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読書感想「こんな私が大嫌い!」
こんな私が大嫌い! (よりみちパン!セ)
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【評価】★★★
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中村うさぎさんによる、中学生あたりを対象にした、「生き方」の本だと思います。
正直、中村うさぎさん、という人物を全く知らないので、読んでみた当初はずいぶんと戸惑いました。
というのも、中村うさぎさんは、読者が中村さんを既知のものととらえているような節がありまして、
「私もブスだから云々」なんて書かれているんですけど、そんなん知らんがな、と思わないでもなかったんですよね。

まあ、あとで調べたら、それなりに有名な人みたいなんで、
今どきの中学生は、中村うさぎさん目当てでこの本を手に取るかもしれませんね。

まあ、思春期は人格形成期でもあるわけで、「自分」ということに悩むもんなんですが、
この本では、自分が嫌い、という人向けの本ですね。
中学生あたりなら、勉強になる本なんでしょうが、
中村さんがおっしゃっていることは、正直、もう僕なんかはくぐり抜けてきているわけでして、
さほど勉強になったとは思いませんでした。

ただ、最近の若い人って、見ているとむしろ「こんな私が大好き!」という、
自分が大好きでしょうがないタイプ、いわゆる自己肯定感が強い人が多いように思うんだけど。
おそらく、文科省の教育方針が変わっているせいなんでしょうけど、
僕らの世代(団塊ジュニア)あたりだと、子供はたくさんおるし、別に僕がいなくても、いくらでも「替え」がいるんだよ、
というような感じで、容赦ない競争&足の引っ張り合い、というようなことがあったわけで、
そこではやはり「なんで俺ってダメなんだ」「俺は俺が大嫌いだ!」という悩みを抱えるケースが多いような気がするんですよ。
先生らも容赦なく体罰してましたし、生徒の面前で、その生徒の人格を全否定しますし。
否定することが、すなわち凄いこと、というような時代の価値観があったわけで、
そういう場合は、「こんな私が大嫌い」という人が多くなるわけで、そうするとこういう本が役に立つのかもしれません。

そういう意味では、ちょっと現代の子供たちには合わない本かもしれないな、と思いました。
ただ、「人生とは…」的な言い方、いわゆる人生の先輩面が少し鼻についたんですよね。
オマエ、そんなに偉いんか、という。
そもそも、中村うさぎって人自体が、僕にとってはまったく未知の人でして、「誰だよ」と思っちゃうんだよね。
もうすこし、有名な人(松下幸之助とか)に書いてもらった方が良いと思いました。



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