかもねえ。」
この母親、民子さんは、どんなに大きな愛情を息子・満に注いでいたことか。だからこそ、息子を喪ったことの悲しみの深さを、こんな風に冗談っぽくでも言ってしまわなければ、自身やりきれないのです。

また腕ききの漁師、小野寺憲夫さんは、いつも一緒に海で漁をしていた、自慢の息子・節夫さんの命を、やはり津波に取られてしまいます。「すこしずつガレキが減っていって、浜がきれいになってきたのを見で・・・『よし!まだ海やっぺ!』って思った。まだ頑張っぺ!って。

今、ワカメもやってるし網もさしてっけんと、いっつも節夫が居だらなぁって思うんだ。一時も頭から離れる事ない。節夫居だらこんな風にやったな、二人でやればこう出来だなって、事ある限り考えでんだ。海さ出で、何回も名前呼ぶんだ。」

こういう、一人ひとりの切々たる話を読んでいると私は、スベトラーナ・アレクシエ−ビッチの「チェルノブイリの祈り―未来の物語」(岩波現代文庫)から受けた、鮮烈な感動を思い出してしまいます。傾聴という点では、小野寺敬子さんの能力の高さにはスベトラーナさんに並ぶものを感じるとともに、やはり小野寺さん自身が被災し、親族を亡くされ、悲劇の細部と杉の下の住民と家族の関係をことごとく知り尽くしていらしたことが、この記録集に高い資料的価値をもたらしたのだと思いました。

なお、この記録集はまだ少し残部があるようですので、本誌1200円と送料で、プロジェクトKに申し込むと入手できるかもしれません。もちろんプロジェクトKそのものを、以下のURLより、ぜひお応援していただきたいです。http://seikatsushien-k.jimdo.com/


最後に・・・
私が気仙沼にお邪魔するたびに再会を楽しみにしている、川柳作家で漁師の鈴木日出男さんのことに触れます。鈴木さんも去年だったかに、仮設住宅を出て、次男さんご家族と一緒に復興住宅に入居されました。句作と水彩画描きと湯治とワカメづくりやアワビ漁りにマイペースでいそしまれる日出男さんは、2年前よりつやつやして元気を増したような印象で、とても安心しました。膝がだいぶ変形して、ときどき針やマッサージも受けておられるようです。
 
いただいた自選最新句集「日出男の寝言語り−その後」から私をうならせた何句かを引きます。
・年始客と見れば離れぬ三才児
・オール電化スイッチ怖くて触れない
・ベランダが姥捨て山になる時代
・ボケモンならここに居ります捜さずも

一句目はお年玉をゲットしようと待ち構える三歳へのユーモラスな観察。二句目は、復興住宅の便利とハイテクが過ぎて年寄りにはなんとも扱いかねている自己への揶揄。三句目は、昨年かに介護施設で起きた、職員によるベランダからの高齢者投げ落とし殺人事件のブラックユーモア。四句目は言わずとしれたポケモンブームを「ボケモン」たる自身の目で茶化した秀句。

いやはや鈴木さん、脱帽でした。どうかお元気で、ますます健筆をふるってください。


階上 鈴木日出男さん
自作の句集を前に語り尽きない日出男さん


2016年9月15日
シェア代表 本田 徹
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〜コンテンツ・後編〜
2−. プレイベン(グループワーク)
2−. プレイベン(交流会)
3. 最終日
4. まとめ


シェアのスタディツアーダイジェスト、今日は後編です。

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2‐. プレイベン編(グループワーク)
さて、インプットのあとはアウトプットの時間です。

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カンボジアの農村を歩いて気付いたこと、村のお母さんや保健センタースタッフ・保健ボランティアと話して学んだこと、郡病院を見学して考えたことをまとめます。
グループごとにテーマを決め、発表資料を作成しました。


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なんと今年は英語でのプレゼンに挑戦!みなさん、将来は国際協力の仕事に携わりたいと考えているだけあって、その積極的な姿勢が「さすが!」の一言です。



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シェアの現地スタッフも、一生懸命聞いています。私たちにとっても、新しい学びや発見が盛りだくさんのプレゼンテーションでした。



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2−. プレイベン編 (交流会)
ツアーも最終日が近付いてきました。5日目の夜は、郡保健行政局のスタッフとの交流会です!
「お・も・て・な・し」のため、シェアの事務所で準備をしました。

こちらでは日本の海苔巻きを作っています。中に入れているのは、カンボジアに売ってあるサバの缶詰!さぁ、どんな味になるのでしょう??

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こちらでは、白玉フルーツポンチを作っています。
フルーツはカンボジアのフレッシュフルーツと缶詰を使っています!



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こちらではデコレーションクッキーを作成しました。



そして交流会のスタートです。

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シェアスタッフのヘンさん(本業はシェアの会計担当ですが、ツアー中はメインシェフを担当)が、腕によりをかけたご馳走が並びました。


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一通りご飯を食べ終えて、参加者から歌を披露しました。
「世界に一つだけの花」と「幸せなら手をたたこう」です。
みんなで輪になって、歌って踊りました。(踊っているので写真がブレています。笑)


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シェアスタッフからの出し物もありました。カンボジアのクロマーが、カンボジアの生活にどれだけ欠かせないものであるか、という内容でした。クロマーの使い方は無限です!

一緒に歌って踊って、写真を撮って、忘れられない夜になりました。


3. 最終日
ツアー最終日、名残を惜しみながら、プレイベンを離れてプノンペンへ。
ロシアンマーケットでお土産を買い、お昼を食べてから空港に向かいました。

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出国手続きも無事に終わり、その後は飛行機の遅延などもなく、香港を経由して日本へ!
長旅お疲れ様でした〜!



4. まとめ
6泊8日のシェアのスタディツアーでは、盛りだくさんのプログラムと強い日差しで、みなさんきっと疲れたと思います。それでも大きく体調を崩す人もなく、無事に日本に帰ってくることができました。
ツアー中はカンボジアの歴史や農村での暮らしだけでなく、カンボジアの人たちがどのようなことを考えながら子どもの健康をまもろうとしているかといった、実際に現地にいかなければわからないことをたくさん学んでいただきました。

また、参加者はコミュニケーション力の高い人たちばかりで、スタッフともすぐに打ち解け、終始笑い声の絶えない明るいツアーになりました。様々なバックグラウンドを持つ人との真剣な交流こそ、シェアのスタディツアーの醍醐味なのではないでしょうか。

6泊8日という短い間でしたが、みなさん本当にありがとうございました!このツアーで学んだことを活かして、世界に羽ばたく人材になってくれることを期待しております!!



5. おまけ 〜カンボジアのごはん〜

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ホテルでの朝ごはん


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チーフシェフ・ヘンさんのごはん



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ごちそうさまでした☆


海外事業アシスタント  末永 明日香





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支援者サービス担当の青木です。

今年も「江戸川バザー」の季節がやってきました!

シェアの中で通称「江戸川バザー」と呼ばれているこのバザーは、江戸川区の区民まつりのバザーコーナーのことなのです。この区民祭り、なんと50万人が訪れるという大きなお祭りなんです。

昨年の様子はこちらのブログ「江戸川バザーは「もったいない」と「ファンドレイジング」のコラボイベント」をご覧下さい


シェアは、以前、江戸川区に事務所を構えていたご縁で、毎年「バザーコーナー」に出店させていただいています。お天気が良くて、条件がそろえば1日で30万円もの売り上げにもなるこのバザー。ファンドレイジングの一大イベントです。

とにかく活気がすごいこのバザーに必要なのは々發売れる質のよいバザー品、▲丱供蕊覆鯣惰するボランティア、笑顔の素敵な元気な売り子さん。

1.使わない「お中元」を国際協力に役立てよう

 30万円売り上げるには、たくさんのバザー品が必要です。今年はお使いにならない「お中元」を国際協力に役立てよう!と呼びかけたところ、すでに多くの贈答品が事務所に届いています。
 売れ筋は、新品の洗剤やタオルなどの日用品、賞味期限内の油・乾麺・ビールなどの飲食料、なるべく新しいブランド品などです。いただいたもののしまったままになっている「お中元」なども大歓迎。結婚式の引き出物などもOKです。

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10月3日(月)までバザー品のご提供を受け付けております。
バザー品をお送りいただく際の注意点はこちらをご覧ください。



【送付先】

110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5階
(特活)シェア=国際保健協力市民の会 フリマ実行委員会

※ご持参いただく方は、事前にご連絡いただけますようお願いします。


2.朝のバザー品搬入ボランティア(5名) 朝6時から7時まで
➡ 応募はこちら


 朝6時に台東区の事務所の倉庫から車2台にバザー品を搬入するボランティアさんが3名必要です。朝6時から1時間だけの力仕事。これまで、引っ越し屋さんでバイトをしたことがある人、空間をパズルのように埋めるのが得意な人、とにかく力仕事は任せてという人、早起きが得意な人など、お待ちしております!

3.元気な売り子さんボランティア(10名) 朝8時から夕方5時まで
➡ 応募はこちら


 そしてなんと言っても、元気に笑顔で接客できる売り子さん!値切り交渉上手なお客様たちと、楽しくコミュニケーションができる売り子さんが必要です!

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今年も元気な売り子さん(10名)を大募集しています!「ボランティア初めて」という方も、ウェルカムです!事前に、オリエンテーション資料をお送りしますので、ご安心ください。

ぜひ、気持ちいい秋空の下で、ボランティアしてみませんか?朝8時から夕方5時まで(半日もしくは一日)お手伝いいただける方、お待ちしております。 
➡ ボランティアの詳細はこちら

➡ ボランティアの応募はこちら



4.買ってくださるたくさんのお客様

 1〜3がそろえば、あとは買ってくださるたくさんのお客様!

 10月9日(日) 都立篠崎公園(9:00〜16:00)で皆さまのお越しをお待ちしております!

今年は、売り上げ35万円目指して、事務局一同がんばります!




支援者サービス担当 青木美由紀



**天の川募金、まだまだ受け付けています**

募金バナー_一般
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日本の皆さん、こんにちは!お元気ですか?
シェア東ティモールオフィスで学校保健プロジェクト・スタッフとして勤務しているマリナです。
今日は8~9月に行われた教員対象の学校保健研修の様子を紹介したいと思います。この研修は2週間に渡り、1週目は首都ディリで、2週目は同じディリ県ですが離島のアタウロ島で行いました。

この研修で目指したことは、小中学校教員の保健知識を強化し、それぞれの学校で保健教育や活動が実施されるための土台を作ることです。

参加者はディリ県内の全拠点校の教頭、生物、保健の教員計132人。
研修の講師は、国の教員研修機関の職員と教育省の職員が担いました。彼らは6月に行われた学校保健指導者研修で、保健省の研修機関からの研修を受講済みです。
今回の研修で含めた教科はマラリア、デング熱、下痢症、寄生虫などの病気のトピックに加え、栄養、思春期の健康、薬物など、子どもの成長に関わるトピックまで多岐に渡りました。

1
マラリアとデング熱の感染経路と予防方法を学ぶ参加者

研修は講義のみならず、研修実施後に各校に配布する教材を使った演習やグループワークなども多く含みました。

2
衛生習慣について学ぶパネル・シアターの実演練習

3
生殖器の名前と仕組みを学ぶゲーム

さらに、児童保健委員会の活動の進め方など、学校保健活動の実施方法の説明や、それぞれの学校での活動計画の作成も行いました。
 
4
各学校の活動計画を確認する、アタウロ島の学校インスペクター(指導員)・シプリアーノさん(左端)

準備に費やした時間は3か月以上
これまで行ってきたエルメラ県での学校保健プロジェクトでも、毎年教員研修は行ってきました。
しかし今年から新しく、研修を実施する仕組みを変えました。
シェアがいなくなっても学校保健研修を国が全国で実施できるように、教育省研修機関に研修を担ってもらうことにしたのです。

研修トピックの選定から始まり、それぞれのトピックで使う歌やゲームの練習など、講師たちと何度も打ち合わせを行いました。特に大変だったのは、一つ一つのトピックの担当講師と、パワーポントや副教材の細部まで打ち合わせを行うこと。シェアのスタッフと担当講師の間で、意見の相違に悩むこともありましたが、話し合いを重ねることで何とか実施にこぎつけることができました。

5
研修講師達とのリハーサル

また、実践的な内容にすることができたのは、東ティモールにいらして直接私たちを指導してくださった工藤芙美子専門家や東京事務所の吉森さんのお陰でもあります。

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工藤専門家から新たに紹介していただいた『寄生虫感染ゲーム』を練習するスタッフ

講師や参加者の声を紹介します
『思春期の健康』の講師を務めた、教育省研修機関職員のグラシアーノさんは、「東ティモールの青少年はインターネットや友だちから間違った性の知識を得ていることが多く、十代の妊娠などの問題につながっています」と、正しい知識を学校が教えることの大切さを主張しました。また、「自分がこれまで学んだ事を今回の研修で共有できて嬉しかった」との感想を述べていました。

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リップチャートの使い方を説明するグラシアーノさん(右の青いシャツの男性)

アタウロ島の参加者からいただいた意見もいくつか紹介します。
「この研修では思春期の健康や、栄養など今まであまり知らなかったトピックについて学べることができて良かった」
「歌は子どもたちも簡単に覚えられて、知識の定着にとても役に立つ。早速学校で教えたい」
「この研修では今後の学校での指導・活動計画を、教頭も含めて話し合えたのが良かった。それを学校インスペクターも把握しているので、今後きちんと自分の学校で実践しなければいけないと感じた」

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マラリアがテーマの寸劇の発表。白衣は模造紙で!

9
食べ物のカードを栄養素ごとに仕分ける、『栄養ゲーム』

学校で確実に保健教育が実践されるために
一方、質疑応答の時間が十分に取れなかったり、保健を専門としない講師が参加者の質問に十分に答えられなかったりと、課題も多く残りました。
次に必要なステップは、講師らと振り返りを行い、来年の研修に向けた改善点を話し合うこと。そして、研修を受けた教員が得た知識を実践できるよう、県教育局の職員である学校インスペクターがフォロー・アップしていきます。

「保健のトピックは既に学校のカリキュラムに含まれているものの、これまでは実際にはあまり教えられていなかった。この研修では実践的な知識のみならず、簡単に使える教材も紹介できたので、今後は学校で保健教育がきちんと行われることを期待している」

これは、普段学校の質を管理している学校インスペクターで、今回の研修にもオブザーバーとして参加したスパルジョさんの一言です。せっかく研修をしても、実践につながらない・・・という状況を防ぐために学校インスペクターが果たす役割は大きいのです。

このようなカウンターパート達と引き続き協力し合いながら、県内全校の子ども達が保健の知識を高め、その知識を実践できる環境が整うことを目指して頑張っていきます。応援よろしくお願いします!

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スタッフ マリーナ

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去る8月20日~27日、スタディツアーでカンボジアへ行ってきました!
写真は8月20日、出発待ちの空港での様子です。

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今年の参加者は学生さんが多く、フレッシュなパワーみなぎるチームになりました。
本日のブログでは、そのツアーの様子をダイジェストでお伝えします!

〜コンテンツ・前編〜
1. プノンペン(市内観光、他NGOの見学)
2− .廛譽ぅ戰鵝並縞發、離乳食教室と乳幼児健診の見学)
2−◆.廛譽ぅ戰鵝雰管賊 郡保健局、保健ボランティア会議の見学)


1. プノンペン編(市内観光、他NGOの見学)
到着した翌日、さっそく市内観光へ出発!トゥールスレン博物館やキリング・フィールド、王宮などを訪問し、カンボジアの歴史や文化を学びました。


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夕方からは、トンレサップ川でクルージングを楽しむ…はずが、出発した途端に激しいスコールに襲われてしまいました。残念です。そうは言っても、水上からスコールを眺めるなんてめったにできないことなので、これはこれでよかったのかも!?


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3日目の午前中は、首都プノンペンの「北原ジャパンクリニック」を訪問しました。
このクリニックではリハビリテーションを中心としたサービスを提供しながら、カンボジア人スタッフの人材育成も行っています。

北原ジャパンクリニックについて

日本医療開発機構について

シェアとはまた違ったアプローチ方法で、カンボジアの保健・医療をサポートしている団体の活動を学びました。


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午後からは、シェアの活動地であるプレイベンへ移動しました!明日から、本格的に村でのプログラムが始まります。


2− .廛譽ぅ戰麒圈蔑テ食教室と乳幼児健診の見学、村歩き)
ツアー4日目、今日は丸一日村での活動でした。
まずは2つのグループに分かれ、それぞれの村に向かいます。村では、保健センタースタッフと保健ボランティアが出迎えてくれました。
お母さんたちも集まってきて、乳幼児健診が開始されました。

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保健ボランティアさんは慣れた手つきで子どもの体重を測り、保健センタースタッフと一緒にそれを記録していきます。今回の乳幼児健診では、低体重の子どもが1人見つかりました。


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乳幼児健診のあとは、離乳食教室です。今回は、ツアーの参加者にも、離乳食作りを体験してもらいました!なかなか難しかったようですが、村のお母さんに教えてもらいつつ、美味しいおやきができました!!


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村の家でお昼ご飯を食べたあとは、村歩きに出発!
保健ボランティアさんの案内で、村の生活を見学させてもらいました。


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その後、村のお母さんたちと意見交換を行い、カンボジアの農村部の生活を体験しました。


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2−◆.廛譽ぅ戰鵝雰管賊 郡保健局、保健ボランティア会議の見学)
5日目・6日目は、シェアがプレイベンで一緒に活動している郡保健局のスタッフや保健ボランティアの会議を見学しました。
最初に訪れた郡病院では、みなさん日本との違いに驚きを隠せない様子でしたが、積極的に質問をし、現状を理解しようとしてくださいました。


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続いて郡保健局を訪問し、保健行政局長であるトン・トール氏のプレゼンを聞きました。
彼はプレゼンテーションの中で、「郡保健行政局・保健センター・保健ボランティア間のコミュニケーションの促進が重要だ」と話していました。クメール語→英語→日本語という通訳の流れで、時間がかかって大変でしたが、みなさんしっかりとトン・トール氏の目を見てプレゼンを聞いていました。


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6日目には、保健ボランティアの会議を見学しました。


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この会議は、シェアがプレイベンに来る前は存在しなかったものですが、今では保健センタースタッフがプログラムを考えて実行し、資料も準備するなど、カンボジアの人たちの力で実施されています。
シェアの8年間の活動が、こうしたところでも実を結んでいるんですね。
ツアーの参加者も、保健センタースタッフが作成した資料や、話し合われている内容について、スタッフに質問しながら現状を理解しようとしていました。


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さて、おもしろいこといっぱいのスタディツアー、続きは後編で。

≪次回予告≫
〜コンテンツ・後編〜
2− プレイベン(グループワーク)
2−ぁ.廛譽ぅ戰鵝文鯲会)
3. まとめ
4.おまけ


海外事業アシスタント 末永 明日香



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こんにちは。シェーちゃん、アーちゃんです。インターン紹介第3弾です!
今回は、支援者サービスインターンの吉岡 光子(よしおか みつこ)さんです。

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シェーちゃん、アーちゃん

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支援者サービスインターンの吉岡光子さん


Q :出身はどちらですか?
A :長崎県長崎市です。

Q :遠いですね、今は学生さんですか?
A :はい。大学4年生で法学部です。大学の入学を機に東京に来ました。

Q :そうなんですね。東京はどうですか?
A :長崎は坂が多くて自転車に乗ることがなかったので、東京に来て乗るようになりました!



インターンに応募したきっかけ

Q :インターンに応募したきっかけは?
A :高校生の時にTVでNGOの活動を見た時からNGOに興味がありました。
   また、大学では、アフリカ文化に興味がありましたのでアフリカ研究会に所属しました。
   留学する機会があり、その時に格差や貧困の状況を知り、自分に出来ることはないかと考えたのが
   インターンに応募したきっかけでした。
   留学からの帰国と同時に、就職活動を行う中で、学生の時間があるときに出来る国際協力が何か
   ないかと探していました。以前からシェアのメールマガジンに登録していたので、
   そこでインターンの募集があることを知りました。

Q :シェアのことは、前から知っていたのですね。
A :はい。知っていましたよ。シェアでNGOの運営を具体的に知れるのではないかと思って
   インターンに応募しました。

Q :数ある事業の中で、支援者サービスのインターンを希望したのはどうして?
A :NGOの運営の仕方に興味があったことや、支援者さんがNGOへ協力してくれているその流れを
   見たいと思って希望しました。

Q :吉岡さんはどんなことをしているの?
A :支援者の方のデーター入力、火曜ボランティアのコーディネートです。
   10月に行われる江戸川区民まつりのバザーに参加しますので、
   現在は、そのバザー品を皆さんから集めております。集まった品をボランティアの方々と一緒に
   整理しています。



インターンのやりがい

Q :最後にインターンをしてやりがいは何ですか?
A :たくさんありますが、たくさんのボランティアの方たち、スタッフに出えることで、
   とても刺激を受けます。今後どのように国際協力に自分がかかわっていくのか見定めていける
   ことです。


吉岡さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
    
次回のインタビューはだれかな。次回もお楽しみに〜。シェーちゃん、アーちゃんでした!

まだまだバザー品を受け付け中です。ぜひ皆さんのご協力をよろしくお願いします。

吉岡さん、ありがとうございました!
今回はこれまで!次回もお楽しみに★シェーちゃんとアーちゃんでした〜。






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