こんにちは。
東京事務局で東日本大震災復興支援担当と事務局次長を兼任しております、
西山美希です。

気仙沼で活動を開始して3年。2011年に地元のNPO「生活支援プロジェクトK(以下プロジェクトK)」の立ち上げのサポートから始まり、プロジェクトKと共に仮設住宅での生活支援や自治会の支援を行ってきました。
とうとう今月末でシェアの直接的な支援は終了となり、4月からはプロジェクトKに活動を引き継ぐこととなります。長いようであっという間に時間が経ったような気がします。

東京では桜の開花が話題になっていた先週の3月23日。
この日には気仙沼で3ヶ月に1度シェアとプロジェクトKが一緒に行っている共同運営会議が行われるため、私は気仙沼に向かいました。気仙沼に到着すると前日からの雪が残っているほど寒い日で、冬に逆戻りしたような気分でした。
シェアの理事はプロジェクトK理事・監事としても運営に関わっており、私のような担当者も含めて今まで定期的に話し合いを進めてきました。この会議もこれで最後回となります。

「地元の人自身の手で復興を」が理想的であると言わることがあります。このように口で言うことはできますが、この道のりは簡単ではないということを感じています。
今回の場合、まさに誰が復興に関わるのかということを意識して、シェアはプロジェクトKの立ち上げから関わらせていただきました。
しかし、実際にはシェアは緊急フェーズの後に長期間に渡って事務所を置いて地元NPOと共同事業をすることは初めて。そしてプロジェクトK側の理事・スタッフはNPOとして活動をすることが初めて。このように最初はお互いに初めてづくしの状況でした。

当初は一緒に活動をしていく中で戸惑いを感じることもありました。
住民の方たちが仮設住宅に入居が始まり多様な問題が見えてきましたが、周りの状況が刻々と変化する中でうまく活動を対応させることが難しかった時期もありました。
最初はこの会議でもお互いに配慮や遠慮をしていたことも多かったのではないかと思います。

しかし、最近では本音で議論がされるようになってきています。また今回の会議でも感じたことは、プロジェクトKの独自の視点で住民のニーズを考えながらこれからの活動の方針が作られるようになっていることです。
私たちも安心して活動を引き継ぐことができると確信しました。

私はこの3年間活動を通して、地元の方たちが強い思いを持って気仙沼を良い方向へ変えていきたいと復興に関わられて来たことを間近で見ることが出来ました。
また気仙沼の方たちの思いを定期的な会議で聞き、そしてその変化を見ることができたことは、まさに「地元の人自身による復興」のプロセスにシェアとして関ることが出来たのだと感じています。これは共にパートナーとして対等の立場で活動を実施できたからこそ出来たことなのではないでしょうか。

しかしながら「地元の人自身による復興」はまだ終わりをむかえていません。
私たちシェアはこれからも気仙沼の今を伝えていき、プロジェクトKのサポーターを増やしていくことが私たちの役割であると思っています。
これからもブログやニュースレター等でお伝えしていきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。


生活支援プロジェクトKとシェアの理事・スタッフと共に
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事務局次長 西山 美希


**応援よろしくお願いいたします**

2014年4月からは、(特活)生活支援プロジェクトKとして気仙沼での活動を継続していきます。引き続き、気仙沼の活動の応援をお願いします。
Hello. I'm Miki Nishiyama from Tokyo office. I'm in charge of both the Great East Japan Earthquake Restoration and the Deputy Director of SHARE.

It has been three years since we started working in Kesennuma. It all began from helping Livelihood Support Project K (Project K), a local NPO, to get started. I've helped resident community and local people so that they can have a better environment in temporary housing. At the end of the month, it will be the last time for SHARE to support locals directly. Project K will take over the work. Three years has passed so quickly, even though it seems like a long time.

On March 23, when cherry blossoms started blooming in Tokyo, I went to Kesennuma. I attended the joint steering meeting of SHARE and Project K, which is held once every three months. Kesennuma was still cold enough that snow from the previous day remained. It felt like winter had come back.
Board members of SHARE have also helped manage Project K as board member and auditor-secretary. Meetings have included people who are in charge, like me, and this was our final meeting.

Sometimes it is said that it is best to "let local people recover on their own." It is easy to say, but hard to do.

SHARE has paid attention to "who has to be in charge for restoration" when we supported Project K starting-up. It was the first time for SHARE to have an office and work with a local NPO for a long period of time after the emergency phase, in other hand it was the first time for Project K to work as an NPO. It was a full of challenge for both organizations. At the beginning, I was sometimes confused during activities. When residents started to move into temporary housing, we faced several problems. It got more difficult to deal with activities because the situation surrounding housing was changing by the minute. At first, I felt we were too careful with each other many times during meetings.However, in recent days, we have gradually begun to engage in honest debate. Also, during this meeting, I felt that the policy of future activities had been made from the view of Project K which has residents' needs in mind. Therefore, I believe they can take over the activities with ease.

Though the activities over these three years, I have seen local people facing restoration with strong determination, since they wanted to change Kesennuma for the better. I could listen to people's feelings about Kesennuma, and watch their changes in regular meetings. Through these experiences, I felt that I could be involved in the process of "restoration by local people" as a member of SHARE. This is because we were able to conduct activities with them as partners.

However, "Restoration by local people" is still incomplete. We, SHARE, will keep reporting you about what is happening in Kesennuma. Our role will be to increase supporters of Project K. We are going to report you Project K's activities though this blog and newsletters. We are looking forward to your continued support.

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(Board members and staff of Livelihood Support Project K and SHARE)

Miki Nishiyama, Deputy Director and in charge of the Great East Japan Earthquake Restoration Project

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みなさんこんにちは。シェア東京事務局インターンの鎌田です。
すっかり春らしいお天気になりましたね!3月下旬には東京の桜開花が予想されているとのことで、私は「上野公園の桜を見に行きたいなー」と楽しみにしています。

3月11日の夜、在日外国人の健康問題をテーマとしてイベントを開催しました。企画者であった私たちインターンの予想をはるかに超える大勢の方々が関心を寄せてくださり、とても賑やかで活発なイベントとなりました。今回は、この「連続インターン企画 シェアの旅する世界の保健室 第4回 あなたの参加方法が見つかる 在日外国人支援の輪」についてお伝えします。

○予想を上回る反響がありました!インターンの嬉しい悲鳴
「連続インターン企画 シェアの旅する世界の保健室(以下、「インターン企画」)」とは、シェア東京事務局インターンが一から企画・運営するイベントで、今年は年間を通して4回の企画を行いました。インターン企画は「学ぶ場」であり、「イベントの企画・運営を実践する場」であり、「同じ興味を持つ仲間と出会う場」でもあります。
インターン企画はシェア事務局内で行うことがほとんどのため、これまで参加者は10名ほどの規模で行ってきました。しかし、今回の「インターン企画 第4回 あなたの参加方法が見つかる 在日外国人支援の輪」ではなんと、およそ20名の方々がお申込み下さいました!予想以上の申し込みに会場の設営を変えたり資料数を増やしたりと当日インターンは大忙し!驚きと焦りと嬉しさが入り混じった気持ちで準備を進めました。

私は今回のイベントの企画者として、また広報インターンとしての締めくくりのイベントとして、「参加者人数を必ず目標以上にする広報をしたい」と思っていました。自分なりに広報文を練り、チラシを作成し、計画を立てて広報していき、人を集める。これだけのことですが、これまで広報インターンとして一年間活動をしていなければ、全くできなかったことなのだろうと思います。こうして目標をはるかに上回る集客をできたことは私にとってとても嬉しい結果でした。

あなたの参加方法がみつかる

 時間が足りなくなるほど活発だった質疑応答

○「在日外国人支援の輪」、あなたはどこにいる?
イベントはシェアスタッフの山本裕子をスピーカーとし、在日外国人の健康支援について考えるというものでした。今回のイベントの大きな特徴は、在日外国人の健康をテーマにしているものの、健康問題だけでなく、支援を支えている「人」や「人の連携」に着目したことでした。講演の中では山本がこれまで病院から相談を受ける中で出会った事例を中心に、在日外国人支援の様々な場面で多様な人たちが関わっていることを学びました。例えば、シェアが行う在日外国人対象の無料健康相談会は、シェア・医師・看護師・保健師・医療通訳・一般ボランティア・他団体など、様々な立場の人が多く関わることによって運営できています。他にも、その在日外国人がもし留学生だったら、学校の職員や先生、クラスメイトも支援の輪に入ることができます。もし仕事で日本にいるならば、職場の同僚や隣近所の住民も手を差し伸べることができます。このように、在日外国人の置かれている状況によって、想像以上に多くの人が関わり合うことになるのです。

○ここから踏み出す第一歩
在日外国人の健康支援というと、どうしても医療関係者がNGO団体を思い浮かべてしまうかもしれません。ですが、それ以外にも在日外国人支援への関わり方は沢山あります。今回のイベントではシェアの無料健康相談会のボランティアに登録して下さった方、「家に帰って在日外国人についてもっと調べます」と言って下さった方などがいらっしゃいました。ボランティアとして現場の空気に触れることも、理解をするために学ぶことも、支援の輪に加わる第一歩だと思います。今回の企画を通し、参加者の方々が在日外国人の健康支援の輪への一歩を踏み出せたのなら、とても嬉しいです。

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東京事務局インターン 鎌田

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こんにちは。シェア東ティモールのディリ事務所スタッフのオクタビオです。
今日は昨年7月に行った、教師対象の学校保健研修についてお伝えします。
2013年の12月から首都にあるディリ県の83校を対象に、学校保健活動を行っています。

この研修では、モデル校として新しい取り組みをしているダルラウ小中学校、マンレウアナ小中学校の2校と、その近隣の小学校7校の先生を対象としています。
また昨年4月の学校保健トレーナー対象研修に参加できなかったトレーナーにも、補完研修として参加してもらいました。

研修の目的は、学校で保健の授業を行う先生達に学校保健の枠組みや内容を理解してもらうことです。研修を受けた後、先生達が中心となって、生徒が健康で衛生的な学校生活を送れるように、実際に保健活動を行っていくことを期待しています。今後の各学校での保健活動の実施状況は、学校保健トレーナーとシェアが一緒に学校を訪問する「学校モニタリング活動」でフォローアップしていきます。

こうした研修はシェアスタッフだけが行うのではありません。
シェアが育成した、国の公式な学校保健トレーナーが、講師として講義を行います。わかりやすい講義が行えるように、研修内容を企画し、事前の準備や練習、事後の振り返りまで、サポートするのがシェアの役目です。トレーナーとしての力を付けて、いずれは彼らだけで実施できるようになることも、研修の目的の一つなのです。
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【写真:普段は病院の看護師をしている学校保健トレーナー。パワーポイントを使って説明しています】

今回の研修への参加率はとても高く、講師役の学校保健トレーナーが67%(6名中4名)、対象とした教員は100%(10名中10名)補完研修として参加した学校保健トレーナーが87%(23名中20名)でした。参加率が高くてほっとしました。
また研修では石鹸を使った正しい手の洗い方や爪きり指導、児童生徒と一緒に保健規則を作るなど、実践練習も取り入れ、大いに盛り上がりました。
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これから、各学校を回って、先生たちがどのくらい保健の授業や児童生徒たちとの保健活動を進めていくのかを見に行くのがとても楽しみです。
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【写真】研修後に参加者との集合写真

ディリ事務所 オクタビオ 

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皆さま、サワッディーカー(タイ語で「こんにちは」)!
タイ事業担当の広本です。

タイでは、MSMグループに性感染症の予防啓発活動を行っています。MSMとは「男性と性行為をする男性」のことで、英語では"Men who have Sex with Men"といいます。MSMグループの中にはゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなどのグループがあります。なぜ、MSMグループへの性感染症予防啓発が必要なのかというと、タイではMSMの間でのHIV感染率が高く、国としてもMSMグループへの対策が求められたからです。

※「MSMグループ」は当事者の方々が自身で呼んでいる固有のグループ名です。

そこで、2008年からシェアは、MSMグループを対象にしたHIVの予防啓発を行ってきました。当事者グループのリーダーを育成してきた結果、現在ではMSMグループのリーダーが中心となって、MSMグループの活動を行っています。今回は、MSMグループリーダーによるMSMグループメンバーへの家庭訪問について、紹介します。

とある日、MSMグループリーダーと共に、HIVに感染しているMSMグループのベンさん(仮名)のお家に、家庭訪問に行きました。ベンさんは現在義理のお姉さんとその子どもと一緒に暮らしていますが、自分がHIVに感染していることは伝えていません。ですから、HIV陽性者が集う定例会には参加していません。なぜなら定例会に出席すると、定例会参加者に、HIV陽性だということを開示することになり、家族や地元の人に知られてしまう不安があるからです。(もちろん原則として、活動参加者全員がHIV陽性者のプライバシーを保護することを約束しています。)よって、定例会に出席できないHIV陽性者は、HIVや服薬に関する情報が限られてきます。そこで、家庭訪問は、情報へのアクセスともなる大切な活動です。さらに同じ立場にある仲間による家庭訪問なので、心の支えにもなっています。

ベンさんは現在40歳です。ベンさんの家は農家でソムタム(パパイヤサラダ)の屋台を経営していましたが、借金を背負いました。ベンさんは借金返済のため、バンコクへの出稼ぎを余儀なくされました。しかし、出稼ぎ先では抗HIV薬を時間通りに飲めなくなり、エイズを発症。そして実家に戻ってきたのでした。

ベンさんは実家に戻って養生することになりました。そこで病院と連携の下、MSMリーダーが家庭訪問し、正しく服薬できているかフォローを行いました。今ではベンさんは、農作物を育て、カエルの養殖をするほど、健康を取り戻しました。

バンコクにはタイ東北部(イサーン地方)の出身者がたくさん出稼ぎに行っています。バンコクはイサーン地方と違って都会で、家族とも離れて暮らし、寂しい思いをしている出稼ぎ労働者が多いのです。青空広がる豊かな自然に囲まれ、農作物を作り、美味しい料理を食べ、ベンさんは家族と共にイサーン地方で生活をしていることに幸せを感じています。ベンさんは今後は出稼ぎをせずに、ずっとこの土地で生きていくという決意をしました。

家庭訪問では、ベンさんから、カエルの丸焼きとソムタムをご馳走になり、彼が囲まれている自然の豊かさを、肌身をもって感じました。ベンさんが貫こうとしている幸せに、改めて自身も考えさせられる家庭訪問になりました。

みなさんにとって、幸せって何ですか。

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広本充恵

タイ事業担当 広本 充恵


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