映画大陸

映画の感想を思うがままにつらつらと書いたPG-12指定ブログ。
ネタバレしている場合があるので映画を観てから感想を読んで下さいな
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洋画

『ペーパーハウス 霊少女』

paperhouse


 子供の頃、例えばお城の絵を描き、自分がそこに暮らしていたとすれば・・・なんて妄想を膨らましながらチラシの裏に絵を付け足し続けた。きっと誰もが一度はそんな経験していると思う。
 うちのチビも絵を描くのが好きなようでして、一日に一枚はノートや折り紙の裏に絵を描いています。先日もママとチビがニコニコと遊んでいる絵を描いていました(あれっ?パパは・・・)。その絵の周りはハートのマークで飾られており、髑髏マークなどが書かれていない分、素直に育ってくれているのだと思う。パパの性格は大分歪んでいるのに・・・それはさておき、時には奇妙なキャラクターの絵を描き、「上手だね」と褒めると「これ〇〇ちゃんっていうの」などとオリジナルキャラクターの説明をしてくれたりもする。
 一枚の絵に込める想い。それは描く人それぞれに少なからずあるはずです。

 って事で、バーナード・ローズ監督作品『ペーパーハウス 霊少女』です(※ 完全ネタバレありです!最初に結論を申し上げれば、必見の一本です!)。続きを読む

『夜の訪問者』

coldsweat


 久々にチャールズ・ブロンソン主演作品を観ました。
 過去にも何回か書かせて頂きましたが、当ブログのタイトルである映画大陸の「大陸」の部分は、みうらじゅん&田口トモロヲのブロンソンズが提唱する真の男気を持つ者だけが上陸を許される「ブロンソン大陸」から取っております。ですからブロンソン主演作品とは多少の縁があるわけです。
 その御縁もあってか、僕は時々ブロンソン出演作品を観て男気を注入しています。つまり仕事に疲れて愚痴が多くなるなど「男として格好悪くなってるな」と自省した際にブロンソンに助けを求めるわけです。
 きっと僕の愚痴を聞かされたブロンソンは「俺はアクション一筋で生きてきた。女房もジルただ一人(「・・・いや晩年再婚してますがな」というツッコミはさておき)。続ける事が出来ないなら、チンポ切って男なんてやめちまえ」。ブロンソンならこう言うね、などと思い巡らせつつ。

 って事で、テレンス・ヤング監督作品『夜の訪問者』です。続きを読む

『4匹の蝿』

4moucheDiVellutoGrigio

 一体誰からもらったお土産でしょうか?小学生の頃、サソリの死体が入ったキーホルダーをお土産としてもらいました。何故僕にそんな物をくれたのか皆目わかりませんが、当時は何故かそれを貰って喜んでいました。一時期動物の図鑑などをよく眺めていたので、爬虫類とか両生類等の類が好きだと思われていたのかもしれません。実際好きでしたし。今はちょっと苦手だけれど・・・。

 因みにサソリの入ったお酒を呑んだことがあります。これが妙な臭みが有って多くは呑めない代物。同様に大スズメバチが大量に入ったお酒なんかも変な香りががあって苦手でした。精力剤として効果はあるそうですが・・・飲むバイアグラ?でも、呑んだ後に元気にならなかった。酔うとすぐ寝てしまうし。
 蝿の入った酒は、流石に飲んだことが有りません。でも、ハエは酒が好きなようでして、日本酒や砂糖を入れたペットボトルに穴を空けておけば、アッという間に小バエ退治用ペットボトルの出来あがりらしい。
 僕も酒が有ればフラフラとそっちの方に行ってしまうので、蝿人間って事なのでしょうか?

 何だか取り留めのない文章が続いていますが、ダリオ・アルジェント監督作品『4匹の蝿』です。続きを読む

『ザ・トライブ』

TheTraibe

 彼是20年ほど前の事でしょうか。一時期、手話に注目が集まった時期が有ります。このように書くとあの曲が頭に流れてくる方も多いのではないでしょうか?

 碧いウサギ ずっと待ってる 独りきりで震えながら〜♪
 淋しすぎて死んでしまうわ 早く温めてほしい〜♪

 これですよ、これ。酒井法子の歌う『碧いうさぎ』。当時放映されていた『星の金貨』というTVドラマの大ヒットに伴って、主題歌であったこの曲も大ヒットしたわけです。
 この当時からですよね、「兎は寂しい思いをさせると死んでしまう」なんて風説が流布されたのは。ウサギを飼っていたから解りますが、兎って意外に自分勝手というか、犬よりは猫の近い生き方の動物だと思います。機嫌が良いとすり寄ってくるし、そうでない時は「触るな」と言わんばかりの態度を取ったりもする。
 寂しいと死んでしまう。そんな事は絶対に有りませんから!

 因みに、清純派とされていた酒井法子はドラッグをやっていた事が明らかになり、芸能界をほぼ追放されてしまいました。最近、映画やテレビで見かけることもありません。その当時のワイドショーでこの不祥事を取り上げる際にバックに『碧いうさぎ』が良く流れていまして、僕よりもう一世代後に産まれた人にとっては「ドラッグやっている人が歌っていた曲」といった認識の方が強いのかも。
 時代が変われば、曲の受け取り方も変わってしまうという事なのでしょうかね?

 ってことでミロスラブ・スラボシュピツキー監督作品『ザ・トライブ』です。続きを読む

『鮮血の美学』

TheLastHouseOnTheLeft


 少し前に映画秘宝別冊「戦慄のスラッシャー映画伝説!!」という本を購入しました。スラッシャー映画、つまりその本の言葉を借りれば、「怒りに燃える殺人鬼がチャラチャラしている連中をブチ殺す映画」を紹介した一冊ですが、これを拾い読みしていく内にスラッシャー映画を観たくなってきました。
 そこでツ〇ヤのリストに僕が登録している作品の中からチョイスしたのが、本作という事になります。因みにその本の中で紹介されていた『血まみれ農夫の逆襲』というタイトルからして狂っている作品とどちらをレンタルしようかと迷ったのですが・・・農業スラッシャー映画のジャンル(?)では『地獄のモーテル』を押さえているので、そちらはまたの機会に。

 因みに我が家ではこの「戦慄のスラッシャー映画伝説!!」が家族が集う居間に置かれている(僕が置きっぱなしにしている?)のですが、「チビの公衆衛生上、良くないのかな」と考える事も。でも家に僕の本棚がないので、どうしてもこういった状況にならざるを得なくって・・・まぁ、チビはチビなりに「またパパが変な本を読んでいる」くらいにしか思っていないようですけどね。

 ってことで、ウェス・クレイヴン監督作品『鮮血の美学』です。続きを読む

『エル・トポ』

ElTopo


 『ホーリー・マウンテン』に引き続き、刈谷日劇で鑑賞したのが本作。にしてもこの二本立てって、強烈すぎない?もしこれがミッドナイト上映で、酒でも呑みながら観ているのであれば、勢いで「ついでに『サンタ・サングレ/聖なる血』もいっちゃう?」と変な勢いが付くのかもしれない。でも、僕はこの二本立てをゴールデンウィークの真昼間に観ているわけです。上映終了後の疲労感と言ったら・・・。

 でもやっぱ名画座って良いですね。何が良いって映画館の雰囲気が良いのです。シネコンと呼ばれる金太郎飴の様な劇場ではなく、それぞれが個性を持っています。そして映画と映画館が直結する。つまり「〇〇という映画を××って映画館で観た」と作品と箱がリンクしてくる訳です。ここがリンクしてくる映画って、自分の中では後々まで印象に残りやすい傾向にあります。
 それに僕がこの刈谷日劇を訪れた日、客数は疎らでした。でもその中に一人で映画館に来ている20代くらいの若い女性がいたのです。こういったシチュエーションから大槻ケンヂの傑作青春小説『グミ・チョコレート・パイン』を思い出し、妄想爆発。モテない自分が名画座での出会いによって女性と付き合い始め・・・良いなぁ〜、こんな青春。などと古びた椅子に腰かけながら一人ニヤニヤしていたのでした。
 更に言えば出会いのキカッケとなる映画が本作だなんて、凄く素敵なシチュエーションだと思いません?こういう素敵な妄想が出来たのも、きっと名画座という環境のおかげでしょうね。

 ってことで、アレハンドロ・ホドロフスキー監督作品『エル・トポ』です。続きを読む

『ホーリー・マウンテン』

Holymountain


 名古屋駅からJRに乗って10分20分行ったところに刈谷駅が有ります。デンソーの本社があるなど自動車産業の集積地でもあるわけですが、そこに刈谷日劇という映画館がある。今まで刈谷に行く事なぞ無かったので完全にノーマークでしたが、ここが愛知県では数少ない名画座だったのです!
 劇場は2つあり、一つは昔で言う二番館(上映が終了した新作を上映している映画館)。そしてもう一つのスクリーンでは二本立て上映で過去作が流されています。しかも入場料も800円!
 基本的にフィルム上映ではなくDVD上映となっていますが、それでも映画館で過去の名作や怪作を拝める環境というのは、僕にとってはとても貴重!愛知には東京のシネマヴェーラやラピュタ阿佐ヶ谷のような映画館はありませんから!いいな、東京は映画を観る環境が整っていて・・・でも刈谷日劇ならきっと面白い事をやってくれそうな気もするのです。

 何はともあれ、初めて刈谷日劇に乗り込んできました。だって上映作品が『ホーリー・マウンテン』と『エル・トポ』の二本立てですよ!頭がおかしくなるほど濃すぎるラインナップだっ!

 ってことで、まずはアレハンドロ・ホドロフスキー監督作品『ホーリー・マウンテン』です。続きを読む

『スガラムルディの魔女』

sugaramurudhi


 魔女というと過去の存在といったイメージありますが、今でも稀に話題として取り上げられることが有ります。実際、アフリカのタンザニアでは性的能力を喪失する呪いを魔女にかけられたと信じた男が、女性2人を惨殺。こんな前時代的なニュースがヤフーニュースのトップを時々飾るわけです。
 魔女狩りなんて言うと「いつの時代の話だよ」って気がしますが、世界を見回してみるとそれが未だに平然と行われている地域が存在する事に驚かされます。
 ただこれらのニュースを読むと、何らかの腹いせに相手女性に対して「魔女」というレッテルを張り、それを大義名分として暴力を正当化している。そんな気もしますが・・・。

 因みにもし「魔女」が「魔法少女」の略称であったとするならば、世界は平和なのかもしれない。だって「魔法少女」というと、日本では可愛い女の子が多く登場するアニメなどのイメージに直結しますし。
 映画化もされている『魔法少女まどかマギカ 』などが絶大な支持を受けているという事は、「魔女」ならぬ「魔法少女」という存在には何らか魅力があるのでしょう。観た事は無いので内容は解りませんが・・・でも話によると、このアニメって残酷なストーリーでしたっけ?

 ってことで、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品『スガラムルディの魔女』です。続きを読む

『NY心霊捜査官』

DeliverUsFromDevil


 何かの拍子にふと携帯電話を眺めて「あっ、あの人から電話がかかってくる気がする」と思う事が有ります。すると電話が鳴り始める。そこで実際に電話に出ると、想像していた相手からの電話だった。虫の知らせとでも言えるようなこんな経験、きっと一度や二度はあるのではないでしょうか?
 この映画の中では自分の体内にあるアンテナがピンと働くことを「霊感」という言葉で表現しています。霊感というと幽霊が見えたり、死者の声を聞いたりといったスーパーナチュラルな能力を指すイメージがありますが、実際は意外と身近な物なのかもしれません。

 その話の流れで行くと、僕は『魁!!男塾』のなかで松尾を思い出す。彼が「なんか悪い予感がするのぉ〜」と呟くと、必ず味方の形勢が一気に不利となる展開が待ち受けています。彼もまた霊感という能力を持った人間の一人なのかもしれません。髪型がサザエさんと一緒の癖に・・・。

 って事で、スコット・デリクソン監督作品『NY心霊捜査官』です。続きを読む

『やさしい女』

yasashiionnna


 ロベール・ブレッソン監督作品で原作はロシアの文豪・ドストエフスキー。

 ドストエフスキーの小説に関しては『カラマーゾフの兄弟』も『地下室の手記』も途中で挫折。やはり読書をする上では基礎体力が必要だと思う。ある一定の基礎体力が無ければ読破出来ない作品が存在して、ドストエフスキーを読破出来れば、読書家の末端くらいには加われるイメージが僕の中にはあります。でも海外文学は登場人物の名前が覚えられないので、苦手でして・・・。

 僕が一番本を読んでいたのは、おそらく大学生から20代前半の頃。つまり書店勤めをしていた頃に該当しますが、その頃は日本三大奇書と呼ばれる夢野久作『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、そして中井英夫『虚無への供物』を多少無理しながらも立て続けに読破したり(結局『黒死館殺人事件』は何のこっちゃサッパリ分からんかったけど)と体力作りに励んでいました。
 ところが、最近はダメですね。その頃の体力が無くなってきています。活字を読むこと自体は嫌いじゃないけど、集中して長文を読む事が出来ない。その原因を考えると、おそらくタブレットを持って所謂「まとめサイト」に目を通すようになったことではないかなと思うのです。短文で軽く読み流す事が出来る。通勤時間の合間にこういったサイトに目を通し続けている事が、基礎体力の減退に繋がっているのではないか?
 ですから、そろそろ真面目にタブレットではなく書籍で本を読む習慣づけというものを考えないと、本当に文章を読む事が出来ない人間になるのではないかと不安でして・・・でもタブレットが手放せない!
 ・・・あれ?前段が無駄に長い。最初はこの映画を観るに至った経緯を書こうとしていたのに。

 取り敢えず、ロベール・ブレッソン監督作品『やさしい女』です。続きを読む

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