読書感想「城塞(上)」
城塞 (上巻)
【評価】★★★

城塞 (上巻)【評価】★★★
司馬遼太郎先生の作品でございます。
主に大坂夏の陣・冬の陣の前後が舞台ですね。
題名の「城塞」は、大坂城を指しているのだと思います。
上巻では、大坂方へ家康が様々な無理難題をふっかけ、間にはさまれた片桐且元が、大坂方から離脱するまでが描かれております。
基本ラインとしては、徳川家康が、大坂方にネチっこく嫌がらせをしかけ、戦争する口実をつくろう、とする話でしたね。
家康としては、自分の政権を確立するために、豊臣氏をぶっつぶしておきたいわけです。
家康だけではなく、家康の知恵袋の本多正信が、これまたネチっこい嫌がらせを考える天才で、
さらに、それだけでなく、金地院崇伝やら林羅山やら、さらには天海までも動員し、言いがかりとしか言いようがない鐘銘事件なんかをでっちあげるんですねー。
徳川家康、本多正信、金地院崇伝、林羅山、天海なんて、みんな濃いキャラばかりで、こいつらが悪智恵を出し合って、大坂方を追い落とそうとするのですから、ひとたまりもないわけです。
それにしても、このメンバーで振り込め詐偽とかやったら、間違いなく成功しそうですね。
一応は、こういう濃いキャラの隠微な工作が書かれているのですが、
この小説では、それに小幡勘兵衛というキャラの視点からも物語は語られています。
この小幡勘兵衛という人物は、もとは徳川家の家臣だったのですが、スパイとして大坂方の味方をするように本多正純に依頼されているのです。
勘兵衛は、ひょんなことからお夏という女性と肉体関係を持つようになります。
このお夏は、淀殿に近侍する女性で、このルートからさまざまな情報をゲットする勘兵衛。
とはいっても、小幡勘兵衛、最初はスパイだったものの、大坂方に味方をするようになり、内情を知るにつれて、徐々に大坂方への同情が強まっていきます。
この小説は、家康側や秀頼・淀殿側からも物語は語られるのですが、同時に小幡勘兵衛という人物からも語られているのです。
いやー、とにかく、司馬さんとしては、家康に何か恨みでもあんの?ってくらい、家康の悪謀ぶりが語られています。
確かに、えげつないですねー。悪質すぎなんですよ。
落日の豊臣方を、ひたすらいびり殺すような感じですからね。
とはいえ、大坂方も、戦争は避けられない、ということで、総大将として信長の縁者である織田常真を選ぶんですが、この織田常真、なんと総大将を引き受けながら、怖くなったらしく、いきなり逐電ですよ。
どんだけヘタレなんや、という話です。(笑)
こいつら、ネタでやっているんじゃねえの?と思えるくらいの、大坂方のコントチックなところが笑えましたね。(苦笑)
そりゃ、負けるわ。
ただ、豊臣秀頼という人物については、かなり好意的に司馬さんは感じているようです。
関係ないですが、秀頼の童貞喪失の話が印象的でした。
というより、この小説は、千姫が秀頼のもとへ行くところからはじまっているのですが、千姫で秀頼が童貞喪失したわけではないんですよ。
なんと、十四歳になったとき、淀殿が「そろそろいいんじゃないの?」ということで、側に仕えていたお由志という侍女とおセクスさせるんですね。
いやー、なんというか、この時代のお殿様のおセクス事情って、よくわかんないんですけど、こんな感じだったんでしょうかね?

主に大坂夏の陣・冬の陣の前後が舞台ですね。
題名の「城塞」は、大坂城を指しているのだと思います。
上巻では、大坂方へ家康が様々な無理難題をふっかけ、間にはさまれた片桐且元が、大坂方から離脱するまでが描かれております。
基本ラインとしては、徳川家康が、大坂方にネチっこく嫌がらせをしかけ、戦争する口実をつくろう、とする話でしたね。
家康としては、自分の政権を確立するために、豊臣氏をぶっつぶしておきたいわけです。
家康だけではなく、家康の知恵袋の本多正信が、これまたネチっこい嫌がらせを考える天才で、
さらに、それだけでなく、金地院崇伝やら林羅山やら、さらには天海までも動員し、言いがかりとしか言いようがない鐘銘事件なんかをでっちあげるんですねー。
徳川家康、本多正信、金地院崇伝、林羅山、天海なんて、みんな濃いキャラばかりで、こいつらが悪智恵を出し合って、大坂方を追い落とそうとするのですから、ひとたまりもないわけです。
それにしても、このメンバーで振り込め詐偽とかやったら、間違いなく成功しそうですね。
一応は、こういう濃いキャラの隠微な工作が書かれているのですが、
この小説では、それに小幡勘兵衛というキャラの視点からも物語は語られています。
この小幡勘兵衛という人物は、もとは徳川家の家臣だったのですが、スパイとして大坂方の味方をするように本多正純に依頼されているのです。
勘兵衛は、ひょんなことからお夏という女性と肉体関係を持つようになります。
このお夏は、淀殿に近侍する女性で、このルートからさまざまな情報をゲットする勘兵衛。
とはいっても、小幡勘兵衛、最初はスパイだったものの、大坂方に味方をするようになり、内情を知るにつれて、徐々に大坂方への同情が強まっていきます。
この小説は、家康側や秀頼・淀殿側からも物語は語られるのですが、同時に小幡勘兵衛という人物からも語られているのです。
いやー、とにかく、司馬さんとしては、家康に何か恨みでもあんの?ってくらい、家康の悪謀ぶりが語られています。
確かに、えげつないですねー。悪質すぎなんですよ。
落日の豊臣方を、ひたすらいびり殺すような感じですからね。
とはいえ、大坂方も、戦争は避けられない、ということで、総大将として信長の縁者である織田常真を選ぶんですが、この織田常真、なんと総大将を引き受けながら、怖くなったらしく、いきなり逐電ですよ。
どんだけヘタレなんや、という話です。(笑)
こいつら、ネタでやっているんじゃねえの?と思えるくらいの、大坂方のコントチックなところが笑えましたね。(苦笑)
そりゃ、負けるわ。
ただ、豊臣秀頼という人物については、かなり好意的に司馬さんは感じているようです。
関係ないですが、秀頼の童貞喪失の話が印象的でした。
というより、この小説は、千姫が秀頼のもとへ行くところからはじまっているのですが、千姫で秀頼が童貞喪失したわけではないんですよ。
なんと、十四歳になったとき、淀殿が「そろそろいいんじゃないの?」ということで、側に仕えていたお由志という侍女とおセクスさせるんですね。
いやー、なんというか、この時代のお殿様のおセクス事情って、よくわかんないんですけど、こんな感じだったんでしょうかね?


