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映画感想「引き出しの中のラブレター」

【評価】★
【感動】★★
【役者】★★
【エロ】
【暴力】

ぬるま湯映画っすねー。
オメーら、人と人とのフレアイで感動だべ?という感じの、
感動押し付け映画ですよ。
しかも原作が新堂冬樹っすからねー。
原作は読んだことないけど、新堂冬樹ってもっとブラックなイメージがあるんだけどなぁ…。
どーしてこういうゆるーい感動作の原作なんかやってんだろうかね。

良い話ではあるんですが、
私のような天下御免の拗ね者にとしては「ケッ」ですわ。
「ざけんな!」と。
心の奥にしまった「想い」を伝えたい…とか、
バカかバカか?
よしんば俺が伝えたかて「キモイ」の三文字で撃沈ですよ。
轟沈ですよ。秒殺ですよ。
あのな、「心の奥にしまった「想い」を伝えたい…ただしイケメンに限る」が現実じゃないですか。
あいかわらずのイケメン優位の日本の現状は、
たとえ民主党政権になったとしてもかわらんわけでね。
政権交代しても、キモメン差別はなくならない。
そこいらへんをきちんと描かなきゃいけないんじゃないかねぇ。
主人公の常盤貴子やら本上まなみやら、どーせイケメン&金持ちじゃねーと人間じゃねえとか考えてんだろ?
最後に常盤貴子のラジオ聞いたヤツらが全員ジェイソンに殺されるとか、
そういうオチだったら笑えたんだけどなぁ。
みんなみんなシアワセになりましたぁって、
不幸せのカタマリの俺としたら、「テメーら全員皆殺しだ!」と怒髪天を衝きますわ。
壊れかけのレディオのパーソナリティ久保田真生(常盤貴子)は、頑固な父親(六平直政)と絶縁状態。
しかし、絶縁状態のまま、父親は他界してしまう。
生前に父親が自分にあてた手紙を、常盤貴子は開けることができないまま、引き出しにしまってしまう。
そんな中、クソつまんねー常盤貴子のレディオ番組に、北海道の童貞高校生速見直樹(林遣都)から、
「笑わないクソジジイ(仲代達矢)を笑わせたい」
という要請が届く。
番組の企画として、「クソジジイを笑かせたろう」というものをたてながら、
常盤貴子は他界した父と自分の関係に思いを馳せている…。
常盤貴子のレディオを聞いているリスナーのタクシーの運ちゃん稲村太郎(岩尾望)や、
イケメンエリート医師の中倉晃平(竹財輝之助)ら。
それぞれ悩みを抱えていたりします。
そんな中、常盤貴子は「引き出しの中のラブレター」という企画を立てる。
そこで、それぞれのリスナーの悩みや想いを、レディオを通じて届けたい…。
常盤貴子のそんなオナヌー企画は、社長(伊東四朗)の目にとまり、現実のものとなっていく。
笑わないクソジジイ仲代達矢ははたして笑ってくれるのか?
レディオから、登場人物たちの「想い」が吐露されていく…。

今日日、レディオはねーだろと思うんだけどなぁ。
しかもなぜかJ−WAVEが舞台なんだけど、
こういうナウいFM放送局が、
こんなオナヌーみたいな企画をやるのかどーか、いまいち現実味がないですよね。
どーせならTBSレディオの大沢悠里か安住紳一郎にパーソナリティをつとめてほしい。
常盤貴子じゃなぁ…色気がないんだよなぁ、声に。
まあ、人を泣かせるパーソナリティといえば、NHK「にっぽんのメロディー」の故・中西龍ですよねぇ。
中西龍が主演なら、この映画は成功でしょうけど、
常盤貴子じゃ力不足だろ。
こいつは乳でもだしとればええんじゃい。

基本ラインは、北海道のクソジジイ仲代達矢とその息子豊原功補と孫の林遣都の家族の揉め事に、常盤貴子が首を突っ込むところにあります。
それに付随するように、単身赴任で苦しみながらタクシーの運ちゃんをやる岩尾望、
さらにシングルマザーとなることを決意した中島知子と、
結婚を反対されたお坊ちゃまイケメンエリート医師の竹財輝之助の話などがからんできます。
最後には、それらがすべて「引き出しの中のラブレター」という番組に収斂していく、というような感じの話ですね。
ネタバレなんですが、中島知子の母の八千草薫が、
実は笑わないクソジジイの仲代達矢の逃げた妻で、
「引き出しの中のラブレター」の中の話から、仲代達矢のことを知る、というような展開になっていきます。
うーん、でもさ、こんなレディオを真剣に聴くのかぁ?と疑問に思わんでもないんですよね。
病室って静粛にせなあかんから、レディオなんて常備してねーだろって。

そもそも、「引き出しの中のラブレター」のリスナーからの手紙ってのが、
「本当は、あの時、ああしたかった…」
というパターンの話ばかりなんですよねぇ。
あのね、覆水盆に返らずってことわざがあるけど、
そんなんいまさら、「あの時、実は…」と言われても困っちゃいますよ。現場で言えよ。
相手かて都合良く聴いてるわけないわけで、パーソナリティ&リスナーのオナニー大会にしかすぎないんですよ。
どーせなら「引き出しの中でオナニー」という番組名で、常盤貴子&本上まなみがリスナーとテレフォンセックスするっていう企画にすりゃええやん?

だいたい、仲代達矢を笑わせるとかって、んなのデリヘルでとびきり美人でも呼んだったらええんですよ。
もう女体盛で接待でもしたったら、「ゲヘヘヘ」とか大笑いでんがな。
こんなのいちいちレディオにリクエストすんなやって簡単すぎる問題でね。
俺のブログに相談してくれりゃあ、すぐさま解決ですよ。レディオなんかに相談するまでもない。

気になったのが、童貞の林遣都ですかねぇ。
というのも、コイツ、たしか「DIVE!!」という映画に出ていましたよね。
この童貞君がですね、同級生の水沢奈子(黒沢留美)という萌え萌えの女の子といい感じになっているわけですよ。
最後には、黒沢留美からラブレタア貰ってましたね。
ゆ…許せん!!
もうね、北海道の海に「DIVE!!」しちまえよ!
ふざけんなよ!!
テメーは中島知子のバター犬でもやってろ!!
死ね、七回死ね!と心の中で呪詛を送ってしまいました。
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このDIVE!!野郎のお相手の黒沢留美タソがねぇ、とてもカワイイですねぇ。
萌えますねえ、萌えますねぇ。
しかも制服姿ですからねぇ。純粋そうですねぇ。
すんごい恥ずかしいことをさせてみたいですのぉ。
倒錯したおセクスとかかましたいですね。
泣き叫びながら「もっと…もっと突いて!グチャグチャにしてっ!」的な。
もうね、制服姿のまま×××で×××××に…(以下、自主規制)
もう俺様の正妻候補にランクイン間違いなし!
嫁さんにしてあげてもいいですよ。カワイイ!!
婚姻届とか送りつけてきませんかねぇ。
すぐさま捺印して役所に届けるんだけど。
その相手が林遣都って…。
あのね、ずっと気になってたんだけど、「遣都」って、「ヤリト」じゃないですか!!
危険ですよ!!「ヤリト」はデンジャラスな名前ですよ。
純粋な童貞っぽい顔しているけど、「ヤリト」かよ。
俺の嫁さん候補の黒沢留美に「ヤリト」は近づけてはいけませんよ。
何か間違いがあったら大変じゃないですか!
何考えているんですか、この監督は!
もう黒沢留美タソは、誰もが近づけない無菌室で、俺以外を近づけたらいけませんよ!
それこそ引き出しの中にでも入れておいて欲しい!
それで、俺にラブレタアを書くわけですよ。
だから、「引き出しの中のラブレター」ってね。


とりあえず、すべてが予定調和で連鎖していき、感動せいやテメーら、という映画なんですけど、
なんか登場人物たちの悩みがすべて薄っぺらなんですよね。
いちいちレディオに投書して醜態をさらさんでも、当人同士でちゃんと話し合えば解決するやん、というレベルでしかない。
そんな緩い悩みじゃあ、子供電話相談室でも受け付けねーよ。

どーせなら、黒沢留美タソを中心に、生乳出しまくる常盤貴子&本上まなみという、
DVD化されたら、世の中のおとーさんたちが引き出しの中に隠さないといけないような映画にして欲しかったです。