こんにちは!家の猫と一緒に寝ると気持ちよい季節になりポカポカしている、在日外国人事業担当の横川です。

無料健康相談会
 去る、9月17日(祝)に外国人のための無料健康相談会を開催しました。今回は、昨年の健康相談会の内容に加え、パパ・ママ対象の沐浴と栄養講習会を新たに取り入れました。沐浴講習会は2回実施し、総勢13名(6家族)が参加して下さり、栄養講習会も同じく2回行い、沐浴講習会に参加して下さった皆さんが出席しました。参加者はほとんどがネパールの方々でしたが、ベトナムの方も1名いらっしゃいました。

沐浴講習を行うに至った背景
 在日外国人支援事業部は3年前より母子保健の活動を行ってきています。ネパール人妊産婦の自宅に訪問し、妊娠中・産後における不安や相談にのったり、行政のサービスがきちんと受けられるようにサポートをしています。その中で、「両親学級で沐浴について学びたいけど、言葉がわからない」「ネパールには日本のような沐浴の習慣がない」との声が多く聞かれています。最初は行政や病院で行う沐浴指導の場に、通訳を派遣したいと考えたのですが、なかなか難しい状況でした。そこで、健康相談会の中で通訳をつけて沐浴講習を実施しようと考えつきました。


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沐浴講習の実施風景

参加者の声
 通訳を通して言葉がわかる状況下で沐浴や栄養の講習会を行うと、言葉に対する心配がなくなり参加者から多くの質問が出ます。「赤ちゃんの顔にできる湿疹は大丈夫ですか。」「おへその消毒はいつまですればよいのか。」「離乳食は何から始めたらいいのですか。」「卵は食べさせて良いですか。」など。赤ちゃんに対する親の思いは、国境を越え同じのようです。


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栄養講習の様子

行政との連携
 さらに、今回の健康相談会は昔から支えてくれている多くの健康相談会ボランティアに加え、相談会を開催した地域の保健センターの方々の協力を頂き開催しました。母子相談に相談員として参加して頂いたり、沐浴指導のサポートを行って頂きました。保健センターの方からは「同じ言語の方だけで沐浴指導を行うのは良いですね。」と感想を頂き今後、自治体が行う両親学級などに、言語別の両親学級が誕生したら嬉しい限りです。

初めての試みを通して
日本語を話せない外国人妊婦に様々な問題が起きています。妊婦健診時に通訳が毎回同席できないため、転院や帰国を余儀なくされたり、言葉の問題で母親学級や両親学級などのクラスに参加できない、入院時の時期や方法がわからない、などといったことが出現しています。問題は山積みで何から解決していけば良いのかと途方に暮れる日々ですが、彼女たちが少しでも安全で安心して出産や育児ができる状況を作れるように、今回は最初の一歩として沐浴と栄養の講習会を開催しました。外国人の母親にとって良い環境は、シェアだけではとても作り出せず、多くの方の協力とくに自治体の協力は地域で暮らしていく外国人の母子のためには必要不可欠な存在で、今回、自治体と連携できたことは非常に嬉しい一歩となりました。これからも、皆さんと一緒に考えながら少しでも外国人母子にとってより良い環境を作れるように努力していきたいと思います。





在日外国人支援事業部
横川 峰子