明けましておめでとうございます!
 2014年もよろしくお願いします!

 と新年の挨拶を済ませたところで、早速ですが2013年の総括であります。
 去年観た映画の本数は劇場で45本、DVDで74本の計119本。月10本ペースで観ているわけですから「結構観ているな」という気もしますが、去年は劇場・DVDを併せて135本も観ているわけです。だから本数自体は減少していますね。おそらく2014年もこの減少傾向が続くような気がします。
 それでも来年の今頃はブログが続けられてると良いな。それが今年の目標ですね。

 ということで、選考委員は僕一人な2013年映画大陸映画賞の発表です!
助演女優賞 忽那汐里『ペタルダンス』

ペタルダンス

 友人が突如姿を消し、自分が何も出来なかったことに対して後ろめたさを感じている女性を好演。彼女がラストで観せる真っ直ぐに前を見つめる視線に感じられる力強さ。この印象が強烈でした。
 他に候補に挙がったのは『グッモーエビアン!』の三吉彩花、『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイ、『イノセント・ガーデン』『ペーパーボーイ 真夏の引力』のニコール・キッドマンかな。

助演男優賞 リリー・フランキー『凶悪』『そして父になる』

凶悪そして父になる

 助演男優賞部門に関してはこの人で間違いないでしょ。役者を生業にしているわけではないけれど、今や本業をも喰ってしまうほどの存在感を解き放つ名バイプレイヤーに成長!『凶悪』で観せた飄々とした残酷さ!楽しそうにウォッカを運んでくる姿なんて・・・トラウマものだと思います。
 他の候補は、『世界にひとつのプレイブック』のロバート・デ・ニーロ、『ジャンゴ 繋がれざる者』のサミュエル・L・ジャクソン、『きっと、うまくいく』のボーマン・イラニ、『ペーパーボーイ 真夏の引力』『キラー・スナイパー』のマシュー・マコノヒー、『地獄でなぜ悪い』の長谷川博巳、『凶悪』のピエール瀧、『もらとりあむタマ子』の康すおんですね。

主演女優賞 吉高由里子『横道世之介』

横道世之介

 この役って演じる人によってはぶりっ子だとか、頭が悪そうだとかといった悪印象を持たれかねないのですが、それを上手く可愛らしい一人の女性として観せている所が凄い。それでいて数年後の同役では、ちゃんと自分の考え方を持った一人の女性として成長している様を見せつけている。素晴らしい!
 他の候補としては『デッド寿司』の武田梨奈、『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンス、『愛、アムール』のエマニュエル・リヴァ、『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカ、『嘆きのピエタ』のチョ・ミンス、『ゼロ・グラビティ』のサンドラ・ブロックでしょうか。

主演男優賞 イライジャ・ウッド『マニアック』
マニアック

 様々なトラウマから一人の女性としてではなく、マネキン人形を通じてでしか愛せなくなってしまった男の悲哀を見事に体現!女性の頭をナイフで剥ぎ落すような残酷な殺人鬼という側面の裏には、哀しい一人の男が存在する。男なら彼に同情しても決しておかしくないと思わせる演技を披露してくれました。
 他の候補は『世界にひとつのプレイブック』のブラッドリー・クーパー、『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス、『ラストスタンド』のアーノルド・シュワルツネッガー、『セデック・バレ』のリン・チンタイ、『きっと、うまくいく』のアーミル・カーン、『横道世之介』の高良健吾。

監督賞 アルフォンソ・キュアロン『ゼロ・グラビティ』
ゼロ・グラビティ

 妥協を許さぬ圧倒的な映像美。それは観る者を広大な宇宙空間へと放り出し、宇宙遊泳を体験しているかのような感覚に陥れる。これぞまさに映画館で観るべき映画!その醍醐味を十分に堪能させてもらった点を評してのチョイスとなります。
 他の候補に挙がったのは『世界にひとつのプレイブック』のデヴィッド・O・ラッセル、『ペタルダンス』の石川寛、『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ、『マニアック』のアレクサンドル・アジャ、『嘆きのピエタ』のキム・ギドク、『凶悪』の白石和彌、『危険なプロット』のフランソワ・オゾン、『ミヒャエル』のマルクス・シュラインツアー、『横道世之介』の沖田修一ですね。

 個人部門は以上!以下、今年のベスト10の発表です!

10位 『カルト』
カルト

 これをベスト10に選出する人はあまりいないような気がしますが、白石監督の手掛けるフェイクホラードキュメンタリー映画が好きで好きでたまらないのだから仕方がありません。
 タイトルから狂った宗教団体を追った映画なのかなと思わせておいて、突如あびる優などのアイドル(?)に秘められた特殊能力が覚醒!実はスーパーヒーロー誕生物だったという作りに驚いた!
 霊能者・ネオが登場するシリーズ続編を求む!!

9位  『マニアック』
マニアック

 女性の頭を剥ぐ殺人鬼をイライジャ・ウッドが好演!
 アレクサンドル・アジャブランドの信頼性は、一切揺るぎなし!
 ホラー映画と思わせておいて、実は女性と上手く接触する事が出来ない男性を描いた痛すぎる青春映画的な側面もあるのかなと。そんな所が僕は好きですね。
 頭剥ぎシーンのモザイクが話題になっていましたが、DVDはモザイクなしでリリースされるそうです。

8位  『ミヒャエル』
ミヒャエル

 DVDでの鑑賞でしたが、今年リリースされた作品なので、今回の年間ベストに入れておこうと。
 ハッキリ言って、不愉快な映画です。小児性愛者を描いた作品でもあります。
 この映画の主人公に同情の余地は一切ありませんが、上映終了後の「何だか変な映画を観てしまったなぁ〜」という気まずさは忘れられない。あの薄気味悪い余韻を今なお引きずっている事を考えると、裏を返せば良く出来た映画という事になるのだと思います。

7位  『凶悪』
凶悪

 日本は平和だと言いますが、もしかしたら事件は埋もれているだけなのかもしれない。
 死の錬金術師と呼ばれる先生を演じたリリー・フランキーの存在感が異様な空気を放つ。
 今進んでいる高齢化社会が犯罪者にとっては金を生む油田となっているのかもしれないなんて想像するだけで恐ろしいですよね。単なる猟奇的な実録犯罪ものとっいった感じではなく、社会的なメッセージもちゃんと込められているように思いました。

6位  『嘆きのピエタ』
嘆きのピエタ

 久々に観たキム・ギドク監督作品はやはり強烈だった!
 工場用機械を使ったあまりに痛すぎる暴力もさることながら、映画を観終わる頃には心がヒリヒリと痛みだす。複雑な母と子の関係の帰結からは、この映画における罪と罰とは一体何だったのかといった疑問が頭の中をぐるぐると旋回する。やっぱキム・ギドクは凄いと思います。

5位  『ラストスタンド』
ラストスタンド

 今まで観たアーノルド・シュワルツネッガー主演作品で一番面白かったかもしれない。
 筋肉ムキムキだった80年代のシュワよりも、僕は年を老いて味が出てきた今のシュワの方が好き。
 ラストで橋の上で仁王立ちになるシュワの存在感は圧倒的ですし、脇役も良い味を出しています。舐めた若造に年老いたシュワが喝を入れる、おじいちゃんのゲンコツ映画として素晴らしいですね。

4位  『ゼロ・グラビティ』
ゼロ・グラビティ

 宇宙空間でひとりぼっちという圧倒的な孤独感を見事映像化したことが凄い!
 90分というそれほど長い上映時間ではないにもかかわらず、映画を観終わった頃にはきっと誰もがグッタリとしていることでしょう。なぜならその90分間、映像を通じてたった一人の宇宙遊泳を疑似体験しているのですから!こんな経験は滅多に出来ない事だと思います。
 絶対に映画館で観るべき作品ですので、気になる方は映画館へ直行!まだ間に合うぞっ!

3位  『世界にひとつのプレイブック』
世界にひとつのプレイブック

 病んだ僕と、病んだ君のラブストーリー。
 自分を裏切った妻に対して未練タラタラな男と前しか向いていない女。そんな二人がダンスを通じて、少しずつ呼吸を合わせていく。結構洒落たラブストーリーに仕上がっていました。
 出演陣の演技のアンサンブルも見事で、何故か号泣まで・・・って、もしかして病んでいたのは、僕??

2位  『横道世之介』
横道世之介

 この映画をスクリーンで見逃したことが、今年一番の後悔!!DVDでの鑑賞となりました。
 輝かしい青春・・・だなんて書いてしまうと脳内で美化されたものになってしまいそうですが、この映画で描かれる青春は本当に身の丈に合ったもの。時に自分の経験でないにも関わらず懐かしさを感じ、二人の男女の関係に胸がキュンキュンさせられてしまう。
 上映終了後には思わず誰もが笑顔になってしまう、多幸感で満たされた一本でした。

1位  『きっと、うまくいく』
きっと、うまくいく

 今年のナンバー1はこれで決まり!
 2位から9位に関しては気分によって順位が入れ替わったり、他の作品との入れ替えもあるかもしれないけれど、年間ベストが『きっと、うまくいく』である事だけは絶対に変わらない。
 勉強する事の真の意味や友情について深く学ばせられる映画。いつか自分の子供が進路に迷った時、観せてあげたい一本ですね・・・ということでブルーレイディスクを購入してしまいましたとさ。

 次点としては、『デッド寿司』『ももいろそらを』『ペタルダンス』『地獄でなぜ悪い』『そして父になる』『もらとりあむタマ子』あたりを挙げておきます。
 こうやって自分で並べておいてなんですが、1位から5位の作品に関しては素直に他人に薦める事が出来ますが、6位から10位の作品に関しては、残酷な描写が有ったりもするので人を選ぶかもしれませんね。

 って事で、2014年もこんな調子でボチボチとやっていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします!


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