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みなさま、こんにちは。
東日本大震災復興支援事業アシスタントの山脇です。

9月21日(金)に、地元台東区の浅草にある文化観光センターで報告会を開きました。こちらは、今年4月にオープンしたばかりの新しい建物で、外から見ると不思議な形ですが、中は広々して、木のにおいも気持ちよいです。
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シェアがここでイベントを行うのは、6月の映画上映会7月のトークイベントに続き3回目です。

今回は、東ティモールで2年半の駐在を終え、この9月末で退職する守 有紀(もり ゆき)さんと、今年1月から気仙沼に派遣された田中 美和(たなか みわ)さんという、二人のコーディネーターをスピーカーに、2つの現場でのシェアの活動をお伝えしました。

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・ 左:守さん、右:田中さん

この二人には、共通点があります。
日本での看護師経験があること。青年海外協力隊に参加して、海外での保健分野の活動を行ってきたこと。
そして、シェアの現場では、看護職としての役割を担うのではなく、プロジェクトのコーディネータとして、地元のスタッフとともに、活動が地域に根差すよう、活動づくりや人材育成の仕事をしています。

そんな二人の活動を通じて、今回の報告会で私たちが企画したのは、
「単に何をやっているかという、活動を報告する報告会にとどまらず、震災後の復興でも、発展途上国での国際協力でも、自分たちの望む暮らしや町づくりを進めていく主役は地域住民であり、それを後方から支援するシェアのアプローチを2事業の例からお伝えしよう!」
というものでした。

参加者の方からいただいたアンケートやコメントを通じて、報告会の内容をお伝えしたいと思います。

「東ティモールの活動の始めの頃は、ごみ箱という概念もなかったことに驚いた。地道にコツコツと活動し、衛生状態が改善していることが印象に残りました。」

「(気仙沼の)ゴーヤプロジェクトの話を聞いて、人々とのつながりを深めることの重要性を改めて考えさせられました。」

「東ティモールも気仙沼も、住民の立場・目線に合わせた支援をされていることに感銘を受けました。」

「人材育成がいかに大変で時間がかかるか、その苦悩も。活動の様子を聞けて、本当に知ることができました。地道な活動こそ大切で重要と感じました。」

「参加する前には、東ティモールと気仙沼では、状況もプロジェクト内容も違うので、全く別の話を続けてやるだけかと思っていたのですが、看護師がそれぞれの現場でカウンターパートの強化に関わる様子など、共通点が多いことが分かりました。」

「東ティモール産のコーヒーの提供などがあり、より親しみのもてる企画だった。」

また、「準備不足」や、「参加者との交流があればよい」とのコメントもいただきました。ご意見、本当にありがとうございます。今後のイベントに役立てさせていただきます。

気になる報告会の「お茶菓子」は、10月6日、7日に開かれるグローバルフェスタJAPANで、シェアが販売するポップコーン3種類のうち、「東ティモールの塩キャラメル味」をご提供しました。

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金曜日の夜という貴重な時間に、定員60名の会場が満員となりました。
多くのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました。

これから、10月、11月とシェアではさまざまなイベントが続きます。
みなさま、ぜひご参加ください!

※月2回、イベントなどをお知らせするシェアメールマガジン「うさぎクラブ」への登録はこちらです。


シェア事務局 東日本大震災復興支援事業アシスタント
山脇

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10月6日(土)、7日(日)に日比谷公園で行われるグローバルフェスタで、シェアは「3ヶ国ポップコーン」を販売します。シェア東京事務局では、スタッフ・ボランティアが協力して、開店準備をしています。

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東ティモール事業担当吉森と、インターン永野が、東ティモールの塩を使った塩キャラメルポップコーンを試作!4回ほどの試作を繰り返して、ついに、美味しい味にたどりつきました。芳ばしいキャラメルがカリッとしていて、コーヒーにあう秋の味です。これは、ポップコーンというより、スイーツですね。
このほか、タイはトムヤム風味、カンボジアは熟成胡椒のポップコーンを販売します。

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東ティモールの塩は、塩湖からとれたもので、もともとは塊の状態でした。それをボランティアさんが砕くところからはじめ、最後はすり鉢細かいパウダー状にまでしてくださいました。ボランティアさんはすり鉢をあてながら、「なんだか修行しているみたい」とのこと。根気のいる仕事、ありがとうございました!

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看板も、a-conのNPOサポートするボランティア・ネットワークの方のご協力で制作。着々と開店準備が進んでいます。

みんなで協力してつくった、シェーちゃんの「3ヶ国ポップコーン」、ぜひ買いに来てください!

DSCF8753当日は、シェーちゃんの帽子をかぶったスタッフに会えるかも??



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東京事務局 飯沢



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10月7日の江戸川バザーに向けて、バザー品が事務局に届いています。贈答用のグラスや、タオルセットなど。皆さまの家庭にあるけれど使っていない、家庭に眠るお宝たちです。シェアをサポートするフリマ実行委員会では、提供いただいたバザー品を販売し、その収益はシェアの保健医療支援へ寄付されます。

個人から提供いただくほかにも、企業の方からも協力いただいています。株式会社コンジュトレードジャパン様より「コンジュプリンセスソープ 」を提供いただきました。

10月1日まで、バザー品を受け付けていますので、ご自宅に眠っているお宝をシェアまで送ってください!ぜひ皆さま、ご協力お願いいたします。

■バザー品受付時間:
2012年9月3日(月)〜 10月1日(月)
※保管場所確保の都合上、上記の期間に送付をお願いします。
※送料のご負担をお願いします。

■受付先:
〒110-0015 東京都台東区東上野1−20−6 丸幸ビル5 階
(特活)シェア=国際保健協力市民の会 フリマ実行委員

詳細は、シェアニュース「バザー品のご寄付をお願いします」をご確認ください。

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広報・サポーターグループ 飯沢

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アイレウ事務所で働いている、イナシオといいます。

昨年末に「Where there is no doctor」(邦題「医者のいないところで」)の著者として知られるデビッド・ワーナー氏が東ティモールを訪れました。短い滞在期間ではありましたが、デビッド氏から教わったことは多く、その中でも人々の健康に関する考え方や行動を変えていくためのアイデアを学べたことが、私にとって一番の収穫となりました。
2011年11月デビッドさんによるワークショップ


私たちは、これまでも保健ボランティア達がSISCaなどで使用する保健教材を、住民に理解してもらえるよう工夫を凝らして作成してきました。最近では、他の団体からも声がかかり、私たちが活動する地域以外でもシェアの教材を用いた保健教育が実施されてきています。
そして今回、デビッド氏から紹介していただいた教材の一つに、下痢と水分補給の大切さについて学ぶことのできる「ひょうたん人形」がありました。それは「赤ちゃんの下痢や嘔吐が続くと体全体の水が足りなくなり(脱水の状態)、便だけでなく尿や涙、唾液の分泌量にまで影響する。またそれによって健康状態が悪化し、命にかかわることもある」というものです。体内の水分が減っていく様子を実際に目で見て学ぶことができ、なによりも見る人の興味を惹くとてもインパクトのあるものでした。
デビッド氏から教わったこの人形を、私たちは「ひょうたん」ではなく地元で簡単に調達できる「ココナッツ」で代用し、試行錯誤しながらようやく完成させることができました。
事務所にて試作、初試し


2012年5月DTTワークショップでお披露目


この教材は、ワークショップや保健ボランティアのトレーニングでも紹介しており、参加者からもとても高い評価を受けています。なかには「竹」でも代用できるのではないか。作り方を教えて欲しいという声も聞かれました。保健ボランティアのトレーニングでは、保健ボランティアたちがこの人形を用いて健康教育の練習を行い、その練習の成果を他のボランティア達に披露するという場面も見られました。
2012年6月保健ボランティアへの研修

2012年6月保健ボランティアへの研修にて


誰もが簡単に、身近にあるココナッツを使って作成できるこの教材が、より多くのSISCaや学校で用いられるようになり、下痢で苦しむ人々がこの国から一人でも少なくなることを私たちは期待しています。そしてこれからも、私たちは、保健スタッフや保健ボランティア達が伝えたいことを、どのようにしたら村人たちが興味をもって実際の彼らの生活の中に取り入れられるようになるか、彼らの健康に繋がるかを村人の立場にたって考え、村人たちが興味をもって楽しみながら学べるような教材を考えていきたいと思います。

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I'm Inacio from the Aileu office.

Mr. David Warner, who is well known as the author of Where There is No Doctor, visited Timor Leste at the end of last year. He stayed here for just a short time, but what I learned from him was his ideas on how to make people change their attitudes and behavior concerning community health.

2011年11月デビッドさんによるワークショップ

We have planned and made tools for health education used at SISCa by volunteers so that community people can easily understand. Recently, other organizations have wanted to use those tools, and health education using SHARE's materials have been conducted even out of our project site.

One of the tools that Mr. Warner introduced this time was a "gourd doll" for learning the important connection between hydration and diarrhea. It was a tool to show how dehydration (lack of body water) affects a baby's urine, tears, saliva, as well as feces and vomiting when they have severe diarrhea. With these factors, the condition sometimes becomes critical. The doll teaches people visually how water in the body decreases. More importantly it has impact to attract their interest.

By trial and error, we have made the doll that we learned about from Mr. Warner, using coconuts, which are more readily available than gourds.

事務所にて試作、初試し

2012年5月DTTワークショップでお披露目

We introduced the doll in a workshop and training course for health volunteers. It received high acclaim by participants. One of them said that bamboo could be used instead, and he wanted to know how to make it. In our health volunteer training, volunteers used the doll and made health education simulations, then introduced the products of the course to other volunteers.

2012年6月保健ボランティアへの研修

2012年6月保健ボランティアへの研修にて

Using this doll, which can be made using coconuts by anyone at SISCa, we expect that the number of people suffering from diarrhea will decrease in this country.

We'd like to continue to think about what we should do to get villagers to use the necessary information and lead healthy lives, by putting ourselves in the villagers' position. We'd also like to make materials that villagers can enjoy learning from.

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