現地カウンターパートの自立支援

シェア・カンボジアでは現地カウンターパートの自立、自助努力支援を行っています。

シェアの長年の活動に対して、郡保健局長をはじめ副長、母子保健担当官は
「これまで長い間シェアは村人から自分達まで多くの人々を支援してくれた」、
「多くの指導、教育、スキルを教えてくれた」と、会議などの集まりの席でよく言ってくれます。

2015年までは、5つの保健センターと保健ボランティア、そして彼らを監督する郡保健局を対象に、コミュニティに近いところで活動してきました。しかし2016年からは、郡保健局を中心にそれぞれが子どもの健康増進活動を継続していけるよう、一歩下がったところから、彼らを支援をしています。


郡保健局による離乳食教室の実施拡大&自立

離乳食教室を実施する地域を増やすことが、支援活動の一つになっております。
昨年末、郡の保健局は離乳食教室を実施する地域を、シェアがこれまでプロジェクトの対象としてきた地域だけでなく、スヴァイアントー郡にある全ての地域に広めることを決めました。

その拡大にあたって、郡保健局の母子保健担当官は、女性省の傘下にある「郡自治体女性子ども委員会」と一緒に離乳食教室を実施する合意を取り付けました(注)

この合意に基づき、郡保健局の下部組織である保健センタースタッフ、そして「郡自治体女性子ども委員会」の下部組織である「地域の女性子ども委員会」に対し、シェアのサポートのもと郡保健局の母子保健担当官が中心となり、12月に合同離乳食教室研修を行いました。

さらに今年の1月には、研修を受けた保健センタースタッフとコミューン女性子ども委員会が、今度は先生になり、村々の保健ボランティアに離乳食教室の研修を行いました。


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村のお母さんたちに栄養について話す、女性子ども委員会のメンバー


とある保健センターでは、この研修に参加したお母さんから
「こういう集まりに参加するのは初めてで、とてもよかった!」と喜んでもらい、
各スタッフはとても励まされました。

スヴァイアントー郡では、今年の9月まで、離乳食教室の予定が組まれています。
様々な立場にある人たちが繋がって動いているこのプロジェクト、これからも、それぞれが子どもの健康増進活動を継続していけることを強く強く望みます。がんばれ!


(注)
カンボジアでは、母子保健改善や向上にあたる政府役員は、保健省だけではありません。女性省という省庁があり、全国で各州・郡・コミューンレベルでそれぞれ責任者がおかれています。郡自治体女性子ども委員会はこの郡レベル責任者にあたります。独自の予算を持ち、村のお母さんたちと働く機会を持つ女性子ども委員会のメンバーは、離乳食教室を実施・拡大するにあたり重要な役割を持つ人たちです。



シェア・カンボジア事務所代表
モーガン三恵子
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保健関係者会議(District Health Technical Advisory Team: DHTAT)

スバイアントー郡の郡保健関係者会議(District Health Technical Advisory Team: DHTAT)
に参加しました。DHTAT会議は、スバイアントー郡の保健行政関係者が集まる会議です。

参加者の中にはシェアのカウンターパートである郡保健行政局長や母子保健担当官、
スバイアントー郡病院の他に、地域の薬局や保健系のNGO(シェアも含む)も参加します。

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会議の様子


Quality Assurance

この日の会議では、保健センターの「Quality Assurance」について話し合われていました。

これは保健センターがきちんと施設を運営しているかをチェックしてスコアをつけ、
よく運営されているところを表彰をするというプロジェクトです。
(上位の保健センターには賞金もでます!)

年に2回、カンボジアの保健省と郡保健局によって実施されています。

チェック項目の中には、保健センターの清潔さ、スタッフの勤務態度、会議の開催頻度等の他にも、
ユニフォームはあるか、保健センターにフェンスはついているか!など、たくさんの項目があります。

カンボジアの保健状況をさらに良くするために、カンボジアも独自の取り組みをしているようです。


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郡保健局の人たちと話す、シェアスタッフのフン(写真右から2番目、メガネをかけている男性)


私たちシェアも、カンボジアの子どもたちが健康に暮らせるよう、
彼らと一緒に頑張って活動をしていきます!


海外事業アシスタント
末永 明日香


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こんにちは。海外事業アシスタントの末永です。

先日、レビュー&プラン会議のためカンボジアに出張してきましたので、
今回は、そのお話を書こうと思います。


レビュー&プラン会議

カンボジアでは現在、子どもの健康をまもるためのプロジェクトを実施しています。
レビュー&プラン会議とは、今年度評価・次年度計画会議のことです。
その名の通り、この一年間のプロジェクトの実施状況を振り返り、また来年度の計画を立てます。

私は現場の視察と会議資料作成のため、会議の1週前にカンボジアに行き、
会議に向けてナショナルスタッフと共に資料作成に取り組みました。

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資料作成の様子

他の団体では日本人のみでこのレビュー&プラン会議を行うところもあるようですが、
シェアでは人材育成の観点からも、ナショナルスタッフと共にこの会議を実施します。


PDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)

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プロジェクトの振り返りには、こちらのPDMを使用します。

PDMとは、プロジェクトの設計書のようなもので、プロジェクトのゴールや目標、期待される成果、
それらが達成されたかどうかをチェックするための指標や目標値などが、事細かに書かれています。

準備の段階では、PDMの内容を一つ一つチェックし、プロジェクトの進捗具合や
目標の達成度などを全員で確認しました。

1週間後には日本から、アドバイザーである仲佐理事が到着し、会議がスタートしました。
ナショナルスタッフがこの1年の評価に関してプレゼンを行ない、仲佐理事からコメントをいただきます。
うまくいった点や計画通りいかなかった点を振り返り、そしてその理由や原因は何かを探ります。

振り返った内容をもとにPDM(プロジェクトの設計図)を見直し、さらにこのPDMをもとに、
週単位で次年度の活動計画を立てました。


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レビュー&プラン会議の様子

こういうときにいつも思うのは、ナショナルスタッフの記憶力のよさと、人を見る能力です。
シェアが得意とする「人材育成」とは、その成果を数値で現すことが難しく、時間もかかります。

関わっている人の成長に気がつきにくいことも多いと思うのですが、シェアのナショナルスタッフは、
「母子保健担当官の〇〇さんは、会議のときに△△と発言していたので、これは彼にとって成長だし私たちの成果だと思う」などと、カウンターパートの変化を細かく観察・記憶しています。

そういう発言を聞くたび、「あぁすごいな」と感心してしまうのです。


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レビュー&プラン会議


彼らの発言を引き出すアドバイザーの仲佐理事や、現地代表のモーガン、
東京事務所の虎頭のファシリテーションからも、学ぶべき点がたくさんありました。
私にとって、大変勉強になったレビュー&プラン会議でした。

この会議で評価した内容は、年次報告書などでみなさんにお伝えしますので楽しみにしていてください!


おまけ

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中央がインターンの佐々

今年の5月から半年間、シェアカンボジア事務所にてインターンを務めた佐々の任期が終了しました。
あっという間の半年間でしたが、ナショナルスタッフとしっかり関係を築き、スタディツアーのコーディネートなど、たくさんの仕事をこなしてくれました。お疲れ様でした。

そして本当にありがとうございました。これからもシェアをよろしくお願いします。

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アドバイザーの仲佐理事が、会議の休み時間をぬって作ってくださった紅茶豚!

送別会にて、スタッフ一同美味しくいただきました。


海外事業アシスタント  末永 明日香




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こんにちは!
SHARE Cambodiaインターンの佐々です。
今回はカンボジアの一大行事、お盆についてお伝えします。

カンボジアのお盆:プチュンバン
 
 カンボジアは国民の90%以上が仏教徒。9月の下旬から10月の初旬までお盆を迎えます。お盆は会社も学校も全てがお休みで、国全体がプチュンバン(カンボジアのお盆)モード。故郷に帰省して家族で過ごします。そして毎日のようにパゴダ(お寺)にお参りに行きます。

プチュンバンを目前にして、プチュンバンの準備のため現地スタッフと市場へ。普段決して無駄遣いをしない現地スタッフが、プチュンバンに向けてたくさんお買い物をしているのをみて、カンボジアの人々にとって、プチュンバンが一大行事だと実感しました。


プチュンバンへ向けての買い物
プチュンバンに向けて買い物をした現地スタッフのチャンティーさん
(普段決して無駄遣いをしません)


 私もプチュンバン休みを利用して、元シェア現地スタッフのペアさんの家に滞在させてもらいました。電気も水道もない村での生活と、プチュンバンの過ごし方を初体験しました!


村での生活

 シェアの活動地プレイベンのオフィスから村の家まではバイクで片道1時間と少し。途中で雨が降ってきたため、カッパを購入しつつ村へ。泥跳ねでズボンは泥まみれ… それくらいオッパニハー(問題ない)です!

 村の家に到着すると、ペアさんの家族が温かくお出迎えしてくれました。ペアさんは4人兄弟の末っ子。長女と次男の家族は隣の家に住んでおり、ごはんはいつもみんなで一緒に食べます。シェムリアップに住む長男家族も帰省してきており、一家勢揃い!終始賑やかで、笑いが耐えませんでした。

 お家は電気・水道は通っておらず、電気はバッテリー、水は井戸水と雨水で生活しています。お家は高床式の作りで、夜は扇風機を回さなくても十分涼しく快適でした。日が沈むとあたり一面真っ暗に!男性陣はご近所さんも交えて酒盛り。女性と子供は家の中でおしゃべりをしたりテレビを見た後、8時頃就寝(笑)。早すぎでしょう!と思いましたが、虫とカエルの声を聞きながらいつのまにか心地よい眠りにつきました。


高床式の家
ペアさんの家。村の一般的な高床式のつくり

バッテリー
バッテリーを買って家で家電製品を使います

スープ&プラホック
魚のスープとプラホック。おいしい!


 翌朝、ニワトリの鳴き声とこどもの遊ぶ声で目が覚めました。早朝に家族全員でお寺参りへ。お寺へは正装をしていきます。女性は伝統的なサンポットという巻きスカートに白のトップス。男性はシャツにスラックス。各家庭で僧侶のための食事を調理して持参します。お参りをして、皆でお経を唱えます。お経の後、僧侶が食事を終えたら家族みんなで持参した食事を食べます。


パゴダへお参り
正装を着てパゴダへお参り

僧侶へ食事を献上
僧侶へ食事を献上します


 お参りを終えて帰宅すると、子供たちが家の裏にある田んぼで釣りを始めました。もちろんお父さんお手製の釣竿で、餌はプラホックというカンボジアの魚を発酵させた伝統的な料理を使いました。その後はハンモックでお昼寝をしたり、読書をしたり、おしゃべりをしたりと各々自由にゆったりと過ごしました。


魚釣り
こどもたちと家の裏で魚釣り。2匹連れました!


 翌日は、子供達を連れて水浴びに遊びに行きました。地元では有名なレジャースポットのようで、雨にも関わらず大にぎわい。屋台も沢山でており、日本の海の家を連想させる休憩所も設けられていました。カンボジアでは水着を着る文化はなく、大人も子供も私服のまま水浴びをします。トラックの荷台(カンボジアではよくみかける光景で、やってみたかった!)に乗せてもらい、帰りました。

 村の生活は私にとって全てが初めてで刺激的でした!幸せそうな家族、子供が元気に遊ぶ声、自然に囲まれて穏やかに過ごす時間。温かく受け入れてくれたペア一家に心から感謝。いつの日かまた行きたい!


SHARE Cambodia インターン
佐々 美保


現在、シェアではクラウドファンディングに挑戦しています!

引き続き応援よろしくお願いいたします

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〜コンテンツ・後編〜
2−. プレイベン(グループワーク)
2−. プレイベン(交流会)
3. 最終日
4. まとめ


シェアのスタディツアーダイジェスト、今日は後編です。

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2‐. プレイベン編(グループワーク)
さて、インプットのあとはアウトプットの時間です。

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カンボジアの農村を歩いて気付いたこと、村のお母さんや保健センタースタッフ・保健ボランティアと話して学んだこと、郡病院を見学して考えたことをまとめます。
グループごとにテーマを決め、発表資料を作成しました。


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なんと今年は英語でのプレゼンに挑戦!みなさん、将来は国際協力の仕事に携わりたいと考えているだけあって、その積極的な姿勢が「さすが!」の一言です。



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シェアの現地スタッフも、一生懸命聞いています。私たちにとっても、新しい学びや発見が盛りだくさんのプレゼンテーションでした。



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2−. プレイベン編 (交流会)
ツアーも最終日が近付いてきました。5日目の夜は、郡保健行政局のスタッフとの交流会です!
「お・も・て・な・し」のため、シェアの事務所で準備をしました。

こちらでは日本の海苔巻きを作っています。中に入れているのは、カンボジアに売ってあるサバの缶詰!さぁ、どんな味になるのでしょう??

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こちらでは、白玉フルーツポンチを作っています。
フルーツはカンボジアのフレッシュフルーツと缶詰を使っています!



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こちらではデコレーションクッキーを作成しました。



そして交流会のスタートです。

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シェアスタッフのヘンさん(本業はシェアの会計担当ですが、ツアー中はメインシェフを担当)が、腕によりをかけたご馳走が並びました。


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一通りご飯を食べ終えて、参加者から歌を披露しました。
「世界に一つだけの花」と「幸せなら手をたたこう」です。
みんなで輪になって、歌って踊りました。(踊っているので写真がブレています。笑)


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シェアスタッフからの出し物もありました。カンボジアのクロマーが、カンボジアの生活にどれだけ欠かせないものであるか、という内容でした。クロマーの使い方は無限です!

一緒に歌って踊って、写真を撮って、忘れられない夜になりました。


3. 最終日
ツアー最終日、名残を惜しみながら、プレイベンを離れてプノンペンへ。
ロシアンマーケットでお土産を買い、お昼を食べてから空港に向かいました。

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出国手続きも無事に終わり、その後は飛行機の遅延などもなく、香港を経由して日本へ!
長旅お疲れ様でした〜!



4. まとめ
6泊8日のシェアのスタディツアーでは、盛りだくさんのプログラムと強い日差しで、みなさんきっと疲れたと思います。それでも大きく体調を崩す人もなく、無事に日本に帰ってくることができました。
ツアー中はカンボジアの歴史や農村での暮らしだけでなく、カンボジアの人たちがどのようなことを考えながら子どもの健康をまもろうとしているかといった、実際に現地にいかなければわからないことをたくさん学んでいただきました。

また、参加者はコミュニケーション力の高い人たちばかりで、スタッフともすぐに打ち解け、終始笑い声の絶えない明るいツアーになりました。様々なバックグラウンドを持つ人との真剣な交流こそ、シェアのスタディツアーの醍醐味なのではないでしょうか。

6泊8日という短い間でしたが、みなさん本当にありがとうございました!このツアーで学んだことを活かして、世界に羽ばたく人材になってくれることを期待しております!!



5. おまけ 〜カンボジアのごはん〜

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ホテルでの朝ごはん


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チーフシェフ・ヘンさんのごはん



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ごちそうさまでした☆


海外事業アシスタント  末永 明日香





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