こんにちは。
シェアで事務局次長をしております、西山美希です。

今月に入ってから春の陽気になったり、冬に逆戻りしたり、天気が安定しませんね。またこの時期はそろそろ花粉症が始まった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今年は法人の方々との連携にも力を入れていく一年としていこうと考えていまして、その意気込みを表していくためにも、毎月CSRに関するブログを書いていこうと思っています。ぜひ応援よろしくお願いします。

さて今回は、先日横浜コスモポリタンライオンズクラブ様の例会に参加させていただきましたので、その報告をしたいと思います。

今までの経緯を少し説明させていただくと・・

横浜コスモポリタンライオンズクラブは、今までは主にベトナムで医療施設の建設など、社会貢献に取り組まれてきました。
そして2013年にシェアカンボジアへのご支援のお声がかかり、シェアの活動地である、カンボジアのプレイベン州スバイアントー郡保健行政区において、
・保健センターの必要な給水・配電設備など設備
・各村の乳幼児健診のための道具を入れるバッグや体重計など をいただきました。

今回は例会で私を含め3名がシェアより参加し、お時間をいただいてカンボジアと東ティモールの活動と現状について説明をさせていただきました。



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カンボジアの状況について説明をする事務局長の佐藤




また毎年メンバーの方がシェア主催のスタディツアーにも参加してくださっていて、そのきっかけで今回は東ティモールの説明のお時間もいただきました。

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東ティモールの保健の現状や活動について説明する東ティモール担当の吉森

東ティモールについては、初めて詳しい話を聞いたとのことで、皆さんとても高い関心を持っくださいました。

私たちもライオンズクラブの歌を一緒に歌ったり、例会の様子を拝見したりと、このように皆さんからのご支援をいただいていることを改めて感じる機会となりました。

私たちの持っているネットワークは限られており、大きな組織であるライオンズクラブの皆さまとも今後もどのように連携していけるのかを一緒に考えていきたいと思っています。



事務局次長 西山 美希

**応援よろしくお願いいたします**

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在日外国人支援事業部の廣野です。
私は、シェアが協力している、厚生労働省の研究班(厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業「外国人におけるエイズ予防指針の実効性を高めるための方策に関する研究」班)メンバーの一人として日々活動しています。
本日は、研究班として2月19日に東京都で開催しました、「現場で役立つ!外国人の療養支援セミナー」についてご報告します。

私たちがHIVや結核で受診や療養生活を送るにあたって、医療現場では看護師や医療ソーシャルワーカーが、地域では保健師などが大切な役割を果たしています。でも、言葉の問題や患者の在留資格からくる制限などによって、外国人の人達と思うような関わりが持てず、もどかしい思いをしている専門職の人達は多いと思います。
このセミナーではそうした専門職の皆さんに、研究班が調査を通じて収集してきた情報や通訳活用などの具体的な実践法をお伝えすることによって、外国人患者がより良い療養生活を送ることができるようになることを目指しています。

当日は会場いっぱい50名を越す皆さんがいらっしゃいました。参加者の職種はソーシャルワーカー、看護職のほか、カウンセラー、薬剤師、医師や事務職などさまざまでした。

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講演終了後の質疑応答の様子

シェア副代表の沢田から、2013年から実施している調査から得られた、外国人を取り巻くHIV動向の変化についての話がありました。過去の調査結果と比較し、患者(陽性者)の国籍が多様化し様々な言語対応の必要性が増している、出身地域によって患者のプロフィールや受療の姿勢に一定の傾向がありそれに合わせた対策が必要、などが述べられました。
また、外国人の主要な出身地域である東南アジア、アフリカ諸国のHIV医療事情について報告しました。医療へのアクセスが全体的に向上しているものの利用可能な薬に限りがある、将来的に帰国を見込んでいる場合治療法や薬の選択が重要であることなどです。

シェア在日外国人支援事業担当の山本からは、シェアでの活動を参考にしながら、通訳の活かし方について話をしました。通訳者は技術、倫理面で訓練された人材であるべき、現在通訳業務を担っている人材にも一定の特性がある、医療通訳導入の利益は患者のみならず、医療過誤防止などの観点から医療機関側の利益でもある、通訳を十分に活用するには依頼する側が心得るべきことがあることなどをお伝えしました。

HIV陽性外国人のケースを数多く担当してきた都立駒込病院のソーシャルワーカー小嶋さんからは、療養環境の整備について事例をあげてお話いただきました。病状的・経済的にも難しいケースで発生するひとつひとつの課題についてソーシャルワーカーがどのような関わりを持つか、自立支援医療などの制度活用や支援確保ための他機関との連携の重要性などが述べられました。

最後の質疑応答の時間には、患者さんの自立への支援、電話通訳の有効性、出身国の医療事情や支援団体に関する情報の入手などについてお尋ねがあり、終了後も沢田など講師陣に熱心に質問をする人や、集まって情報交換をする姿も見受けられました。

アンケート結果では、外国人対応への困難さを抱えている専門職が多く、関連知識や技術の共有へのニーズが高いことがわかりました。類似したセミナーを開催し始めて約10年が経ちますが、そのニーズは変わることがありません。
今後も現場ですぐに活用できる情報を提供する場を継続的に設け、参加してくださった皆さんと共に学んでいければと思います。





在日外国人支援事業アシスタント
廣野 富美子


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在日外国人支援事業インターンの落合です。2月も半ばを過ぎ、インターン生活も後わずかになってきました。
私は大学院の過程でシェアにインターンとして在日外国人支援事業に参加し、卒業した後もシェアでインターンとして勤務しています。

シェアにインターンとして参加するまで私は「仕事ってなんだろう」、「国際協力の分野で働くには何が必要なんだろう」そんな疑問を抱いていました。大学院に入って専門をつけようとしても実務の経験がないとなかなか国際協力への道は開けず、かといって一般企業で働くという道も考えられないでいました。いろいろなご縁に恵まれて、今日までシェアのインターンをやり遂げ、去年の秋からNPOの職員として働くことになりました。

青年海外協力隊員となる人、看護や医療の業界で活躍する人、NPOの職員となる人・・・
歴代のインターンたちもシェアでの経験を活かして次のキャリアを切り拓き、様々な分野で活躍しています。そこで今回は、インターンとしての経験がなぜ自己の成長に繋がり、そしてキャリアを切り拓けるのか、その秘訣を解き明かそうと佐藤真美事務局長にインタビューを行いました。

佐藤真美事務局長と語るシェアインターンの魅力

Q1. シェアのインターンとして業務を始める前に自分の将来のゴールなどを振り返るシートを頂いたのが印象的でしたが、どのような意図があるのでしょうか。
佐藤事務局長:「インターンをするにあたってとても重要になるのが「主体性」だと思います。与えられた業務を受け身でこなすだけではなく、自分が何を目指してシェアでのインターンシップに関わるのか、自分のゴールを明確にして、その時その時の業務を通して学びたいこと、どうやって次のステップにつなげていくのかを、インターンさん自身に意識してもらえればと思い、シート作成をお願いしました。またこれによって、インターンさんのシェアに対する期待と、シェアがインターンさんに求めることの、摺合せにもなると考えました。」


Q2. シェアでのインターンを通してインターンに学んで欲しいこととは何でしょうか。
「インターンとしていらっしゃる皆さんは、当然国際協力やNGO活動に関心があって、その「現場」に関わりたいという思いを持っているでしょうから、この機会を活用して、できるだけ「現場」についての学びを深めてもらえればと思います。シェアはあくまで数多くあるNGOの一つですし、国際協力に関わるのはNGOだけではありませんが、そのなかでシェアがNGOとして何を大切にして、日々の活動をどういう風に行っていて、そのなかでどんな強みやチャレンジがあるか、といったことを感じて考えてもらって、自分が今後どのように国際協力に関わりたいかの参考にしてもらえれば嬉しいですね。」

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Q3. 他のNGO団体とは違うシェアでインターンをする事の魅力を教えてください。
「インターンシップの魅力の一つは、NGO活動に関わるスタッフやボランティア等多くの人たちと関わることだと思います。特にシェアの場合は、国際保健の経験と専門性を持つ理事やアドバイザーが多く、皆さん気軽に事務所に顔を出したり、イベントに関わってくださるので、そういった人たちと壁なく交流し、学びを得る機会が多いことが、大きな魅力だと思います。」


Q4. ずばり、シェアが求める人材とはどのような人でしょうか。
「まずただ受け身ではなく「自分で考えて動ける人」、そして「チームワークができる人」。このバランスが大事だと思います。シェアに限らず国際協力は(そしておそらくほとんどの仕事においては)人間関係が要となります。だからこそマニュアル通りにいかないこともたくさんあります。そのなかで一つのやり方やアイディアに固執するのではなく、「創造力」を働かせて、目標達成のためによりよいやり方にチャレンジできること、また自分勝手に突っ走ってしまうのではなく、「想像力」を働かせて周囲を尊重しながら、チームとして仕事をすることが重要です。これはNGOがインターンさんだけでなく、スタッフにも求める資質でしょうね。」

Q5. 最後に国際協力への一歩を踏み出したいけれど迷っている人へ一言お願い致します!
「とにかく踏み出しましょう。私自身迷った時期はあるけれど結局物事は動く時は自分が動いた時です。自分で自分の背中を押す事が大事。今の自分の状況と理想にギャップを感じてしまう事もあるかもしれませんが、動いた時に初めてつく経験や価値もあるでしょう。
『やらなかった後悔』より『やった後悔』。やりたい事には周り道は無く、いつが遅すぎるのか早すぎるのかと言う事は無いのです。」

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最後に事務局長の「シェアの魅力」に関するインタビューと私の1年間のシェアでの経験を通して私がインターンとして成長するために必要だと考えた3つの秘訣をご紹介します。

1. 「まず足を踏み出してみよう」
失敗をするのも成功をするのも始めてみなければ分かりません。ぜひ皆さんも始めの一歩を踏み出しましょう。
2. 「目標を明確にし、そのためには何が必要なのかを考え、その答えを実践しよう」
想像力と創造力、どちらも大切なスキルですがゴールが見えていないとどちらの力も発揮できません。明確なゴールを持つことは日々の仕事でも重要なのではないでしょうか。

3. 「独りで考え込まずに、みんなの意見を聞いてみよう」
インターンを始めた後、日々の業務に不安を抱える人は少なくありません。そんな時はシェアのスタッフ、家族や同僚、友達や頼れる人に相談してみては?きっと答えがみえてくるはずです。
いかがでしたか?以上、事務局長とのインタビューと私が一年間の経験を経て考える「シェアで学生&社会人インターンが成長する3つの秘訣」をお伝えしました。
もし、このブログを読んでインターンにご関心を持ってくださった方は、ぜひ2月28日(土)締め切りのシェアインターンにお申し込みください。詳しくは、WEBの「2015年度インターン 募集要項」ページの確認をお願いします。みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

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在日外国人支援事業
インターン 落合薫

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みなさんいかがお過ごしでしょうか。
カンボジア事務所よりプログラム・アシスタントのチョルビーです。

昨年12月のブログ「カンボジアの農村で手に入る○○を使ったココナッツベイビーならぬ???」で「下痢や脱水の症状とその対処法」の教材として作成した「ボトルベイビー」についてご紹介しました。
今日は、この教材を使って実施した保健ボランティアトレーニングの様子についてご報告したいと思います。

トレーニング当日は、それまで一緒に準備を行ってきた保健センタースタッフがファシリテーション役を務めました。
 
まずは、「ボトルベイビー“ニタちゃん”」が、下痢が数日続き、脱水状態になってしまったというお話から始まります。


映像1:ボトルベイビーを使って、脱水状態になる様子を説明する保健センタースタッフ

お話の後、保健センタースタッフが保健ボランティアに尋ねました。「下痢が続いていた“ニタちゃん”の身体にどんな問題が起こりましたか?」すると「頭頂部がくぼんだ」「泣いた時に涙が出なくなった」「尿の回数や量が減った」など、保健ボランティアから次々に意見が出されます。
続いて「なぜこのような症状を引き起こしてしまったのでしょうか?」という問いに対し、「下痢で体内の水分が少なくなったから」と保健ボランティアが声をそろえて答えます。
参加者にも、保健センタースタッフのメッセージは、ちゃんと伝わっている様子です。

なかには、このようにメモをとる保健ボランティアもいました。

写真1
写真1 保健センタースタッフの説明をメモする保健ボランティア(アンコールトレッ保健センター)

次に、このような脱水症状を引き起こした際に、家庭でもできる応急処置としてORS(経口補水液)の作り方を紹介しました。
材料は、煮沸した水と砂糖、塩、(手に入れば)レモンの果汁。どれも農村で身近に手に入るものばかりです。
保健センタースタッフが手本を作って見せた後、グループごとに分かれて練習を行いました。

写真2
写真2 グループでORSの作り方を練習する(アンコールトレッ保健センター)

写真3
写真3 グループでORSの作り方を練習する(サムロン保健センター)


郡保健局の母子保健担当スタッフも審査員として各グループの作ったORSの味を確認してまわります。

写真4
  写真4 コメントする郡保健局スタッフ 

振り返りの時間には、保健ボランティアから「村の子どもが下痢になった時、家庭でできる対処法について学ぶことができました。私の村の人々にもぜひ広めていきたいです。」保健センタースタッフからは「保健センターにORSの在庫がなく必要な患者さんに渡せない時があります。しかし、そのような時でも患者さんに指導できる新しい知識を今日は得ることができました。」という言葉が述べられました。

写真5
写真5 保健センターで処方されているORS

今回のトレーニングでは、保健センタースタッフや保健ボランティアの積極的に楽しそうに参加する姿に多く出会いました。村の人々の視点に立つことの大切さ、人々を巻き込みながら、そして人々が興味を持って楽しみながら学べるにはどうしたらよいか…。1本の空ペットボトルから、私自身もたくさんのことを学ぶことができたと思います。


 映像2 ボトルベイビーを使って、脱水状態になる様子を説明する保健センタースタッフ(ダムレイプオン保健センター)

カンボジア事務所
プログラム・アシスタント
チョルビー

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1990年にシェアタイプロジェクトを立ち上げた工藤芙美子さんがアーユスNGO大賞を受賞しました。

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工藤さんは、1989年に単身でタイに渡りタイプロジェクト立ち上げました。プライマリ・ヘルス・ケアのアプローチによる下痢プロジェクトを開始し、そこにはプライマリ・ヘルス・ケアを学びたいと多くの日本人学生、医療従事者が訪れ共に活動を行いました。タイで7年半、母子保健やエイズプロジェクトに従事し、その後もカンボジアや東ティモールのプロジェクトに携わり、シェアの保健活動を支えてきました。
下の写真は、独立前の東ティモールでライラコ郡Taraso村調査に同行した時の様子です(2000年)。シェアのプロジェクトには欠かせない「人」として、今もシェアの専門委員として活躍しています。

工藤


授賞記念スピーチでは、1985年エチオピア飢餓被災民への緊急医療救援で乾いた大地に突然雹が降り寒さのあまり一晩で100人が亡くなってしまったこと、1994年のルワンダ難民キャンプで見かけた少年兵のこと、貴重な話を聞くことができました。しかし、スピーチで語られていることは工藤さんの経験の一部にすぎません。パレスチナ、ホンジュラス、多くの地域で命を守る活動をしてきたその経験、考えていることを聞く場をいつか持つことができればと思います。
※スピーチの様子(一部)は、youtubeより視聴することができます。



授賞式には、現在のシェアスタッフだけでなく、かつてのシェアスタッフも参加し、新旧入り混じる楽しい場となりました。最後になりましたが、これまでシェアを支えてくださった皆様、アーユス仏教国際協力ネットワーク様に御礼申し上げます。

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東京事務局広報担当
飯澤幸世


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