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どっぷり秋ど真ん中だと言うのに
朝何を着たらいいのかわからないくらい気温の上下に踊らされるとある日
やっと
とうとう
行ってきました「シン・ゴジラ」
7月末の公開以降ヒットを飛ばしている名作を。
映画なんてよっぽどでないと行かないけどこればかりは見ておきたくて。

話題もさもありなんだけど
やはり地元が破壊されるのは目にしておかないと。

2時間ピッタリの東宝作品。
いやはや、まずキャストの豪華さにビックリ。さすが東宝。
セリフが2、3個の通りすがりのキャラクターにも贅沢な役者さんを使っておりますね。
そしてやはり耳なじんだ街がワンサカ出てくるので引き込まれますね。
海外の知らない街に起こった物語とは訳が違います。
思った以上に大人向けなのにもビックリ。
サブストーリーが無く、人間ドラマを挟み込まないのにもビックリ。
淡々と堂々と、ゴジラと人間の対比を描いていきます。

私がもともと動物好きだからなのかと思ったけれどそうではなく
大抵の人が感じるのは
見終わった後ゴジラに感情移入してしまう事。多かれ少なかれ、ですが。
だってね、ゴジラは何も悪いことはしないんですよね、
これは多分第一作目からの多くの作品でもそういう書き方をして、人間の身勝手さを描こうとしてのでしょうけれど。

核によって生み出された命で、海を渡って上陸して移動するだけで人間にとっては迷惑・・・
しかし本当に迷惑な行いをしているのは、地球上の一体誰なんだ。ゴジラなのか?!
ということを思わされます。

前半、まだご幼少のみぎりのゴジラが移動する際に起きるパニックは津波を思い起こさせます。
そしてその後は「核」。。
なさけない閣僚達。アメリカをはじめ諸外国の顔色を見な物事を進めていく日本人気質。などなど・・・
ん~~~~~。ゴジラという存在がすごく象徴的なのだなあ。と。
ゴジラという一連の作品は「怪獣ものではない」と改めて感じました。
是非ぜひご覧いただきたい!

そして。
こういった作品を見慣れないからかもしれないですが
モトスミや小杉や多摩川での銃撃戦には息をのみましたよ。良く知っている場所ですしね。
でもタワーマンション、壊されなかったですよ。不思議です。