カンボジア事務所インターンの溝口です。

今回は、以前のFacebook投稿で少しお知らせした、国立栄養プログラムとパイロット事業についてご紹介します。

シェアはこれまで、地域や州レベルだけでなく、国レベルの保健省関係者と連携を図ってきました。国立栄養プログラムがおよそ2ヶ月に1回行っている栄養関係のプロジェクトにかかわっている団体などで実施する栄養ワーキンググループ会議や、Growth Monitoring Promotion Guideline作成委員会会議に参加してきました。

そして、昨年2019年の7月には、世銀をはじめとする国際援助機関の支援のもとで、Cambodian Nutrition Projectが立ち上がり、そのパイロット事業がいよいよ始まりました。

この事業は、母子保健を対象とし保健サービス提供の強化や、コミュニティレベルの予算や管理における透明性、保健事業のマネジメントや持続可能性の確保が含まれています。シェアが長年行なってきた地域保健の課題に取り組む動きが、カンボジア国として始まりつつあると考えています。

事業開始にあたり、5月18日、19日の2日間に分けてプレアビヒア州保健局でワークショップが開催され、シェアもオブザーバーとして、このワークショップに参加しました。


図1
(写真1: ワークショップにはプレアビヒア州にある保健センターのスタッフや、シェアスタッフが参加しました。新型コロナウイルス対策で、一定間隔を空け、参加者はマスクの着用が義務付けられました。)


ワークショップでは、主に保健センタースタッフを対象に、栄養不良の区分や定義、保健センタースタッフが中心となり行う5歳未満児の現在の栄養状態を把握するためのスクリーニング調査、調査報告の方法に関する説明が行われました。

シェアがともに活動を行っている4保健センターでも、その後すぐに5歳未満児の身長、体重測定を含むスクリーニング計画が立てられ、すでに6月8日から保健センターによるスクリーニングが開始され、シェアもオブザーバーという形で参加させて頂くことになりました。

今後、この国立栄養プログラムやパイロット事業がどのように動いていくか、とても注目をしています。特に、シェアがプレアビヒア州の活動地域で行なってきた保健サービス提供の強化や、自治体に対する保健・栄養活動、それに関する自治体の予算への働きかけなど、パイロット事業と重なる部分について協調し、シェアとしての関わり方を考えていきます。



*****************************
毎月定額募金「いのちのリレー募金」のご紹介

NGOシェアの目指す、現地の人材を育て、地域の課題を根本から解決するためには、
継続した支援活動と皆さまからの息の長いご支援が必要です。
毎月継続してご支援をいただく「いのちのリレー募金」へのお申込みをお待ちしております。
シェアは認定NPOとして登録されており、シェアへのご寄付は寄付控除の対象となります。

いのちのリレー募金についてはコチラ▼

>>>いのちのリレー募金ページへ移動<<<
*****************************


文責:溝口(NGOシェア・カンボジア事務所 インターン)


このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。カンボジア事務所インターンの溝口です。

4月からのテレワーク体制で、現地スタッフと電話で話すことが増えました。
時々、真剣な会話の途中で勢いのあるニワトリの鳴き声が聞こえると、なんともカンボジアならではだなと感じます。

カンボジアでは新型コロナウイルスの感染者は、4月11日を最後に22日間新たな感染者が出ていない状況が続いています(5月8日現在)。カンボジア政府は依然として警戒を呼びかけ、学校の休校や一部ビジネスの営業の規制が続けられています。保健医療サービスについては、シェアの活動地域にある保健センターでは予防接種のアウトリーチ、保健センター内での医療サービスは通常通り行われています。

シェアのカンボジア事務所があるクーレーン州においては、事務所の隣にある高校で、タイから帰国したカンボジア人8名が経過観察のために2週間程隔離されていましたが、無事に5月6日に最後の1人が隔離を終えたとの連絡がありました。

この隔離の対応にあたった保健センターや、シェアの活動地域の保健センターから医療物資の支援要請があり、シェアではマスクや手袋をサポートする準備を行っているところです。

最後にカンボジア事務所の様子を少しご紹介します。
ローカルスタッフは引き続きテレワークでの情報収集、過去の乳幼児健診で取り集めたデータの整理、分析などを行なっています。スタッフたちの自宅ではインターネット環境が整っておらず、極力データ消費量が抑えられるチャットアプリをいくつか試してみるなど、一番効率の良いやり方を日々模索しています。


p1
【写真:スタッフのテレビ会議の様子。全員がビデオをつけて参加するのはなかなか大変。】



大変な状況が続いていますが、時には嬉しいことも!先日、ついに雨が降りました。
恵の雨に感謝したのも束の間、今度は事務所の雨漏りが発覚。事務所の近くに住んでいるスタッフの協力で、どうにかしのぎを得ることができました。


p2
【写真:ビニールを使って一時的に雨を防ぐシェア事務所】



一難去ってまた一難ですが、これからも一つずつチームで乗り越えていきたいと思います。



*****************************
毎月定額募金「いのちのリレー募金」のご紹介

NGOシェアの目指す、現地の人材を育て、地域の課題を根本から解決するためには、
継続した支援活動と皆さまからの息の長いご支援が必要です。
毎月継続してご支援をいただく「いのちのリレー募金」へのお申込みをお待ちしております。
シェアは認定NPOとして登録されており、シェアへのご寄付は寄付控除の対象となります。

いのちのリレー募金についてはコチラ▼

>>>いのちのリレー募金ページへ移動<<<
*****************************


文責:溝口(NGOシェア・カンボジア事務所 インターン)
このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。カンボジア事務所の溝口です。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためカンボジア事務所も3月に入ってから村での活動を自粛し、スタッフはテレワークに切り替えています。
テレワーク中でもスタッフは毎朝家庭で検温をして、お互いの健康状態を確かめています。

さて、今回は活動を自粛する少し前の話、セキュリティガードの一人、コイチについてご紹介します。

ある日のこと、シェアが所有しているバイクの鍵に不具合が生じ、座席の部分が開けられない状態に・・・

あ〜これは困った、この鍵を直すのには40km離れた州都まで行かないといけないし、移動する前にバイクのガソリンが尽きてしまう・・・

困りながらも、コイチに相談。
「コイチ、どうにかしてこの座席の部分開けられないかな?そうしたらガソリンが入れられるのだけど・・・」

すぐさまバイクをチェックした(また変な相談がやってきたと思っていたかも?) 彼は、何かを取りにどこかへ。そうこうしていると、
「さきこ見て。直ったよ!」

なんと、そこには針金を使ったお手製の引き金が。この針金を引くと、座席部分が開くようになるのです!!カンボジアの人たちのDIY力は素晴らしい。
彼のお陰で給油ができ、無事に本修理に行くことができました。



92099857_574513440089809_8427682006141239296_n

92348197_212620483403377_5860504088235474944_n

0408_1
【写真1.分かりづらいですが、座席下部にあるお手製の引き金を引っ張ることで、
座席が開閉し、ガソリンの給油ができるようになりました。】


セキュリティガードとして働きつつ、事務所の様々なことを手伝ってくれます。もちろん、ガードとしての役割も素晴らしく、スタッフの出入りを必ず確認し、分刻みで記録しています。

3月にはシェアのサポートで自動車の運転免許を取り、これから益々シェアの活動に貢献してくれることを期待しています。

また2児の父親でもあるコイチ。休日には、自宅近くで農耕用のトラクターを運転している姿を見かけます 。最近自身の所有する畑が大きくなったようで、シェアの仕事も農作業も懸命に取り組んでいます。



0408_2
【写真2.書類のコピーを手伝っているコイチ】


スタッフが事務所へ来られない間も安全を守ってくれているサポートスタッフに感謝しながら、今できることをコツコツとやっていきたいと思います。




*****************************
毎月定額募金「いのちのリレー募金」のご紹介

NGOシェアの目指す、現地の人材を育て、地域の課題を根本から解決するためには、
継続した支援活動と皆さまからの息の長いご支援が必要です。
毎月継続してご支援をいただく「いのちのリレー募金」へのお申込みをお待ちしております。
シェアは認定NPOとして登録されており、シェアへのご寄付は寄付控除の対象となります。

いのちのリレー募金についてはコチラ▼

>>>いのちのリレー募金ページへ移動<<<
*****************************


文責:溝口(NGOシェア・カンボジア インターン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。シェア・カンボジアの溝口です。カンボジアはすっかり雨季も終わり、最近は40度近くまで気温が上がっています。


さて、カンボジアの乾季といえば「結婚式」シーズンです。米の収穫が落ち着いた11月頃から4月頃まで、国中のあちこちで行われます。今日はその結婚式の様子について少しご紹介します。


ある日の夕方、業務を終えてクリーナーであるソパニさんのお家で夕飯をご馳走になっていたときのこと、あるものを発見。

溝口「ソパニさん、あれは…」
ソパニさん 「あーあれ、結婚式の招待状!ビニール一袋に入り切らなくて、ほら2袋も (壁にかかったビニール袋に大量の招待状)」
溝口「うひゃー。きらびやかな封筒がたんまり!今年はいくつの結婚式に呼ばれたの?」
ソパニさん 「うーん。50くらい?あははは」

お呼ばれする結婚式の数が50!


1
【写真1.ソパニさんの家へ届けられた招待状の一部。新郎新婦はひとつひとつ手渡しでこの招待状を届けに行きます。】



そして今年は嬉しいことにカンボジア事務所から4人のスタッフが結婚式をあげました!

カンボジアの結婚式は3日くらいかけて行われます (以前は1週間だったのが時代と共に少しずつ短くなっているようです)。



2
【写真2.花嫁を訪れる花婿 (中央)の様子。親族などの参列者は花や果物などを持って行進します。】


カンボジアでは夫が家長となるものの、嫁の家へ嫁ぐ習慣があり、結婚式は花嫁の実家で行うことが一般的です。家族・親族以外のゲストが参加するのは最終日の夕方からで、事前に頂いた招待状を持って参加します。



3
【写真3.シェアのプログラムアシスタント、スレイランの結婚式会場】


会場に着くと、新郎新婦の写真がお出迎え。この前で参加者たちは写真を撮ります。こちらはシェアのプログラムアシスタント、スレイランの結婚式会場。



4
【写真4.プログラムアシスタント、ベスナの結婚式】


こちらは助産師さんであり、プログラムアシスタントベスナの結婚式。中央のゴールドの衣装を着ているのがベスナです。参列者もここぞとばかりのおしゃれできまっています。



5
【写真5.プログラムアシスタント、コンティアの結婚式】


そしてこちらはプログラムアシスタント、コンティアの結婚式。彼女の実家はシェムリアップ州の郊外にあり、参列したスタッフはバイクで4時間以上かけて訪れていました。



6
【写真6.円卓の会場】


会場はこのように、一面に円卓と椅子が並べなれています。色合いからもおめでたい雰囲気が伝わってきます。



7
【写真7.アップテンポのダンスミュージックがこのスピーカ】


カンボジアのウェディングソングや、アップテンポのダンスミュージックがこのスピーカーから流れてきます。その数なんと12個!村中のどこからでも結婚式の会場がすぐにわかります。音楽は朝の4時半から夜の11時まで続きます。個人的にはちょっとしんどいと思うときもありますが、カンボジアの人たちはこの音の大きさはあまり気にならないようです。



8
【写真8.パパイヤサラダや、肉、焼魚など、結婚式場のカンボジア料理】


午後7時頃からようやく人が集まってきました。人がいっぱいになったテーブルから次々と料理が運ばれてきます。パパイヤサラダや、肉、焼魚などのカンボジア料理などを頂きます。

日本と違い、ゲストはばらばらと集まってくるのもカンボジアの結婚式ならでは。一緒のテーブルに座ったご近所さんは、「お腹が空いたから早くきちゃった!」と笑っていました。



また、日本と違うのは主役の新郎・新婦と会話をする時間はほとんどありません。最初の入り口で挨拶をした以来、会場を出るまで新郎・新婦を見かけることがないなんてこともしょっちゅうです。その代わり、新郎・新婦は衣装替えや写真撮影で大忙し!


9
【写真9.カメラマンの細かいポーズ指定があるコンティアの結婚式の様子。】



式の終盤になると、アップテンポの曲が流れ、ダンスタイムに入ります。こうして結婚式は夜の11時頃まで続いていくのです。

帰り際にご祝儀を渡して終了。ご祝儀は地方では、15〜35ドルくらいが相場だそうです。2020年のカンボジアの最低賃金は191ドルですので、呼ばれる方も呼ぶ方も大変ですね。



10
【写真10.結婚式のご祝儀袋】


ご祝儀袋は招待状と一緒についてきます。こちらは3月末に結婚式を控えるプログラムアシスタント、セイハーのご祝儀袋。とても煌びやかです。



それでもやっぱり、みんなが嬉しい気持ちになるのが結婚式。今日も村のあちこちでウェディングソングが流れています。




*****************************
毎月定額募金「いのちのリレー募金」のご紹介

NGOシェアの目指す、現地の人材を育て、地域の課題を根本から解決するためには、
継続した支援活動と皆さまからの息の長いご支援が必要です。
毎月継続してご支援をいただく「いのちのリレー募金」へのお申込みをお待ちしております。
シェアは認定NPOとして登録されており、シェアへのご寄付は寄付控除の対象となります。

いのちのリレー募金についてはコチラ▼

>>>いのちのリレー募金ページへ移動<<<
*****************************


文責:溝口(NGOシェア・カンボジア インターン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
みなさんこんにちは。1月にアドミニオフィサーとしてシェアに入職したシデーです。


今回は、私がシェアに入ってからプログラムスタッフに同行した2つの村、アンクロン村とロルムレン村について紹介したいと思います。


この村はサンコムトマイ郡のロナクセコミューンという場所にあり、様々な交通手段を使って移動をしました。はじめに、事務所から車で赤土の道を走ること2時間、タセン村というところに到着します。この村にもゲストハウスはありますが、決して州都と同じようなものではありません。食事や水の種類も限られており、寝る際の蚊帳は必須です。

1
【写真1.写真:大部屋にこのようなベッドと蚊帳がいくつも
用意されており、スタッフ全員同じ場所に宿泊します。】


シェアがこのアンクロン村とロルムレン村で1日活動する場合は、このタセン村に宿泊しなければなりません。この2つの村へ行くまでに最初に見えるのがロルムレン村、その次にアンクロン村です。

この2つの村へはトラクターで行く必要があります。このトラクターは農耕用ですが、乾季には多くの人やモーターバイクなどを積んで走ることができます。シェアも健診道具とスタッフを乗せて出発!

今年に入ってからタセン村からロルムレン村へ行く新たな道が建設され始めましたが、まだ道路の完成には至っておらず、4月のクメール正月までは掛かる見込みです。雨季にはこの道はぬかるんでしまうことから、早く道路が完成することを願っています。またいずれにしてもこの2村へ行く際は、十分な食料と水を持って行くことが必要です。

2
【写真2.どこまでも続く赤土の道を一歩一歩進みます。】



さて、そうこうしているうちに最後の目的地であるアンクロン村へ到着です。この村は小さく人もそれほど多くはありません。村人のほとんどが米やカシューナッツを栽培する農家です。村には小学校がありますが、先生は別の村々から来ています。ほとんどの移動をこのトラクターで行わなければなりません。

乾季のうちは、ロルムレンで車を降りてそこからモーターバイクやトラクターで移動を続けることも可能ですが (一緒に乳幼児健診を行うヘルスセンタースタッフがモーターバイクで、シェアスタッフが乗っているトラクターを追い越して行くなんてこともあります)、タイヤのパンクやいかなる非常事態のためにも車両の修理道具は欠かせません。


3
【写真3.林を抜けると子どもたちが待つアンクロン村がみえてきます。】



このような環境の中でも順序よく働くシェアスタッフを見て、私たちが行う乳幼児健康診断をはじめとした活動の大切さがよくわかりました。
特にこのような環境だからこそ、ドライバーなどのサポートスタッフも積極的に村での活動に協力していますし、そこから学ぼうとする姿勢が印象的でした。これから私もシェアやプロジェクトのことをもっと知り、日本の皆さんにお届けしたいと思います。
よろしくお願いします!



*****************************
毎月定額募金「いのちのリレー募金」のご紹介

NGOシェアの目指す、現地の人材を育て、地域の課題を根本から解決するためには、
継続した支援活動と皆さまからの息の長いご支援が必要です。
毎月継続してご支援をいただく「いのちのリレー募金」へのお申込みをお待ちしております。
シェアは認定NPOとして登録されており、シェアへのご寄付は寄付控除の対象となります。

いのちのリレー募金についてはコチラ▼

>>>いのちのリレー募金ページへ移動<<<
*****************************


4
文責:シデー(NGOシェア・カンボジア アドミニオフィサー)

このエントリーをはてなブックマークに追加