こんにちは。在日外国人の健康支援事業を担当している山本です。

私たちは、自治体や外国人支援NGO、教会、外国人コミュニティなどと連携して「在日外国人のための無料出張健康相談会」を20年以上開催しています。東京・千葉・神奈川の約9か所で開催し、2014年は36カ国308人の方が相談会に訪れました。

多くの外国人は、日本で体調を壊してもすぐに病院にかかることができない様々な理由を抱えています。
収入が少ない上に母国に仕送りしていて医療費に充てるお金がない、健康保険に入ることができない、どこの病院に行ったらいいのか分からない、相談できる人がいない・・・。そして何よりも「言葉が通じない」という最大の理由で、受診が遠のいてしまいます。ある程度日本語が話せても医療用語や症状を訴えることは難しいですし、病院の表示が読めない、問診票が読めない、日本語が書けない、など高いハードルが病院にはあります。

シェアが続けてきた健康相談会には、通訳ボランティア、そして長年外国人支援にかかわり外国人対応に慣れているボランティアが多く関わっているため、相談者が自分の言葉で、自分のペースでじっくり相談することができます。

8月に板橋区で実施した健康相談会には、当会からフランス語1名、ネパール語1名、ミャンマー語2名、中国語1名、共催団体であり板橋区で外国人支援を行っているNGO「APFS(Asian People’s Friendship Society」からタガログ語1名、ベンガル語1名、英語1名の通訳ボランティアが参加しました。
今回は30名を越える相談者が訪れ、ミャンマー人とネパール人がその多くを占めました。そうなると、この2言語の通訳さんは、休む暇なく、問診や受付、歯科相談、医科相談等々、何人かの通訳支援が必要な相談者がいる場所を行ったり来たりして通訳をしてくれていました。お昼休憩も、通訳がひと段落して次の相談者がいないと判断した隙間にとってもらいました。
 
事前に、開催地域によって相談者の国籍と言語を予想して準備しているのですが、予想に反して想定言語の相談者が全然いらっしゃらないこともあります。
活躍の場がなかった通訳さんたちは、写真のように受付担当ボランティア達と一緒に受付を手伝ってくれていました。

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受付の様子

また、「通訳が必要ですか」と通訳さん自ら声をかけても、日本語がある程度できる方で「通訳は要りません」と断られてしまい、残念に思う場面もあります。
通訳さんは休みを返上して手伝ってくれていますので、時にお子さん同伴でいらっしゃいます。今回は、通訳さんのお子さん同士が仲良くなってお母さんたちそっちのけで遊びまわっている姿も見ることができ、笑顔が絶えない温かな相談会となりました。


在日外国人支援事業担当
山本 裕子


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支援者サービス担当の青木です。

ようやく涼しい風が窓を通り抜けるようになり、秋の訪れを感じます。そして、この季節がやってくると事務局始まるのは、「江戸川バザー」の準備。

シェアの中で通称「江戸川バザー」と呼ばれているイベントは、江戸川区の区民まつりのバザーコーナーのこと。毎年50万人が訪れるという一大イベントです。

昨年も、このおまつりにバザー出店をし、みなさんのおかげで、江戸川バザー目標30万円達成しました!(ブログをご覧下さい)

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2014年の様子:
とにかくひっきりなしにお客さんが集まるシェアのバザーブース


30万円でできること!

日本では、言葉が通じない在日外国人の健康支援として、医療通訳を30回派遣することができます!

東ティモールでは、約130人の先生たちが3日間の保健教育トレーニングに参加し、小学校で保健教育を推進することができます

カンボジアでは、村々で乳幼児健診が75回も開催することができ、多くの乳幼児の健康を守ることができます!



今年も、30万円以上の売上げを目指して、スタッフ一同頑張りたいと思います!そこで、みなさまに2つのお願いです。

1.売れるバザー品をご提供ください

まずは、30万円売り上げるためのバザー品が必要です。新品のタオルや未使用の洗剤、油、乾麺、ビールなどの飲食料などが売れ筋です。涼しくなってきましたので、断捨離&国際協力はいかがですか。

※バザー品の詳細はこちら(チラシ(PDF))

【送付先】110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5階 シェア フリマ実行委員会

※ご持参いただく方は、事前にご連絡いただけますようお願いします。

2.当日のボランティアをお願いします!

<朝だけボランティア 2名>

朝6時から7時まで、上野の事務所で荷物の搬入のお手伝いをしてくれるボランティアさんを2名募集しています!

【応募方法】件名を「江戸川バザー朝だけボランティア」として、氏名、連絡先を、info☆share.or.jp(担当:青木)までご連絡ください。(☆を@に変えてください)

<元気な売り子さん 10名>

元気に笑顔で接客できる売り子さん。特に値切り交渉上手なお客様たちと、楽しくコミュニケーションができる売り子さん10名を募集しています!

【応募方法】詳細はこちら(ボランティア情報ページ)

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昨年はボランティアが初めての学生さんたちも
大きな声&笑顔で接客をがんばってくれました!


今年も、売上げ30万円目指して、事務局一同頑張りますので、よろしくお願いします!




支援者サービス担当 青木美由紀



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「たまたま前日にぽっかりと用事が空き、面白そうなイベントを探していたら、こちらを見つけて参加してみました。」
 先週、お盆休みの真っただ中の8月13日に東ティモール活動報告会を開催しました。参加理由を皆さんに尋ねたところ、シェアのイベント自体にも初参加だった方がこう答えてくれました。今年4月に行った東ティモールイベントから連続して参加して下さっている方もおり「東ティモールという国をシェアのイベントで初めて知って興味を持った」と話してくれました。東京では日夜、各所で多様なイベントが行われています。そんな中でいろんなきっかけで「ちょっと行ってみようかな」「また行ってみようかな」とシェアのイベントにわざわざ足を運んでくださった参加者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
実際に東ティモールに行くのは、ハードルが高いと思いますが、こうしたイベントを通じてニュースなどで「名前くらいは聞いたことがある国」というところからもう一歩身近に感じ、もっと知りたくなる、応援したくなる機会にできればと思っています。

 報告会では前半に中山から学校保健活動の成果や課題、また現地代表としての仕事について、後半には参加者の方々との質疑応答など、東ティモールコーヒーを飲みながら交流する和やかな時間となりました。今年で駐在5年目となる中山からは、2007年から行っているシェア東ティモールの学校保健支援活動の成果や課題、また現場での様々な変化についても話がありました。
東ティモールでの仕事での喜びの一つは「一緒に働くシェア東ティモール人スタッフの成長」。こちらがあれこれ言わなくても、自分たちで活動の計画や振り返りをしっかりやれるようになってきたり、時には週末でもいとわず学校に行き、学校保健が広まっていくよう取り組むスタッフの姿は、東ティモールで長年働くやりがいにもつながっているようです。
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 私も毎年2〜3回現地に出張していますが、今年前半の出張でも東ティモールで行ってきた支援活動の意義や支援の成果を実感してきました。シェアが2000年から15年にわたる支援活動の中で、多くの人々と関りを持ってきたエルメラ県では「この人がいなかったら、シェアの活動を始められなかった」とか、長年の支援の結果「最初は研修参加者だけだったのが、今はみんなをひっぱるリーダー役」だったり、「山奥の学校にも足を運び、学校の保健活動をサポートしているトレーナー」など活躍している人々がたくさんいます。

 今回少しだけご紹介したいのは、シコさん(愛称)ことフランシスコさんです。シェアとは15年の付き合いがあります。独立前インドネシアによって病院などが焼き払われた混乱期に、シェアが初めて農村地域であるエルメラ県で、なんとか長期的な地域保健活動をやっていこうという時に、いろいろと手を貸してくれたのが保健センターに勤めるシコさんでした。シコさん無くして、今のシェア東ティモールの活動はなかったとも聞きます。シェア東ティモール初期の活動の話では何度となく名前を耳にしており、写真では見たことがあったのですが、今年6月に行われた学校保健研修の場で、学校保健トレーナーとして活躍するシコさんに思いがけず初めてお会いすることができました。実際にお会いした印象は、「なんだかとっても頼もしくてあったかいひと!」
東ティモールの人にしては、とても背が高くがっちりとした体に人懐っこい笑顔で、一目会っただけでまるで旧友のようなオーラを持った人でした。シェアが活動を始めたばかりの頃にいろいろとお世話になったということが想像できる雰囲気を持っていました。
シコさん

 シコさんは看護師として保健センターで治療などを行う一方、シェアが研修を支援している学校保健トレーナーとして、教師への学校保健研修の講師などを務めて学校の保健活動を支えています。6月にはシコさんが学校保健研修の場で子どもたちに保健教育を教えているところを見学しました。同級生の前で保健教育をする子どもたちを、ユーモアを交えながら励まし、教えていました。
 そんないつも笑顔で冗談好きの明るいシコさんですが、独立闘争時には命がけで地下活動をして独立に向けた戦いを支えた時代がありました。昔から地域住民からの信頼も厚く、今では長老的な存在でもあるそうです。こうした人がシェアを受け入れ共に活動してくれるからこそ、私たちは地域でいろいろな方々とつながりを持って長年活動することができているのだと、教壇に立つシコさんを見ながら考えていました。
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【2001年】保健センターで薬の整理をするシコさん

DSC_0400【2015年】子どもたちに保健教育を教えている様子

 今年はシェアがエルメラ県での活動を開始してから15年の節目となりました。次回の出張時にはシェアが支援を始めた頃から現在までのご自身の変化や地域住民の健康改善のことなどを詳しくシコさんにインタビューして、またブログなどに掲載したり、イベントでご紹介したり「こんな人たちがいるすてきな国」ということをもっとお伝えできればと思っています。

 さて、今週末の8月23日(日)には、東ティモールを5感で知ってつながるイベント『一日限りの東ティモールカフェ』を行います。JAZZ生演奏やシェアの保健教育劇を見たり聞いたりしながら、東ティモール料理を味わっていただく珍しいイベントです。まだ参加申し込みを受け付けていますので、ぜひお待ちしています。
イベントの詳細やお申込みはこちらから。


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東ティモール事業担当 吉森悠
**応援よろしくお願いいたします**


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気さくな人柄の訪問看護ステーションコスモス代表山下さん

7月25日土曜日に、シェア事務所で、13名の参加で、上記の催しを開催しました。忘れることのできない充実した講演でした。ここでは一参加者として感じたことをお伝えしたいと思います。
山下さんは、気さくで、自然体で、率直で、優しい人でした。こんなに素晴らしいことを実践されてきた人なのに、全く気取りがなく、初対面の私も全然緊張せずに打ち解けてお話をさせていただきました。
山下さんが山谷地区に「訪問看護ステーションコスモス」を創設されたのは、西暦2000年でした。医療看護が行き渡らない山谷にこそ看護が必要!!という熱い思いに促されて、立ちはだかる諸問題をクリアーしながら、まさにゼロからの出発でした。
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HIVと共に生きる少女プンちゃん
私の名前はプン(仮名)です。今18歳です。私には父親が違う16歳と9歳の妹が2人います。3姉妹は現在伯母夫婦に面倒をみてもらっていますが、伯母家族とは住んでいる母屋は別々で、食事も別々なので、3姉妹で暮らしています。伯母は食事を持ってきてくれますが、毎日一緒に食事はしていません。伯母夫婦は農家で、幼い息子がいます。一番下の妹と私は、母子感染でHIVに感染しています。私が10歳の時、母親がエイズで亡くなったのを覚えています。私の本当の父親は私が2歳の時にエイズで亡くなったそうです。家族がエイズで亡くなったので、村の人々は私がHIVに感染していることを知っています。村の中にはエイズに対する差別がひどく、私は学校で勉強することができなくなりました。学校へ歩いて通うことすらできなくなりました。それで、私の家族のことを誰も知らない伯母のいる村に引っ越し、他の学校に通うようになりました。私は現在親友にでさえ、自分がHIVであることを伝えていません。友だちから両親が死んだ理由を聞かれる度に、私は胸が痛みます。

HIVと共に生きる妹のパーンちゃん
私の末の妹の名前はパーン(仮名)です。彼女は小さい時にエイズを発症しました。彼女は自分の病気がいかに苦しくて大変だったかは覚えていませんが、私は母親と妹の苦しみを見てきたので、覚えています。彼女は現在抗HIV薬を服薬していますが、エイズついてはよく分かっていません。彼女は毎日決まった時間に飲まなければならない薬があること、定期的に小児科医のいる県病院に通院しないといけないことしか知りません。いつか彼女は自分がHIVに感染していることを知ることになると思います。

薬は嫌い
私は服薬が好きではありません。それは母親と妹からのトラウマがあるからかもしれません。でも、自分の体の健康のために、服薬をした方がよいこともよく分かっています。今年6月に私は医師の処方の下、抗HIV薬服薬を始めました。それは本当に最悪な体験でした。なぜなら薬の副作用で発疹が出たからです。それから私は服薬が怖くなり、周りの人の視線が気になりました。何か私が間違ったことをしているというような視線を感じました。私は医師に服薬治療を止めるようにお願いし、自ら健康管理をすることを約束しました。

シェアとの出会い
シェアとの出会いは、2008年に末の妹がエイズを発症し県病院で治療し、村からの差別を受けていた時です。翌年から、私はシェアが行っているHIV/エイズに影響を受けている子どもグループの活動に参加するようになりました。そこで、50人ぐらいの子どもたちと一緒に健康を維持するための知識、HIV予防、性教育について学びました。一昨年からは、10人ぐらいのHIVに感染した子どもに限定した活動になり、その活動にも参加してきました。グループの名前は「パンパン」と名付けました。意味は「シェア(分かち合う)、シェア(分かち合う)」です。私たちは人々と分かち合うことによって、強くならなければなりません。私たちが心身共に強くなれば、他人とも分かち合うことができます。グループの活動では、私たちは夢や希望、10代の恋愛、服薬治療や健康を維持する方法について、話し合っています。

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活動の様子

夢と現実への戸惑い
私にはたくさんの夢があります。私は将来、薬剤師、看護師、警察官のどれかになりたいと思っています。友人たちは教師、ダンサー、獣医になりたいと言っています。将来何になりたいか未だ分からない人も中にはいましたが、皆将来よい人生を送りたいと思っています。私たちはいい仕事に就いて、今まで私たちを育ててくれた家族を養っていきたいと思っています。

でもHIVと共に生きている私たちは、夢を叶えることが容易にできません。私は時々自分の人生にがっかりすることがあります。世界は平等ではありません。私はHIVに感染して生まれて、貧しい家庭で育ってきました。私には大学で勉強する機会がありません。しかし、私は人生に希望を抱いていて、諦めたくありませんでした。私は休日にレストランでアルバイトをして、大学の入学試験に必要なお金を稼ぎました。私は2カ所の大学から合格通知をもらいました。しかし私は大学進学の夢を諦めなければならなくなりました。何故なら大学進学に必要なお金が十分ないからです。貧しい家族も私に支払えるお金はありません。

希望を与えてくれた子どもグループの活動に感謝
私が大学進学を希望するようになったのも、シェアの子どもグループの活動に参加したからです。グループの活動では、同じ立場にある友達と一緒に自分の夢を考えるようになり、希望を与えてくれました。今まで子どもグループの活動を支援して下さったタイ国日本人会、HEALTH AND SHARE FOUDNATION(HSF:前タイ事務所)、シェアには感謝の気持ちでいっぱいです。将来奨学金がもらえたら、私は全力を尽くして頑張ろうと思います。私はもっと勉強して成長し、よりよい人生を送りたいと思っています。
                                        プンより

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奨学金ご寄付のお願い
プンちゃんの学費は政府の貸与奨学金を活用する予定ですが、学費以外に係る図書代、教材費、制服代は個人で支払わなければなりません。またプンちゃんは農村地域にいるため、大学の寮に入って暮らさなければならなく、生活費もかかってきます。プンちゃんの進学を支援するためには4年間で約60万円必要です。プンちゃん以外にも「パンパン」グループには進学を希望している子どもがいます。4年間安心して大学で勉強ができるように、現在HSFでは奨学金の寄付を募集しています。寄付をご検討して下さる方は、お気軽にシェアのタイ事業担当広本までお問い合わせ下さい。HSFへのご寄付お支払方法について、改めてご案内いたします。ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。


問い合わせ先
東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5F
Tel: 03-5807-7581
Mail: info@share.or.jp (タイ事業担当広本)

広本充恵

タイ事業担当 広本 充恵