シェアは副代表理事の沢田を通じて、厚生労働省の研究班(「外国人のHIV予防対策とその介入効果に関する研究班」代表研究者:山梨学院大学経営情報学部仲尾唯治教授)に協力をしています。研究班メンバーの所属は山梨学院大学、慶應義塾大学、同じ丸幸ビル内で活動するアフリカ日本協議会、そしてシェアと複数にわたるため、メンバーは1ヶ月に1度程度シェア会議室で研究について意見交換や連絡調整を行う会議を開いています。

今年度は3年計画の3年次にあたるため、総まとめにむけて毎回熱い話し合いが行われています。
今年度2回目の6月会合では、各チームが今年度中に行うべき研究活動内容が確認されました。シェアは各地の医療機関などから寄せられる在日外国人の医療相談についての分析、在日外国人コミュニティでのHIV/AIDSに関する啓発活動やその効果の計測などに引き続き力を注ぐ予定です。
また、今回はシェア非常勤研究員の李祥任(2010年2月までシェアで国内保健事業の担当。その後オーストラリアの大学院にて公衆衛生学修士課程修了)から、オーストラリアのシドニーにおける移民のHIV陽性者支援団体についての研究発表もありました。MSM支援を行う中で力をつけてきた陽性者支援団体の移民に対する多様な支援、それを支える官民の協力体制、一方で、陽性者を支援につなぐ上での障壁(陽性者が抱えるスティグマやプライバシー漏洩への不安など)も根強く存在することなどが報告されました。

採用

研究班メンバー

シェア研究班チームは、日々の在日外国人の健康支援活動で学んだ知見を収斂し、他の在日外国人や陽性者支援団体との協働を通じて、本研究を日本の在日外国人のHIV施策への提言につなげていきたいと考えています。

〜シェアの在日外国人支援活動への応援をよろしくお願いします!〜



当研究班では、HIV陽性である在日外国人の療養支援に関わる現状や、支援に役立つ制度や社会資源の情報などを取りまとめた『外国人医療相談ハンドブック−HIV陽性者療養支援のために−』の最新版を平成22年に発行しました。医療ソーシャルワーカー、看護師や医師などの医療現場の方々、地域で在日外国人を支える相談員や保健師等の方々のお役に立つ一冊です。入手をご希望の方はシェア国内保健事業までご連絡下さい。⇒http://share.or.jp/health/library/book_list/handbook.html


 

*MSM:Men who have sex with menの略。男性と性行為をする男性の総称。

hirono

国内保健事業アシスタント
研究班担当 廣野
 

 
**応援よろしくお願いいたします**

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シェアブログをご覧の皆さま、こんにちは。
シェアのエイズボランティアチームHAATASの田口裕樹(元10期インターン)です。

2月下旬、我々HAATASが主催する連続企画の第1弾として、第1回HIV/エイズ勉強会を行ないました。
第1回目の勉強会は、「HIV/エイズを身近な話題として考えてみる〜エイズちょっとだけ入門〜」と題しまして、基礎知識を学ぶことや、タイや日本で実際に行なわれているエイズワークショップを通じて、海外や途上国だけの問題ではないエイズについて、少しでも身近な問題として参加者の皆さんと一緒に考えたい!!という思いの下、開催しました。

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【HAATAS山澤さんによるHIV/エイズ基礎知識の説明に聞き入る参加者たち】





最初のHIV/エイズの基礎知識の説明では、参加者の方々の真剣に話を聞き入るお顔に、こちら側は余計に緊張してしまいました。
ですが、その後の質疑応答では、今までエイズに興味がなかった方からも積極的に質問があり、そういった方に、少しでもエイズについて勉強したいと思ってもらえたのではないかと、この勉強会の意義を感じました。

その次に、HIV感染の可能性を考えるワークショップとコンドームの正しい使い方を学ぶワークショップを行ないました。
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【HIV感染の可能性を考えるワークショップで、カードに書かれた行為による感染の可能性について、グループごとに話し合いをしている様子】


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【コンドームの正しい使い方のワークショップにて、参加者が話し合いながら並べられたカード】



この二つのワークショップでは、性交渉に関する行為や、普段あまり使わなかったり、聞きなれない言葉が出てくるため、なかなか最初はグループごとの議論もスムーズに進まない様子でしたが、時が経つにつれ自然と話し合いが盛り上がっていき、最後のほうでは、恥じらいや戸惑いは無くなっていたように見えました。
社会の中で敬遠されがちな、性に関するこういった真剣な話し合いを、普段から自分のパートナーや周囲の人と出来たら、エイズに対する無知による偏見や差別が少しでも無くなっていくのではないかと切に感じさせられました。また、現状ではあまり大きな声で話すことができないエイズに関する話を、遠慮なくする場として、このHAATASというエイズボランティアチームが存在する価値を再認識させられた気がします。
今回の勉強会に参加された方、誠にありがとうございました!


また、この勉強会の運営や国内でのエイズ予防啓発活動へいっしょに参加してくれるHAATASのメンバーも随時募集しています。
メンバーには、会社員、看護師、学生、フリーターなど多種多様な人たちが集まっています。
ご興味がおありの方は、シェアHPご覧になり、メールにてご連絡下さい。

「HAATAS」についてはこちらをご覧下さい。

HAATAS 田口裕樹(3月9日)
シェアブログをご覧の皆さま、こんにちは。
シェアのエイズボランティアチームHAATASの田口裕樹(元インターン)です。

毎年、この冬の時期には、筑波大学附属高校でエイズ授業が行なわれます。
シェアタイ事業担当の西山さんと(特活)アーユス仏教国際協力ネットワークの枝木さんが、保健体育の先生と話し合いを重ねながら、今まで実施されてきたこの授業ですが、
HAATASにとっても、毎年恒例の行事となっています。
この季節になると、「今年はどんな高校生が授業を受けるのだろう、授業を受けた生徒たちはどんな反応を示すのだろうか」と、毎回とても楽しみにしています。

1年生と2年生の2クラスを対象に、全4回構成で行なわれていますが、
この日の授業はその第1回目ということで、
エイズの入門編として、世界と日本のHIV感染状況や治療へのアクセスについて知るためのワークショップ「世界がもし100人の村だったらHIV編」と、
HIVがどのような感染の拡がり方をするか、視覚的に分かりやすく学ぶことができるワークショップ「水の交換」を行ないました。

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【写真1、床に置いた大陸を模したロープの中に入る様子】



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【写真2、HAATAS鈴木さんによる抗HIV薬へのアクセスについての話に、真剣に聞き入る高校生たち】



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【写真3、ワークショップ「水の交換」で、互いの水を交換する様子】


今回、僕が関わるようになってから初めて、HAATASがこの二つのワークショップの運営を担当させていただきました。高校生を対象にワークショップをやる機会はめったにないので、そのような機会をいただけて嬉しい反面、西山さんや枝木さんのように参加者を上手く巻き込んで、エイズに興味を持ってもらえるような進行、円滑な運営ができるかどうか、少しプレッシャーはありました。
ですが、緊張や恥ずかしさを見せながらも積極的にワークショップに参加する学生さんたちの姿勢に助けられ、終始楽しいエイズワークショップが出来たのではないかと思います。

今回行なわれたエイズ授業によって、この授業の記憶、エイズについて自分自身が考えたこと、感じたことが、少しでも学生さんたちの心の中に残っていてほしいなと深く思いました。

参加して下さった筑波大附属高校の学生さんたち、僕たちに貴重な機会を与えて下さった先生、西山さん、枝木さん、本当にありがとうございました!

「HAATAS」についてはこちらをご覧下さい。

HAATAS 田口裕樹(3月9日)
みなさん、こんにちは。
5月末よりシェア東京事務所で支援者サービスアシスタントとして勤務している中竹と申します。ブログは初心者ですが、みなさんにシェアの活動をわかりやすくお伝えできるよう精一杯がんばりますので、よろしくお願いいたします。

さて、6月10日(日)に地元・台東区でのイベントとして、東ティモール映画「うたえ!ティモール」上映会を開催しました。朝から大賑わいの雷門前にある浅草文化観光センターの会場は、おかげさまで満員御礼となりました。今回はその熱気あふれたイベントの様子をご紹介します。

上映会に先立って、今年1月に東ティモールから帰国したシェアスタッフの吉森が、東ティモールの魅力や独立前後の様子、シェアによる保健支援活動を紹介しました。

映画「うたえ!ティモール」では、東ティモール独立までの道のりや悲願の独立を果たした後も続いた破壊活動が伝えられる一方で、大地への感謝を歌と踊りで表現する東ティモールの人々と自然との強い絆が、美しくそしてどこか懐かしい音楽とともに綴られていました。

また、映画中では、独立後の国づくりのなか医療サービスシステムが整備され始めた東ティモールのエルメラ県やアイレウ県で、シェアが保健に関する知識を地域や学校で伝え、病気の予防活動が実践されるよう活動している様子も紹介されました。

映画上映後は、参加者の皆様から吉森へご質問を賜りました。東ティモールの政治に関するご質問から現地の生活環境に関する素朴なご質問まで、とても和やかな雰囲気の会場トークとなりました。

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映画「うたえ!ティモール」。消えない悲しみを抱きながらも、新しい国づくりへのエネルギーにあふれる東ティモールの人々の真剣な眼差しと笑顔が印象的な映画でした。

日本が深く関わりながらも、あまり伝えられてこなかった東ティモールの歴史と問題。これらに関しても訴えた今回の映画は、日本人として、これまでの自分や日本の歴史を見直すよい機会になったのではないでしょうか。これを機に、東ティモールにもっと興味をもっていただき、東ティモールの人々の国づくりとシェアの保健支援活動を応援してくださいますよう、お願いいたします。

お楽しみのひとつとして、参加者の皆様には、東ティモールコーヒーを味わいながら映画を鑑賞していただきました。大自然の中でひとつひとつ手摘みで収穫されたコーヒー豆を焙煎しており、とても爽やかな味わいを楽しんでいただけたかと思います。お配りしたコーヒーの粉の袋詰めは会場で販売され、たくさんの方々にご購入いただきました。

コーヒー


私もイベント翌日に早速、東ティモールコーヒーをいただきました。香り高くとても美味しかったので、すっかりお気に入りのコーヒーとなり事務所で一日中飲んでおりました。

さらに、今回のイベントではボランティアさんとの交流をよりいっそう深めるという意味においても大きな成果をおさめることができました。台東区ボランティアフェスティバルにもご協力いただいたボランティア組織「a-con」さんには、今回のイベント運営のリーダーシップをとっていただきました。イベントのアイデア出しから当日の進行や設営まで積極的にご協力いただき、ボランティアさんの力の大きさを感じました。「a-con」のみなさん、シェアのボランティアのみなさん、ありがとうございました。

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最後になりましたが、今回東ティモールトークをしました吉森からのコメントです。

〜〜シェアで初めて行った東ティモールの映画上映会でしたが予想以上に多くの皆さまにご参加いただき、大変うれしく思っています。またボランティアの皆さんが企画から運営まで関わって下さり、大いに盛り上げてくださいました。このイベントをきっかけに、東ティモールと言う国やシェア東ティモールの活動に関心を持っていただければ幸いです。本当にありがとうございました。(テトゥン語で)オブリガーダ バラック!〜〜

今回のイベントの収益金は、皆様からのご参加費・コーヒーや小物の売上、その他ご寄付を合わせて、65,485円となりました。これらは、東ティモールでの保健教材の作成や保健ボランティア研修費に役立たせていただきます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回のような上映会というかたちのイベントに対して、参加者の皆様から大変ご好評をいただきました。今後ともシェアは、みなさんにご参加しやすく、また楽しんでいただけるイベントを企画してまいりますので、次回以降のイベントにもぜひご参加ください!

次回のイベントは、「三カ国 活動報告会 〜タイ・カンボジア・東ティモールの現場から〜」です。タイ・カンボジア・東ティモールで活動する現地駐在員が一同に集結!国際保健協力活動に携わりながらも医療従事者でない駐在員の生の声や魅力をお届けします。

■三カ国 活動報告会 〜タイ・カンボジア・東ティモールの現場から〜
日時:2012年7月8日(日) 14:00〜16:30
会場:台東区浅草文化観光センター
費用:一般1,000円 会員700円
(資料・東ティモールコーヒー1杯つき)
詳細はこちら:〜タイ・カンボジア・東ティモールの現場から〜


東京事務局
支援者サービスアシスタント
中竹 里奈


**応援よろしくお願いいたします**


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花祭りといえばお釈迦様の誕生日。タイやスリランカ、カンボジアなど上座部仏教の国では盛大にお祭りをします。
4月半ばの日曜日。とある東京の西郊のターミナル駅の前、このあたりは新しい大学が多くバスを待つ行列は大学生たちであふれています。そんな中になぜか数人日本人ではなさそうな女性たちが大きな荷物を持って待っています。私も同じバスに乗ってしばらくいくと・・・満員のバスから5人10人と若者の集団が降りて行き気がつくとバスに乗っている数人の乗客はなぜか全員がタイ語を話していました。ここはどこ?本当に日本?いつの間にタイにワープしてしまったのかな?
こうしてちょっとした山間にあるバス停で降りて少し丘を上がると・・・。ついたのはこちら。
お寺全景s

なんとこんなところに小さなタイのお寺が。お坊さんもしっかりいます。
小さな境内にはタイ料理屋台もぎっしり。タイカレーやタイのうどんのお店もありました。今回はじめて食べたのはこちらのお菓子。タピオカのお餅の中にピーナッツとひき肉が入っていて美味でした。
食事s

なんと奥ではタイマッサージの講習もやっています。
マッサージs

こちらは賽銭箱の役割をかねている飾り?タイのお金は、赤、緑、青ときれいです。
お金s

一番奥には短期の修行に来た人が泊まれる宿坊があるのですが、その入り口にはどこかで見たような旗と電話番号。
ブースs

これぞ、在日タイ人健康ボランティアグループとして神出鬼没の活躍をしている「タワン」の旗ではありませんか。今日は、5人のメンバーが勢ぞろいで張り切っています。


ということで、今日は花祭りの会場でタワンが健康相談会をやっていました。現在日本に住んでいるタイ人は5万人を超えています。日本人との婚姻で生活する人が大きく増加しましたが言葉が不自由であったり医療制度の違いから病院に行かずに健康状態を悪くしてしまっている人もいます。そうした人たちの健康を守るべく活動しているのがタワンです。この日も日本人ボランティア医師と一緒に血圧を測って個別健康相談。日本にきてから病院に行ったことがなくて血圧が200以上の人や病院に通っているのに症状が伝えられずに我慢をしていた人など12人の相談にのり病院に行く必要がある人には紹介状を渡していました。


そしてタワンといえば十八番はエイズの啓発と相談。エイズの相談のための電話番号を書いたチラシやコンドームを渡して早期に病院にかかれば命が助かることを伝えていました。毎年タワンの支援で深刻な病状になる寸前で病院にかかることができ命が助かる人が出ています。
こうしたPeer to Peerの健康教育や仲間を支えるボランティア活動はシェアが海外でも力を入れていること。シェアとタワンの連携はこれからも続いていきます。

参拝客の多い昼前後に4時間ほど活動をして無事活動を終了。お坊さんからねぎらいのお言葉を頂き帰途に着きました。

帰りのバスは最初はがらがらだったのに途中から学生がたくさん乗ってきてすぐにぎっしりと前が見えないくらいになります。なにやら急に眠気が襲ってきてうとうととするとそこはいつもの都心の駅前の風景でした。こうしてわずか数時間の日帰りタイ旅行は終了でした。


あとがき)
外国人ボランティアと一緒に健康相談をしているシェアの活動は、外国人のコミュニティに出かけていくことがしばしばです。フィリピン人が集まるのは各地のカトリック教会など、タイ人は日本のお寺ではなく日本にあるタイ式寺院に集まります。
最も大きいのが成田にあるこちらのワットパクナーム
Paaknaams

立派な対式の仏塔もあります。今回出かけたのは東京の西郊八王子市にあるお寺。こちらはまだ正式の寺院として登録されていない小さなものです。タイ語の堪能なボランティアさん、外国語はできなくてもボランティアをしてみたい医師や看護師の皆さん、タワンと一緒にタイまで日帰りボランティア旅行はいかがですか?

chompoo

( From Free Digital Photos )

シェアボランティア
Chompoo

 
**応援よろしくお願いいたします**

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