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1月10日夜、タクアパ泊

1月10日午前10時、乗り合いバスを借りてパンガー県の海岸線を南下して、カオラックビーチのリゾート地帯と、バン・ナム・ケンBan Nam Khem(両方ともタクアパ郡内)を見に行く。

・カオラックビーチ
同じ観光地でも、プーケットなどに比べて被害は甚大。
津波が来た時に近くの高台から撮った映像が売られていて、波が一旦引いた後でも人々が津波に無関心な様や、渦巻状に波が来た様子が撮られていた。

・バン・ムアン(Bang Muang),バン・ナム・ケン(Ban Nam Khem)
観光地ではなく漁村で、遺体が収容されている寺(現在DNA鑑定が行われているタクアパのムアン内にある寺とは別の寺)があり、400体ほど遺体が安置されていた。冷凍のコンテナに保存されている為、冷凍設備による臭いはするが、遺体の腐敗は避けられている。

漁師組合を中心に被害の対策が考えられていて、政府からの救援もスムーズに受け入れられている様子。(ちなみにこの寺にはウボン地域の疾病対策局スタッフも4人派遣されていたとのこと。)

国道沿には、政府による救援センターが数多く設置されていて、救援物資が配布されていた。特に衣類の救援物資は過剰に届いている様子で、国道沿などによくあるバス停には、誰に管理されることもなく衣類が積み上げられていた。

ボランティアの中に軽い下痢の症状が見られるものの、特に何らかの感染症が流行しているということはない。

1月10日夜もタクアパ郡ムアンに宿泊する。
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1月9日 プーケット

昨日クラビにて宿泊し、今朝パンガー県へ向かう途中バスがプーケット経由だったので、状況を見に立ち寄った。ピピ島へ渡ろうと思い、現場で働いている人に聞いてみると、島内の被害はひどく道が閉ざされたままで、交通が回復するには3ヶ月かかる。そのため支援があまり入れない状態。また、ハエが多く発生している。

プーケット島の海岸線をバスで通って状況を見たが、建物は壊れている個所も多いが、道路や海岸は既にきれいに片付けられていて、問題がないように見える。観光業も正常化しており観光客で賑わっている。

夕方になりパンガーへ向かい、タクアパ(Takua Pa)へ午後7時30分位に到着。遺体収容所となっている寺付近を通ったらしいが、夜も遅かったので暗くて分からなかった。
プーケットからのバスのルートは海岸線ではなく内陸なため、被害状況があまり明らかではなかった。今日は特に支援団体との連絡を取ることなく全体状況の把握となった。

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1月8日(土) クラビ

1月5日に日本発った後、シェアタイ事務所のスタッフと打ち合わせをするために、最初に東北タイのウボンラチャタニ県に飛んだ。ミーティングの結果、マスコミの報道でもしばしば登場するプーケットは支援がかなり入っている様子なので、そこは今回の訪問対象地とはせず、多くの零細な漁民が被害にあったラノーン県とパンガー県を中心に視察することを決定した。また、シェアタイからは看護師のチェリーが同行することになった。(工藤)

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昨年末に起きたスマトラ沖地震は、年を明けてその被害の拡大が日々報道され、未曾有の規模であったことが分かってきました。
この災害に対して、シェアは、途上国での復興支援や保健衛生事業の経験が豊かで、タイでの活動経験がある工藤芙美子看護師をタイに派遣することにしました。

1月5日に日本を発って、シェアタイ事務所のタイ人看護師と合流し、タイ南部のラノーン県及びパンガー県周辺の被災地で、衛生状況の調査をしながら、現地での支援活動に協力する予定です。

現地からの報告があり次第、このブログにアップしていきます。
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