7月28日から8月5日までJICA青年海外協力隊事務局からSHAREに委託されている、エイズ対策技術補完研修を行いました。今回の平成22年3次隊の研修生は前回の半分の9名と少なく、全員女性!こじんまりと部屋の前半にまとまった研修生へはマイクも不必要なほどアットホームな雰囲気で研修を行いました。なんと9名中6人は看護師で、1名は薬剤師とほとんどが医療職で一般企業の方は2名だけだったので、実際にHIVの検査やケアをしていた方もいらっしゃって、私は逆に緊張しましたが、皆さんとても勉強熱心に取り組んでいました。
折りしも同じ7月にウィーンで第18回国際エイズ会議が開催された直後の為、講師の方々もエイズ会議で得た最新の情報なども講義内容に追加されていました。
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22年3次隊の皆様と西山・花輪とJOCAの里見様

エイズ研修の担当になって3回目でしたが、HIV/AIDS対策の問題は本当に奥が深く、1つの病気としては片付けられないほどの社会的要因がからみあっていて、同じタイトルで同じ講師の方がお話していても、どんどん変わっていくこの状況や、それでも変わらない人間の価値観など、内容は聞く度に新しい事が心に残る為に、簡単な答えなんてなく、たった8日間の研修の中でもいろいろなお立場で意見も考え方ももちろん違う事もありますし、いつも興味深く勉強させていただいていました。
そんな私には、HIV陽性者団体の代表の方が「だからエイズっておもしろいよね」とおっしゃったのがとても印象的でした。「皆が、私は差別は「しない」ではなく「したくない」としか言えない」と、前にその方がおっしゃっていた通り、無意識のうちにどんな相手でも傷つけうる事を考えると何が差別偏見なのかわからなくなっていたのですが、長年この問題に携わりご苦労もされてきたであろう当事者からそんな言葉を聞いた瞬間、正直ほっとしたような感覚になりました。自分にできる事からできる形で考えていこうという前向きな気持ちにさせてもらえたような気がします。
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ワークショップのひとコマ

今回の研修内容が赴任地のエイズ対策にどう生かせるは実際行ってみないと分からない部分も多いかと思いますが、現地で様々な経験をし感じた事を、また日本に帰ってきた時に終わりにせずに、2年間のおみやげとしていい影響を与えて続けてほしいなと期待しています。

国内保健事業アシスタント 花輪 静香
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5月12日から20日までJICA青年海外協力隊事務局からSHAREに委託されている、エイズ対策技術補完研修を行いました。

今回の平成22年2次隊の研修生は18名で、現役大学院生や新卒の方から、10年近くNGOや国際的な仕事に就いていた方、実際にプロジェクトを管理していた方、この研修の内容に重なるような仕事をしていた方まで幅広く参加されました。

いつも女性がほとんどのようですが、今回は男性が5名と多かったせいか、毎日の研修後の時間も皆さん活発にコミュニケーションをとっていたように見えました。研修で感じた事を自分の言葉にして自己認識したり、違う人の意見を聞いたりすることは、とても勉強になる事だと思います。

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コンドーム装着用バナナを持って

私は2月に続き2回目の担当となりました。
前回は初めてで、研修生と似た感想を感じる事も多かったですが、講師の方は前回と同じ講義内容とはいえ、やはり伝えたい事がたくさんある中でどこにスポットを当ててお話するかはその時によって違うので、受け取る側が印象に残る言葉もまた毎回違うところに、HIV/AIDS対策問題の深さや、この研修が8日間でもほんの一部であることを感じました。

研修内では当たり前のように使われる医療用語・エイズ関連用語・開発用語・NGOの略語などたくさんありますが、話し手側は違和感なく使っているものなので、初めて聞く研修生にしてみるとついていけないと感じてしまう事もあるようで、難しさを感想に書いた人も少なくありませんでした。

私もスタッフとしてわからない専門用語も多いですが、仕事上、個人的な無知に因ってSHAREとしての信用を傷つけてはいけないのでその場では聞けず、後で調べたり上司に聞いたりします。

JOCVのVはボランティアのVで、(Japan Overseas Cooperation Volunteers, JOCV)何でも積極的に聞ける立場を是非利用してもらいたいなと思いました。

私の2歳の子どもが「なーに?おしえて」と言えることが、大人になると恥ずかしさや見栄やプライドというのでしょうか、「教えて」と言いづらくなるものだなぁとよく実感します。聞かぬは一生の、とはいったものです。

研修生の皆さんはこれから訓練所に行ってますます大変な日々を送り、現地でも貴重な体験をすることと思いますが、何かに迷った時、今回の研修で得た引出しが役立つことを願っています。誰かの笑顔につながりますように!

国内保健事業 花輪
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こんにちは。インターンの長沢です。

私イベントインターンでありますが、
本当はイベント・普及啓発担当という名前がついております。
つまり…普及活動もすべきなんですね。

昨年12月の空とぶバケツでおそらく初の普及活動的なイベントに参加し、
非常に貴重な楽しい体験でありましたので
残りわずかの期間でできるだけシェアのやっている研修などに
参加しようと思い、このタイトルにもあります、高校の授業に出てきました。

高校2年生の授業に先週と今週、2回参加してきました。

先週の授業では、ポストイットを使った感染リスクのグループワーク、コンドームの使い方についてを、男女別で実施しました。最近の小学生中学生はだいたいどんな感じなのかわかっていたんですが、ちょっと高校生とのふれあいは久々だったので、どんな感じなのかなぁと思っていたら、私の想像とはちょっと違いましたね。

高校生の考える感染のリスク
1 蚊に刺されるとうつる
2 母子感染の確率は高い
3 かみそりとかコップも危ないんじゃない??

という感じでしたね。
蚊に刺されるとうつると思っていた子が結構いたのに正直びっくりですね。。。しかも国や地域で蚊が違うから、感染のリスクがまた変わってくるなど、発想豊かな高校生の発言に驚きました。母子感染に関する知識も間違ってはいないようでしたが、クリアではないように思えました。

コンドームの使い方に関してやっているときは、みんななんだか消極的というかドン引き…?敏感なお年頃だからしょうがないのかと思いましたが、生徒の反応に関しては毎年悪くなっていくという傾向があるそうです。性が身近になりすぎてちょっと知っているところに、現実を見せつけられ、こうなってしまったのですかね〜よくわかりませんが。

先週の反応を見た印象のまま、本日の授業に参加したので、もっと反応が悪いと思ってたんですが、今日のHIV陽性者の手記を読むというグループワークでは、陽性者の人の手記を読みどう考えるかということに関してしっかりと議論をしていました。発表のときにも生徒それぞれの思いというか、エイズに対する考えを熱く述べているのを見て、先生を始め私たちも感動しました。

その後にやった、エイズに関するキャンペーンを作るとしたら?という題目で、再び話合いをやってもらいましたが、ここでも生徒達大盛り上がり!!霞ヶ関で座り込みをして議員達にアピールする、とか、若い人より差別意識の高そうな年配の人たちに呼びかけた方がいいのではないか、とか、健康診断のときに若者に呼びかけよう、とか本当にいろいろと斬新なアイディアを出していました。


私も中高と保健の授業でエイズに関してチラッと学習しましたが、ここまで深くは勉強しなかったので、こうして機会を与えられた生徒達はよかったのではないかなと思います。今回の授業が今後彼らにとって考える機会となればと願います。

インターン 長沢
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平楽中学校では10年前から国際学習を行っています。
異なる文化を認め合い、世界の平和を考えることを目的にしている学習です。
シェアではこの中学校に国際理解のために出張で講義にゆきました。
今回はカンボジアってどんな国?などクイズでカンボジアについて学んだあとに次のようなワークをしました。

 
カンボジアにある貧しい農村にペウという少年が住んでいました。貧しい国に生まれたペウ。下痢に対する正しい対処法を知らない両親、病院から遠い、貧しく十分な栄養が取れない、薬はなく民間療法で対応している・・・まだまだ原因があります。
そして、最後には下痢で命を落としてしまうという事例をよんでなぜそうなってしまったのかどうすればよかったのかを考えるワークをしました。


平楽中2

親が間違った知識しかしらなかったから、薬が飲めず、民間療法でトカゲを飲んだから・・・。など各グループから色々な答えがきかれました。
とある生徒さんの反応で「ス○ッパ(下痢止め)飲めればいいのに!」というものがありました。
そう、薬があれば改善するかもしれません。
でも、コンビニで薬が手に入ってしまう便利な日本とは違い、薬が簡単に手に入らない環境です。

多くの原因が重なり、死につながってしまったけれど、何を改善したらペウの命が救えたのかみなさん一生懸命考えてくれているようでした。


平楽中1

インターン 移川

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  国内保健事業担当インターンの山本です。6月中旬、JICAの(国際協力機構)「エイズ対策技術補完研修プログラム(以下、エイズ研修)」に3日間、手伝いをしに行ってきました。このエイズ研修は、青年海外協力隊のエイズ対策活動隊員が、渡航前に行う研修の一つで、朝から夕方まで8日間、エイズの事について学ぶ研修です。実際に現場で活動する外部講師などを招いて、講義を受けたり、ワークショップで学んだりします。シェアはこの研修の企画運営をしています。

エイズ研修1 エイズの事を専門的に学んだ事のない自分にとっては、目からウロコのような話ばかりで、全てが新鮮で心熱くさせられました。
 なかでも、政府やNGOのエイズ政策へ数多く政策提言等で携わっているNGOスタッフの方からは、エイズをめぐる世界の動きのお話をいただいていましたが、特に印象に残っていることとして、「日本政府が取り組んでいるエイズ政策の主要な活動は、君たちを送り出していることだ!」と大きな喝を入れられて、この部屋が国家のエイズ対策で最もホットな場の一つなのかと思うと、隊員のみなさんだけでなく私自身含め、研修全体が身の締まる思いでした。
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