1990年にシェアタイプロジェクトを立ち上げた工藤芙美子さんがアーユスNGO大賞を受賞しました。

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工藤さんは、1989年に単身でタイに渡りタイプロジェクト立ち上げました。プライマリ・ヘルス・ケアのアプローチによる下痢プロジェクトを開始し、そこにはプライマリ・ヘルス・ケアを学びたいと多くの日本人学生、医療従事者が訪れ共に活動を行いました。タイで7年半、母子保健やエイズプロジェクトに従事し、その後もカンボジアや東ティモールのプロジェクトに携わり、シェアの保健活動を支えてきました。
下の写真は、独立前の東ティモールでライラコ郡Taraso村調査に同行した時の様子です(2000年)。シェアのプロジェクトには欠かせない「人」として、今もシェアの専門委員として活躍しています。

工藤


授賞記念スピーチでは、1985年エチオピア飢餓被災民への緊急医療救援で乾いた大地に突然雹が降り寒さのあまり一晩で100人が亡くなってしまったこと、1994年のルワンダ難民キャンプで見かけた少年兵のこと、貴重な話を聞くことができました。しかし、スピーチで語られていることは工藤さんの経験の一部にすぎません。パレスチナ、ホンジュラス、多くの地域で命を守る活動をしてきたその経験、考えていることを聞く場をいつか持つことができればと思います。
※スピーチの様子(一部)は、youtubeより視聴することができます。



授賞式には、現在のシェアスタッフだけでなく、かつてのシェアスタッフも参加し、新旧入り混じる楽しい場となりました。最後になりましたが、これまでシェアを支えてくださった皆様、アーユス仏教国際協力ネットワーク様に御礼申し上げます。

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東京事務局広報担当
飯澤幸世


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