ジャズ、来るべきもの 名盤紹介ブログ

興味があっても敷居が高く、どれから聴けばいいのかわからないJazz。そんなJazzをわかりやすく解説するブログです。ファースト・ジャズにうってつけの作品を選りすぐってご紹介。アルバム紹介のみならず、様々な角度からの分析、ジャズの歴史、ジャズ関連情報もお届けします。

160枚目:Curtis Fuller "Blues-ette"【1959】







今回はモダン・ジャズ黄金時代まっただ中に録音された著名人気盤、Curtis Fullerの"Blues-ette"【1959】を紹介いたします。


カーティス・フラーはトロンボーン【ウィキ】奏者。トロンボーンは、性質上といいますか構造上、サックスやトランペットのように、一音一音をはっきりと聴かせるのが苦手な楽器。もっさりとした音色になります。モワっとした音を出します。


1920年代/1930年代のニューオリンズ・ジャズ全盛期には、トランペット、クラリネットと並ぶスター楽器の地位を占めておりましたが、1930年代に入りスウィング・ジャズ全盛期になると、サックス奏者の台頭により、クラリネットとともに地位は徐々に低下。ビッグ・バンドではアンサンブル要員として地味な存在になってしまいます。


1940年代1950年代のモダン・ジャズ黄金時代に入ると、サックス/トランペットの地位が増々高まります。ジャズと言えば、サックスあるいはトランペットというイメージが強くなります。クラリネット奏者の地位はほとんど回復することはありませんでしたが、今回紹介するカーティス・フラーとJ.J.Johnson【過去記事】が新世代のトロンボーン奏者として活躍し、サックス/トランペットほどではないにせよ一定の地位を回復します。更には、ソウル・ジャズ系のBennie Green【過去記事】やアヴァンギャルド系のGrachan Mouncur 掘過去記事】も登場し活躍。中でもフラーはJ.J.とともに、モダン・ジャズ世代の第一人者として大活躍し、多数のリーダー作を発表すると同時に、多くの作品にサイドマンとしても参加、偉大なキャリアを築き上げました。一時期、Jazz Messengersにも参加しておりました。


カーティス・フラーの過去記事は以下の通りです。


変わり種Jazz【35】Curtis Fuller "Sliding Easy"【1959】


サイドマンとして参加した紹介作品は以下の通り。


38枚目:Benny Golson "Groovin' with Golson"【1959】



カーティス・フラーはモダン・ジャズ黄金時代を代表するトロンボーン奏者なのだから、今回取り上げる"Blues-ette"【1959】ではさぞやフラーの演奏は素晴らしいのだろう、という憶測がもちろん働くわけなのですが、実はそうではありません。そうではない、というと語弊があります。フラーはもちろん素晴らしいのですが、今作のストロング・ポイントはフラーの演奏だけではないという意味です。


先ほど、フラーがサイドマンとして参加した過去紹介作品として、Benny Golsonの"Groovin' High"【1959】を挙げました。"Blues-ette"と"Groovin' High"はフラーとゴルソンとリーダー作ですので名義こそ違えど、実は姉妹作ではないか、連作ではないかと個人的には考えております。録音も同じ1959年で"Blues-ette"の5カ月後に"Groovin' High"は録音されました。両作に共通するポイントは、もちろんゴルソン・ハーモニー。抑制的で美しいアレンジを施すことで、ベニー・ゴルソンは知られております。"Blues-ette"は名義こそカーティス・フラーですが、ゴルソンの思想に基づいて録音されたように思えるということになります。









Curtis Fuller "Blues-ette"【1959】
カーティス・フラー 「ブルースエット」【1959年録音】



パーソネルは以下の通り【参照:wiki "Blues-ette"】。


tb:Curtis Fuller

ts:Benny Golson

p:Tommy Flanagan【過去記事

b:Jimmy Garrison
ds:Al Harewood


フラーとゴルソン以外、"Groovin High"と同じメンバーはおりません。後にコルトレーン・クラシック・カルテットのベーシストとなる若き日のギャリソンが参加しております。



1曲目収録"Five Spot After Dark"。ゴルソン作。

フラーのリーダー作なのですが、冒頭のメロディを吹くのはゴルソン。抑制されたゴルソンらしい音。00:35辺りでフラーのソロがスタート。とろんぼーんらしいもっさりとした音。1:45からゴルソン。これまた素晴らしい音。3:10からフラナガン。3:55からゴルソン・ハーモニー。ほどなくして、冒頭の美しいメロディに回帰。



2曲目収録"Undecided"。

やはりゴルソンのリードでスタート。0:50からフラナガン。2:10からフラー。4:15から凄い入り方のゴルソン。



ちなみに、1929年生まれのゴルソン、1936年生まれのカーティス・フラー共に存命中。1980年代のモダン・ジャズ黄金時代に活躍したビッグネームが、半世紀以上を経た現在もお元気でいらっしゃるのは嬉しいですね。それにつけても、彼らより三世代下であるはずの1980年代のスター、マイケル・ジャクソン、プリンス、ホイットニー・ヒューストンたちが既に鬼籍に入ってしまったというのは一体全体どういうことなのでしょうか。


最後にいくつか関連映像を。


1993年に日本で開催されたMt.Fuji Jazz Festivalより"Five Spot After Dark"。
.
ゴルソン、フラーとヒノテルによる3管構成。



カーティス・フラーが2013年スイス・チューリッヒで行ったライヴ映像。

自分の仕事を終え、座りながら若者たちの演奏を楽しむフラー。




2018年8月にベニー・ゴルソンがパリで行ったライヴ映像。

アップロードした方が2018年8月3日のライヴだ!と記述されているので信じるしかないのですが、とすればゴルソンはこの時89歳。しかも好々爺然としたフラーと比較しても89歳に見えません。畏敬の念すら感じます。ベニー・カーター大師匠も90歳を超えても世界中を飛び回り吹き捲っていましたが、ベニー・ゴルソン恐るべし。こりゃ、90歳で今年のTOKYO JAZZ参戦もあるんじゃないでしょうか。







ライヴ盤列伝【20】Thelonious Monk "Misterioso"【1958】







ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、2019年最初の記事になります。簡単に2018年を振り返りますと、”古き良きジャズ”に関してましては、John Coltraneの未発表音源のリリースというそれなりのビッグニュース【過去記事】はありました。当然レコード会社は世紀の大発見のようなおおげさな宣伝文句を連発しますし、提灯記事も数多く見られました。が、これはあくまでも埋もれていた歴史の一部が明らかになったということ。充実期を迎えていたコルトレーンのディスコグラフィに一枚追加になったということで、貴重な音源であることはたしかですが、それ以上でもそれ以下でもありません。「歴史が変わった」訳ではなく、一部修正された程度と考えるべきではないでしょうか。私個人は楽しく聴きましたし意義のあるリリースではありますが、「ジャズの歴史を変えた!」というわけはないという印象です。


オン・タイムのジャズ・シーンを詳細まで追っている訳ではありませんが、ここ数年続いているHIp-Hopカルチャーとの融合を目指した潮流は続いているようです。それほど多くはありませんが、昨年もオン・タイム・ジャズ作品を取り寄せて聴いてみましたし、Kamashi Washington作品を紹介してみたりもしました。それなりに盛り上がっていると感じておりますが、内外を問わず商業音楽シーンが停滞しつつある現在、ジャズに限らず、これからの展開が難しいのかなぁと少々悲観的に感じてもみたり。現在進行形のムーヴメントに注目し、新作を楽しみに待つというのも音楽の醍醐味ですので期待はしておりますが。


とは言え、未だ「ジャズを聴く」ということは、半世紀以上前のモダン・ジャズ黄金時代に録音された音源を引っ張り出して聴く作業を意味している、と個人的には思っております。何よりも黄金時代の作品群は刺激的ですし、系統立てて聴くことができます。聴いている作品が、どのジャズメンのどの時代の作品で、どういった意図を持ち、どのような歴史的価値があるのかが把握できるという意味です。現在進行形で活躍するアーティストを”発見”し、自分だけが知っているという密かな歓びを感じるみたいな楽しみ方はできないかもしれませんが。


今回取り上げるのは、モダン・ジャズ黄金時代のど真ん中に録音されたThelonious Monkの"Misterioso"【1958】というライヴ録音盤です。大変著名な作品です。セロニアス・モンクについては過去に何作か紹介しております・


天才の系譜【4】Thelonious Monk/セロニアス・モンク


Jazz探究【10】Thelonious Monk "Brilliant Corners"【1958】


ジャズメン御一行様、来日ス【5】Thelonious Monk In Tokyo"【1963】


モンクは作曲家としてもスタンダード化した曲を多数残しております。


名曲列伝【32】"'Round Midnight"【1944】


名曲列伝【39】"Straight ,No Chaser"【1951】


セロニアス・モンクというジャズ演奏家については、これまでの記事中で繰り返し私見を述べて参りましたが、念押しを兼ねて少しだけ。モンクはピアニストですが、通常のピアニストとは異なります。流麗ですとか、いわゆる「技巧」とは無縁。時に、ふざけているのではないか、酔っぱらっているのではないか、ミスタッチだらけじゃないかと思わせるような際どい演奏もあります。ですが、もちろん、ふざけている訳ではありませんし、ミスタッチに聴こえてもそれはミスから生じたものではなく、敢えてミスを犯していると考えるべき。ちなみに酔っぱらっていないのかどうかはわかりません。もしかすると酔っぱらっている可能性は否定できません。


モンクは誰かに合わせることもありません。モンクはいつもモンク。だからマイルスとは合いませんでした【喧嘩セッション】。当然です。モンクが悪い訳では全くなく、マイルスが悪い訳でもありません。敢えて言えばモンクをセッションに呼んだマイルスの落ち度というべき。ジミー大西に流暢な漫談を期待するようなものです。


モンクは他のどのピアニストとも異なるスタイルを確立しました。天然です。変人を装っているタイプでもありません。素です。天然としかいいようがありません。「天然」という表現が一番しっくりくるように思えます。


何度も紹介している音源ですが、晩年のモンクが独奏した"Satin Doll"【1969】。「通常のサテン・ドール」の確認は、名曲列伝【3】Satin Doll 「サテン・ドール」で。

この時期のモンクは少し神経をやっちゃっていたとも言われますので、本人の意図せぬミスタッチが含まれている可能性はあります。ですが、ミスタッチに聴こえる音の多くは意図的なものであるはず。ですが、変人の装っている訳ではもちろんありません。


モンクを表現するのに「天才」という言葉はあまりにも平凡すぎるように思えます。別次元なんです。技術的に一段階上という意味ではなく、そもそも依って立つポジションが他のピアニストとは違うといいますか、目指す方向が全く異なるといいますか。アート・テイタムとオスカーを比べることは可能ですし、レッド・ガーランドとウイントン・ケリーのどちらかが好みかという議論であれば、結論は異なったとしても議論はかみ合うはず。ですが、モンクとテイタム、モンクとオスカー、モンクとケリーを比較しても意味がありません。シュガー・レイ・ロビンソンとヨハン・クライフを比較するようなものです。そもそも競技が異なります。いやいや、モンクとテイタムは同じジャズ・ピアニストじゃないか!というツッコミは入って当然です。ですが、モンクの特殊性をご理解頂くには、これくらいアクロバティックな論法が必要という意味です。モンクが通常のジャズ・ピアニストから孤立しているのか、他のジャズ・ピアニストがモンクから孤立しているのかはわかりませんが。とにかくモンクは特殊な存在だという前提に立って聴いて頂くと彼の特殊な素晴らしさがより理解できるはずです。


今回取り上げる"Misterioso"【1958】という作品はライヴ録音盤。1950年代のモンク・グループのサックス奏者はなかなか固定できませんでした。契約の問題か、モンクの好みの問題かは微妙なところ。Sonny RollinsやJohn Coltraneが彼のグループでサックスを吹いたこともありましたが、いずれも短期間のみに終わりました。1960年代に入るとモンクはCharlie Rouse【過去記事】という「同志」と幸福な出会い果たしますが、それまで彼のグループでフロントを務めたサックス奏者はコロコロ変わったという印象があります。


1958年にモンクが発表した2作"Thelonious Monk In Action"【wiki】および今回紹介する"Misterioso"でサックスを吹いたのはJohnny Griffin【wiki】でした。グリフィンというとどちらかと言うと吹いて吹いて吹き捲るブロウワーというイメージがありますので、モンクとは少し相性が良くなさそうな印象も抱きつつ聴いた記憶がありますが、面白いもので恐るべき化学反応が起こっております。印象としては、モンクがグリフィンに好き勝手に吹かせているといった感じ。モンク作品というよりも、モンクとグリフィンの共同名義作と言って良いのではないかと思うほどグリフィンが大活躍します。


71枚目:Johnny Griffin "A Blowing Session"【1957】


115枚目:Johnny Griffin/Eddie "Lockjaw" Davis "Tough Tenors"【1960】


151枚目:Johnny Griffin "The Kerry Dancers"【1962】









Thelonious Monk "Misterioso"【1958】
セロニアス・モンク 「ミステリオーソ」【1958年】


パーソネルは以下の通り【参照:wiki "Misterioso"】。

p:Thelonious Monk

ts:Johnny Griffin

b:Ahmed Abudl-Malik
ds:Roy Haynes



ジャズ・ピアノの常識を超越しつつあったモンクのピアノと気分よく吹き捲るグリフィンに注目して頂くと面白いはずです。


3曲目収録"Let's Cool One"。

モンクらしい風変わりなメロディの繰り返しでスタート。1:15過ぎでグリフィンが吹き始めますが、通常のソロ奏者がそうされるように、彼にスポットライトが浴びさせる気がモンクにはないのでしょうか。ゴチャゴチャしているというか、猥雑というのでしょうか。ヘインズもごちょごちょと絡んできます。ですが、4:10過ぎバンドが止まりグリフィンの独奏に。例え小さなジャズ・クラブ(Five Spot)であったとしても、これはプレッシャーであったはず。ですが、グリフィンは見事にモンク・グループの顔役を果たします。6:05過ぎ再びバンド・ミュージックへ。その後、モンクのソロになりますが、いわゆるアドリヴ・ソロではなく、強弱で同じメロディを繰り返すだけ。ですが、何でしょう、このグルーヴは。
   



4曲目収録"In Walked Bud"。

この曲も基本的には同じ構造。モンクらしい独特のメロディが執拗に繰り返され、グリフィンが飄々と吹き続けます。グリフィンはずーっと吹いているのですが、特に5:00過ぎ辺りからヒート・アップ。6:20からモンクのソロ。その後、マリク、ヘインズにもソロが割り当てられます。



このレヴェルの作品を聴くと改めて痛感します。モダン・ジャズ黄金時代がいかに充実したムーヴメントだったかということを。優秀な技術を持った演奏家が、その都度集められ、声ではなく楽器の演奏で才能をぶつけ合う。こんなスタイルの音楽はもう二度と出現しないのではないでしょうか。


最後に、もうひとつ例を挙げてモンクの特殊性、超越性を明らかにしてみたいと思います。"Lulu's Back In Town"というスタンダード曲のオスカー・ピーターソン版とモンク版を紹介します。


Oscar Peterson "Lulu's Back in Town"。

簡単に行っちゃえば、オスカーは「神」であり、「天才」。このウキウキ感。躍動感。ジャズ・ピアノを突き詰めた最高峰がオスカーです。


次にモンク版。

つまり、競技が違うんです。良し悪しの問題でも、善悪の問題でもなく、オスカーとモンクでは単純にピアノを弾く目的が異なると考えるべきなのでしょう。優劣などつきません。つくはずがありません。つける意味が全くありません。二人とも生まれてきてくれてありがとう、ピアニストになってくれてありがとうとしか言いようがない訳です。













変わり種Jazz【55】Herman Foster "Have You Heard"【1960】








ジャズ愛聴家にとって、ピアノ・トリオ作品は少し意地悪な言い方をすると安全牌的な存在と言うことができるでしょうか。まぁ、それなり名前の通ったピアニストのトリオ録音盤を買っとけば大体期待に応えてくれるはず、と言った感じです。そして、オスカー、レッド・ガーランド、ビル・エバンス作品をはじめ、良く知るピアニスト作品を次々と聴いて行くわけです。楽しくて仕方がありません。もっと聴きたくなります。何年もかけて数十枚、人によっては数百枚聴いて行くはずです。


この作業があるレヴェルに達すると、なかなか次に聴くべき作品を見つけ難くなっていきます。私は時代を更に遡って、スウィング・ジャズ世代のベテラン・ピアニストの作品に活路を求めました【カテゴリ:1940年代以前のJazz】。逆に、オン・タイムのジャズ・シーンに目を向ける方法もありえます。もうひとつの選択肢は、モダン・ジャズ黄金時代に録音を遺したマイナー系ピアニストに取り組むことです。1950年代/1960年代に録音されたジャズ作品は山のようにあります。我々のようにガイドブック片手に過去にさかのぼって「名盤」を聴いている世代の知らぬマイナー系ピアニスト作品は数え切れぬほどあります。それらを「発掘」していく訳です。


前回、取り上げたJohn Wrightもそのうちのひとり。今回紹介しますHerman Foster【wiki】も同じくマイナー系ピアニスト。マイナーではありますが、ジョン・ライトと比較するとハーマン・フォスターの方が知名度は高いのではないでしょうか。ハーマン・フォスターは1928年生れですので、マイルス/コルトレーンとほぼ同世代。何らかの理由で視力を失い、盲目のピアニストすることを余儀なくされたそうです。1950年代にLou Donaldsonのグループで活躍。彼の人気盤"Blues Walk"【1958】にもサイドマンとして参加しておりました。


前掲wikiのDiscographyを参照して頂くと解りますが、1960年代初頭に3枚のリーダー作を吹き込んだ後リーダー作は途切れ、1980年代に1作を録音したようですが、レコーディング・アーティストとしては大きな成功を手にすることなく、1999年に70歳で亡くなっております。録音数が少ないからと言って、その演奏家の魅力が低いとは必ずしも言えませんし、逆に多いからと言って優秀とも言えない訳ですが、我々ジャズ愛聴家は主に録音を聴くしか彼らを知る術はありませんので、録音数=メジャーかマイナーかと判断せざる得ません。エンターテインメントの世界ですので、必ずしも優秀であることが成功に繋がるとも限りませんし、もちろん時代の流れに左右されます。フォスターの生年から考えると、本来であれば1950年代中盤のジャズ全盛期に録音を開始し、ある程度の地位を確立していれば、ロックやソウル・ミュージックにジャズが押されはじめた1960年代も乗り切れたのかもしれません。まぁ、本当の所はわかりませんが。


私もマイナー盤発掘の過程で、数年前に日本盤が再発されたタイミングで"Have You0 Heard"【1960】を入手できました。でなければ、未知のピアニストのままだったかもしれません。







Herman Foster "Have You Heard"【1960】
ハーマン・フォスター 「ハヴ・ユー・ハード」【1960年】


パーソネルは以下の通り【参照:Discogs】。


p:Herman Foster

b:Earl May【wiki
ds:Frankie Dunlop【wiki


アール・メイ、フランキー・ダンロップ共に中堅といった印象。ダンロップは1960年代にモンク・グループで活躍した印象があります。




1曲目収録"Herman's Blues"。

だんだんとフォスターのテンションが上がっていき、1分台中盤から乱暴とも思えるほどに。2:20からメイのベース・ソロ。3:00過ぎからフォスターとダンロップの丁々発止。



2曲目収録"Volare"。

9分を越える長尺曲ですが、山あり谷ありで最後まで楽しく聴けるはず。ピアノ・トリオ構成で長尺曲を退屈させずに聴かせ切る力は凄いと言わざるえません。


おまけでもう1曲。1984年に20年ぶりにリリースされたリーダー作"The One and Only"【discogs】収録 "Smoke Gets In Your Eyes"。邦題「煙が目にしみる」として知られるヒット・チューン。

ご存知のように"Smoke Gets in Your Eyes"と言えば、コーラス・グループThe Plattersの大ヒット曲。しっとりとした曲調【" target="_blank" title="">youtube音源】。プラターズ音源を確認した後、フォスター版を聴いて頂くと、技術と創造力を使いつつ、いかにして彼がこの著名曲を料理したかが解って興味深いと思います。ガラリと雰囲気を変えてしまっております。先ほど紹介した"Herman's Blues"との親和性も垣間見え、ハーマン・フォスターという魅力的なピアニストの特徴が良く表れていると思います。







プロフィール
【お知らせ】この欄の下部にアンケート・ボックスを設置いたしました。紹介する作品選びの参考にさせていただきたいと考えておりますので、ご協力お願いいたします。(2014/04/05)


<祝>東京オリンピック2020開催決定!<願望>開会式に上原ひろみをネジ込もう!(2013/09/08)


【自己紹介】JazzとFilmをこよなく愛す半分中年のおっさんです。死ぬまでに1枚でも多くのJazzを聴き、1本でも多くの映画を観ることを生き甲斐にしています。

特に好んで聴くのは、Miles Davis、Oscar Peterson、Jimmy Smith、Lalo Schifrin、Charles Mingus、Eric Dolphy、Sonny Rollins、John Coltrane、Ben Webster、Wynton Kelly、Earl Hines、James p.Johnson。Jazz以外では、Blues、Soul/R&B、Funk、Techno/Electronica、Soundtrack、守備範囲はかなり狭いですがJ-Popも聴きます。

ときどき過去記事をチェックし、デッドリンク等があれば新しいものに更新しております。

週に1回ほどしか更新できませんがよろしくお願いします。毎週土曜日21:00に更新する予定です。


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デクスター・ゴードンが俳優として主演し、バド・パウエルのパリ滞在記を映画化。



"天才"セロニアス・モンクを追ったドキュメンタリー。



黒人映画監督スパイク・リーが描く、現代に生きる若手ジャズメンの苦悩を描いたドラマ。



『死刑台のエレベーター』【1957】。マイルスが即興でサントラを担当。



『大運河』【1959】。ジョン・ルイス(MJQ)がサントラを担当。



『拳銃の報酬』【1959】。ジョン・ルイス(MJQ)がサントラ。



デューク・エリントンがサントラを担当。



『危険な関係』【1960】。アート・ブレイキーがサントラを担当。



『アルフィー』【1966】。ソニー・ロリンズがサントラを担当。



1958年ニューポート・ジャズ・フェスの記録映画。サッチモ、モンク出演。



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ジャズの拠点として隆盛を誇った1930年代のカンザス・シティが舞台。



『キャビン・イン・ザ・スカイ』【1943】。サッチモ出演。



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