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NGOスタッフ日記

シェア=国際保健協力市民の会 スタッフの日記へようこそ!
シェアは1983年に設立した保健・医療の活動を行っているNGOです。

 

2008年04月09日

東ティモール活動報告会

先週の4月3日に東ティモールで活動していた成田さんの報告会が行われました。
成田さんは看護師で、ヘルスコーディネーターとして派遣されました。そして主にエルメラ県での学校保健プロジェクトに従事し、現地スタッフや現地のボランティアさんに保健教育についての指導や、彼らと共に地域住民に対して保健教育をしてきました。
でも、仕事はそれだけではなく人事管理や金銭管理、時には車の修理なども行っていたというのですから驚きました!
しかし、シェアが行っている活動は人材育成に力を入れているので、なんでもかんでも派遣された日本人スタッフが住民に対して施すのではなく、時間がかかっても現地の人が自分たちの手で自分たちの住む地域の健康を獲得していくために必要な過程なのだと思いました。

報告会では、実際に現地で行われたワークショップも参加者で実践してみました。
パネルシアター
これはパネルシアターの例です。
おなかが痛くて苦しんでいる男の子。
その原因は?どうやったら予防できる?
わからなくても、まずは参加者に答えてもらい一緒に考えてもらっていました。
ワークショップではただ知識を与えるだけでは、行動変容にはつながらないため、
このようにシェア独自が開発した教材を使ったり、その教材もどのように使ったら効果的かをマニュアル化したものを使いトレーニングしているとのことでした。

栄養ゲーム
栄養ゲームは、3大栄養素の役割と、それぞれの食材がどれに当てはまるかをパズル感覚で貼り付けていくものです。
食材の中には、私たちには見慣れないフルーツなどもあったり、豆腐が向こうにもあるんだ!なんて発見もあり、みんなで話し合いながら楽しくできました。

成田さんに代わって、現在エルメラ県には中口さんが派遣されています!
今後の東ティモール日記も楽しみですね!

(東京事務局インターン 岡)

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この記事へのコメント
参加しました。臨場感あふれるスライドでの説明、保健教育の実際など、短い時間でしたが、内容も盛りだくさんで面白かったです。ただ、一つ残念に思ったことは、発表の際、この地域の人たちの、健康上の問題は何か、どんな病気がこの地域に多いかのお話が冒頭の部分でなかったことです。底上げ的な健康教育も重要ですが、何らかの問題があっての予防、対策だと考えるからです。
 政府の方針で、学校では実際に使われていない言語(教師も十分に話すことのできない言語?)での教材を作らざるを得ない状況だったとありました。私でしたら、予算内で、政府の方針に基づいた教材と、実際に使われる言語での教材と2種類を企画すると思います。そして例えば、保健の授業時だけではなく、国語の時間に、言葉を習得する一環としての教材に位置づけるなどなど。さもなければ、折角苦労して作成した教材も机の片隅においやられてしまうことでしょう。
Posted by Basura Jr. at 2008年04月09日 12:21
Basura Jr.さん、コメントをありがとうございました。

成田さんの報告にもありましたが、東ティモールで象徴的なのは、乳児死亡率、5歳未満児死亡率が高いこと、そして特には妊産婦死亡率の高さです。

子どもの死亡の6割が感染症(急性呼吸器感染症、下痢症、マラリアなど)が原因とされており、一般に多い疾病致死のケースは、下痢・赤痢、上気道感染、結核、マラリアとなっています。

Posted by コイズミ at 2008年04月09日 13:53
<続き>
活動地・エルメラ県では、最初に調査を行い、(上記を含む)13の保健トピックを抽出しました。これらのトピックで教材や保健教育手法を開発してきたわけです。

フリップチャート(紙芝居型)教材については、一般に話されているテトゥン語版、そして学校教育用に保健省・教育省から要請されたポルトガル語版の両方をを作成しました。学校で使う教科書が充実していない中で、ポルトガル語版の保健教育教材は保健の知識を得る以上に意味があったという声も聞いています。
Posted by コイズミ at 2008年04月09日 13:53