スオ・スダイ!海外事業担当の末永です。

蒸し暑い日が続いていますね!こんな日はカンボジアの冷たい甘味を食べたくなります。
私のお気に入りは、ココナッツミルクがかかったラパウ・ソンクチャー(カンボジアのかぼちゃプリン)です。ジャマイカに住んでいたころ、どうしても食べたくなって小さいかぼちゃを必死で探し、どうにかして自分で作りましたが、あまり美味しくなかった…。

やはりカンボジアの市場で食べるのが一番ですね。


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ジャマイカで作ったかぼちゃプリン。おいしく…なかった…


現在カンボジア北部のプレアビヒア州で実施している「子どもの栄養改善プロジェクト」は、2008年から2017年までカンボジア南部のプレイベン州で実施したプロジェクトをもとに作られており、このプレイベン州で得た学びがたくさん活かされています。


カンボジア(プレイベン・プノンペン)
プレイベン州プレアビヒア州の地図


プレイベン州視察ツアーを実施

今回、現事業地のプレアビヒア州の人々に、前事業地のプレイベン州でシェアが人々とどのような活動を実施してきたのかを実際に見ていただくため、プレイベン州視察ツアーを実施しました!

この視察には、いくつかの狙いがあります。

まず、プレイベン州で郡保健局・保健センター・保健ボランティア・自治体という様々な立場の人々が協力して子どもの健康をまもる活動をしている様子を実際に見てもらうことで、プレアビヒア州の方が今後シェアと一緒に活動する具体的なイメージを持てるようになること。

プレイベン州の人々の活動を見ることで、プレアビヒア州の人々のモチベーションが上がること。

そして、プレイベン州プレアビヒア州の人々の繋がりが生まれることなどです。


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プレイベン州プレアビヒア州の保健局スタッフ・保健センターが混ざって意見交換中


離乳食教室の見学

今回の視察では、保健センタースタッフと保健ボランティアが協力して実施する包括的乳幼児健康診断の様子や、自治体女性子ども委員会の担当官が行う離乳食教室を見学しました。

プレイベン州からは郡保健局の副局長となったミエン・ムーン氏や、郡女性子ども委員会のチャン・ソコム氏なども参加し、プレアビヒア州の人々に、自分たちがどのように活動を実施しているか、またどうやって自治体から離乳食教室を実施するための予算を確保しているかなど、熱心に説明していました。

またそれを聞く参加者のみなさんの目はとても真剣で、小グループに分かれた質問タイムでは、活発に意見が交わされていました。


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離乳食教室に関して説明するプレイベン州のチャン・ソコム氏


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話の内容を真剣にメモをするプレアビヒア州の人たち


プレアビヒアの人たちにとって、やはり「自治体の予算を自分たちで確保できる」ということが大変な驚きであったようでした。ツアー中プレアビヒア州の人たちから「予算確保の部分を、シェアに手伝ってもらいたい」という声を頂き、シェアのスタッフは彼らをサポートできるようさっそく自治体の予算配分会議に一緒に参加しています。



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まとめのワークショップの様子。活発に議論しています)


プレイベン州の人々が自立的に活動する様子は、プレアビヒア州の人々のよいモチベーションに繋がったのではないかと思いました。それだけでなく、プレアビヒア州の人々の熱心さに、プレイベン州の人々も学ぶところがあったのではないでしょうか。

この視察によって、プレイベン州プレアビヒア州の人々のつながりが生まれ、相互によい影響が与えられたと思います!


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集合写真

彼らのがんばりをサポートするシェアの活動を、これからもどうぞ応援してください!


海外事業部
末永 明日香


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こんにちは。カンボジア事業担当の末永です。

現在カンボジアでは、ベースライン調査と呼ぶ新事業地のプレビヒア州の
現状把握のための調査を実施しています。


今回は2種類の調査を実施します。

一つは、子どもの身体計測で、対象となる全ての2歳未満児の身長と体重を計測します。
そしてもう一つは、2歳未満児の養育者および妊産婦に対する、栄養に関する知識・行動調査です。

先日の出張の際、知識・行動調査チームに同行してきましたので、その様子をご報告いたします。


アプリケーションを使用した調査

今回、新しい取り組みとして、調査には「mWater」という調査用アプリケーションを使いました。
このアプリケーションを調査員が使用するタブレット端末(スマートフォン等の機器)に取り込み、
聞き取った内容を入力していきます。

質問紙を使用する調査とは違い、調査結果をエクセルなどに入力し直す必要がないため、
入力ミスなどを防げますし、大幅な時間の短縮につながります。

またインターネットがあれば、調査内容を複数の端末で共有することもできます。


アプリケーションの実際の画面
使用しているアプリケーション「mWater」の実際の画面


対象の農村に着いたら、調査員が分かれて対象者の家に向かいます。
アプリケーションを使い、聞き取り開始です。


聞き取り調査
聞き取り調査の様子


聞き取り項目の中に、直近の24時間のうちに食べたものをすべて教えてもらうという質問があります。食べたものだけでなく、その量も聞き取ります。写真を使って、食べた量に近いものを指さしてもらいます。


写真を使用した聞き取り調査
写真を使用した聞き取り調査


今回の調査では、妊産婦も対象に含みます。なぜなら、この事業では胎児期から2歳の誕生日を迎えるまでの1000日間にフォーカスを当て、子どもの栄養改善に取り組んでいるためです。妊産婦には、栄養に関する行動・知識の聞き取り調査と、身長・体重測定を行います。


妊産婦 身体・体重測定の様子
妊産婦 身体・体重測定の様子


これからは、取り終えたデータの内容の精査を行い、関係者をふまえて分析に取りくみます。その結果を踏まえて今後のプロジェクトの見直しを実施すると同時に、カンボジアの国立栄養プログラムなど、国レベルの関係者に対しても結果を共有していく予定です。


10年前の活動でも・・・

ところでこのブログを書いている最中に、10年前にシェアのカンボジア事務所でインターンをしていたころ、同じタイトルでブログを書いていたことを思い出しました。

10年前の「ベースライン調査」のブログ


2008年はプレイベン州での事業がちょうどスタートした年でした。あれから10年を経て、プレイベン州での10年間のプロジェクトを通じて学んだことを活かしながら、新たな事業地であるプレアビヒア州でまたベースライン調査をしている。そして当時インターンだった私が、今度はスタッフとして事業に関わらせていただいていることを考え、とても感慨深い気持ちになりました。

このように、シェアが長い年月をかけて、現地の方々と事業を続けていけるのも、たくさんの支援者のみなさまのおかげです。いつもあたたかくシェアの活動を見守ってくださり、ありがとうございます!そして、これからもシェアをどうぞよろしくお願いいたします。


海外事業部
末永 明日香


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こんにちは!カンボジア出張中の末永です。プレアビヒアの農村での活動のあと、首都のプノンペンに戻ってきたらお腹を壊しました。先日食べた山盛りパスタが原因でしょうか。やはり私には田舎のご飯のほうが合っているようです。

カンボジアではいま、続々とカフェがオープンしています。出張のたびに新しいカフェを見つけます。先日ついにプレアビヒアにも、クーラー&Wi-Fi完備のおしゃれ(?)なカフェがオープンしました。しかもここ数ヶ月の間に3軒も!まさに雨後のタケノコ。カンボジアは、まさにカフェ戦国時代と言えるでしょう。

今日はそんなカンボジアのカフェを紹介します。
なお、以下のコメントは末永の個人的な見解ですので、あしからずご了承ください。


1.海外・国内大手コーヒーチェーン系

☆スターバックス

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言わずと知れたコーヒーチェーン。初めてカンボジアでスタバを見たときは「おぉっ!」と思いましたが、今では見慣れてしまいました。スマホ・パソコンを片手にコーヒーを飲む若者で溢れています。私は彼らをNew Generation(新世代)と勝手に呼んでいます。


☆BROWN CAFE

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なんとカンボジア発祥のカフェチェーン。カンボジアらしく、ラテを頼むとすでに砂糖が入ったあまーいコーヒーが出てきます。ちなみに、このBROWN CAFEの向かいには別のBROWN CAFEがあり、その斜め向かいには別のカフェがあり、さらにその隣にもカフェがあります。


☆Cafe Amazon

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☆Grolia Jeans'

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☆JOMA cafe

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上からタイ、オーストラリア、ラオスのコーヒーチェーンです。


2.ローカルコーヒーショップ系

☆Universe Cafe

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シェアの事務所近くにあります。ここのアイスラテ(1ドル)は美味しいのでよく行きます。


☆Khmer Angkor

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バイクの数からもわかるように、人気店です。中にテレビもあるためカンボジアおじさんの溜まり場になっています。シェアのスタッフも休み時間によくここでくつろいでいます。


☆The ATH Coffee

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このお店もオフィス近くにあります。内装もかなりおしゃれです。値段設定は高め。付近にインターナショナルスクールが多くあり、そうした外国人をターゲットにしているのでしょう。


3.昔からのスタイル系

☆食堂のコーヒー

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食堂でごはんを食べたあとの一杯…。注文するとこの濃厚コーヒーが出てきます。値段は1,000リエル(25円)〜2,000リエル(50円)です。コンデンスミルクを入れるのがカンボジア流。もちろん砂糖を入れたり、ブラックで注文する人もいます。


4.モバイル系

☆移動式コーヒーショップ

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よく見かけるようになりました。コーヒーチェーンの移動販売の場合もあれば、個人でやっているお店もありそうです。日本人が始めた「UEDA COFFEE」もあります。一杯1ドル以下ぐらい。
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まとめ

ここでは紹介しきれていませんが、カンボジア(主にプノンペン)には、まだまだまだまだたくさんのコーヒーショップがあり、新しいお店が日々誕生しています。値段もさまざまで、中には1杯4ドル〜5ドルするものもあります。ローカルの食堂でお昼ご飯を食べたときの値段がだいたい6,000リエル(150円)ということを考えると、決して安いとは言えない金額です。

そのようなお店でスマホやパソコンを片手にコーヒーを飲みながらくつろいでいる人々を見て、プノンペンの人々の経済力がどんどん上がり、地方との格差が拡がっていくのを感じます。


海外事業部
末永 明日香


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こんにちは。シェアでカンボジア事業を主に担当している末永です。
昨年10月のキックオフイベントを皮切りに、カンボジアではプレアビヒア州での活動が本格的に始動しています。11月からは、子どもの健康をまもる活動のトレーニングも始まりました。

今回はその様子をレポートいたします。


1.州・郡の保健行政局の栄養担当官から、保健センタースタッフに対するトレーニング

まずは、シェアのカウンターパート(現地の活動パートナー)である、州および郡の保健行政局の栄養担当官から、保健センタースタッフに対してトレーニングを実施しました。


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参加者に対して講義をするメーン氏


今回のトレーニングを実施する州保健行政局のメーン氏、そして郡保健行政局のタン氏は、プレアビヒアでの事業を実施する上でキーとなるとても重要なパートナーです。プレイベン州での前事業の学びから、プレアビヒアでは立案の段階からカウンターパートを巻き込み、プロジェクトを実施しています。

メーン氏はいつも上手に研修の雰囲気を盛り上げ、まとめの際には必ず要点を確認しています。タン氏も笑いを上手に引き出し、穏やかに参加者の理解を確認しながら研修を進めています。2人ともシェアの活動に積極的に参加してくれており、今回も時間いっぱい保健センタースタッフに対して指導・実演練習していました。

保健センターのスタッフはグループに分かれて、ファシリテーション(司会進行)や乳幼児健康診断の方法、保健教育で使うフリップチャートの使い方などについて、シェアと州・郡保健行政局のスタッフから学びました。


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教わったフリップチャートの使い方を実践する保健センタースタッフ


2.トレーニングを受けた保健センタースタッフによる、保健ボランティアに対するトレーニング

次は、「教えられる側」であった保健センタースタッフが、「教える側」となる番です。
タコン、バリボー、チャムロンという3つの地域の保健センターのスタッフが、それぞれの管轄区内の村の保健ボランティアに対して、トレーニングを実施しました。もちろん、シェアや州/郡保健行政局のスタッフがフォローにまわります。

保健センタースタッフのファシリテーションは、初めてのことも多いようでした。前日の準備リハーサルの段階では、視覚教材を適切なタイミングで使うことや、メモを大きな紙に貼って書くといったことがスムーズにできなかったようなのですが、トレーニングを行うにつれかなり上手にできるようになっていきました。

足りないところもありましたが、州/郡保健行政局のスタッフやシェアからのフォローを受け、保健センタースタッフによる研修も無事に終了しました。保健ボランティアたちの、乳幼児健康診断についての理解も深まったようです。研修の前後で行ったテストでは、どの会場でも結果が向上していました。


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保健ボランティアに対して研修を行う保健センタースタッフ


3.コミュニティの「繋がり」を創るシェアの手法

このように、研修を受けた人が、さらに別の人たちに研修を実施することを、シェアでは「ステップダウン研修」と呼んでいます。今回は、研修を受けた保健センタースタッフが、保健ボランティアに対して研修を行いました。

シェアは、こうした手法をとることで、保健センタースタッフや保健ボランティアの能力強化を目指すだけでなく、プロジェクトに共に取り組む人たちの、「人と人との繋がり」を創ることも目指しています。本来、保健ボランティアの活動を監督するのは保健センターの役割ですが、カンボジアではその連携がうまくいっていないことも多々あります。シェアは、こうした活動を通じて、地域が連携して子どもの栄養改善活動に取り組める環境づくりを行っています。


※このプロジェクトはJICAの草の根技術協力事業のスキームで実施しており、カンボジア国プレアビヒア州を対象地域とした4年間のプロジェクトになっております。


海外事業部
末永 明日香




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子どもの栄養改善1000日アプローチプロジェクトが開始

カンボジアでは保健センター・保健ボランティア・自治体の女性子ども委員会の人びとへの研修を実施しています。研修では、なぜ命が始まってからの1000日が大事なのか・母乳の大切さ・乳幼児に適切な離乳食とは・3大栄養素・成長発達モニタリングの方法といったテーマについてふれています。


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研修の前にはリハーサルをして内容を確認します。



シェアカンボジアスタッフのダナーのプレゼンテーション


研修はテーマも重要ですが、どのように対象者にメッセージを伝えるかということも工夫が必要です。歌・視聴覚教材・ゲーム・実践等を組み合わせながら、参加者が楽しく体験を通して学ぶ手助けをします。



シェアカンボジアスタッフのセレイの歌


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実際の成長曲線を拡大するなど、わかりやすい資料にするため工夫します。


栄養すなわち食事は人々の生活に直結していますので、いつでもここの人びとは何を食べているのということにアンテナを張ります。市場で売られている食材・村の食堂のメニュー・スタッフが業務後に釣ってくる魚等々、プレアビヒアでの生活が少しずつ見えてきます。


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プレアビヒアの市場の様子


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イナゴも食べるようです


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業務後に夕ご飯を釣りにいくシェアスタッフ


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ヌンメンチョッという、米の麺料理です。私のお気に入りのカンボジア料理です


海外事業部
虎頭 恭子

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