映画大陸

映画の感想を思うがままにつらつらと書いたPG-12指定ブログ。
ネタバレしている場合があるので映画を観てから感想を読んで下さいな
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ダリオ・アルジェント

『4匹の蝿』

4moucheDiVellutoGrigio

 一体誰からもらったお土産でしょうか?小学生の頃、サソリの死体が入ったキーホルダーをお土産としてもらいました。何故僕にそんな物をくれたのか皆目わかりませんが、当時は何故かそれを貰って喜んでいました。一時期動物の図鑑などをよく眺めていたので、爬虫類とか両生類等の類が好きだと思われていたのかもしれません。実際好きでしたし。今はちょっと苦手だけれど・・・。

 因みにサソリの入ったお酒を呑んだことがあります。これが妙な臭みが有って多くは呑めない代物。同様に大スズメバチが大量に入ったお酒なんかも変な香りががあって苦手でした。精力剤として効果はあるそうですが・・・飲むバイアグラ?でも、呑んだ後に元気にならなかった。酔うとすぐ寝てしまうし。
 蝿の入った酒は、流石に飲んだことが有りません。でも、ハエは酒が好きなようでして、日本酒や砂糖を入れたペットボトルに穴を空けておけば、アッという間に小バエ退治用ペットボトルの出来あがりらしい。
 僕も酒が有ればフラフラとそっちの方に行ってしまうので、蝿人間って事なのでしょうか?

 何だか取り留めのない文章が続いていますが、ダリオ・アルジェント監督作品『4匹の蝿』です。続きを読む

『サスぺリア PART2』

サスペリア2

 この前同じダリオ・アルジェント監督の『ジャーロ』を観た際に、今回紹介する映画を改めて観直してみたくなりました。そこで所持しているDVDの中から引っ張り出してきたのが、『サスぺリア PART2』です。
 タイトルに“PART2”だなんて付いているものだから1作目があっての続編なのかと普通は思うところ。しかし、これは有名な話ですが、『サスぺリア』とはストーリー上なんの関係もありません。関係がないどころか1作目より制作された時期が早かったりする訳ですから、『1』の予想外のヒットに気を良くした便乗商法であることは明らか。
 ただ、便乗商法だからと言って侮ることなかれ。この映画を一度観ると、きっとビデオを巻き戻したくなりますから・・・って、この書き方は古い表現ですな。

 超心理学会でテレパシーを使える超能力者がこの会場に殺人を犯した者がおり、その者が再び殺人を犯すと予言する。そしてその予言通り、超能力者は何者かの手によって殺害されてしまうのだった。
 その殺害現場を偶然目撃したピアニストのマーク(デヴィッド・ヘミングス)は現場に駆け付ける。不気味な絵画が飾られている廊下を抜けた先に超能力者の死体があり、彼は窓からコートを着た人が去っていくのを目撃する。
 後日、警察の調査の際に再び現場を訪れたマークは何とも言えない違和感を覚える。それはあったはずの絵が一枚無くなっているというものだった・・・。

 残酷無比な殺人の数々、大仰な音楽(この映画でアルジェントとゴブリンが初タッグを結成!)。これぞまさにジャッロ映画!
 忍び寄る黒革の手袋。その手にはナイフが握られており、それが振り下ろされる。響き渡る悲鳴!連続する殺人!恐怖の顔面熱湯づけ、地獄の市中引き回し、そして戦慄のエレベーター首チョンパ!
 そうそう、忘れてはいけないのが一度聴いたらしばらく耳から離れない子供の歌。
 ままだあるぞ!死を予告する首つり人形に、100%トラウマ間違いなしな前触れもなく現れる自動人形に不気味な絵画と盛りだくさん。う〜ん、お腹いっぱい、胸やけしそう。

 充実のショック描写フルコースの最後にはとっておきのデザートが!
 それがこの映画を初めて観た時に「これは小説では表現しえないトリックだ」と驚いた記憶がある映像トリック。当時ビデオで巻き戻し、そのトリックを再確認すると確かに映っているのです、これが。
 映像を扱う映画というジャンルだからこそ成立する意外な手法。
 少しでも気になった方は、一度体験しておくべきだと思います。

 ただ、ストーリー全体を眺めてみると伏線を張ってはいるけど、それが上手く回収されていないような気がしました。
 ハッキリ言って、関係のない人が死にすぎ。犯人は主人公に先回りして重要な情報を握っていると思われる人間を次々と闇に葬り去っていきますが、後の主人公たちの行動を見ているとそれが捜査妨害に繋がったのかどうか疑問が残ります。
 風呂場で残されるダイイングメッセージについても、アイデア自体は凄く面白い。だけど、それが物語の大きなカギになるかと言えばそうでもない。むしろそのメッセージが有ろうが無かろうが関係なく話は進んでいってしまう。
 その点が上手く成立していたとすれば、大傑作となっていただろうに・・・まぁ、悪くない映画なんですけど、個人的には『サスぺリア』の方が好きだったりします。これも訳が分からん描写が数多いけれどね。

 そうそう最後に大事なご忠告。
 レンタルビデオでこのDVDを手に取った際に、ジャケットの裏面は、

 約束です!決して一人では見ないでください。

 完全なネタばれしていますから・・・無論、二人でも三人でも裏ジャケは見ない方が良いと思いますよ。


 ★★★★

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『ジャーロ』

ジャーロ

 この時期になるとインフルエンザの予防接種を打つことにしております。
 お医者さん曰く、予防接種は二度打つと良いそうです。予防接種を打つと時間の経過とともに抗体が弱まってくるのだそうです。その弱まってきたかなって時にもう一発打っておけば、より発症する可能性を抑える事が出来るのだとか。さらに三度打っておけば高熱にうなされる可能性はまずないとのこと。

 う〜ん、そうは言われても皮膚に針を刺す注射って、毎年の事でも好きになれませんね。腕にブスッと指される瞬間、思わず目をそむけてしまって・・・って、あれっ?どこに刺すの?なんで舌に注射針を刺そうとしている・・・えっ、冗談でしょ?
 あれれれ・・・・ギャーっ!!!!!!!
 ってことで、ダリオ・アルジェンと監督の『ジャーロ』はこんな映画です(どんなんだ?)。

 イタリアで起きていた美少女誘拐殺人事件。
 誘拐された女性は皆、拷問を受け、無残な死体で発見されていた。
 リンダ(エマニュエル・セニエ)はモデルをしている妹と再会の予定だった。しかし、妹は突如姿を消してしまう。「これはおかしい」と警察に出かけたところ、彼女は猟奇殺人事件を専門としているエンツォ警部(エイドリアン・ブロディ)に会い、捜査に乗り出すが・・・。

 タイトルの『ジャーロ』(ジャッロ)は、Wikipediaによるとミステリ小説や犯罪小説を掲載した黄色の背表紙のパルプマガジンから来ているのだとか。そしてそれらを映画化した1970年代の猟奇的な殺人をモチーフにしたイタリア映画をそう呼ぶとのこと。
 このジャーロ作品を得意としていたのがマリオ・ヴァーバやダリオ・アルジェント。つまりこの映画はダリオ・アルジェンと監督にとって原点回帰とも言える作品なのでしょうね。

 さて映画の感想なんですが、DVDを起動した際にこれは欠陥品かと思いました。
 一番最初の台詞で訳の分からない言語と共に英語字幕で出てきたものだから「これは変だ」と再起動。そして改めて初めから映画を観始めた時、その訳の分からない言語の正体がわかりました。これって日本語だったんだ。
 日本人が聞き取れない日本語がこの映画の中では多用されています。しかもこの日本語がこの映画で起きる残虐な殺人事件解決の糸口にもなっています。
 ただ、その日本語はやっぱり変。日本人が日本語として聞き取れない不可解な日本語であり、劇中に日本語を翻訳するシーンがありますが、「そんなことまで絶対言っていないと思う」と断言できるテキトーな訳し方をされてしまうなど、どこか変。どこかいい加減。

 それはこの映画全体についても言えることでして、ご都合主義だなって面は多々あります。
 刑事がある施設に犯人の聞き込みに出かけると、そこで偶然犯人と居合わせたりするなど「そんな分けないじゃん」と突っ込みを入れたくなることもしばしば。終盤で語られる刑事の生い立ちについても、あそこまでやって許されるのはチャールズ・ブロンソン主演の『デス・ウィッシュ』シリーズだけでしょ。

 映画全体を通してどこか変で、どこかいい加減。何故アカデミー賞俳優のエイドリアン・ブロディはこの映画に出てしまったのかと頭を抱えたくなるほど。
 でもそんなところが良いんでしょうね。だってアルジェントの映画って「何故ここでこんな描写?」って突発的なところが面白いじゃないですか。
 個人的に大好きな『サスぺリア』にしろ、改めて観ると意味不明な描写が多い事に気付かされますし・・・そう考えるとダリオ・アルジェンと監督の原点回帰的な映画という意味では正しい映画なのかもしれません。
 ショック描写の血糊が妙に安っぽいところも好感が持てますしね。1970年代の猟奇的な殺人をモチーフにしたイタリア映画っぽい雰囲気を醸し出すことに成功しているので、看板に偽りはありません。ジャーロは誇大広告だとジャロに訴える必要はありませんね。

 ただ、本格的なミステリ映画を観たい人にとっては不満しか残らない結果となるでしょう。
 僕はそれほど退屈せずに最後まで観ることが出来ましたが、犯人の顔は最後の方まで見せないでいてほしかったことと、折角だから黒の革手袋があればって点では不満が残りました。決して嫌いな映画じゃないけど・・・。

 ★★

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