映画感想「キング・コング」
【評価】★★★
【映像】★★★★
【笑い】★★
【エロ】★
【冒険】★★★★
【愛?】★★★

プレミア試写会なんぞというものに行ってきました。
あまりプレミア試写会って好きじゃないんです。
だって、映画を見に行っているのであって、んな俳優やら監督やらのわけのわからんインタビューなんて聞きたくないって。
とまあ、そんな感じで行ったんですけど、警戒がやたら厳重なんです。
いきなり出入り口で金属探知機ですよ。
ピーピー反応しまくりで、アルバイトのお姉さんがすごく不審そうな目を向けていました。
確かに、キモヲタふうの怪しい雰囲気をかもしだしている格好だったので、しょうがないんですけど。
鍵なんかが反応していたようなんで、それを取り出して、再度金属探知機でチェック。それでも反応しまくりなんです。
おかしいなぁ、金属類はすべて出しているはずなのに?
で、思いついてしまったんですけど、これはきっと俺のマグナムが反応しているに違いなんですよ。
股の間についている巨大なマグナムですよ。エッチな小説なんかでは「男性自身」とか言ったりするみたいですけど、俺のはマグナムですから。
そうかぁ、あまりに巨大すぎて金属探知機に反応してしまったのかぁ。
そう思って、警備のバイトのお姉さんに、ちょっとセクハラっぽく、
「おやおや、俺のマグナムが反応しているみたいだなぁ」
なんて言ってみたんですよ。
ここでお姉さんが頬を赤らめて「イヤっ」なんて反応してくれれば、萌え、じゃないですか。
あるいは、「すごい!こんなに大きいの見たことない!」
「ふっ、今夜はこのマグナムが君を貫くぜ」
「いやっ、そんな…」
「うっ」
「アン…」
「で、出るっ」
みたいな展開も十分考えられるじゃないですか。

ですが、なんかお姉さんは事務的なの。
「はあ?それじゃあ、早く出してくださいよ」
と、何言ってんだ、金属類があるなら早く出せや、ボケ、ちゃきちゃきしろや、みたいな態度。
しょうがないので、社会の窓を大きく開いて、俺の巨大なマグナムを見せつけたろうかと思ったんですけど、
よーく考えれば、これは間違いなく猥褻物陳列罪になってしまいます。
それ以前に、ただの変質者。
さすがにマグナムは出しませんでしたよ。
というより、金属反応をしていたのはMP3プレイヤーらしく、それを出したらまったく反応しなくなりました。
勘違いしてチ○コ出さなくて良かった。
ちなみに、MP3プレイヤーは強制的に没収。
後でクロークへ受け取りに行かなければなりませんでした。
携帯電話も電源を切ったのを係員に見せ、さらにそれを袋に入れ、結束帯で封をしました。いやー、すごい厳重な警戒ですね。

プレミア試写会ですが、監督、俳優たちがいまして、さらに何をトチ狂ったか朝青龍まで来ていました。
朝青龍を生で見るのは初めてでした。
でっかいし、流暢な日本語で、びっくりしました。
良いものを見せていただきました。
なんか、監督の大ファンで、わざわざモンゴルから帰ってきたんだって。本当かよ!
さらに、お土産として、紙袋が用意されていて、中にはパンフレットとマグネット、フォルダなんかがはいっていました。
いやー、こんなもの、もらっちゃっていいの?という感じです。
プレミア試写会なんて…、と最初は批判的だったんですが、こんなに豪儀な感じを味わわせてくれるんだったら、毎回行きたいですね(当たらないけど)。



1933年、大恐慌時代のアメリカ。映画の撮影のため、「髑髏島」に向かう一行。
野心家の映画監督、カール・デナム(ジャック・ブラック)は、脚本家のジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)や女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)らとともに、髑髏島へ上陸。
すると、原住民が襲いかかってきます。
この原住民、なんかやたらと野蛮なバイオレンスな連中で、上陸したスタッフをたこ殴り。
キング・コングへの貢ぎ物として、金髪美女、アンを拉致します。
キング・コングに連れ去られるアン。
パニックになりますが、キング・コングのスキをついて、逃亡を企てようとします。
アンに恋心を抱いている、脚本家のジャックは、野心家の映画監督、カールなどとともに、アンの救出のため、キング・コングの住む森へと入ります。
ところが、その森には、なんと恐竜たちが生息していたのです!!
太古の生物たちが住む島だったのです!!
一行は、巨大なネッシーやらゴジラ(松井ではない)やらと楽しい追い駆けっこを繰り広げます。
一行は、ネッシーやらゴジラやらとの追い駆けっこで、多数の人間が死亡。
さらに、キング・コングのもとから逃げようとするアンでしたが、これも恐竜に追いかけられて、たのしい追い駆けっこを展開。
ゴジラに食われようとする、というところに、キング・コングが登場。
ゴジラ数匹とキング・コングがガチンコの喧嘩を展開。
キング・コングは、ゴジラに噛みつかれながらも、アンを必死に守ります。
ゴジラにマウントポジションから遠慮容赦のない攻撃をくりだし、殺します。
「何もそこまで…」という感じで、さすが野生のエテ公、キング・コングです。
自分を必死に守ってくれたキング・コングに親近感を抱くアン。
そんななか、アンを救い出すため、ジャックは一人でキング・コングのもとへ向かいます。
キング・コングが熟睡している時に、うまくアンを救い出したジャック。
二人で逃げ出しますが、キング・コングはストーカー・コングと化して追いかけてきます。
一方、カールたちは、キング・コングを捕らえようと、待ち受けていました。
数名の犠牲者を出しながらも、なんとかキング・コングを捕らえます。

その捕らえられたキング・コングは、ニューヨークで見せ物となります。
一躍、カールは英雄となります。
アンは、キング・コングへの親近感を抱いたまま、ニューヨークの場末で踊り子をやっていました。
見せ物となったキング・コングは、いきなり劇場で発情。
大暴れをし、脱出し、アンを求めてニューヨークを徘徊します。
ニューヨークは大混乱に。
そんな中、アンがキング・コングの前に姿を現します。
キング・コングはご機嫌になり、アンと楽しく遊びます。
ところが、アメリカ軍がキング・コングを攻撃。
アンとともにエンパイア・ステート・ビルへ昇り、「ゴホゴホゴホ」と胸を叩きます。
ここいらへんはお約束でしょうね。
で、アメリカ空軍に攻撃され…。


とりあえず3時間という大作でした。
特に映像が良かったですね。
恐竜との追い駆けっこなんかは、なかなか興奮しましたよ。
ネッシーが玉突き衝突をして、肉団子のようになって迫ってくるところなんて、迫力がありました。
さらに、恐竜だけではなく、太古の昆虫がグロかった。
これらの昆虫が、人間に襲いかかったりするんですけど、なんというか、やたらとリアルなんですよね。
CGを駆使したと思うんですけど、ここまでリアルだとキモイです。
こういう昆虫が、現代に生きてなくてよかったです。
また、ゴジラとキング・コングのガチンコのバトルは迫力がありましたよ。
それにしても、ゴジラに噛みつかれたキング・コングなんですけど、傷口とか化膿しないんでしょうかね?
なんか全然ダメージを受けてないように見えたんですけど、あんな生き物に噛みつかれたら、変な菌に感染しそうです。
野生のエテ公ですから、舐めとけば治るんでしょうか?
ニューヨークを逃げ回るキング・コングもすごく迫力のある映像でした。
ビルとビルをぴょんぴょん跳び回って逃げるのですが、姉歯のビルだったら簡単に倒壊していたよな、と思わせてくれます。
それにしても、アメリカ軍がキング・コングを攻撃するんですが、弾が外れてビルを破壊していたところが笑えましたね。
こういう場合、アメリカ軍はきちんと保障してくれるんでしょうかね?
あと、気になったんですけど、アンがキング・コングに掴まれてブンブン振り回されるじゃないですか。
かなり高低差があって、さらにスピードがあります。
ですから、かなり酔うと思うんですよ。
乗り物酔いの比ではないくらいに、三半規管が完全にマヒすると思うんですけど、アンはそういう様子をみせません。
この女の人、乗り物酔いに強いんでしょうかね?
あと、この女の人、やたら薄い服なんです。胸の谷間は見えたのですが、生乳は見えません。
すげえ残念でした。
こんなスケスケの薄い服を着ているのですから、サービスショットとして生乳くらいは見せてくれても良かったでしょう。
「あれっ?見えるかな?あれっ?あれっ?」って、全く別の意味で手に汗握ってしまいました。

そもそも、このアンという女性と、キング・コングの間に芽生えた感情って、愛なんでしょうかね?
でも、アンは、キング・コングが死んだ次の瞬間には、ジャックと抱き合ってますからね。
キング・コングへ向ける感情が、いまいちよく理解できませんでしたよ。
一応、貰ったパンフには、ピーター・ジャクソン監督が「これは愛についての物語なんだ。敢えてラブ・ストーリーとは言わないけれどね」なんて言ってます。
うーむ。愛なんですかね?それじゃあ、キング・コングが死んだ次の瞬間にジャックと抱き合うということは、このアンは生まれたときから娼婦、というか、メスブタ志願的な、そういう多情な女なんでしょうかね?
でも、このアンはストリップではたらくことを拒んでいるしなぁ。
「愛」ってことは、そこにはおセクスがからむと思うんですが、あれですか?キング・コングの巨大な30センチ砲がアンを貫くんでしょうか?
アンは獣姦フェチとか、そっち系の路線が好きな女なんでしょうかね?
それにしても、きっとキング・コングのナニは、30センチ砲よりでかいでしょうね。
俺のマグナムなんか比較になりませんよ。
どうでもいいですけど、こういう映画って、性器が出てくることはないですね。
キング・コングも、オスなのかメスなのかよく考えてみると不明ですからね。
胸がふくらんでないからオスなんでしょうけど、性器があまり強調されていませんよね。
あ、でも、キング・コングは、あの島に一匹しか生息していないみたいでした。
他のキング・コングが出てくることはありませんでした。
ということは、このキング・コングって、一匹だけで、こいつが死ぬとこの動物は絶滅することになっていたわけです。
もしオスだと仮定したら、オス一匹でメスがいないという状態ですね。
そりゃ、溜まりますね。
おセクスしてー、となりますよ。
キング・コングのように精力ありあまってたら、オナニーだけで満足できないでしょう。
どんな女でも良い、女ならばどんなのでも良い、デビ夫人みたいなのでも勃つ、みたいな話になります。
そこにアンなんていう、金髪美女登場ですわ。
そりゃ、ゴジラに噛まれようが、アンを守りますわな。
キング・コングにとっては、アンを守り、アンとおセクス(できるかどうかは不明)をし、自分の種族を残すことが至上命題であって、あそこまで執拗にアンにストーカー行為をするのは、そういう事情があったからなのかもしれません。
いや、まあ、どうでも良いくだらないことですけどね。(苦笑)


個人的に印象が残ったのが、野心家の映画監督、カール・デナム役のジャック・ブラックでした。
なんか、目とか完全にイッてる感じで、自分の夢を追い求めるためには手段を選ばない、というエゴ丸出しの役でした。
「自分の夢」なんて言うと綺麗事ですけど、そんなのは結局はエゴでしかないわけで、それをゴリゴリと押し進めるという狂気を、この役者さんは見事に演じていると思いました。
なんというか、変にアブラギッシュで、努力が変な方向に向いている、みたいな感じです。
こういう人って、自分のペースに他の人を巻きこむし、存在自体がウザイという厄介な人で、絶対に人生に一度はこういう奴と出会ってしまうもんです。
そこいらへんの胡散臭さというか、そういうのが良く出ていましたよ。


まあ、三時間でしたけど、それをさほど長くは感じさせない映画でした。
エンターテイメントとしては一級の映画です。