9年ぶりにアメリカに行き、人気のグルメバーガーを食べ歩き、幸せを感じて帰国したら、太ってしまった、在日外国人支援事業部の横川です。


タワンの活動

 タワンは、2006年に健康に関する問題を抱えた在日タイ人を支援するために、タイ人ボランティアによって結成されたグループです。今年で活動期間は12年目に入りました。活動は主に4つあり、1.電話による健康相談(タイ語)、2.知識/情報の普及活動(主にHIV/AIDS)、3.地域での無料健康相談会開催、4.通訳 です。


タワン活動振り返りワークショップ
 
2月18日にタワンメンバーと共に、丸1日を費やし活動評価を行いました。今までなかなか、タワンの活動を振り返り、評価をする機会がありませんでした。話し合いは、工藤さんの協力のもと、過去12年間の相談電話の件数、在日タイ人のHIV/AIDS患者のデータ、在日外国人の健康保険加入の割合、タイや日本の社会的な背景をもとに、振り返りました。

現在のタワンの主なメンバーは4人で、12年間活動を継続してきたので、メンバーが帰国などをして減ってしまいました。また、メンバーの年齢が上がったり、タワン以外のタイ人支援の活動が増え、忙しくなったため、タワンの活動をどのような形で継続していくかが問題でした。さらに、タワンが結成された当初は、在日タイ人のHIV/AIDSに関する相談が多くあり、HIV/AIDSに関する活動を中心に行ってきました。

しかし、12年も活動を続けていると、健康問題のニーズが段々と違う方向になってきているとメンバーが感じており、今後の活動の方向性も大きな課題でした。そこで、今後の活動の方向性を決めるべく話し合いを持ちました。


タワン評価表 評価時に使用した表(過去12年間の様々なデータを表にしています。)


活動の成果

 また、今回は活動を振り返りながらタワンメンバーに達成感を持ってもらうという目的がありました。12年間の活動を通して、タワンメンバーが何を学び、成長を遂げたのかを自覚してもらい、今後の活動につなげていきたい思いがありました。話し合いの中で、タワンメンバーから下記のような発言が聞かれました。

「最初はただの主婦で、タワンメンバーとして、在日タイ人の相談に乗っていけるのか心配だった。だけど、在日タイ人を助けてあげてと言われて、ここまで頑張ってこれた。」

「在日タイ人という当事者の立場だから、相談者を通して昔の大変だった自分を見た。今度はその人たちを助けたいと思った。」

「考えることや人に教えることによって、知識や経験が自分の中に吸収されていく。」
「人に教えることは、人から教わっていて、自分が成長している。」


IMG_0405 タワンメンバー、工藤さんと横川で話し合いをしている様子


人に教えることで、自分が学ぶ

 最初は無力だと思っていたタワンメンバーが、活動を通し、人を支えることによって感謝され、自分に自信や誇りを持つことができたようです。それが、活動を続けていくモチベーションや活動自体の継続につながったのだと考えられます。

さらに、タワンは、活動を支えてくれ、協力して下さった方がいたから、今までの活動があったと思っています。タワンは人を支え、人から支えられ、成長してきたことが、今回の振り返りから明らかになりました。
 
私自身も、タワンメンバーや、皆さんに支えられて、今後とも成長していきたいです。




在日外国人支援事業部
横川 峰子