色情海女ふんどし祭り


 僕はNHKの朝ドラを最初から最後まで観た事が一度もありませんが、今放映されている『あまちゃん』は家にレコーダーがあるならば、録画して観ても良かったかなと思っていました。
 視聴率も上々らしく、主演の能年玲奈が喋る「じぇじぇじぇ」という方言が大きな話題になっているようです。「じぇじぇじぇ」とは、要は驚いた時に思わず声に出てしまう「えっ!?」という意味合いの東北弁ヴァージョンらしいのですが、東北の方でもこの言葉を耳にしたことはあまり無いらしい。
 まぁ、驚いた時に稀に使ってしまう「げげっ!?」と音の響きは似ているので、「じぇじぇっ!?」というのも意外と使いやすいのかもしれませんね。これが定着すれば、年末の流行語大賞で「アベノミクス」との一騎討ちが待っているのかもしれません。

 それは兎も角、今や注目を集める海女さん。少し前には「かわいすぎる海女」なんてニュースがネット上で紹介された事もありました。取り敢えず、今や日本は空前の海女さんブーム!?
 だから僕もこの流行に便乗して、この映画をチョイスした訳です。

 ってことで、藤浦敦監督作品『色情海女 ふんどし祭り』です。

 房総にあるとある漁村。その村では海女の不足が深刻となり、市長の息子は村を出て東京で暮らす女性を連れ戻す命を受ける。様々な手を使って村に帰ってきた五人の女性。彼女たちは市長から熱烈な歓迎を受けるのだが・・・。

 映画の内容以上に「ふんどし祭り」って言葉の響きが、やはり素晴らしいね〜。
 成人指定のにっかつロマンポルノ作品ですから、当然お色気描写も満載。海女さんが赤やら青やらの色とりどりの褌を身にまとって町内を練り歩くシーンは素晴らしい。
 ふんどし界のモモクロ、ここにありって感じですな。壮観。

 大まかなストーリーに街の村に伝わる古い文献に記されていた「ふんどし祭り」を実施して、観光客を呼び込もうとするといった部分があります。
 この祭りでは男性器と女性器を象った御神仏をお神輿で担いでワッショイした後に、ドッキングさせるわけです。このような流れの祭りは意外と全国津々浦々で行われているようでして、その辺はみうらじゅんが「とん祭り」(とんまなお祭り)として紹介した本に詳しいのではないかと思います。
 もしこの映画に登場するお祭りが実際に行われていたとするのであれば、間違いなく「とん祭り」認定でしょうね。ふんどし海女同士のキャットファイトのおまけ付きですし。

 ただ、映画自体は、正直それほど面白くありません。
 帰郷した女性五人が海女として徐々に成長していき、「ふんどし祭り」という最終目的地である奇祭に向けて加速度的にストーリーが転がっていけば楽しめたのでしょうが、痴話話や随所に挿入されるセックス描写がその勢いを殺してしまっているような気がしました。結果、それほどこの「ふんどし祭り」が物語の中核として機能していなかった点は、少し勿体ない気はします。

 ただ、海女という文化が高齢化で絶滅の危機に瀕しているのは、今もこの映画が製作された1981年も変わりが無いようです。この文化を存続させるためには新しい血を入れなければならない。
 そういった意味で今放映されている『あまちゃん』や「かわいすぎる海女」などがどれだけの効果をもたらすのか、少し興味はありますね。人の注目が集まれば、おのずと人材は集まってくる。
 NHKの朝ドラで海女さんが注目されている今だからこそ、こういった海女映画というジャンルにも注目が集まれば良いのではないでしょうか?

 意外と海女映画ってあるようですよ。古くは新東宝で撮影された『海女の戦慄』『海女の化物屋敷』等といった作品やロマンポルノでも『色情海女 乱れ壷』『くいこみ海女 乱れ貝』などの作品がありますから・・・って、ほとんどがお色気路線の映画ばかりですね。
 確かに「奇譚クラブ』などのカストリ雑誌で海女が取り上げられることもあったそうなので、意外とエロの視点で海女を見ている人もいるのでしょう。
 NHKの朝ドラもポロリ目当てで観ている人も中にはいるかも・・・って、僕がレコーダーさえあれば観たいと書いたのは、そんな邪な理由じゃないですからね。
 能年玲奈のスケ乳首だなんて・・・いや、やっぱ観たいです。すいません!

 ★★

 2013 #63

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