著作権の関連でビデオ化されることが無くなかなか観ることが出来ないと言われている映画ですが、僕がこの映画を観たのは実は二回目。

 一回目は数年前、名古屋から川崎チネチッタまで出かけて観た記憶があります。その日はハロウィンオールナイトとかそういった企画で『マタンゴ』『幻の湖』『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』そしてこの『緯度0大作戦』というマニアにとっては超豪華4本立てでした。
 夜8時くらいから朝までカルト映画ばかりをぶっ通し!脳内はクラクラ。
 今考えると凄いイベントですね。内容が濃すぎる!
 それにしても昔はチョクチョク東京まで映画を観るために出かけていたけど最近そんなことはしなくなったなぁ〜。年が行くに連れて気力がなくなったのかな?
 
 ということで今回は特撮映画特集みたいなもので『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』との二本立てで観てきました。
 これはこれでマニアックな二本立て。
 南太平洋で潜水艦改良のための調査をしていた田代博士(宝田明)は突然の海底火山に巻き込まれ潜水艇ごと海底に投げ出される。
 そんなピンチを救ったのは無国籍の潜水艦アルファ号。救助された田代博士はアルファ号の艦長であるマッケンジー(ジョセフ・コットン)に連れられて日付変更線と赤道が交わる地点、つまり緯度0地点の海底にある秘密基地へと導かれる。
 そこは人工太陽が開発され、多くの失踪した科学者が地球の平和のために研究をしている海底の楽園。
 そんな平和な海底の楽園にマリク(シーザー・ロメロ)の手が迫る。

 いやぁ、今回も笑わせてもらいました。滅茶苦茶なSFですね。
 「文明が地上世界以上に発展しているのにそれを発表しないのは何故か?」の問いに「地上はまだまだ平和でないから。でも研究所の資料にこっそりとこちらの資料を混ぜるようなことはしているよ」と答えるところが個人的にツボ。
 えらい地味な作業だな!いちいち膨大な資料の中に新しい資料を挟みこんでいくなんて。少しも知的な感じがしない。

 出てくるネズミ怪獣や蝙蝠人間などの怪獣が見るからに被り物なのも素晴らしい!今はCGなどで本物か作り物か見分けのつかないくらいにリアルなものが多く作られますが、こういったデパートの屋上でやっている戦隊ショーのやられ役みたいな被り物で出てくる映画って最近あまり無いですからね。これはこれで趣があります。

 それに今回は人間ドラマとして観ることが出来ました。
 やっぱり女性の嫉妬は怖いよ。
 残忍で冷酷なキ○ガイ・マリクの手によってライオンの獰猛性とハゲタカが持つ空を飛ぶ能力を兼ね備えた化物へと変形させられた女艦長。女艦長はマリクを愛していたが裏切られ化物へと変えられてしまう。そして別の女といちゃついている。
 裏切られ、怪獣にされた女艦長はマリクの命令を一切聞かずにラストでマリクを襲う。
 このシーンを見て「やっぱ女性を大切にしなきゃ後が怖いな」なんてリアルタイムで観た多くの小・中学生なんかは思ったのではないか?
 そして露出度が妙に高く、スケスケのエロい衣装を身に着けた海底基地にいる女性の姿を見てピンコ立ったのではないか?

 こういった映画を観て大人への階段の第一歩を踏み出す。映画が人に人生に大きな影響を与える。こういったことって素敵なことじゃないかと思う。
 ただ、入り口が特撮映画だと行き着く先はオタク街道一人道なのかもしれないが・・・それはそれで人生だよ。

 ★★★

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