階上中仮設住宅の集会場が、12月20日完成し、25日に行われた落成式に参加しました。階上地域最大で96世帯が入居する階上中仮設住宅は、そのとりまとめにも集会場は不可欠であり、気仙沼市へリクエストをし続けて、やっと出来上がった待望の集会場です。プロジェクトKでは、この集会場完成まで、「はしかみ交流広場」を自治会のミーティングに使用してもらうなどして協力をしてきました。これまでの自治会の方々の努力の経緯を見てきている分、スタッフの村上さん、西尾さんともに感慨深く喜んでいらっしゃいました。

集会場は、大きな仮設住宅ということもあり、大きなメインルームの他に、キッズルームや、畳部屋もある立派な造りとなっています。内部の備品はまだまだ揃っていない段階でしたが、自治会側が住民への開放を最優先させたいという意向で、この日落成式が行われました。プロジェクトKでは、落成式と同時に行う忘年会の準備をお手伝いしていたのですが、様子を見に来る住民の方も、「仮設の部屋じゃなくて、ここの畳で休みたいくらい」などと、とても嬉しそうにされていました。


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・落成式では、自治会の役員の方が手製で用意したリボンでテープカットを行った。


たくさんの住民の方が会した忘年会では、自治会長が「会話があってはじめて親睦がはじまる」とおっしゃって、皆で協力して交流のある、楽しい仮設にしていきましょう、と呼びかけました。入居世帯が多く、出身地域がさまざまであるため、班ごとにどのようにまとめていくのが良いのか、自治会役員の方たちは議論されていました。

自治会側、住民それぞれの今後の生活が不確定な中で、運営も臨機応変な対応をしなければなりません。他仮設住宅ではどのように自治会をまとめているのか、集会所をどのように利用しているのかなど私たちにアドバイスを求められます。規模や施設、世帯数も違うので6つの仮設住宅がそれぞれの特色を持っていますが、有効だと思われた情報や提案がある場合には、可能な限り共有しお伝えして協力しています。


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・キッズルームで遊ぶこどもたち。解散後も、またすぐに集まって遊んでいました。

気仙沼市内の他の地域では、仮設住宅自治会長同士が集まって各仮設住宅の状況を共有したり、市への要望をまとめたりする連携が始まっているようです。プロジェクトKでも、各仮設住宅がだんだん見えるようになってきた分、つなげる支援ができるのではないかと考え始めています。今後も、健康相談やなんでも相談での個別の生活支援とともに、より自治会が主体的に活動できるようになることで地域の方々の元気につながるよう、様々なかたちで支援を行っていきます。


2011年12月25日 甲元理子


 
 
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階上地区では、11月に各仮設住宅で次々に自治会が立ち上がりましたが、この年末に行われている会合が、改めて住民の方が一同に会する貴重な機会となっています。

クリスマスイブの12月24日、前林仮設住宅にてクリスマス会が行われ、プロジェクトKもお手伝いに参加しました。何日か前に、自治会が各世帯ポストにお手製のチラシを入れて、クリスマス会の開催をお知らせしていましたが、どのくらいの人が来てくれるのか、直前までわからない状況でした。

開始時間にはまばらだったものの、お母さんたちのすばらしい連携ぶりで、戸外から参加を呼びかけたりして、しばらくすると子どもたちを含め、たくさんの方が集まっていました。自治会の活動や集会所の使い方についてなど、皆で相談をして決めていこう、という自治会長の言葉に、料理教室やカラオケがやりたい、という声がすぐに上がり、実現可否について議論されていました。

料理教室はこの施設では難しい、ということで、プロジェクトKからはしかみ交流広場で行っている編み物教室の案内をさせていただくと、かなり興味深そうに、開催曜日と時間・持ち物について質問をいただきました。カラオケを提案した住民の方ははしかみ交流広場にたびたび立ち寄って行かれる方ですが、つい先日、家族でカラオケをして一緒に歌うことがとても楽しかったと、家族の思い出としてお話されていたばかりでしたので、仮設住宅内の交流を深めるツールとして提案されているのだな、と感じました。このやりとりを受けて、プロジェクトKスタッフは、早速、カラオケセットの入手について思いをめぐらせていました。

このクリスマス会で皆が待ちわびていたのは・・・、サンタクロースの登場です。他支援団体が気仙沼市内の仮設住宅を回っている企画で、時間に遅れていたのでやきもきしましたが、スタッフの西尾さんの道案内で、やっとのことで到着したのでした。白ひげのサンタクロースに子どもたちは大喜びで、全国から集まったという、大小、ラッピングも様々のプレゼントを配って会場は大盛り上がりでした。

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・サンタクロースに質問をする子どもたち。


そして実はこの日、プロジェクトKからもお渡しするものがありました。自治会側より、頻繁に雪が降るようになったので、玄関先のステップに滑り止めが欲しい、という要望がありましたので、各戸に人工芝を支援させていただくことになりました。入居者には高齢の方が多いこともあり、大変に助かると喜んでいただけました。タイミング良く必要な時に必要な物をお届けすることができ、お一人ずつお名前を確認しながら配布をしていた私も、その反応を見てとても嬉しく思いました。

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・人工芝を渡すスタッフの西尾さん。


仮設住宅では、入居者の方が万全な環境で過ごしているとは言えません。冬対策を例にあげても、気候の変化への対応が不十分であることもありますし、また、かなり密着した距離で生活しなくてはならないので、音の問題など、様々なストレス要因があります。少しでも日々の生活を心地よく過ごしていただくために、シェア、プロジェクトKの協働で、ニーズをヒアリングしながら、私たちにできる支援を考えていければと思います。

2011年12月24日 甲元理子

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気仙沼でシェアが地域の保健福祉関係者と協働して活動している「プロジェクトK」の拠点、はしかみ交流広場のトレーラーハウスに来ています。

今回、私は初めて気仙沼を訪れていますが、12月も下旬となり、気温はすでに氷点下。本格的な雪の季節がやってこようとしています。

今日はスタッフの西尾さんに同行していただき、被害の大きかった気仙沼湾湾岸を周り、階上地域の仮設住宅を訪れてきました。

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・プロジェクトKスタッフの西尾さん(前林仮設住宅にて)


階上地域には全部で6カ所の仮設住宅があります。どの仮設住宅でも未だ工事が進んでいる状況で、工事車両が敷地内に入っていました。外壁に断熱材を入れこむ作業もまだ継続している最中で、駐車場の整備や歩道の舗装など、まだまだ落ち着かない環境にあるのだと実感しました。

現在、プロジェクトKでは、各仮設住宅地の自治会長さんやキーパーソンとつながりを持って、被災者の方々の要望を把握することや、また、自治会活動のサポートを積極的に行っています。震災前に住んでいた地域住民に向けてのアンケートづくり(今後の住まいについて)をお手伝いしたり、ブランケットや滑り止めの玄関口用マットなど、毎日雪が降るようになって必要になっている物資について相談を受けたり、仮設住宅の方々ときめ細かくお話をして、活動している様子が伝わってきます。

自治会の主体的な活動も活発化してきており、郷土料理のかぼちゃ粥の会を開催したり、クリスマスパーティを企画して、手作りのチラシを各世帯に配布して参加を呼び掛けたりしていました。もちろん、こうした交流会に私たちシェアとプロジェクトKも参加しています。

お話をした仮設住宅の方々は、震災後に血圧が上昇したことを挙げて、生活環境が著しく変化したことから、自覚しないうちにストレスが積もっていると話される方がいらしたり、はしかみ交流広場に来られる方の中には、震災ですべてが流されてしまう前の気仙沼のまちの様子や、ご家族のことなどをたくさん話される方もいました。そうして、少しずつの積み重ねではありますが、お茶会などでの定期的な健康相談をきっかけに、地域の方々からお声を掛けていただいて、お話をする機会も増えてきています。

シェアとプロジェクトKが行う支援は、シェアスタッフの尾崎さんをはじめ、プロジェクトKのスタッフが、日々、階上地域で生まれるつながりを大切にしながら、自分たちが「今」できることと、その先にある自治会や区民の方々の「少し先」のことを真剣に考えて行動していることに、大きく支えられているのだなと感じます。

次回は、プロジェクトKのスタッフにご登場していただきます。


koumoto

2011年12月20日
気仙沼事業アシスタント 甲元理子


 
 
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I approached a trailer house in Hashikami Community Plaza, where the headquarters of "Project K" is located. Project K is a cooperative activity between SHARE and local health-care staff in Kesennuma.

This was the first time for me to visit Kesennuma. The temperature was below 0° C in late December and the harsh snow season was on its way.

I visited the temporary houses in the Hashikami district, located along Keennuma Bay shore, with Ms. Nishio. Hashikami had suffered serious damage from the tsunami.

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Ms. Nishio (Maebayashi Temporary House)

In the Hashikami district, there are 6 temporary housing sites. We could see construction vehicles at these sites because the construction work had not been completed yet. Outer walls still needed insulation, and roads and parking lots still needed to be paved.

Now Project K is attempting to grasp the needs of residents in temporary housing, and to support community activities aggressively, by talking with chairpersons of independent associations and community leaders.

Some of the activities included conducting surveys asking residents about their future housing plans; and to provide information about essential items for the cold weather season such as blankets or non-slip entrance mats. The staff appeared to be supporting the residents in temporary housing with a great deal of attention.

Activities are also being conducted by independent associations. A community conducted "pumpkin rice porridge party" and "X'mas party" were held with handmade leaflets. Of course SHARE and Project K participated in those community events.

Some people told me that they have high blood pressure due to the accumulated stress from drastic life changes. Other people who visited Hashikami Community Plaza talked about their family and the situation in Kesennuma city before the Tsunami. Through some intimate conversations and regular health counseling, we are getting the opportunity to speak with local residents.

I realize that the support activities carried out by SHARE and Project K is backed up by the attitude of their staff. They are always considering what they can do "Now" as well as what they can do in the "Immediate Future" for the people of Hashikami district.

My next report will focus on Project K staff members.

Noriko Kohmoto ; K Project Assistant.

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