映画大陸

映画の感想を思うがままにつらつらと書いたPG-12指定ブログ。
ネタバレしている場合があるので映画を観てから感想を読んで下さいな
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『ソレダケ That's it』

soredake


 全編bloodthirsty butchersの奏でる爆音が劇場を引き裂く傑作!!

 ・・・と、したり顔で書きたいところなんですが、実はこの映画を観るまでbloodthirsty butchersというバンドの存在すら知りませんでした。という事で、困った時にはWikipedia。
 そこで調べてみると、バンド名の由来はアンディ・ミリガン監督のカルト映画『血に飢えた断髪魔 美女がゾクゾク人肉パイに』の原題にあるとの記載が。となるとこちらのフィールドの話と言いたいところですが、恥ずかしながらアンディ・ミリガン監督の名前すら知らなかったことを告白せざるを得ません。
 そこでまた調べると、日本でこの監督の映画が紹介されたのはスプラッター映画ブームの終焉期。その頃に「ハーシェル・ゴードンン・ルイスに続く最後の大物」として紹介されたそうです。ただ『血に飢えた断髪魔』を含め、作品の内容自体は酷いものが多いらしい。日本ではVHSのテープでリリースされた作品のようですけど、DVD化はほとんどされてないようで。名前を憶えていれば、観ることにします。
 あれっ?なんか本作とは全然関係のない方向に話が進んで行ってしまった。閑話休題。

 ってことで、石井岳龍監督作品『ソレダケ That's it』です。続きを読む

『ペーパーハウス 霊少女』

paperhouse


 子供の頃、例えばお城の絵を描き、自分がそこに暮らしていたとすれば・・・なんて妄想を膨らましながらチラシの裏に絵を付け足し続けた。きっと誰もが一度はそんな経験していると思う。
 うちのチビも絵を描くのが好きなようでして、一日に一枚はノートや折り紙の裏に絵を描いています。先日もママとチビがニコニコと遊んでいる絵を描いていました(あれっ?パパは・・・)。その絵の周りはハートのマークで飾られており、髑髏マークなどが書かれていない分、素直に育ってくれているのだと思う。パパの性格は大分歪んでいるのに・・・それはさておき、時には奇妙なキャラクターの絵を描き、「上手だね」と褒めると「これ〇〇ちゃんっていうの」などとオリジナルキャラクターの説明をしてくれたりもする。
 一枚の絵に込める想い。それは描く人それぞれに少なからずあるはずです。

 って事で、バーナード・ローズ監督作品『ペーパーハウス 霊少女』です(※ 完全ネタバレありです!最初に結論を申し上げれば、必見の一本です!)。続きを読む

『夜の訪問者』

coldsweat


 久々にチャールズ・ブロンソン主演作品を観ました。
 過去にも何回か書かせて頂きましたが、当ブログのタイトルである映画大陸の「大陸」の部分は、みうらじゅん&田口トモロヲのブロンソンズが提唱する真の男気を持つ者だけが上陸を許される「ブロンソン大陸」から取っております。ですからブロンソン主演作品とは多少の縁があるわけです。
 その御縁もあってか、僕は時々ブロンソン出演作品を観て男気を注入しています。つまり仕事に疲れて愚痴が多くなるなど「男として格好悪くなってるな」と自省した際にブロンソンに助けを求めるわけです。
 きっと僕の愚痴を聞かされたブロンソンは「俺はアクション一筋で生きてきた。女房もジルただ一人(「・・・いや晩年再婚してますがな」というツッコミはさておき)。続ける事が出来ないなら、チンポ切って男なんてやめちまえ」。ブロンソンならこう言うね、などと思い巡らせつつ。

 って事で、テレンス・ヤング監督作品『夜の訪問者』です。続きを読む

『4匹の蝿』

4moucheDiVellutoGrigio

 一体誰からもらったお土産でしょうか?小学生の頃、サソリの死体が入ったキーホルダーをお土産としてもらいました。何故僕にそんな物をくれたのか皆目わかりませんが、当時は何故かそれを貰って喜んでいました。一時期動物の図鑑などをよく眺めていたので、爬虫類とか両生類等の類が好きだと思われていたのかもしれません。実際好きでしたし。今はちょっと苦手だけれど・・・。

 因みにサソリの入ったお酒を呑んだことがあります。これが妙な臭みが有って多くは呑めない代物。同様に大スズメバチが大量に入ったお酒なんかも変な香りががあって苦手でした。精力剤として効果はあるそうですが・・・飲むバイアグラ?でも、呑んだ後に元気にならなかった。酔うとすぐ寝てしまうし。
 蝿の入った酒は、流石に飲んだことが有りません。でも、ハエは酒が好きなようでして、日本酒や砂糖を入れたペットボトルに穴を空けておけば、アッという間に小バエ退治用ペットボトルの出来あがりらしい。
 僕も酒が有ればフラフラとそっちの方に行ってしまうので、蝿人間って事なのでしょうか?

 何だか取り留めのない文章が続いていますが、ダリオ・アルジェント監督作品『4匹の蝿』です。続きを読む

『ザ・トライブ』

TheTraibe

 彼是20年ほど前の事でしょうか。一時期、手話に注目が集まった時期が有ります。このように書くとあの曲が頭に流れてくる方も多いのではないでしょうか?

 碧いウサギ ずっと待ってる 独りきりで震えながら〜♪
 淋しすぎて死んでしまうわ 早く温めてほしい〜♪

 これですよ、これ。酒井法子の歌う『碧いうさぎ』。当時放映されていた『星の金貨』というTVドラマの大ヒットに伴って、主題歌であったこの曲も大ヒットしたわけです。
 この当時からですよね、「兎は寂しい思いをさせると死んでしまう」なんて風説が流布されたのは。ウサギを飼っていたから解りますが、兎って意外に自分勝手というか、犬よりは猫の近い生き方の動物だと思います。機嫌が良いとすり寄ってくるし、そうでない時は「触るな」と言わんばかりの態度を取ったりもする。
 寂しいと死んでしまう。そんな事は絶対に有りませんから!

 因みに、清純派とされていた酒井法子はドラッグをやっていた事が明らかになり、芸能界をほぼ追放されてしまいました。最近、映画やテレビで見かけることもありません。その当時のワイドショーでこの不祥事を取り上げる際にバックに『碧いうさぎ』が良く流れていまして、僕よりもう一世代後に産まれた人にとっては「ドラッグやっている人が歌っていた曲」といった認識の方が強いのかも。
 時代が変われば、曲の受け取り方も変わってしまうという事なのでしょうかね?

 ってことでミロスラブ・スラボシュピツキー監督作品『ザ・トライブ』です。続きを読む
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